58]
お前ら、幼なじみだったんかい。

アバン:サチ目線

A:サチ目線からのみんな
・ミチルの無茶な要求
・やばい雰囲気ただよう
・サチお手製爆弾
・ユウジは先生か何かか?

B:サチの過去
・ベッタベタの王道
・ゆーくん
・工場の美術いい


 
脚本・作劇・展開

34]38]
58]40]

サチは事故で両親を失って(※母親は存命)以来、その事故のきっかけとなった「自分のワガママ」を封じ込めます。それだけで済めば、まだ良かったのだけどサチの考えは発展してしまい、相手の要求(ワガママ)を受け入れないことも、「自分のワガママ」と認識するようになってしまった。だから、どんな無茶な要求でも、他愛のない冗談も、サチにとっては「自分に課された問題」と捉え、風呂10000回数えや、テストを無くす、といった無茶な行為へと走って行く。

この無茶な行為に走ったのは、天音やミチルがユウジと仲良くなっている現状に対しての感情がよく分からないまま進行したからじゃないかなあ。つまり、普段よりも思考がこんがらがった結果、「いい子になる」という原点回帰をしてしまったことが、今回の騒動の全貌だと思う。

サッチーの過去については王道ですね。王道なんだけど、演出が上手いのかなあ。何だか普通に良かった。ワガママは絶対的悪という認識で生きてきて、誰も止めてくれず、やっとこさ「良いワガママもある」と言ってくれたのが幼なじみだったら、それはもう泣けますよね。過去回想で、ユウジにも人間地味た所があるのが分かって、ますます面白いです(※辛い時期に支えてくれたとか、そういう部分)。失禁シーンも真面目に描いてるじゃないですか、そこがスゴイ好印象です。やっぱ体操着ですよね。





作画・画面設計

42]03]
21]04]

ちょっとこういう指摘は本来したくないんですが、流石にこれはというのがあったので。サチお手製の爆弾のディテール部分の作画ですね。これもったいないですよ。せっかくディテールを設定してるのに、その作画がお粗末というのはもったいない。工場の美術は良かったので、そういった細かいディテールの部分でのミスは損のような気がします。細かい事ですが、サチの作画もこのシークエンスはちょっと良くない。

まあ重箱の隅をつつくようなことなので、大部分の人にとってはどうでもいいことです。ただ、特撮しかり、細部の描写というのはやはり重要であるという強い認識があり、個人的に気になったので取り上げました。全く関係ありませんが、野中は次回来るような気がします。

最近、この「グリザイアの果実」が教育アニメのように見えてきました。家庭に問題がある、自分の内面に問題がある、そういった生徒をユウジ先生が全力で受け止めてあげるというか。まあそんなわけはないか(笑)。次回からは、複数エピソードのようなので、(これまでは)キャラ紹介と素直に捉える方が自然ですね。



[追記]
交通事故のシーンを笑う輩(やらチル)がいると聞きました。彼らは完全に映像作品というものを見るレベルにないので、映像を見るのを止めて頂きたい。王道のストーリーもちゃんと受け取れず、話の機微も分からずに視聴して文句言うなんて痴がましいったらありゃしない。論評するならするで、ちゃんとしろ。中途半端にするんじゃないと思う。つまり、文責(自分の発言に対する責任)は持てということです。また、テンプレートを享受できない人間は、意外性のあるモノも同じく享受できません。それは、スポーツでも勉強でも明らかですので。(※だから僕は『やらおん』が大嫌いなんです、そういった輩を増やしますから。さっさと「やらおん!」や「オタコム」は訴えられればいいのに。 )

一応言っておくと、「手放しで褒めろ」ということではありませんので。大事なところを見誤らないで、批評すべきだと思っています。愚痴のような格好になってしまい申し訳ないです。次回からは、こういうの無くします。一生の不覚ですね、やらおんリンクなんて汚いモン踏みたくなかったんですが、まあ手が滑りました。何でこんなに純粋に映像を見れない人が増えたんでしょうかね。僕にはよく分かりません。