GOMISTATION

If you make a mistake, get all tangled up, just tango on.

■説明過多アニメ、映像

以前のエントリは、まあ正直に言えば、「アイマス」を見ながら思ったことで、クソみたいに丁寧な場面説明とか伏線立てのせいで視聴を続ける意欲が起きないので、説明が多いとクソではないかと思った次第で出したエントリだった。すなわち、「説明過多な映像」に対し僕は食傷気味であったし、他の人もこういった悩みを抱えているのではないかと思うようになっていた(そうでなければ、なぜアニメに対し視聴意欲が湧いているのかが理解できない。惰性で見ているのか)。

そんな何とも言えない、もやもやした感情が出たのが先日のエントリだ。言い訳させてもらえれば、アイマス記事を出すつもりだから、あまりネタばらししたくなかったというのもあるし、アイマスだけを見て、「昨今は説明過多アニメが多い」と十把一絡げにまとめるのは流石に根拠不足が甚だしいと思ったのもあり、ああいう感じになってしまった。

シンゴジラの大ヒットを見るに、やはり感性は信ずるべきであると分かった。多くの人は、説明が多かったり、丁寧すぎる場面作りに食傷していたはずだ。そうでなくては、あそこまで受けまい。一方でさまざまなシンゴジラ評を見ていくと、「ここが不完全だ(ヤシオリ作戦はご都合主義っぽい)」「ここに整合性がない(なぜゴジラは東京を目指したか)」とか、そういった不満がある人もいた。それらの割合は僕には分からないところだが、とにもかくにも、この両端を満足させることは不可能である。

だからこそ、昨今の映像では説明が多くなってしまいがちではないのだろうか。いわば、「安牌」である。相手の手が読めない、ならば現物を切っておけというものだろう。必要とする人がいるならば、それを基準に作ればいいのである。「大は小を兼ねる」のだ。それは説明過多な映像に限ったことではなく、総作監制度を用いて、作監を10人近く立てているアニメの現場も同じである。「美麗な絵」「崩れていない絵」を求める人がいるならば、それに基準をあわせて作るという志向なのだ。それが、総作監制度につながっているし、異常なクオリティを保たざるを得ない一因である。


話が脱線した。なぜ多くの人は、説明過多な映像を好まないか。そういったことがメインの問題である。これは知性がどうこうの話ではなく、日常に溢れている言葉が胡散臭いということが原因として考えられる。政治家のすかした答弁、コメンテーターの理想論、愛は地球を救うと言いつつ障害ポルノで視聴率を稼ぐテレビ。鳥越氏が「ペンに力はない」と発言して大いに叩かれていたが、僕は一理あると思った。要するに、自分たちの周りにある言葉に説得力がないのだ。

家電量販店を訪ねると、都合のいいセールストークが語りかけ、錯誤すれすれの明るいPOPが並ぶ。「頑張ろう日本」と言いつつも、福島の現状には触れることなく、良いトコロだけを取り扱う。ネットを彷徨えば、デブリのようにデマ情報がまとめサイトで毎日飛び交っている。悪いところは見たくないし、目を背けていたいのだ。


どこの言葉を信用すればいいのか、もう僕ら、少なくとも僕には分からない。懐疑的にならざるを得ず、疲弊してしまう。その結果、言葉というものに対しての信頼がなくなってしまった。だから、表層的なセリフでいくら丁寧に説得されようとも、心は動かず、感情移入ができなくなったのではないかと思うのだ。シンゴジラが受けたのは、確実に大事な場面において、セリフで説明をせずに、画面で表現したいことを訴求したからではないかと思う。

しかし、少し疑問も残る。これらの胡散臭い日常の言葉は、以前から存在しており、最近になって増えたわけではない。ミヤネや恵だって、形を変えただけで昔からいるじゃないか。胡散臭いショッピングテレビだって、それらが肯定的か否定的かの差はあれど、昔から存在している。僕の精神や思考が原因なのかもしれない。


僕の好きな作品から考えよう。「ガルパン劇場版」「セント・オブ・ウーマン」「ロボコップ」、これらは好きな理由がはっきりしている。ガルパンのミホとアリスがお互いに喋ることはほとんどないし、どちらの戦況が有利か、なんてことをクドクドと説明はしない。スレード中佐の心情はほとんど表現されず、チャーリーもそれについて言及したりしない。ロボコップにされた後のマーフィーの悲劇は、彼の記憶を辿るように映し出し怒りへとつなげる。決して、安易にセリフで説明をしたりはしない。

こう考えてみると、受け手側に「考える余地」や「自由」がある作品が好きなのではないかと思う。自分の感覚としては、「漫画的」と言いたい。読むスピードも、どこで笑うかも、ほとんど自由である。一方、アニメは演出家がコントロールするので、あまり自由はない。自由の欠如が悪いというつもりはいっさいない。例えば、「コードギアス」は考えるほど受け手側に余地や自由はあまりないが、大変に面白く見ることができる。

「考える余地」がなければ、全てコントロールして引っ張っていってもらいたい、と贅沢ながら思っているのだろう。「アイマス」で言えば、雪歩が男性や未知のものを克服するというテーマを1話で描くのが何となく受け入れられない。その解決方法は乱暴である上、説得力がないセリフで簡単に終わってしまう。描写や伏線、説明は丁寧だけども、セリフに説得力がないから画面にもない。 

そもそも何かを克服するというテーマは、シリーズ全体で行われるのが妥当だと思う。彼女にとっては、それがとても大きな障害であり、物語においては戦う敵である。1話で完結していたら、話にならない。そういった意味では、千早の問題が1話で終わることなく続いたのは良かった。 

「カレカノ」は大変にモノローグ(独白)もセリフも多いアニメだ。少女漫画は嫌いではないので、セリフが多いことが問題ではおそらくないだろう。決め台詞とはちょっと違うが、心に沁みるセリフ、そういったものがないのではないか。少女漫画は基本的に三歩進んで二歩下がって進行していく。主人公は何度も葛藤するのが自然だろうし、それが現実味あるキャラクターというものだ。

ここで少し思ったが、キャラクターがリアルではないから、映像を見なくなってしまったのではないか。そう感じる。しかし、「IS」や「ゼロ魔」のキャラクターがリアルじゃないかといったら微妙なラインである。よく分からないな。また今度考えることにしよう。


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■こうしんよてい

8月終わりに大きな記事出して、それで殆ど今年は終わり。あとは多忙なので、配信も少なくなるとおもう。まあそういうことでどうかひとつよろしく。


■シンゴジラ批評界隈

批判も賞賛も極端。炎上商法が多すぎる。そうじゃない人は、なるべく言葉遣いに気をつけなされ。箇条書きしておくからメモっとくように。


・攻撃的な口調/言葉遣いは、相手より優位に立とう・優越を抱こうとする心の現れ
・人格否定をしたいと思ったら、「なんでこいつにキレてるんだろう」と冷静になる
>(それでも無理なら)2chにGO!
(※最近は2chの方がまともに感じる。なんてことだ)
・間違っていると思う意見に対しては、ボヤかさずにちゃんとそう言う
・回りくどい言い方をしない(単純にメンドイ)
・抽象的に書かずに、具体的に書く
・なるべく自分の言葉で根拠を入れて書く
・楽しんだ人/面白くなかった人両方に気をつけて文章を書く
・文章表現に意図的な棘がないようにする(いつの日かの自戒)
・偉そうに書かない、普通の目線で書く
・「俺はこれがおかしいと思うねんけど」→「これってこういうことじゃね?」の精神
・投稿する前に、独りよがりな表現はないか探す
・そもそもレスバトルしてる場合か

これらを全部守ると病みそう。てか、これってシンゴジラに限った話かな。違うよね。


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たまにはな。新しい感じのも取り上げていかないとな。


ビームからの着弾
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マップ爆発が均一に広がってるんで、Flashによる作画かな。多分、CGではないとおもう。ビームはサーカスな感じで、流れと左右に分かれる電撃のタイミングがカッコイイ。ビームはこれなんで途中で途切れてんだろう、着弾地点が思ったより近いのかも。後はできることなら、突き破った後のダブラシの風は動かしたかったんじゃないのかなー



斬撃1
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3つほど電撃フォルムが入ってますね(一つは斬撃の軌跡かな)。十字クロス光がいい味出していて面白い。電撃・衝撃のフォルムというと鋭角的なものを思い浮かべるので、丸っぽいフォルムは意外な印象を受ける。やり過ぎ感はあるけど、これはこれで。爆煙は内部に巻き込んでいく感じで上手い。



斬撃2
20160816040805

お見事。十字クロス+ショック→爆発。最初の方は素早く冷めていくんだけど、後半はじっくりと変わっていくので、温度表現に緩急がついてて良い。あと、爆発の黄色部分はぐるっと回転させてるかな、細かいですね。爆発を見るという点では、非常に女の子が邪魔w

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あと、ここの輪っか(ベイパーコーンかな)はめっさ上手いですね。輪っかが現れて消えてのタイミングと、レイアウトがいいです。



キックでどかーん
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奥でいったん爆発させて、次に手前の方で爆発させるので画面に奥行きや臨場感が出る。爆発のタイミングもいいですね。

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1カット目は親しみ深い、鋭角的な電撃フォルムですね。2カット目の、電撃・衝撃ディテールは「斬撃1」と同じく、斬新なフォルム。この辺は理屈抜きでかっこよけりゃ良し!みたいな。田中宏紀のクロス光と同じかな。「ナデシコ」のカットインとかそういう美学を感じる。


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