映画の話でもしようぞ



■ゲーム (デヴィッド・フィンチャー)

誕生日プレゼントに弟から、CSVというサービスを勧められる。それから、ジェットコースターのように、二転三転していく物語は、同時に視聴者も疑心暗鬼にさせる。オチがいまいち。どうにも、腑に落ちない感じがした。


■キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(スティーブン・スピルバーグ)

実話を元にした映画である。詐欺師役を演じたのはレオナルド・ディカプリオ。詐欺師の巧妙な手法や、刑事とのやり取りが面白い。特に素晴らしかったカットは、カールとフランクが二人で空港の通路を通りながら、会話をする長い1カットだ。お互いのことを思いつつ、それでも、やはりそのことについては触れることができない切なさがにじみ出ていた。本作品で特に重要なテーマは、「家族のあり方」だろう。それがしみじみと伝わるのが、毎年のクリスマスにおけるフランクの行動であった。


■オデッセイ(リドリー・スコット)

火星に取り残された植物学者が、生き残るために最善を尽くす話。見るのは二度目だったので、やや見方も変わった。ワトニーが畑を耕し、地球と交信を取ろうと試みる辺りまでは、素晴らしく面白い。だけれど、サプライの打ち上げが失敗して、仲間が助けに行くという展開になった辺りからは、ワトニーがやるべきことは殆ど残っておらず、彼以外の人物を多く映す。結果的に、モンタージュと音楽を多用する羽目になっている。この点で、後半は単調気味になっていた。

ただ、初見でも二回目でも同じ感想だったのは、その音楽の選定の巧さだった。音楽という要素は、船長のダサいディスコミュージックから始まって、最後まで付いて回るもので、特に「Starman」はカッコイイので音楽に聞き入ってしまう。結果、映像にも釘付けだった。謎中華資本の登場は、まあ、これだけ多くの人が国を超えて協力し合う必要がある、ということを示すものだろう。