LBL:Gomistation

A conclusion is the place where you got tired of thinking.

2020年02月

昨年2019にTRIGGER最新作として公開された、「プロメア」は意欲作でしょう。

カメラは終始ぐるぐる回転していて、ジェットコースターかよと思う感じの酷さ。あと前半の色指定はパステルカラーにパステルを乗せて(爆発したりで)白く発色しちゃってみたいな感じだったので、見にくかった。けれど、その辺は今石&サンジゲンのチャレンジだと受け取っている。

もっと単純にアニメは作れるっていうものが理想にあるんだと思う。色や線が多すぎる、もっと減らせる、面も減らせる、みたいな。



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フル3DCG

キャラやメカの色と爆発などの閃光の白色とが上手くマッチしていなかった前半だったが、夜のシーンになっては打って変わってバッチリに。がむしゃらな力と力のぶつかり合い。リオ竜がタワーに襲いかかってから、白い炎をぶわあとするところがいちばん良い。夜の空間と白い炎、この対比がええんじゃ。

[*]手前の黒い建物や破片の舞ってからの落下も地味に、いや実にいい。




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作画→フル3DCG

リオくんつながりでもう一つ
スライディングからのタイヤ切りまで、これはCGでうまくやってるな~と。初見は作画かと思った。嘘パースな超広角レイアウトのアクションつなぎ。ダイナミックでなおかつテンポがいいですよね。そこまですごい速いテンポでくるので、最後の後ヅメがスゴく目に残るんですわ。


あと音楽はもう素晴らしかったです、言うことなし。あとはクレイを演じた堺雅人です、前半はどうしてもクレイではなくかれの俳優としての演技になってしまっていたけれど、後半クレイが本性を見せてからの演技は圧巻。「違うなァ?救ー世ー主だよお゛お゛」はこの作品においてベストな声でした。まあでも急いで見る必要はとくにない、レンタル準新作ぐらいになってから見るくらいがハードルも下がっていいと思います。

■参考者やテキストってすげえやってなったとき

学習塾というものはまず、生徒に配るものを決めるために数十冊くらいテキストを比べるんですが、その際に教材会社から来るのは「ご検討用見本」。んで、これはとうぜん塾生だったりに配るわけにはいかない。新品じゃないので。どこにいくかというと、学習塾によって異なると思うけれど、自分の家の場合は自分に「ほれほれ」とテキストが渡された。ちょうど中学生のとき。

教育家庭でしたが、学習塾に行ったことは小学生のときの一度しかなく中学に入ってからも家計に負担をかけまいと…うそです、塾に行くとなぜか具合が悪くなってしまうので単に行けなかった笑。自分のペースでやれないし、圧迫的な空間とよくわからないマウントを取ってくるクソキモメガネと会話する空間が嫌だったんだろうと思います。ぼくは単に学ぶこと、理解することが楽しかっただけなので。

で、中学になるとぼくはほぼ学習を放棄しました。理由は簡単です。友達とたくさん遊びたかったからw公立中学校なんてのは、もう授業なんてやること(※レベルとかではなく内容が)退屈なわけです。偉そうにしながら、面白い授業なんてなかった。もっとおもろい問題や授業くれやと思ってました。そこに、親父からテキストがきたわけです。

教材会社のお古のテキストは実に自分好みでした。魅力的な問題だらけで、レイアウトも美しい(※書くスペースが広い!)、紙質もよく何度消しゴムで消してもほとんど破れなかった(※公立中学はわら半紙だらけなのだ!)。友達とたくさん遊びたいので、中学生のときに決めていたことは「試験の1週間前だけそのテキストに取り組むこと」だけだったので、もう楽ちんですよね。分からないところがあれば父親に聞いて解決しました。まあこんなやり方だったんで高校受験は苦しんだんですけどね・・・懐かしい。

高校に上がると、流石にあの苦しみを繰り返してはいけない、と深く心に刻んだ。でも、高校の教材会社テキストってそんなにいいものがないらしく、というか当時扱ってなかったのかな。まあいろいろあって、使えなくなってしまった。でも塾には行きたくねえなあと思うわけです、行けば具合は相変わらず悪くなったので笑

となるとテキストから参考書に行き着くわけです。こりゃお得だ!と確信しました。毎月5万やそこら塾に払うのはそれ相応の価値がありますが、自分のように合っていない人間には無価値です。銭どぶ。だいたい1冊1000円くらい。高くてもせいぜい2000円。20冊買っても月謝とトントンとくれば、買わない理由はない。

ただ、もう最初はなにも分からんわけです。当時はガラケーだったし調べる方法が今より少なかった、地方で情報もなんもなかったので、近くの書店でうーんうーんと悩む感じでした。父親が「いいのを選んでやるぞ!」と息巻いて一緒に丸善に向かったわけですが、2時間いろいろ見て「いいのがねえな!」ということで1冊も買わずに解散になりました。親父ィ!

まあ確かにすごい冊数のテキストがあって、こりゃ困る。今は情報は増えましたけど、増えすぎて本も多いし大変だ。ただ定番書みたいなのは昔からありますよね。チャート式であるとか、そういうのにたどり着きます。目が肥えていたのもあったと思う、買って合わなかったらすぐにゴミ箱へ。そういう経験値は失敗しないと溜まっていかないもので…月謝よりは得という理屈で親を説得しました。

自分の時代は黄色が良かったんですよ。青はダメすぎた、難易度高すぎたのと無駄な問題が多くてこなせない。あとは「一対一」とか、これねえ今見ると中身のレベルすげえ下がってんの。当時は高くて困った。黄色と一対一の架け橋がなかった感じ。ネットで有名な水野は無能だけど参考にはしましたよ。あとは基礎英文問題精巧とかもう流行から外れててね、自分より前の世代の人には合ったんだろうけど。これ今なにを書いているかというと、ただの思い出ばなしです。

伊藤和夫先生の著書だったり。まあビジュアルは装丁がハードカバーで硬くて使えねえ!ってなりました。そういうのって中身より大事だったりするんですよ。気持ちよく継続できることがなによりも重要なので。今はどうか微妙ですけど、入門英文解釈の技術は良かったなあ。桐原英語科のエースと言う感じ。ネクステなんかやりきれるわけないだろ!いい加減にしろ!瓜生先生と桐原は世の中にあんなものを出して普及させたことを反省しろ。まあ超進学校で流行ったものって地方の先生はすぐさまパクるので、そういう遠因もあるにはあります。フォーカスゴールドとチャートなんて別に好みの違いでしかないのに。

ちなみに、数学はチャート式・坂田アキラ先生、英語は大矢・戸澤(ちょっと竹岡)先生、国語は代ゼミの田村・望月先生(あと河合出版)を信奉していた。ただ、物理だけはナンボやってもダメでなあ…そういう理系コンプレックスはずっとあります。浜島エッセンスは説明少ないし(※名門の森の基礎編を求めていたのだ読者は、あのテイストで出してくれよ)、漆原はくっそ変なやり方だし、ちょっと前に生徒のために探していて良かった本はありました。当時見つかっとけよ・・・

やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO 「力学・熱力学・波動編」
https://www.amazon.co.jp//dp/4774163511

物理(物理基礎・物理)入門問題精講 改訂版
https://www.amazon.co.jp/dp/401034220X

鈴木誠治の物理が初歩からしっかり身につく 「力学・熱力学編」
https://www.amazon.co.jp//dp/477416321X


ティーン(もしくは物理をやり直すハメになった大人)でなおかつ物理に困っている入門者、初級者でなおかつ本ブログの読者がいたら上記3冊のどれかを勧めます。いきなし微積でやるのは指導者がいないとたぶん無理。その辺詳しい人いたら聞いてみたいぞ!

作画は一段落ついたので演出の方を探っていこうと思う


氷菓(2012)5話
絵コンテ・演出:三好一郎(※木上益治の変名)

【全話までの流れ】
子供のころの叔父との会話が思い出せない千反田えるをきっかけに、45年前の学校そのものに何があったのかを奉太郎たちが推理していく。そして、見事に過去の出来事を暴き出した。しかし、えるたそ~は違和感が残っている様子。それが前話数までの流れ、つまり、5話は真の解決編です。




・姉から電話を受け取るシーン
氷菓05-06話.mkv_snapshot_04.45_[2020.02.01_12.19.28]氷菓05-06話.mkv_snapshot_04.45_[2020.02.01_12.19.30]
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連続3カット

1カット目:受話器なめて後ろに奉太郎は小さく/広角気味/バストショット
2カット目:受話器を取る奉太郎
3カット目:姉からの電話とわかる/望遠/ロングショット

レンズの意識なんてのは木上益治の演出なら言うまでもなく、問題はそれをどう使っているかです。このシーンでは、1カット目に受話器を手前で大きく映し(「なめて」と言います)奉太郎を左後ろに配置させることで、受話器じたいがキーアイテムであることを主張している。

2カット目は普通のカット。奉太郎が電話に出る。目を引くのは3カット目ですねえ。姉からの電話とわかった途端に、このロングショット&望遠の画面。この異質さ。いつもと違った画面にするのにはなにか理由がある。ここは姉からの電話がめっちゃ重要やでっていうのを客観カメラで伝えるためですよね(主観・客観カメラはキャラ目線かそうでないかだけです、この区別が大事かな、と個人的に思っている)。客観カメラでやっている理由はぶっちゃけ分からん。奉太郎の主観を入れないようにするため?



・姉と談笑する奉太郎
氷菓05-06話.mkv_snapshot_04.52_[2020.02.01_12.19.52]

こういう分かりやすく誇張するレイアウトを木上さんは好きそうではある
家具とか家財の後ろから映すのが好みなのか、しかしキレイに収まっている



・姉から「カンヤ祭」が禁句であると聞いて考え込んだ後
氷菓05-06話.mkv_snapshot_07.00_[2020.02.01_12.23.14]
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3カットAC(アクション)つなぎ

一連の行為をわざと切って、複数のカットに分ける技法をAC(アクション)つなぎと言ったりします。ここでは奉太郎が姉からの電話を受けて、自分の推理にはどこか不足しているところがあるのではないか、ないしは間違っている部分があるのではないか、ということで、追求すると決めたシーン。単純だけれど、奉太郎の覚悟が伝わってくる。



・序文を書いた本人は分かってからお前ら図書館いくどーのシーン
氷菓05-06話.mkv_snapshot_09.17_[2020.02.01_12.23.33]氷菓05-06話.mkv_snapshot_09.20_[2020.02.01_12.23.37]
氷菓05-06話.mkv_snapshot_09.23_[2020.02.01_12.23.40]氷菓05-06話.mkv_snapshot_09.29_[2020.02.01_12.23.47]
連続4カット

1カット目は前述の通り、大きな棚の後ろから奉太郎たちを映す。画面をさらに絞って誇張する。んで2カット目ではいきなり、奉太郎の足へ。ここは奉太郎だけが序文を書いた本人をすでに知っている(さらにその本人が45年前の真相を知っているだろうことまで分かっている)、という部分が大事なので、他の無知な3人は目立ってはいけない。奉太郎だけ。「Just Hotaro.」

3カット目はその延長でやや引いた画面でパンアップしていく。後ろ姿を映すことでミステリアスな感じに。4カット目の目線なしも、そういう意図なんだろう。目線を消すことで、余計に彼の存在を目立たせる。


★関谷純の名前を聞いて、糸魚川(郡山)先生のリアクション
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ここバリ上手い
序文を奉太郎が渡して、糸魚川先生は書いた本人だと認める。んで、糸魚川先生は。奉太郎たちが聞きたいこと、それは45年前の運動についてという所まで察しがいった。ただ、予想外だったのは「関谷純」という名前が出てきたこと。それは予期していなかったんだろうと思う。2カット目、広角レンズで歪んでますよね。これは糸魚川先生の動揺を示したカットだと思う。糸魚川先生の声は明らかに動揺を隠そうとしている様子で、それが画面に滲み出てしまった。

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