GOMI→STATION

積み重ね

2013年06月

貞元エヴァは、TV版エヴァの第一回放送の前に連載が始まりました。

そして、休載に次ぐ休載により、やっとこさ18年で終了。
貞本さんお疲れ様でした。もっと働け。 
いやこれは意地悪でもなんでもなく、アニメーターとしても天才なんだからアニメだったら「作画監督」もやって欲しいし、「監督」もやって欲しいということです。(※多分監督の方は一生しないと思いますけど。)



ここから個人的な感想に入って行きたいと思います。
※ネタバレ注意

「エヴァ」はアニメだからできた

まず、「エヴァ」という作品はアニメだからこそ出来た作品だ、という個人的な見解というか偏見があります。
それ故、貞元エヴァは避けていたんですが、去年辺り友人から借りてやっと読みました。
そんな感じだから、あまり真剣ではないんです。内容もちらほら忘れてるし。
んな奴が、最終話だけ感想書くなや!って話なんですけどね。
まあそこんとこは、ご了承ください。エヴァファンなら何か色々申したくなる部分もあるのです。ごめんね。


漫画とアニメの違い

貞本エヴァと庵野エヴァ(TV版、旧劇場版)には色々と違う部分があります。その中でも一番違うのは、「シンジ」の性格です。
コミック1巻で、貞本さんが「庵野さんは優等生だから、シンジも優等生っぽくなるけど。自分は少しひねくれているから、そんなシンジになっている」という感じの発言があります。

確かに、 13巻でアスカを助けたりだとか、カヲルを鬱陶しがるとか、庵野エヴァでは見られない場面があるのです。庵野シンジが、否定的、鬱的、受動的だとすると、貞本シンジは、肯定的、能動的、そして切り替えが早いなどプラスな面が多いです。庵野シンジは、やっぱり「オタク(※その負の側面)」なんですよ。貞元シンジは、そうじゃなくて「リア充」もしくは「一般人」なんです。「オタク」であったとしても、別側面なんです。なんとなくそんな気がします。


先月号のお話

で、 先月号では、旧劇場版のような「太陽と月さえあれば、どこでも生きていけるわ」「生きろ」といった感じのセリフがあったと思います。つまり、旧劇場版とあまり差異はない。差異が大きい所で言えば、シンジのユイに対しての回想の仕方が違っていたりしますけど。本題や主旨は変わっていない。
結局サードインパクトは起きてしまったし、そのせいで本部の周りは掘削されて、黒き月が元の状態に戻って、巨大綾波も出るし。本当に変わってないんですね。
(STAGE84で巨大綾波が雪みたいに散らばるシーンがあったそうです。なにそれ見てみたい)


最終話の概観

そして本題の今月号、最終話、「旅立ち」です。 
(※画像は各自で補完してね・・・)

一言で言うと、第1話と同じなんですね。描くのは、「東京」に高校受験しに行くシンジくん。
最初に、何処か別の場所に「希望」を持って、不安を抱えつつも向かうシンジくんなんです。

よく考えると、「東京」って時点でおかしいんです。
セカンド・インパクトで東京は壊滅したため、第3新東京市(箱根)、第2新東京市(長野県)ができたんですから。
じゃあ、ここはドコとなった時に新幹線も使ってるし、どっかの田舎なんでしょう。
それこそ、山口だったり。箱根だったら新幹線必要ないですもんね。

ここで出てくる友人は、ケンスケとかでは無いような気がします。よく分からんけど。
トウジなら関西弁一つでも出してくるだろうし。
というか、一応サーパク途中まで起きたんだから、死んでてもおかしくないんですけどね。

一面雪景色。厚手のコート。セカンドインパクトの影響で、地軸がねじ曲がり、季節が「夏」しかなかった「エヴァ」の世界では、ありえない事です。多分、サーパクの影響で元通りになったんですかね。確実にそうとは言い切れませんけど。

では、TV版26話の学園エヴァのようなパラレルワールドなのか?と思いきや、量産型の跡が残ってるんです。
偉い学者によると、「遺跡」として残ってるらしいんです。 じゃあ多分パラレルではないなと。
実際にサードインパクトは発生し、その後は旧劇場版とは異なる「歩み」であるんです。

で、東京のラッシュに巻き込まれるシンジ。そこで「アスカ」のような人と出会う。「ケンスケ」のような人とも出会う。でも「レイ」のような人は出てこない。やっぱパラレルではないんだ、けどどれだけ後の話かも分かりません。

歩いて行くシンジが、「僕の未来は、無限に広がっている」と言って、ミサトさんの十字アクセが輝く。

これで終わりです。 


最終話の感想、妄想とテーマ

初見の感想は、ワケワカンネーです。Qと結構同じ。 

みんな記憶ないの?一旦サーパクでリセットされて(※旧劇場版のように魂が黒き月の中に入っていく感じ)復元されたら、白紙のみんなができあがったのか。

それとも「碇」としか言っていないから、サーパクから10000年後ぐらいの話なのか。 
よく分かんないってのが本音です。 

「おばさん」ってのは、TV版エヴァでいうとこの「センセイ」と同じ意味合いだと思います。


じゃあ、最終話のテーマってなんだろうと考えると、やっぱ「自分の足で進んでけ、若人よ」ってことなんだと思います。この若人ってのには、当時の貞本さん自身も入ってる気がします。 何でかというと、元々貞本さんは、山口県から上京して、東京造形大学に入るんです。それと少しダブらしてんではないかと、個人的には思います。 


こんな感じです。


うーんもっと良い感想が書きたかった!他の人の感想も読んでみたいですね。

ちょっと申し訳ないです。ごめんね。ではでは。


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なんかはてな民っぽいタイトルになりました。やだなあ。
(※ちなみにノンアフィなのでご安心を。)


1、監督不行届 著 安野モヨコ

庵野秀明の嫁さん、安野モヨコが描く「オタクな夫婦」の色々な話。
庵野秀明の生態はもちろん、モヨコさん自信も色々と知れる。
(※当然、脚色や誇張も漫画なのであるわけですから、全部真に受けないように(笑))


2、遺言 著 岡田斗司夫

ざっくり言うと「DAICON FILM」時代から、「ふしぎの海のナディア」までのGAINAXの歴史、そこに伴う山賀博之、庵野秀明、岡田斗司夫、赤井孝美、貞本義行、前田真宏などの関係や裏話なども色々載ってる本。
また、岡田斗司夫による「富野論」とか、SFに関する説明なんかもあります。ちなみにめっさ分厚い。


3、アオイホノオ 著 島本和彦

ホノオくんを仮想主人公とした、島本和彦の青春振り返り本みたいな感じ。
大作家芸術大学とか出てきますが、もろに大芸大。
庵野秀明の有名なパラパラ漫画の正体とか、山賀博之の腹黒感とか、赤井孝美の超オタク感とか、色々フィクションな部分もあるけど面白い。 
また、ホノオくんは漫画家志望ということもあり、当時の漫画についての話題も盛りだくさん。
ホノオくんは漫画を読むときに、とてつもなく面白いです。
(※言っている意味がわからないとおもいますが、読んだら分かります。)

現在9巻まで発売中。

4、 スキゾ・エヴァンゲリオン
   パラノ・エヴァンゲリオン  編 竹熊健太郎

エヴァに関する、庵野秀明に対するインタビュー集だったり、その本人を抜かした周りの人のインタビュー集だったり。
まあ、色々みんな好き勝手言ってて面白いです(笑)

5、庵野秀明のフタリシバイ 著 庵野秀明

すんません。5冊とか題しときながら、これだけは読んだことが実はありません。
「エヴァ」後の疲れきった、庵野秀明と色んな人の対談集らしいです。

面白そうだなあ。「スキゾ」とかに似てそうですねえ。


これだけじゃ満足できねえって方は、
当時のパンフであるとか、
後は全記録全集であるとか、
宮崎駿との対談とか。(※これはyoutubeにも落っこちてますが・・・)


庵野さんの声とか発言を聞きたいって方は、

鈴木敏夫のラジオとか
(※iPhoneを持ってる方は、Podcastでもダウンロードできます)
ナウシカのオーディオコメンタリーとか

後は、youtubeやニコニコ動画で探すと、何かよく分からんインタビューも沢山でてきます。 


こんなとこでしょうか・・・

ではでは。 


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今回は自分が大好きなアニメ映画の感想やらを一つ。


0、はじめに

元々「メトロポリス」とは、手塚治虫による漫画作品であり、氏の初期3大SF作品の一つでもあります。

人工生命を研究していたロートン博士は、太陽の黒点から放出される放射線により、人造タンパク質に生命の片鱗が見えたことに大喜びしますが、レッド党のボス「レッド公」に目をつけられ、人造人間「ミッチィ」の制作を命じられます。
ある時、レッド公の悪巧みに気付いたロートン博士は家に火を放ち、一旦はミッチィと共に逃げることに成功します。
しかし、数カ月後、ひょんなことからレッド公に見つかり、ロートン博士は殺害されてしまいます。
それから、ミッチィはレッド公の元で育てられますが、ロートン博士の遺言を聞いた「ヒゲオヤジ」によって救出され甥である「ケンイチ」と同じ学校に通わせます。ケンイチとミッチィは親友も同然の関係となっていきます。

しかし両親の事が気になり、求める一心で外国船に乗り込みますが、運悪くその船はレッド公所有のモノであり、レッド公に捕まってしまうと同時に、自分がロボットであることを冷酷に突きつけられます。

その事により、ミッチィは怒りのあまり暴走を始め、他のロボット達と共に「メトロポリス」へと進行。
親友であったケンイチの制止も聞かず、時計塔の頂上で決闘を始めます。
最後には、命の源であった黒点の消失に伴い、火に包まれて落ちていきます。
病院を訪れたケンイチが見たものは、変わり果てたミッチィの姿でありました。

そして、メタ的な視点から読者へと問いかけが出されます。いずれ発達した科学が我々の身を滅ぼしていくのではないかと・・・。 



元々はこんなお話です。アニメにおいて「ロック」が出てきたり、色んなところが変わっております。だから、手塚治虫「原作」というよりは、「原案」程度で見たほうがいいような気もします。


1、アニメにおける概要

制作はマッドハウス、監督・絵コンテは「りんたろう」、脚本は「大友克洋」が務めました。
また総作画監督、キャラクターデザインには「名倉靖博」が起用され、フルアニメーションかと見まごうぐらいのスゴい作画となっております。 
原画陣も大勢が参加し、「沖浦啓之」「安藤真祐」「村木靖」など敏腕メーターも参加しています。
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原作との主な変更点は、先程も言ったように多すぎて挙げられません。
基本的な軸、人間だと思っていた少女がロボットであると告げられて困惑する点などは変わっていません。


2、演出的な感想

いきなりぶっ飛んで最後の方の感想を。
まず「ティマ」は結局最後(ロックに撃たれるまで)自分は、「ケンイチ」と同じ人間だと願っています。
しかし、ロックに撃たれて機械部分が露出したことにより、ティマは困惑し動揺します。
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そして、ティマの心臓部分で謎の装置(おそらく感情などの人間らしさを切る装置)が作動し、「超人の椅子」に向かいます。
そして、ロボット映画ではありがちですが、「人間が不必要」という結果がスーパーコンピュータとなったティマから出され、ポンコッツ博士やレッド公は止めるためコントロール・ルームに戻ります。

ここでティマを救いたい一心で、ケンイチは超人の椅子へ向かい、ティマを椅子から引剥がそうとします。ここの部分で、今の今まで人間であったティマにロートン博士のようなメカニック的な目が付いたり、顔の一部が剥げたりします。


つまりは、ティマが完全にロボットになってしまったことを描写しています。上手い。


引剥がした後、ティマはケンイチを殺そうとジグラットから空中へ放り投げたりします。それでも、信じて呼びかけるケンイチ。3回目辺りでようやく、先程の謎の装置が停止しますが、ティマとケンイチは両方共空へと投げ出されます。
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基盤がスキマに引っかかりそこから伸びるコードで何とかぶら下がってるティマをケンイチは助けようとしますが、ティマの人工頭脳も再起動中で上手く動きません。最終的には、「違うよ、君は自分のことは『ワタシ』っていうんだ」という凄く初期の部分までリセットされます。
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その結果、「ケンイチ・・・!ワタシはダレ」と残し、手を掴むことはできず、落ちていきます。
ここの描写は先にケンイチ視点を見せておいた後で、ティマ視点も見せていて凄く上手い演出だと思います。
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またこのカットはティマの無感情さ、無知さ、白紙感がとてもよく表されています。
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ロボットのアイデンティティということで、同時期の「AI」とも比較対象されがちらしいですが、「AI」の方は怖いですね。とても怖い。そしてとても悲しい。 


もちろん、このメトロポリスも幾分にも悲しいわけですが、何というか上手く言えません。
ラストはケンイチがメトロポリスに残り、雑貨屋のようなモノをしてます(エンドクレジット)。一案としては、これがラストシーンでもあったんですが、最終的にはラジオの方が選ばれたようです。




3、映像的な感想

最近、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」「RE:サイボーグ009」「進撃の巨人」やらで背景CG使うようになってきたなあと思っていたのですが、もしかしたら大規模的なCG背景と普通の作画のコンポジットはこれが初かもしれないですね。

ジグラット始め、車などには積極的にCG採用しています。その代わり、セル(動く奴)の方がスゴい。人の作画に至っては、シーンによってはZセルまで重ねるとかいうマジキチっぷり。そりゃ製作費10億もかかります。

またティマが屋根の上で、天使みたい・・・と言われてる部分は、1k作画+DFで凄く綺麗で、神秘的ですね。まさに天使らしさを全面に出したシークエンスです。
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他の作画にも色々言及したいですが、何処をとっても大抵一級品ですので選別が大変です。

村木靖によるラストの崩壊シーンの煙や、バクハツはトコトン上手いです。
こんな立体的な煙描ける人は今いるんですかねえ・・・
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沖浦啓之による、自転車での滑走シークエンスは破片がまさに沖浦さんの仕事という感じで上手い。
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ちょっと足早ですが、ざっとこんな感じのアニメです。

見たことない人は、是非ご覧ください。とてもいい作品です。


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