学園設立の理由とサカキの重たい過去。
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アバン:サカキカッター痛そう

A:サカキ
・黒服とユウジ
・サカキの過去
・ミクロイドS

B:立て篭もりサカキ
・スナイパーユウジ
・これからどうなってくのか


脚本・作劇・全体構成
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まずタイトルの「レーゾン・デートル」とは、存在意義・存在価値の意味です。多分エヴァで知ってる人も多いんじゃないのかな。跡取りが欲しかった榊家としては男の子ではないことを蔑まれ、精神を病んだ母親からも存在(男でないこと)を疎まれ、果ては弟が死んだら自分に跡継ぎの役目を任されるというサカキの人生は自分の存在価値がないと考えるのも当然と言えます。

サカキは他人からも好奇の目を向けられ、自分の存在に疑問を持っていきます。サカキにとって、一番の葛藤とはなにか。それは、「女である自分」であり、カッターで髪を切るという事態に至りました。だからこそ、そのカッターをいつまでも持ち続けています。「女である自分」を否定するためにカッターを持ち、カッターで他人に襲いかかる。カッターはサカキの女性を否定するための要素であると思います。

演出として、Aパート中盤からAパートラストにかけてのサカキの回想は素晴らしかった。サカキが自分の存在価値に思い悩むプロセスを順々に丁寧に描くことで、視聴者は感情移入が自然とできる。段々とサカキと自分を同一化させ、同じ葛藤を共有できます。自分の存在価値への葛藤というのは、大小あれども、人間の成長過程において確実に存在します。ですので、今回の話は多感な中高生にも刺さるでしょう。

「母親に関係するトラウマ」は、よく見られますね。これは全部が全部、母親が悪いというわけではなくて、様々な要因があるわけですが。『四月は君の嘘』や『彼氏彼女の事情』もそうした物語です。母親というのは作品において、ユースフルな要素なのでしょうか。父親だとあまり上手くいきませんが、母親の場合は母性と出生を握っていますので、効果的なのかもしれません。





作画・画面設計・レイアウト

大島、野中、後藤、越後さんと新旧入り乱れている作画陣。

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大島さんは人気も高いようですが、イマイチパートは分かりません。ただ、1話における、コミカルなミチルの芝居を見ると、人気の理由も分かります。なんでしょうね、大島さんは体全体がビクビク震えるようなアクションというか、ちょっと漫画的な要素を感じます。


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野中さんについてですが、おそらくアバンもしくは、後半の墓参りの後のサカキでしょう。アバンは何と言っても、重心移動の巧さが野中っぽいです。下半身しか画面にはないのに、それでも伝わる重心の移動。上手いですね。4枚目もメチャウマなんですよね、肩の揺らし方とか本当に上手い(※ここは大島さんかもしれない)。


そんなところです。