GOMISTATION

足が絡まっても、踊り続けて

春アニメのグランクレスト戦記のエフェクトについて少し。

というか、これgif作ってから半年ほど放置していました。自分でもなんでここまで記事にしなかったのかよくわかりません。完全なる二度手間。完全なる疲労困憊。完全なる自堕落。原画クレジットはこんな感じ。

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野中/徳丸/三木/中澤

エフェクトメーターな印象は、徳丸、三木さんあたり。野中さんも書くけれど、まあそれはアクションカットに含まれて、みたいなついでのカットが多い。エフェクトオンリーは書かないイメージ。中澤さんはわかんない。どうなんだ、教えてクレメンス。


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わりとCGの炎のゆらめきがいいなって話を半年前にしようと思ってました。イゼッタといい、さいきんはそこまでセルルックじゃないので、たぶん方針転換してるんかもしれん。半年前のアニメだけど。



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魔法でドラゴンに対抗するところですね。ダブラシ水蒸気が地味ウマで、画面に湿度が出ている。地面に落ちる水も書いてますね、水魔法の勢いが強いのがわかる。徳丸さんかなあ。


そういえば、水をぐるぐる井戸から巻き上げるところも上手い。
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ここタイミングは体感、三木さんっぽいです。
ぎゅーっときて、バンって感じなんで。



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お水ぶくぶく。なんかすげえ勘違いしてて、これ小澤さんやな~と思っていたら、クレジットにまったくいなかった。最初見たときはクレジットにいた気がして、ああ納得~とか一人で頷いてました。だれぞこれ。



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ドラゴン自爆シーン。1カット目は、はじけ飛ぶ感じを表している、のかな。けっこうタイミング早め。爆発前後にキャラのカットが入るので、ちょっとわかりにくい。こういうカットがちょい前にある。

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素直につなげた方がいいと思うけど、まあいろいろあるんでしょう。



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金田系っぽい爆発メタモル。ここまで直線が多いのは珍しいなあ。

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でもキレイなエフェクトとしてまとまってますよね。よくできている。
当時触れようと思っていたのですが、たしか2話にもこんな感じな作画あったんですよね。



11話の田中作画はまた次の機会にでも

今回は、鈴木典光(すずきのりみつ)さんのエフェクト作画について。テンコーという愛称で、ライトなアニメユーザーにもファンが多い印象。まずは「僕のヒーローアカデミア」23話から見ていこう。

 
■僕のヒーローアカデミア(2018/TV):NC

ドカドカ爆発ガラスバリン
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建物の密集地帯で起きる連続爆発

温度変化は内側から湧き出るように、3段階くらいで色が変わっていく。ぜんぶで4色くらい(灰色、オレンジ、暗めの黄色、明るい黄色)ですかね。この爆発・爆煙は、まだまだアッチッチ~という感じなんだろうな。けっこう明るい色が最後まで残ってますので。

手前の建物のガラスが、爆風によって割れてますね。ガラスが割れる直前に、2コマほど入るハイライトが予兆となっていてセクシー。破片の落下も丁寧ですね。そのままの姿勢で落ちていく破片はなく、それぞれ葉っぱのようにユラユラとポーズを変えながら落ちていく。



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ここで面白いのは、透過光の変化です。爆発表面の温度変化を表すだけでなく、花火のように散って残る。爆発がすでに黒煙になってしまっているのに、最初に発生した閃光がパラパラとでも残っているのは珍しいような気がします。いちばん最初の熱が残っているイメージなんだろうか。



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[キャプテン・アース(2014/TV)24話]

いちど大きな爆発が起こった後に、立て続けに爆発群が迫りくる。ヒロアカで少し触れましたが、内側から塗り替えられるように、色が変化していく。つるっとゆで卵がむかれる、みたいな感じがテンコー爆発とぼくは思うよ。特徴的なのは、球面・球体を意識した、色の移り変わりですね。


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こういう感じ!



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[un-go(2012/TV)03話]

ディテールはあれですねえ、爆発のときは「桜」の花びらのように区切られたりもする。球形ディテールを使うときとの違いは、より立体感が欲しいときでしょうかね。


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こういう感じ!(2度目)




吹き戻しの煙 ☆☆☆
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[ヒロアカ同話数/Bパート]

これヤバイなあ。発想もすごいけど、実現できるのがさらにすごい。

いったん発生した煙が吹き戻しによって、奥へと戻っていく。文字にすると簡単に映りますが、煙の形を変えながら、煙じたいも手前・奥に動かす。すなわち、煙の「形と位置の両方」を作画しているのが凄まじい。ただでさえ立体的なエフェクトに、奥行きの移動まで付け加えてるわけですから。

ディテールはほとんどないですね。カゲ1色。大きなカゲ(内側の表面)の部分は、サーフィンの波みたいに覆ったりもしてる。よくこれだけ立体感が出せるなあ。この立体感はどこから出ているんだろう。


んで、これよく見ると、「煙の形は保ったまま」、大きさとパースが変わっていくんですよ。

同スロー
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だから、テンコーさんにとっては、時計回りに爆風がめぐっている。立体的に描かれた煙が、画面の左奥に吹き戻されていく。んで、ぼくはあまりテンコー作画を知りませんが、彼の作画の念頭にあるのは、風なのかな~と思ったりします。




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[ソウル・イーター(2012/TV) ED]

中央を押し分けるように、煙が4方向へ。画面手前の膨らんでくる煙がいいですねえ。にしても、ディテールの少ないこと。カット尻では気持ち右に流れてるかな~。


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[un-go(2012/TV)03話]

三方向にビュッと煙が発生します。上部の煙は回転するように発生してますね。特筆すべきは、風に流されていく煙の動きですね。爆発表面の線の移動は激しくなく、煙が少しだけ形を変えて右へとスライドしていく。そうなんですよ。テンコーエフェクトは、線の移動が少ない。表面のディテールを変えて、動かそうとはしていない。

これ立体感ありますよね。なんでだろうね。わかんねえや!



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ひとつ思うのは、「泡」みたいなディテールの配分が要因かもな~。とうぜんエフェクト作画は、球形が基本でしょうけど、その球形・球面の大きさが異なり、テンコーさんの場合はとくに小さい球形が多い。てか、煙が広がるにつれ、ディテール減っていくんですよ。ディテールの減少と配分、この2つで立体的に・巨大感があるように、見えているのかも?

びみょう!わかんない!でも、おもしろい!

新・シーズン到来
本編ブログ休眠期にやることはふだんやらないような事です。おのおの覚悟せよ。


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敏感ピュアボーイであった自分も、幾多の試練を乗り越えたことにより、成年漫画に対しきちんと向き合えるようになってきました。さいきん良いなあと思った作家さんを何名か。局部修正はバターズくんに頼みました。



桃月すず/「明るいエッチ」(失楽天 2018.04)
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ピロートークから始まる作品というのは、ずいぶんと珍しく面白いものです。ちょうど事が終わったあとの温もり・残り香がありつつも現実に戻る感じがあり良い雰囲気ですね。で、女の子は、夫婦生活3年目であっても、おっぱいや局部を晒しだすのが恥ずかしいときた。



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今作では、そういった羞恥・はじらいを全面に押し出します。印象的なのが、女の子がいつもより気持ちよかったのを誤魔化して終わるんですよ。それで、最初と同じピロートークの場面へと展開する。これは構成が上手いですよね。



はるゆきこ/「園じょいパパ」(失楽天 2017.12)
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ストレスフルな生活から倒錯した赤ちゃんプレイを行う、女医・怜ちゃんの迫真の演技が見どころ。途中から、羞恥プレイに変貌していくのもまたよい。


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はるゆきこさんの絵は、おっぱいと肋骨あたりの描き方が好き。アンダーバストあたりにある空気感がいいですよね。


「年上彼女はネクラな女王(失楽天 2018.04)」もおすすめ(※というか、ここから知って「園じょいパパ」の人だったんだ!ってなりました)。



江戸川浪漫/「嘘つきポニーテール」(失楽天 2018.09)
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この作品の特筆すべきポイントは、胸に秘めた情念を交合うことで表現している点です。全体的にセリフも独白も少なく、それなのに、嫌という程ヒロインの主人公に対する情念の強さが伝わってくる。いや、言葉が少ないからこそ伝わるのかもしれない。

他作品に比べて、キラキラとしたスクリーントーン多め。




ロケットモンキー/「侵略者」(HOTMILK 2018.05)
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いたずら系女子と地味男子の甘酸っぱいやり取り。おじさんにはきついぞ。いや、そんなことはない。特に、パンツをパカッとするところは最近見たマンガの中でもっとも良く映えていたコマでありました。

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あれですね、靴だけ履いたまんま書いてるところが、あーフォトリアルだなあと。こういった局面にいたって、興奮は抑えきれず脱ぎ忘れた(脱ぐどころではなかった)みたいな。そういうところが、リアルで心をくすぐってきますよね。



こうやって並べてみると、けっこう羞恥系の作品が多いですね。周りに我が強い・性格がキツイ女しかいないから、こういった優しい女の子が出てくる作品を読むんだなあと思いました。なるほどなるほど。恥じらいとか大事なんですよ。

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