GOMISTATION-α

気楽な秋

今回の主人公
ゴルシOP

まて競馬だからといって逃げるな、とりあえず下の映像だけでも見ていけ。


競馬ワープ

(※最後方の14番、白い馬に注目)

こんなん最下位やがな…と思うような最後方から、内田騎手の見事なイン付きによって、全馬ごぼう抜きで勝利を収める。名馬ゴールドシップの皐月賞です。競馬実況も「あっその内からゴールドシップ上がってきた!」と、予期せぬ展開によってリアクションが遅れている。競馬ではこういう映像がときどきあります。

競馬に詳しくない人はこの「ワープ」がよく分からないと思うので少し説明する。なんでこんなことが起きるのか?というのは、つまりは「カメラが追えていない・拾えてない」というだけですから。



<ゴールドシップとレースの状況>

・2000mのレース
・ゴールドシップはレース序盤から最後方で最終コーナーを迎える
・先頭とは30~35馬身差(約120m!
・人気どころの馬(ワールドエースらは外にいた)ので、内側に目線がいかなかった

全体図
ゴルシ皐月加工
(※水色が人気馬、赤色がゴルシ)




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※ちなみにウマ娘OPのゴルシはこの皐月賞がモデルレース


<使われているカメラ>
・馬群を映すロングショット用(ロングショット・カメラ)
・コーナーを映す固定カメラ(固定PANカメラ)の2つ

★18頭もいるので、レース終盤は人気の馬に絞ってカメラは追う

・基本的にロングショット・カメラで撮っている
・最後のコーナーでいったん固定PANカメラに切り替わってから、ゴール前の直線でまたロングショット・カメラに戻る。

要するに、2つのカメラ切り替え・カメラスイッチの間に、映せない場面が発生してしまう。映せない場面で起きたことが分からないまま、次のシーンへと移動して、そこでやっと起きたことが変わる。これがワープの原因です。

(※最近では、2018年の「チャンピオンズカップ」のウェスタールンドの例あり、これもすごかった)





で、この競馬ワープと似た現象は漫画やアニメでも時々起きるんですよ
このワープによって、テンポがいきなり変わる


五頭分の花嫁(5巻144-148頁)
※五月(右下アホ毛)に注目
ワープ-五頭分の花嫁01

ここはフータローの作ったテスト問題をみんなに渡していたら、ニノだけキレているシーンです。構造はゴルシ皐月賞とまったく同じです。ニノのひどい口ぶりや行動に、三玖は苛立ちを募らせていく。そして、ついにと思ったら、実は五月だった。そこに読者はインパクトを覚えるわけです。



ロングショット=全体カメラ
PANカメラ=寄りカメラと置き換えたら、わかりやすい。さっきのレースと構造は同じです。

さっきと同じく色で囲ってみると一目瞭然


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この2つのカメラの切り替えの間には、どうしても物理的なスキが生まれてしまう。カメラが捉えきれない部分ができてしまう。その部分から、キャラクターが現れることによって、唐突さを感じる。すると、虚をつかれて理解が遅れる。ここだと、三玖が叩いたかと思ったら、という感じですよね。最終コマの五月のインパクトで決めゴマになっている。テンポ記事では何度も書きましたが、やはり「ものごとの理解が遅れる」ことは、テンポに大きく影響します。

今回の新しい発見は、カメラの切り替えの際に生じる、物理的なスキを利用したテンポ演出技術です・・・と、ここまで書いてみたはいいものの、これアニメ、ドラマ、漫画問わずにめっちゃ見ますね!もう演出技巧として確立されているんでしょう。なんかあれな感じになってしまった。

■ノートパソコンが壊れてもうた

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壊れる直前くらいに動作がとてつもなく重たく、何度か強制終了している内に、起動しなくなってしまった。まあ半年ほど前から、Chromeの方ではGIFが重く記事が書けなくなっていたので、そのためだけにブラウザをFirefoxに変えて凌いでいた。2013~2014年ごろに買った記憶があるので、ここまで5年ほどよく頑張ってくれた。岡山のときにも本当にいろいろと助けられた。ちなみに、壊れているのはHDDだけなので交換すれば使えるらしい。だから、捨てません。




■新調

とはいっても、このパソコンの動作が重かったのは事実なわけで。以前から検討していた、デスクトップの購入に踏み切ることにしました。検討で保留していたのは、やはりよく分からなかったからです(グラボ、マザボ、BTO???なんじゃそりゃ)。いや調べろよって話なんですが。配信で「わからんちお助けて」と叫び、ディスコードで泣きつきながら、なんとか購入に至りました。けっきょく、デスクトップ+モニター+作業机の3点を買って、10万以内に収めることができました。貧乏人にはありがたい。



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配信においては、主に馬の方(だんごむし、ワンサマーさん)、作の方(大匙屋、triorgan、岩川さん)にデスクトップの相談をしました。みなさんありがとうございます。特に岩川さんはノートパソコンが壊れた初期から、デスクトップの選定まで協力してもらったので、特に感謝しております。謝辞。というか、うちの配信視聴者は、みんなパソコンまわりに詳しかったです。ところどころコメント欄で盛り上がっていて、微笑ましいような羨ましいような気分でした。ありがとう!


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HDD置き忘れる痛恨のミス。HDDのデータ自体の復旧はどうなるかわからんところです。まあできればなあというところです。サルベージしたい。

「君の名は。」で大ヒットを叩き出した新海誠の最新作。余談ですが、新宿南口が(天気の子口)になっていてギョッとしました。半端ないですね。

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新海誠は「なにかの差」をテーマやモチーフとして、映画を作る監督と自分は思っています。

君の名は。→地方と都会
言の葉の庭→少年と女性教師(年齢差)
秒速→時間


今回は「貧富/犠牲」です

序盤は、家出少年・ホダカはネカフェ難民やホームレスのような生活を送っていました。そこを助けてくれたのは、ブンヤのおっさんでしたね。おっさんは衣食住を与えてホダカを保護し、ホダカはそれに応えて働いていた(ここで労基法うんぬんはナンセンスかなと思います)。就活お姉さんもいたので、3人できれいに回っていた。バランスが良かった。とりあえず、ホダカは最悪の貧困から抜け出せた。ここがとても重要です。


「晴れ女」の段になると、今度はホダカとヒナ、ヒナの弟の3人でたくましく儲けます。利益をわざわざ、現金で描写したのはそういうことだと思う。なぜかというと、序盤からスマホやタブレットが頻出しており、描写もきわめてこだわっていた(SEなど)。「晴れにします!」サイトでも、ネット上での取引が主だったはず。だから、あれは意図的な描写です。この辺で、自立してきた感じがあった。

それで自分で現金を得たはいいけれど、保護者なし3人で暮らすにはまったくとして足りなかった。児相が来て、警察も来てしまった。自立して3人でやってきたのに、貧困からは抜け出せていなかった。そういう風にホダカくんは思った。それがほっといてくれよ!という言葉につながる。

警察から逃げた後、ラブホテルにおいて、退職金をもとに備え付けのインスタントなどを買う。これがかれらにとっては、最高のぜいたくであり、わずかな時間でしたが、富豪になった。ラブホテルという舞台に逃げ込んだのも、ホームレスとは真反対のきらびやかな世界を映したかったから。


最後の決着あたり、おっさんと就活お姉さんの心境はよくわかりませんが、まあ勢い重視だったんでしょう。まあ、おっさんはよく分からない。セリフではいっさい出てきませんが、あえて言葉にしたくなかった可能性もあります。



最初に「なにかの差」を設けて、描くと述べました。その正体は、少年少女の恋愛を妨げるものです。今回は貧富・犠牲というテーマで、貧富がホダカとヒナの恋愛を妨げ、それを乗り越えていく、という物語だった。ヒナが生贄になることを拒んだ。そこの流れは分かるけれど、おっさんと就活お姉さんの立ち位置があまり良くなかった。こいつらはホダカを警察や行政から守るかどうか、みたいなとこなんだろうか。


映像的には新海誠の撮影が光っていましたね。作画や映像にかんしては、圧倒的に前作の方が素晴らしかった。そういう意味では、やや退屈なフィルムに映りました。次回作に期待したいです。

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