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さむくてエモい時期です

2015年04月

さて、セカンドシーズン(3/13~)から様々な作品が発表されました。
一旦少し整理したいと思います。

まずは、ラインナップを確認しましょう。(太字はまだ公開されていない作品)

・I can Friday by day! / 鶴巻和哉×ウエダハジメ
・イブセキヨルニ / 平松禎史×さかき漣
・オチビサン / 安野モヨコ×川村真司(PARTY)
・おばけちゃん / コヤマシゲト
・Kanon / 前田真宏
・偶像戦域 / 山下いくと×古橋一浩
・三本の証言者 / うつのみや理
・SEX and VIOLENCE with MACHSPEED / 今石洋之(TRIGGER)
・2 of killers of 2 / 中澤一登
・月影のトキオ / 須田剛一(GhM)×水野貴信(神風動画)
・鼻下長紳士回顧録 / 安野モヨコ×AЯTRA entertainment Inc.
・ハンマーヘッド / 舞城王太郎×前田真宏
(引用元:http://animatorexpo.com/news/54) 

「I can Friday by day!」は、4月24日に公開予定です。となると残りのメンツは…

・イブセキヨルニ / 平松禎史×さかき漣
・偶像戦域 / 山下いくと×古橋一浩
・2 of killers of 2 / 中澤一登
・鼻下長紳士回顧録 / 安野モヨコ×AЯTRA entertainment Inc.
・ハンマーヘッド / 舞城王太郎×前田真宏
という感じ。これで5月末までやって、セカンドシーズンは終わりじゃないのかなと。

ここで、PV2の事を考えていくと、何人かお話にあがっていない人もいまして。

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この豪華メンツ


そんで未発表作品に関わる(と思われる)画像が次。

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これから見ると最低5本以上ありそうな気もしますよね。増尾昭一見本市あるわ、きっとあるわ(願望)。まあ山下いくと監督作品がCGかどうかにもよりますが、デザインか何かで参加するんじゃないのと思っていたり。作画ファン的には、沖浦啓之監督ですかね。鬼塚さんのCGアニメも楽しみですけどね。まあ、そんなとこです。


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(※ここ一ヶ月のブログに対する自分の気持ち)


■ブログの記述において大切なこと その2

こういったことは大抵の人が感じることだと思うんですが(特に神経質な人)、
これは良くないなあと特に自分で感じたものを箇条書きにしました。まあ何か参考になれば。


「誰かがもう言ってるかも…」
→同じ事柄でも、違った見方はたくさんあります。36度の三角形と同じ。

「間違ってるかも…」
→用語が正確でなければ原画マンが違っていれば、直せばいいだけです。間違いを良しとするわけではなくて、間違いやミスが起こるのは当然なので修正すればいいということです。感性的な部分は自分の感覚に頼るべきです。

「(このジャンルにとっては)当たり前のことかも…」
→当たり前のことは基本で大事なことだから、むしろ何度でも述べるべきと思います。

「何か文がおかしい感じがする…」、「ここに読点って間違ってるような…」、「直さなきゃ(使命感)」(以下ループ)
→全部パーペキな文章なんて書けやしないし(書きたかったら日本語マスターになりましょう)、そこが目的じゃないです。ちょっとの変換ミスとか言葉の使い方でぎゃあぎゃあ言う輩は捨てていった方がいいです。

・「(このジャンルで)権威がある人の意見と違う…」
→あまり権威に盲従しない方がよいと思ってます。そういう考え方もあるぐらいの方がいいです。尊敬する人の意見はそのまま受け入れてもいいですが、1つクッションを置いて考えた方がより面白いです。

・「以前言及した内容と矛盾するから言えない…」
→人の感性や感度、考え方はその時々によって変化します。考え方や感性は蓄積していくものです。そういったものに矛盾がない人間など存在しないと思っています。絵のスタイルだって変わっていくのだから。小学生のときと大人になってからは全然違うでしょ。「前はこう思ってたけど、今はこう思ってる」と言えばいいです。


こんなことをいくら考えても、おそらく有益な考えは生まれないです。間違えてなんぼ、指摘されてからが本番と思った方が気が楽です。個人のブログなんですから、好き勝手に書いたらいいんではないかと。見てる人は(当然アクセスはありがたいのだけれど)、実はそんなに気にしなくていい。そうじゃないと、「書かない安全」を選んでしまって離れられなくなると自分では思いました。いや、アクセスしてくれるのは本当にありがたいんですよ、それとは別に何というか気にし過ぎちゃダメというか。ここ1ヶ月ほどは色んなことにモヤモヤしていたので、自分で少し整理しました。

もっと気楽にいきたいもんですね。

[追記]最近ちょっとこういう内容が多すぎますね。まあこんな時期もあるということで、生暖かい目で許してやってください。 

おっしゃエフェクト作画の時間やで。

■「終わりのセラフ」
制作:WITStudio
監督:徳士大介(「亡念のザムド」ED演出)
キャラデ・総作監:門脇聡(「フルメタル・パニック!」原画 「進撃の巨人」キャラクター設定協力、総作画監督)

「進撃の巨人」で一躍有名になった「WITStudio」作品。原作は漫画らしい。

<01話感想 - 概要>
アバン爆発かっこよく、小澤和則さんかも(※いつも通り多分違うので、真に受けずにねw)。01話で一番良かったのは、ユウくんが「わらわら集まんな」っていうシーン。これは現実に敷衍してもおかしくないぐらい自然だった。めんどくさそうなんだけど、愛情はあるというか、そういう曖昧な感情表現に成功している。それから、カメラが序盤面白かった。これは「パンチライン」にも言えることだけど、なんかカメラワークがティルトアップ、ダウンという感じでなく、クレーンでやってるみたいでとても滑らか。面白い。

<お話>
ベルモンド家の誰かが来て、1話で吸血鬼フルボッコにしてた。嘘ですごめんなさい。
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お話の方は、とても良い復讐劇の1話だと思う。主人公が、どうして吸血鬼を滅ぼそうと思ったのかについての動機が明確に示されている。若干説得力に欠けてしまう部分はあるかもしれない。1話ですぐに孤児院の仲間は死んでしまったので。ただ、たった1話、それも5分程度しか描いてないのに、彼らの交流について想像までできている時点で多分そういった心配は杞憂なんだろうと思いますが。

<作画>
アバンのエフェクトとても良かったです。

飛行機落下からの爆発
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これ小澤さんっぽいなあ。柳さんだったら、もっとシャキシャキと線を入れると思う。「SAO」見る限りだけど。 小澤さんって「楽園追放」でもそうだったんだけど、こうブクブク浮き上がるように描くんだよね。膨張して分裂するというか。それから、触手煙の感じは非常に「オーガス」の本谷さんっぽい。リアルなスピードでシュンっと落ちていってる。最近の触手煙って、やや空中に留まる時間が長いのが多いので、これは非常に写実な感じです。いやあ、どっちか分かんないですが、どちらにしろ上手いです。

【追記】やっぱ柳作画っぽいかも。まあ全然分かりません。でも良いよなあ。



■「パンチライン」
制作:MAPPA
監督:上村泰(「ダンタリアンの書架」監督 GAINAX出身)
キャラデ:岩崎将大(「キルラキル」作監)

<お話>
女の子に興奮したら爆発して、小惑星が落っこちて地球滅亡。ただし、霊体化しているので時を操れるらしい。くぎゅううして楽しんでた。なんていう俺得アニメ。絶対爆発いっぱいあるやん。ギャグ漫画っぽくていいよね、1話の終わりが爆発オチっていうのは。

<作画> 
主人公キャラデとても良い。スッキリしているけど、特徴が出ていてわかりやすい。「ズヴィズダー」でキャラデやった佐々木啓悟さんみたいな。絵の方向性は違うと思うけど。Aパート終わりの爆発は独特だけど、面白かった。

主人公によって破壊される都市部
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画面に迫ってくる感じ、そうして爆発がフェードして画面外にも殴りかかっていく感じ。いいっすね。小林さんかも(※例のごとく(ry)。これレイアウトがいいよね、奥行きあるようにしといて、奥から爆発が進行してくるんだから。後は時々入るタタキも粉塵を上手く演出してる。1コマ2コマ程度だけど。楕円だけで、輪郭線や内部の線がない感じはとても珍しい。色も単色に近いんだけど、ただこの楕円の使い方がめちゃくちゃ上手い。温度表現をこれ1つと透過光で殆どやってる。内部からブクブクと新しい爆発が湧き出てくる感じがとても良い。こんなディテールの付け方みたの初めてかもしれない。


ビルの間に起こる爆発と煙
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これグラフィニカのCGっぽい作画(果たして通じるのか)。煙がドドドンと生えてくる感じがすごい似てる。とてもベーシックな煙だと思うんですけど、じんわり残る感じがいいんですよね。後は前述した通り、いきなり生える感じが最高です。手前のカワイイ女の子と上手く対比されて、やわらかみも出てるのかも。


とりあえずはこんなとこです。どっちも楽しみ。 

「ドラえもん のび太のスペースヒーローズ(宇宙英雄記)」 
http://doraeiga.com/2015/ 


まあ、僕はそこそこなドラえもんファンなわけです。劇場長編は全部何回も見てるし(そのくせ細かいとこは忘れてる)、同時上映もそこそこ見てる。まあ全部VHSとDVDなんですけど。そんでもって、今の新ドラっていうのはオリジナルとリメイクを毎年交代交代にやるんですね。以前の日本GPの鈴鹿サーキットと富士スピードウェイみたいな関係で、まあ今回はオリジナルなわけです。35周年作品だし、ものっそい楽しみにしてた。本当に。爆発見直す為に3回見ようかなあウフフとかニヤニヤ考えながら、パンフ買ってたんですよ。映画が終わって劇場から出てきたら、それどころじゃないから困りましたよね、本当に。泣きそう。

 

(注:以下ネタバレを含みます。)

<あらすじ>
流行りのアニメに影響され、のび太たちはヒーロー映画の撮影を熱望する。そこでドラえもんは、「バーガー監督」という映画撮影道具を出し、バーチャル映像の中で映画を撮影する。そこに、偶然地球に不時着した「アロン」というポックル星からの住人が来るのだが、のび太たちはバーガー監督の演出と勘違いする。アロンはポックル星の危機を知らせ助けを求め、のび太たちはそれに演出だと思い応じる。そこから、のび太たちはポックル星に向かうのだが…

<寸評>
映像面はとても良かった。ところどころ、何でここでこのアングルなのだというのはあったけども、ほとんど違和感なくキレイな映像だった。作画に関しても、思い出せる限りでは、アクションシーンも芝居も高水準であったように思う。新ドラになってからは素晴らしいものが続くエフェクト作画も、爆発等は少なかったが良いものが多かった。それだけに、ストーリーの支離滅裂さ、ラストの解決方法が余計に悪く映る。「ひみつ道具ミュージアム」は、新ドラになってから最も良く楽しめる部分も多かっただけに、残念としか言いようがない。



<批評 - ストーリー>
前述した通り、今作の「スペースヒーローズ」はストーリーが良くない。アロンが不時着し出会う、そこまではすごく良かったのだけど、そこからは安易なギャグに走ってしまい、ドラえもん映画の持つ「子供映画の中のリアルな怖さ」を上手く出せていなかったように思う。

はっきりと言ってしまえば、『のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』と『のび太の夢幻三剣士』、原作コミック第21巻収録の「行け、ノビタマン!」のストーリーを土台に据えたストーリーであり、目新しさはない。しかし、問題点はおそらくそこにはないだろう。 一番の問題点は、四次元ポケットの使用にある。

ドラえもん長編は、のび太たちがどう力をあわせるか、異世界人とどう交流するかに重点を置いていたため、ポケットや道具は序盤でなくなる、もしくは大事な曲面ではまともに使えないことが多い。そうして、普段使っている道具のありがたみを後半で感じつつも、それよりも大切な友情や勇気をのび太たちは感じる。わかりやすいのは、『のび太の魔界大冒険』における、「もしもボックス」の扱いだろう。世界を元に戻そうとするときに、ママがゴミ捨て場に捨ててしまった、そうして拾いに行くと、めちゃくちゃに壊されている。同様の展開は、『のび太と竜の騎士』における「どこでもホール」でも行われている。

さて、今回の作品において、その四次元ポケットと道具の使用がどうであったかというと、まずポケットはなくならない。そうして、道具であるバーガー監督は出ずっぱりで、ドラえもんがポケットにしまうことは一切なく、準主役のような格好で話は展開される。前述した通り、道具が制限されることにより危機感が生まれ、勇気や友情は発揮される。そうであるならば、道具を常に使えるようにしておくのは、危機感の意図的な欠如であり、結果的に友情や勇気に説得力は生まれない。アロンとのび太が友好を深めようとする描写は、いくつも見られるが、これが『宇宙開拓史』のロップルとの友情ほど力強くリアルに感じないのは、そこに起因する。

最初に宇宙海賊と戦闘した後、「のび太たちが本当のヒーローではない」ということがアロンに判明するシーンも同じである。アロンは、ここで「皆さんは僕にとってヒーローです」と語るが、その言葉には説得力がない。のび太たちは道具に頼りっぱなしで相手を倒すだけであり、道具に依らない彼らの魅力がそれまでに提示されていないからだ。画に暴力性はないが、この展開はすさまじく暴力的である。宇宙海賊との戦闘もどこか舞台やお芝居のように感じ、迫力にかける。

宇宙海賊の狙いは、ポックル星のエネルギーを使い、ポックル星にとっての太陽である惑星を壊し、その中にあるダイヤモンドとグラファイトの収集である。宇宙海賊の首領イカーロスは、その肉体の再生のためにグラファイトを求め、部下たちはダイヤモンドを求める。グラファイトに関しては、細かいことなので突っ込まないことにする。とにもかくにも、宇宙海賊がやり手の詐欺師であり、星をひとつ潰そうとしているのであるから、宇宙海賊の必死さや非道さをもう少し深刻に描かなければならない。

こんな宇宙海賊やグラファイトのことなど吹っ飛んでしまうのが、ラストの解決方法だ。終盤、宇宙海賊の目論見通りビームは発射され、太陽も破壊されてしまう。そこをドラえもんは、一旦カチンコチンライトで止める。百歩譲って、ここまではいい。ここからが問題。バーガー監督の巻き戻し機能によって、「発射されるビームと、破壊された太陽だけの時間を巻き戻す」というご都合主義的な解決方法なのだ。タイムパトロールさん、こっちですよ早く来いよ。過去を変えるっていうレベルじゃねえぞおい。自分たちの身を削らず、外から「間に合わない」と眺めるだけで、最後は道具の素晴らしい機能によって解決をする。地球上の誰がいったい、のび太たちに感情移入できるというのだろうか。約束された勝利の剣なんて、見ててもつまらんでしょ。

「魔界大冒険」では、ドラミちゃんが持ってきたもしもボックスによって一時解決したかのように思われるが、事態は平行世界(パラレルワールド)にまで発展しており、根本的な解決は親玉を倒すことしかないことが判明する。ここに、世界を作ったことに対する彼らの責任を感じることができ、自然と感情移入ができる。つまり、観客も一緒になって戦うわけだ。このおかげで、美夜子との別れも切ないものになっている。感情移入は、このように彼らが努力をする、身を削って戦う、嫌な事態から逃げないなどの、説得力ある描写がないと非常に難しい。努力の描写もなく何かすごい事ができるキャラクターに、僕らは感情を移入することは中々できない。彼には、そうなるだけの説得力がないのだ。



<批評 - のび太>
ドラ映画において言わずもがな大事なのは、のび太の存在である。「のび太と銀河超特急」においては、西部の星からその射撃の腕が描写され、最終局面でも活躍をみせる。このとき彼に与えられた武器は、ただの石鹸が出るだけのピストルであり、ここでも勇気が重視されている。

今回ののび太は、ただあやとりをしているだけに終わった。ラスト、イカーロスとの戦闘において彼がやったことは、あやとりで必死にもがくだけであり、そこから適当にビームを撃って終わりである。言葉にできない。あやとりというのは、のび太のもう一つの特技である。そこを取り上げたのはとてもいい。問題は、どうやってあやとりでポックル星を守るか、なのだ。その解決が「イカーロスに気分悪いこと言われたんで、ビーム出ました」なんてことであったら、納得などはできもしない。あやとりによって相手をがんじ絡めにしてもいいし、とにかくのび太が考える工夫を見せて欲しかった。何も分からないけども、紐を錬成できるのであるから、面白い工夫を描写するべきである。ここにも考えが見られない。 のび太がもう1つの特技である、射撃を思い出し、銃をあやとりで作るぐらいのひらめきはだれでも思いつくだろう。

あやとりは、アロンとの友好や友情においてその役割を果たしている。何万光年も離れた惑星同士で、あやとりを子供に教え平和に暮らしている。この点で、アロンとの繋がりが見える。しかし、これは今までの長編ドラとは似つかわしくない。映画序盤から中盤にかけては、なるたけドラえもんたちが戦闘を避けるのに対し、終盤においては身を削りながら戦闘によることが多い。「夢幻三剣士」において、一度死んでしまった後のボスとの戦い。「宇宙開拓史」における、一対一の撃ち合い。「海底鬼岩城」における、バギーの捨て身の特攻。これは、冒険活劇的な側面が大きいだろう。起因するところは何にせよ、とにかく身を削って戦うことが多い。

今回はのび太もボスも合理的でなく、戦闘は生ぬるい。ごっこ遊びのようだ。そこに従来の長編にあった真剣さはなく、生と死に直面しても目を背けない強さなど全くない。ただ、あやとりをしていたら、世界は平和になれる。という主題が僕にはうそ臭く感じて仕方ない。誰だって戦争は嫌だけれど、何かを救おうと思ったら死に直面しない平和などありえないと思う。



<批評 - キャラの特技> 
さて、スペースヒーローズではグレードアップライトと呼ばれるひみつ道具によって、それぞれの得意分野が強くなる設定があり、のび太は前述のとおり「あやとり」が強化されている。 他のキャラというと、これまた納得いかない部分が多い。しずかちゃんと言えば、彼女が得意、好きであるのは「バイオリン」である。この演奏の下手くそさは、原作コミックでも幾度と無く描写されてきた。ジャイアンといえば、ホゲーに代表される、あの音痴な歌である。しかし実際には、しずかちゃんはお風呂好きということで、水を自由自在に使えるようになり、ジャイアンに至ってはただの暴力である。ドラえもん、スネ夫の特技が、それぞれ石頭と機械いじりというのを考えると、しずかちゃんとジャイアンについてはもったいない。

話を広げやすいように作った、という印象を受ける。バイオリンや音痴では汎用性がなく、物語において活用しにくい面は当然ながらあるが、そこに工夫を投じることこそがドラ映画における1つの魅力ではないだろうか。「魔界大冒険」では、人魚の歌声によって洗脳されそうになるも、ジャイアンの歌によって皆の目が覚める。普段は使えないガラクタのようなものも、使い方によっては危機を救う。これは、ドラえもん映画の根幹でもある。 普段はグズでのろまなのび太が、ありったけの知恵と勇気で冒険にみんなと挑むところに魅力を感じる。つまり、バイオリンや音痴といった要素を扱いにくいものとし否定することは、のび太という主人公を否定していることとほぼ同義であるのだ。せめてどちらかは使うべきである。エンドクレジットで流れた、子どもたちの絵の方がよっぽどドラえもん映画をわかっている。



<批評 - ドラえもん> 
さて、最後にドラえもんについて。これはこの映画だけの話ではないかもしれないけども。新ドラになってから重視されていると感じる点は、ドラえもんとのび太の精神年齢が同じということである。確かに設定的には、ドラえもんの伸長は小学5年生の男の子の平均身長である。そういった点から、のび太と同じように遊び、同じようにアニメを楽しむなど、幼稚な面をやけに描写する。しかし、これはドラえもんの当初の目的を無視している。

ドラえもんは教育係として、未来から送られてきたロボットである。それゆえ旧ドラにおける、ドラえもんは保護者の感覚が強い。保護者たりうるように、精一杯自分の中で考え、教育しようとする。いわば、少し背伸びをしているのだ。その中にときおり垣間見える、童心がドラえもんというロボットに魅力を与え、人間さを生み出している。ただ、アホみたいにはしゃぐだけでドラえもんは形作られているわけではない。時に自分のことは棚に上げ、叱り、勉強をさせ、勉強できるように時間の流れをゆったりとする道具を出したりして支える。その上で、悪ふざけをのび太を一緒にするからこそ、ドラえもんらしさは作られるわけだ。今ある、ただ幼稚なことをするだけのロボットは、「藤子が描こうとしたドラえもん」ではないと強く言える。 



余談ではあるが、予告の出来はこの上なくいい。本編を見た上でも、まだ面白そうに感じるのだから、予告は本当に上手すぎる。絵や動きは素晴らしいだけに、全くもってもったいない作品であった。

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■分からん、分からぬ、分からにゅ

もうちょっと、楽しい記事を書きたい。なんか最近上手く書けてないと思うので。受ける受けないに関わらず、何か今ひとつな記事ばっかりだと思う、「君嘘最終話」だけは自分の中で何とか納得出来ました。いろんな部分が上手く噛み合ってないから、今こうなってるんだろうけど。焦らず1つずつね。いろいろ改善しようとすると、多分上手くいかないので、ちょっとずつ考えながら改善していきたい。

実は、こういう風になってしまう危惧はずっとあった。最近は、(最初のころよりも)純粋に映像を見れてないと思うし、まあこれは仕方ないにせよ、文章が背伸びしようとしてるのがアカンなと思う。もうちょっと身の丈に合った文章でね、例え間違ってても、拙くてもいいから自分の言葉と意見で、やらないとまあ良くはならないわけで。ただ見栄を張ったような文章しかできないわけで、それじゃ書いてる方も見てる方も面白くない。ちょっと意固地になってた感じはあるけど、こうやってだんだんと気付けてきたことは幸せなのかもしれない。やっぱ人間やれることを全力で自信を持ってやるしかないんだけど、今は何かガーターすんの恐れてる感じ。ボール置きに行ってる感じ。そりゃ2ピンぐらいしか倒れないよ、フォアボール出しちゃうよという感じで。

何か玄人っぽく見栄を張ろうとしてるんだよね。そんなオシャレでもねえのに、無理してGUとか何かオシャンティーな店で服買う感じ。そこがすごく良くない。そんなんじゃないだろうと、べつだん詳しくもないんだから玄人じゃないし、素人で初心者だよ。なんか取り繕おうとしてるのが良くない。アホみたいなこと書いてた方が、カッコつけるより、よっぽど素直でいい。

恐れずにやっていきたい。何回でもガーター出しちゃった方がいいし、カキーンと打たれた方がいい。しっかり腕振ったんなら、糧にすればいい。これは自慢のつもりじゃないんだけど、増尾記事を書けてたあの時の自分すげえなって。よく何にも分からない中で必死に考えて、ちゃんと答え出してるよねっていう。まあでも、あの頃の自分と同じというのはあり得ないわけで。良くなった部分もあれば、悪くなった部分もある。知識が増えていろんな見方ができたようにもなったけど、その分見えにくくなった部分もある。だけど、これはもう仕方がない。

だから、難しい部分はあるかもしれないけれど、とりあえずは背伸びするのを辞めようと。凄い記事なんて時たまにしか書けやしないんだから、そうじゃなくてもっと下手くそでいいから、楽しい記事書こうよっていう。語彙力が足りないのかなと思ったけど、本質は多分そこじゃないだろうと。もっと自分に正直になろうと。

そう今日思った。まあ頑張ります。



■春アニメについて(前期秋、冬アニメについても)

僕のメモリは3本で大体MAXなので、それ以上は多分ムリ、というのを前年度学びました。この反省と前期での各話感想4本とかいう無茶な行為への反省も含めて考えると、できることはまあ少ないです。

1つのアニメの各話感想(A)と、2つのアニメの作画感想(B、C)なんかが折り合いつけやすいのかなあと。そういうふうな印象ですけど、まあ実際これもやってみんと分からんですね。人気どころはいろんな人がレビュー書いてくれるだろうし、そこまで行かなくてもいいかなという感じ。だから、Aを本命に据えて、BとCもまあそれなりにやっていく…みたいな。 これ一応ですが、確定じゃないです。1つだけ各話感想して、全体としては5本ぐらい見る可能性もある。でも何かそれだとモッタイナイ感じが…無限地獄ですね、ココらへんでやめとく。

そうだ、突発的に昔のアニメも観直したくなるので、その分も考えとかないとアレなのか。「日常」とか見て、エフェクト作画とかまとめて紹介したいし。まあやりたいこと削りつつ、こう上手く配分とれたらいいですね。

咲ちゃんに猛省させないように祈っててください。

「グリザイアの果実」「新Fate」については一定の何かをしたいと思ってます。コメント付けてくれてた人もいるので何か申し訳ない。 一応、これらもこれから1クール分は見ます。その上で、まとまった感想は出します。今はそんないい記事は書けないと思うので、期待はしないでくだひゃい。

お久しぶりのエフェクト記事です。


・「咲-Saki-全国編(TV/2014)」 13話
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佐々木政勝作画。画面を覆ってからの炎の消滅が美しい。昔はもうちょっとゆっくり目に消えていっていたんだけれど、新ドラ辺りからややタイミングが早くなったような。「咲-Saki-」や「ドラえもんズ」での政勝さんの仕事はいつか取り上げたいところ。


・「ソードアート・オンラインⅡ(TV/2014)」 21話
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柳作画かも(※推測)。クロス光からの、爆煙作画。このカットでは流線的に影のディテール(ギザギザした奴)が入っているんですが、これが煙に立体感を出していて上手い。あとは影2色使って、全体のフォルム丸ごと動かしてるところで写実性を補っている。


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これは誰だか分かんないけども、すごく良い残存煙。1カット目、奥になるほど煙は濃くなってる所や影の付け方にとても説得力がある。少なめのディテールなんだけど、立体感や写実性が出ていて最近のお気に入り。全体をじわっと動かしてる所がいいのかなあ。本当に上手い。


・「四月は君の嘘(TV/2015)」  後期OP
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もこもこ雲。普段は背景的な存在である雲をセルで描くことで、雲にやわらかさを出している。またメルヘンチックなシーンに合うような、爽やかな色彩もまた素晴らしい。


・「ブラック・ブレッド(TV/2014)」 11話
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黒田作画(※推測)。 湧き上がるような煙の発生や、その場に留まる残存煙がじわあと広がっていくのが上手い。特に中央の煙は後ろ(画面右方向)に流れながら広がっていくことによって、煙自体が持つ動くエネルギーと、気流を表現しているのが良い。



さて、「メトロポリス」というのは2001年に公開されたアニメ映画です。りんたろう監督作品。大友克洋が脚本を、名倉靖博が総作画監督を務めました。自分はお話から映像まで大変好きでして、特に気に入っているのがラストに都市が崩壊していくシーン。この爆発、煙、破片はまあ見事です。

・「メトロポリス(劇場/2001)」
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密度が高い爆煙作画。最初は熱を持っているので、爆煙は透過光から始まり、だんだんと外気によって冷やされていくに従って、オレンジから濃い灰色へと変化していきます。ホイップクリームが押し出されるかのように、展開していく煙の動きが上手い。触手煙も空気の抵抗を感じさせながら落下していく。


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細かい破片と、一挙に画面全体に広がる煙が魅力的なシーン。カットの最後で重そうな破片が落ちて、煙がぶわあっと広がる。後ヅメ(参照)がとても効いている作画。また奥の煙がパッパッと瞬間的に広がっていった後、じんわりと留まるのもまた上手い。


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ここはまずレイアウトの奥行きさが良い。そして、奥からドドドンとこちらに向かってくる炎の横を、地面をえぐりながら広がる爆発と破片がいいんですよねえ。爆風によって後ろにはじかれる破片と、前に押し出される破片とがあり、とてもリアル。この爆発と破片が迫ってくる同時進行さが、臨場感を増していて素晴らしい。


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落下するビルのパーツと、それによって発生する煙。煙にいくつかの層があり、その層ごとに影をつけているのが特徴的で、キノコ雲(核爆発)のようなリアルさがあります。また、細かく散乱する水しぶきのような煙の発生と消滅が美しい。


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地上でモクモクと煙が広がりながら、上から大量の破片が降ってくるシーン。モクモクと広がっている煙の奥で、いきなり発生する爆煙がいいです。また、大量の破片と煙とで、画面の密度は非常に高いシーンになってますが、画面の奥に破片の大部分を降り注がせ、手前には少しだけ散らすという情報量の制御がまた上手い。


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これまた大量の破片と煙のシーン。中央の煙が広がる前に、地上で衝撃波が起きているのが上手い。煙の展開による空気の流れが分かるし、煙がまさにこれから広がるという前兆・予兆にもなっているのが良いです。そして、やはりその場で残存している煙のじんわりした描き方が素晴らしい。


これらのエフェクトシーンを描いたのが、村木靖という人なんですが、まあ「村木サーカス」の存在で知っている人も多いと思います。彼のエフェクトはとても写実的で好きなんですが、サーカスばかり話題になってしまって、触れられてないかなあと思い、今回少しだけですが取り上げました。村木エフェクトは、特に煙がいいです。決してディテールは多くないのに、リアルなとこがいい。 

■キュレーションサイトの良し悪し

まあキュレーションってのは、元々ある情報を整理して公開することによって新たな付加価値を生み出す、という意味でして、「ネバーまとめ」とか、「togetter」、そんでもって「グノシー」とかのことです。僕は、まあご存知の方も多いかと思いますけど、まとめブログが大嫌いでして、このキュレーションサイトもほとんど嫌いなわけです。このブログはエヴァをきっかけに始めたわけですけど、2番目の記事がまとめブログに関する記事ですからね。それぐらい嫌い。

キュレーション自体に悪いことは無いと思うんですよ。だって、古くて中々たどり着けないページや論文とか色々探しにくい情報はある。だから、それをブロガーにせよ誰かが、一定の枠組みで集めて整理するということ自体はとても有意義で素晴らしい。このキュレーションサイトってのが、いつ頃からあるのか知らないのだけれど、意義とか目的自体はすごい良いんですよ。言えば、博物館みたいなものであって、公開すればみんなが昔の恐竜の骨を見られる。だけど、今のキュレーションサイトってのはほとんどそうじゃない。

はてなブックマークで盛り上がったとか、ツイッターですごく話題になったとか、そんな情報だけ作業的に集めて、「はいキュレーションしました!みんな見てね!」って商用利用するんだから、これは2ちゃんねる系まとめブログと何ら変わらない。他人のふんどし、他人が書いた記事を使って相撲を取るんだから、嫌悪してる人も多くいる。おめえただ人気のあるリンクまとめただけじゃん、そこから何か探しにくい情報を拾い集めたわけじゃないじゃんって。ブロガーの人はよく喜んで言いますけど、「グノシー砲」じゃねえよっていうね。下請け業者かよ。

例えば、先日のマップ兵器記事もグノシーやらギガジンに掲載されるわけですが、これは記事タイトル(見出し)に著作権がないからなんですね。2005年に読売新聞が訴訟を起こしてるけど、「著作物ではない」という判決が下ってる。まあ認めてしまうと権利関係の処理が煩雑になるというのは理解できるし、仕方ないかなとは思うわけですが。後は、一定のルール、例えば「リンク(見出し)だけは著作権違反」とすると、記事の最初だけコピペったり、「これ面白いです!」とかいう一文付けて回避するだろうし、まあイタチごっこになっちゃう。何か別件でマズイことをしない限り、こういう悪質な輩どもは消えないわけです、残念ながら。

まあでも最低限、グノシーとかスマートニュースみたいな、「記事リンク直貼り」を商用利用すんのは辞めさせて欲しいというのが正直なとこ。人んちの野菜盗んで売るのが2chまとめブログだとすると、話題になってる畑の写真を取ってアクセス伸ばしてるのがグノシー。本当うぜえよね。後、勘違いしてほしくないので、一応言っておきたいと思いますが、テキストサイト時代からやっておられる熱心にサイトを紹介される方なんかは違いますからね。彼らは、そのジャンルに関わることだったら何でも、本当にどうやったら見つかるんだっていう情報でも集めているので、全然違う。商用、非商用に関わらず、彼らこそ真のキュレーターであり、風評被害者といえる。 

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