GOMISTATION

足が絡まっても、踊り続けて

2015年01月

■秋アニメ感想記事について

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去年から見てくださってる方は少数だと思うんですが、この画像久しぶりですね。9月10月は割りかし暇だったんですが、仕事柄この時期は忙しいのと後色々あって、結果「新Fate」 も「グリザイア」も多分感想記事出せません。ごめんなさい。

もう本当にね、各話感想は結構キツイ。何であんな長くなるかと言ったら、自分の考え、その時思ったこと、作画に対して感じたことをリアルタイムで書いていくとあの字数になるんですよ。めっちゃ要約の力が欲しいですね。ざっくりした感想であれば、多分出せるけど、何かもう自分ではそれが納得できなくなってしまって。各話感想の最初は、あくまで自分のための備忘録的な感じ(※去年のキルラキルとか役員共とか)だったんですが、少しブログの規模も大きくなってしまったので製作側にも届いてしまうし、見ている人もそこそこいるので、あんまり適当にはやりたくないなあというのが正直なとこ。少しでも丁寧に自分の考えを説明したいし、どういう風な解釈をしているのかも書きたい。もうちっと上手く整理できたらなあ…能力不足です。中途半端にはしたくないので、ざっくりな映像主体の感想は別のブログ作って、そこでやるかも。楽しみにされていた方には、本当に申し訳ない。 

君嘘に関しては、今から9-13話ぐらいまで見ていって、感想書きます。これだけは書きたい。2クール目も全部行きたいですけど、そこもよく分からん。他のエフェクト記事も書きたいし、やること(やるべきこと・やりたいこと)はリアルでもネットでもありますので。

とりあえず、1クール終わりまでは書きます。そこまでは必ず。

まあ適度にお付き合いください。何でもかんでもやろうとすると、こんな風にパンクしますので注意してね!もう2回目だよ(去年の春アニメ時)、これ!本当ゴメン。

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自分のできる範囲をちゃんと認識してから、やっていきます。そこからじゃないと何やっても駄目ですね。


さて、以前「取り留めのない雑記(19)」において、ほっけさんから意見を頂き、「話数単位で選ぶこと」に対する意義をとても深く理解することができた。確かにCMやNHKアニメ短編はその映像の短さゆえに、語られることも話題になることも、今日の情報過多社会ではあまり見られない。それを年のまとめとして、機会を設け、語る、というのは非常に大事なことと共感できる。

既に年は明けてしまったが、去年を中心にアニメーションによるCM、アニメーションが使われているCMを整理した。コマーシャル・アニメーションに潜む魅力が伝わり、何かの参考になれば幸いである。


■「南アルプスの天然水/サントリー(2013-14)」


アクリル絵具のような質感のアニメーション。「動き続ける絵画」と言えなくもない。これは「Wild Life(2011)」からのキャラクター引用で、新しく制作されたものだと思われます。「Wild Life」とは、カナダのアマンダ・フォービスとウェンディ・ティルビーによって制作された短編アニメーション。2012年のアカデミー賞において短編アニメ賞に輝いています。ちなみにオスカーもノミネート。

ここがやはり素晴らしい。

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水流表現。多分12枚リピート。ペットボトルがカチャカチャなってるのもいいよね。とにかく、ここは川の透明度と流れの表現が巧すぎる。「水の透明度」っておそらく表現が一番難しい部類だと思うんですけど、これ見事ですよね。ある一つの水の流れでは、石があって、それを乗り越えていっているのが分かる。障壁がないところは、スムーズに通っている。



■「東京ディズニーリゾート/ディズニー(2012)」


ディズニーランドを舞台に、人の一生を描く。カット割りのテンポ、明暗が特に良かった。最後の方は、お母さんになって、おばあちゃんになるんですが、画面のレイアウトが反転しているのがいいんですよね。時間の移ろいを感じる。未だに制作会社が明かされていないようですが、どうにもIGっぽいですよね。撮影的な意味で、少なくともマッドハウスとかこういうのはしなさそうです。同時期には、LED電球による東芝のCMでも「人の一生」を表現していたりと、伝播するものがあったんでしょうか。



■「ムーヴ カクカクシカジカ/ダイハツ(2008-2014)」


カクカクシカジカ自体は、記憶に新しい人も多いと思うが、この滑り込んだ後の作画について、特にエフェクト(煙・粉塵・砂埃)が素晴らしい。


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粉塵・砂埃が現れ消え行く、そのプロセスやタイミングが時間軸を表している。滑り込んだ直後は、スローモーション的な時間の流れ方だけど、セーフの後にスッと消えることにより、時間が現実に戻ったことをまさしく見事に表現している。



■「20代の部屋編/マイナビ賃貸(2015)」


これこの前見て、びっくりした。サラリーマンの男の子がカバンを引きずっていくところとか、自転車の挙動とかいいですよね。最後のカメラのじわ回りも(ちょっと手前の方が早過ぎる気もしますが)いい。

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「浅野先生が原画を担当!」と公式サイトに記載してあるんだけど、これ全部原画描いたのは流石に嘘やろ、と思う(※浅野先生全カット原画ならそれはそれで凄まじいですが)。どこが作って誰が描いてんやろね。



■「頭は使いよう。/クレディセゾン(2014)」

(みんな大好き)らっパル/山下清悟作画。

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衝撃波がなんとも絶妙な感じでいいですよね、こうぶわあっと。大地が割れて、石がずわあっと。やっぱり、らっパルさんとかってタイミングがこう上手いんですよねえ。女の子も可愛い。後は漫符が地味にアニメーションしているのがいい。



■「クロスロード/Z会(2014)」


新海誠作品。通信教育のZ会のCM。離島に住んでいる少女と、母子家庭と思われる少年の受験を描く。これが上手かった。一般的に、学校以外の教育と言えば、「塾」「予備校」でありますが、この作品に出てくる2人はそれが利用できない。少女は塾が近くないという距離的な問題で、少年は塾の費用が払えないという経済面の問題が原因です。それを解消するための通信教育ということで見事なコマーシャルになっている。さらに言うと、少年はその費用を捻出するためにアルバイトまでしているのが凄まじい描写で。また、家族や親戚に囲まれる少女に対し、最後まで少年側の親が映らないのは、やはり母子家庭の暗示だと思います。


映像としては(去年の最初にも触れたんですが)、やはりこの2カットが素晴らしい。


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おおっとなりますよね。試験をそれぞれのやり方で(深呼吸をする、すぐに取り掛かる、緊張から肩に力が入っているなど)、過ごしているのがいいですね。試験用紙のめくるタイミングもめくり方もみんな違う。こういった細部のディテールは画面の、ひいては映像全体の写実性をやっぱり増します。後は、差し込む光とパーティクルの効果がいい。現象としては空気中の埃が日光で照らされていて教室っぽいなあと。



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ここは年間エフェクトでも触れました。いいですよね、何度見てもいい。消え行く吐息(ダブラシ煙)はセクシーです。細かく髪とメガネを直しているのがまた(女の子らしい)仕草で良かった。



■「ワゴンR エネチャージ篇/スズキ(2012-14)」
 

これは一つ、CG部門として。渡辺謙さんが何か電気の超エネルギーみたいなもんを使ってますよね(笑)。これが当時見てて面白かった。放電エフェクトを作ったのが、「ガティット」というCG・アニメ制作会社。この会社は、アーティストのコンサート・ライブ映像であったり、コマーシャルのC.Iカットなんかも担当されています。



■「コニャラの歌/日清製粉グループ(2010-)」 


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近藤勝也さんによる作画。ジブリと矢野顕子タッグの有名なコマーシャル。やはり、アニメCMで馴染み深いものといったらこれだろうか。何と言っても最後に子猫が母猫寄って、毛並みがふわっとなるところが良い。「柔らかさ・安心・母性」といったものをこれだけの線で描写しているので凄いなあと。 




以上7選+αでした。

コマーシャルのようなショートフィルムには、物語性を持たせることが難しいです。その上、元々の商品の宣伝もしなければならないのですから、負担は単純に考えても2倍増です。それでもなお、これらのCMのように「作品」になり得ている映像が作られるのは、クリエイターの「手加減なし」を感じます。そこには、「コマーシャルだから、物語性の欠如を許そう」とかいう合理化もないんですよね。「あくまでCMであるけども、一つの作品を作ろう」としていることが、制限付きのショートフィルムにおける、瞬間的な魅力と拘束的な妙技だと思います。

これからは、アニメーションCM、CGが含まれるCMはより増加すると思います。個人的には、煙とかを中心に注目していきたいです。


<参考文献>
CM情報-サントリー天然水
コニャラ-日清製粉グループ
カナダのアニメーションデュオ、ウェンディ・ティルビー&アマンダ・フォービスのデザイン-17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード  
Wild Life by Amanda Forbis & Wendy Tilby, 
・CGWorld 180号特別付録
らっぱるさんのツイート  
マイナビ賃貸TOP / お部屋探しキャンペーン 



お久しぶりな気がするようなしないような。


7
アバン:ブランコ有馬、内在する自己(=黒猫)との対話(1)

A:渡の中学最後の大会終わり
・渡泣いてるシーンからの音楽OLはスゴク上手い
・黒猫(2)
・公園の宮園の作画いい
・黒猫(3)
・ライバルとの邂逅

B:過去の有馬から紡がれる現在
・小学生時代の3人
・有馬のコンクールへの恐怖と宮園の支え
・相座から見た有馬
・演奏はオマケでしかない(脚本的な意味で)
・それに至るまでが描写したいところ


脚本・構成

全体の構成としては、黒猫(=有馬の自己)をベースとした、葛藤回です。過去に縛られつつ、何とかもがいている状態。有馬の気持ちとしては、やはり宮園に依存する部分が多く、だからこその毎報コンへの出場を決める。有馬・井沢・相座、三人の小学生時代を回想として出すことにより、邂逅がよりはっきりと明確なものになる。「不安になる、失敗したらどうしよう」という感情は、当時のままの有馬には、最初は自分だけが抱え持つパーソナルな心情だと思っているんだけど、これは当然勘違いです。B後半、他の演奏者が震えて待っていたり、必死に譜面を読み直している状況を見て、有馬はやっと把握します。「ああ、みんな大変なんだ…」と。ここでも宮園の存在は大きい。有馬にとっては、彼女こそが太陽であり、色をつけてくれた張本人である以上の意味を持ち始めています。



作画

げそさんいましたね。黒猫カットあたりらしい。良かったと思う。後はなんだろう。演出にもまたぐことなんですが、渡が泣いているシーンからの音楽オーバーラップはとってもきれいに繋がってた。ああ上手いなあと。実直に心情を映し出していて、それでいて、次のシーンにつなぐんだから。





8
アバン:相座兄の思い

A:相座兄の演奏と三人の過去
・演奏シーン神がかってる
・グラフィニカいいね

B:井沢の過去と演奏
・木枯らしの演出は見事


脚本・構成

相座・井川の有馬に対する感情の違いが独特で、しかしやはり彼らが固執するぐらいに、有馬は素晴らしいものを持っているということが分かります。相座にとっての有馬とは、「完全超人、自分のあこがれ」であり、井川にとっては「有馬公生を否定するために演奏している。最初の演奏こそが本来の有馬公生」という何とも両極端な感じ。相座にとってはリスペクトの対象で、井川にとっては「(私がピアニストの道を選んだ)責任とってよ!」という感じ。現実世界でもそうですが、しつこい、執念深い人は何だかんだ凄いひとが多い気がします。まあ、どっちも非凡ですよね。



作画

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グラフィニカ(咲-Saki-CG方式)のピアノCGは素晴らしい。そして、ロトスコ&モーションキャプチャー(だったと思う)による作画も負担が大きいと思われますが、良かったです。「彼らがそこに存在している」という感覚を出すのは、非常に苦労がいると思うんですが、その部分が出ていて良かった。存在感がきちんとあった。相座兄のラストで、肩がカタカタなるカットがあるんですが、そこは畳み掛けている感じがあっていいですね。


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井川の手クニクニ。ここ上手かった。小島さんいましたっけ。


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ラストの木枯らし演出は、作画・CGも相まって見事。美しい画面がそこには存在していて、井川の実直な有馬に対する思いや師事している先生の感情(「いけエミ!」)、そして何よりも井川のこれまでの苦しみ・葛藤・スランプが伝わって素晴らしかった。


こんな感じでした。いやはや大変遅くなり誠に申し訳ない。


[追伸]
「四月は君の嘘」とは関係ないですが、「グリザイア」「新Fate」どっちか各話感想中止します。色んな都合が重なった上です、ごめんなさい。各話感想はやっぱ2個までだね…反省や…


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