・そもそもこれはどんなシーンかー①
>なぜ爆発したのか
>どのように爆発をしたのか
>それによって、周囲にどんな影響を及ぼしたのか

・そこに至るキャラクターの心情や文脈はどのようなものかー②
>間接的に心情や情景描写をしていることがある
>その爆発に至るまでに、キャラクターはどんな心情だったのか
>また爆発の後、どのような心情になったか
>どのような文脈で爆発のカットに至ったのか

爆発/エフェクトは必ず①、②を受けている
描き手が意図的な部分とそうでない部分はあるにせよ
そのため両者の要素を汲みとった方が良い

「この爆発がこのようである理由」は、良い爆発には必ず存在する
技術によりすぎるのも、演出によりすぎるのも良くない
どちらの要素も柔軟に取り入れて、解釈することが必要だ


ナウシカの金田爆発を例に取ると、

①そもそもこれはどんなシーンか
・ナウシカは飛行船を助けようとしていたが無理だった
・虫に襲われために墜落した
・崖に突っ込み、飛行船はまるごと爆発した
・爆発はとても大きく、夜の風の谷を光らせた

②そこに至るキャラクターの心情や文脈はどのようなものか
・虫が騒ぎ出しており、それにナウシカが異変を感じた(確か)
・トルメキアの飛行船にペジテ市の王女が人質として乗っていた
・ナウシカと王女は一瞥を交わして、助けを求めていた
・爆発の後、王女は息も絶え絶えの中で積み荷を燃やすことを頼み息を引き取る

という風な感じになる
これから分かることは、
・飛行船は虫の集落を通ったため(虫に対する無知のため)に墜落した
・王女と悲しい一瞥をナウシカは交わしており悲劇的である
・息も絶え絶えながら燃やすのを頼んだため、積み荷は相当に危険なものである
・虫と対話できるにも関わらず少なかったナウシカの無力感

要素を小さく分けていくと、それまで見えてこなかったことが見えてくる
技術論に傾倒して考えるのはあまり良くない
さいきん技術論/線画ばっかりに目が行っていたので、自戒を込めてメモっとく