もしエウレカセブンを全部見れないなら48話『バレエメカニック』だけでも観て欲しい。
当時視聴していた10代の私はストーリーが全く理解出来ずただ何となく流し見していただけでしたがこの話数だけは強烈に覚えているほど良い話です。
ベタなストーリーなのでここだけ観ても多分理解出来ます。

と言っても1*社会人ともなればたった一話見るだけでも気が重いのが現状でしょうし、劇場版のアクションシーンがほぼ全部入ってるお得な公式PV(約3分)も貼ります。
https://www.youtube.com/watch?v=TEV85faqXYk

2*エフェクト見分けるの苦手なので個人的にいろいろ解説して欲しいです。


稲作変身9/4クールは罪づくり+板野サーカスすこし
http://royal2627.ldblog.jp/archives/58172896.html
※旧題;エフェクト解説夏期ゼミ/5つのポイントで楽しく見れる
(※代ゼミ風に仕上げたのに誰もシェアしなくて悲しくなって変えました)

1*
( ^ω^)まあ1話ぐらいなら見れるでしょ→_(:3」∠)_)→いろいろ→_(´ཀ`」 ∠::)_
先見の明があるネ!

2*
エフェクト作画は、基本的に5つ*の要素に分けることによって処理しています。

0:そもそも、爆発か煙か?
1:フォルム(全体)はどんな感じか
2:ディテール/特にカゲ、ハイライト、透過光はどのように入るか
3:タイミングはどんな感じか
4:破片など(その他のディテール)はどれくらい大きさと量か

*増えに増えて5つになりました、最も大事なのは0、1、2です

ぼくはまあ正直にいえば、このエフェクトすごいなああ?ってなってから調べるので多くを見分けられることに意味は感じません。ですが、見分けるのであれば、この記号的な処理でおそらくできるようになると思います。


映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 KAGAMI「Tiger Track」 PV


( ^ω^)このアネモネって娘かわいい


良いPVですね!テンションも上がる

煙1
a001

普段どのように見ているかヴィジュアル的に説明していきますね~


a001

まずは煙のカゲの付け方/付き方を見ます。
ディテールはもっとも個人の特徴が出やすい部分であり、そういった面ではキャラクターよりも記号的なパターンで分類しやすいです。あとこういうミサイルの後ろの排煙っぽいものは、煙の伸び方にも注目して見ています。どれくらいの速さ(タイミング)、どんな風に形(フォルム)が変化するのか。



煙2
a002

次はこれ( ^ω^)
考えていこう




kai002-2

ここは煙の大きな塊が2つくらいあるな程度でおk
右端にも一つあるけど、そういうのはイラストでいじった後にもよく見つかるのでキリがない

形(フォルム)がでこぼこしてるな~くらいには捉えましょう
ここは感覚的にでいいような気がする、そこまでカッチリとフォルムで追えるアニメーターは板野系の人々か金田系の人々のみ。要するに、けっこう極端じゃないと無理なので。それなりにボコボコしてるなっていう感じ。




ビームっぽいもの1
a004
ここはもう2点しかない



kai004
はい( ^ω^)

ここはビームの形とタイミングが特徴的でした
こういう金田系な感じでやる人はそんなに多くないので、けっこうこの段階で絞れますね。
形→タイミングと、「これを連続でやるのはこの人しかいねえ!」で絞れる場合はけっこうある


煙と爆炎1
a006a007

ここ普通にすごかった
(※まあエウレカで良くないエフェクトカットを探すほうが困難でしょうたぶん)


kasietu006-1kaisetu006-2

青はフォルム、緑が表面のディテール(カゲ)、赤は表現的に良かったところ
けっこう青で区分していますが、これぐらいで分けて見ているときもある。あったりなかったりしろ。緑は基本的に十字みたいなディテールを囲んでいます。このひとはこういうの多用するのね、みたいな、そういうふんわり感

表現的にすごいのは、真ん中の爆炎が上昇してくる際に、サイドの煙が影響を受けて光ることですね。これはお見事。つまり、まあこういうめんどうくさいカット/表現まで一切手を抜かない、妥協をしないっていう姿勢も特徴として同時に掴むことができると思います(適当)



煙とビーム
a009
なんかすごい( ^ω^)



kaisetu009

ビームの反射光が煙に映ってますね、ピンクのやつ
あとはなんだろう…もこもこした煙がちょっと階層的になっている感じが少しありますよね。そこはちょっと特徴っぽい。ぼくならこの段階で、この煙には「もこもこクリームパン」って名前をつけます。自分なりに分かりやすい特徴名をつけておくと、他の映像を見た時に思い出しやすい。

青色で斜線入れてる部分は、全体カゲを入れているからですね。
特徴かも!みたいな仮定を立てることも大事


もこもこクリームパンをバカにしたキミ、先生怒らないから前に出なさい( ^ω^)



船と爆発と破片と
a016a017

ここは2つほど
煙以外で




kai016kai017
はいそうです

尾っぽ煙(ピンクのヤツ、※一時期、触手煙って呼んでた…( ^ω^))
あとは、中央の破片ですね

破片は3番目くらいに特徴が出やすいかも?
破片でめっちゃわかるひともいるし、そこまでじゃない人もいる。けど、やっぱり破片は個性の出どころの一つだと考えています。だから、個人的には要素の一つとして独立させてますね

破片は、
:どんな形か
:どれくらいの大きさか
(できれば):その場に留まるか留まらないか、落下するならどれくらいか

程度で大丈夫かと

( ^ω^)細かく見るのは良いことだけれど、細かく見すぎるとノイローゼになる
( ^ω^)いちばんはたのしくたのしく





破片2
a018

( ^ω^)だんだん分かってきたんじゃないかあ!?






kai018

( ^ω^)これもこもこクリームパンじゃない?
感触としてけっこう似てる
※感触・感覚はすごく大事にしよう、それを言語化するのは大変なときもあるから「イメージの感触」のようなものを持とう。

あと破片でかい、めっちゃでかい
「棒状+まあまあでかい」破片、これで絞れる。けっこう絞れる



エフェクト^実践編
a019

まあこれは経験値でわかるひとがいる爆発





kai019

村木靖作画

どこで見分けたかというと
フォルム=球形・円形
ディテール=ジャギってる周りの尾っぽ煙

ここで99%村木判定になります( ^ω^)





エフェクト^実践編2
a020

なんか練習問題みたいになってる…( ^ω^)




kai020

はい、最初のがうまくいかなかった人も今度はたぶん大丈夫
村木靖作画

村木靖の爆発は、球形・円形を重ねて、こう、全体のフォルムが「ぶどう」みたいな形になることが多いですね。ちなみに村木靖は煙もいいから、暇さえあれば見たほうが良い。見て欲しい。見てくださいなんでもしますから。

村木はサーカスばかり注目されますが、エフェクトが本当にええのよ…( ^ω^)
90年代から今にわたって、最前線で活躍してるの普通にバケモノじゃない????



エフェクト^実践編3
a024a025

フォルムでだいたい分かる、けどこれは慣れやな
これはタイミングも大事(動画では1m50sあたり)





kai021kai022

泡のようなフォルムが迫りくる
ビームが船を突き破って、円形に穴が空き、溶けた部分がいちぶ空へと舞う
この連続パターンが重要なんじゃ~
(ダブラシのジャギってる煙にも注目です)

( ^ω^)ちなみに先生は経験値で特定しました
( ^ω^)これは卑怯




※なんと13年前の投稿動画

あっ!これ見たことある( ^ω^)
ってやつですね、溶け方も溶けた部分の散り方も似てる!!
庵野秀明をこよなく愛するアニメーター、柿田英樹作画でした
柿田英樹は一時期、気が狂うほど見てましてね。もう柿田作画特定においては、ぼくに敵う人間はいないのではないかとおも…


あれ??( ^ω^)

kai022

この緑色で囲った「ジャギってるダブラシ」をぼくは柿田の特徴として捉えたことがない。
というか、知らないわよこんなの

「ジャギってるダブラシ」…( ^ω^)あっ…!




このカットめっちゃいいな~と気になっていたんだけど、もしかして柿田作画じゃない??
でも、煙が柿田作画のそれじゃないんだよな。他にジャギってるダブラシを使う人が思い浮かばない( ^ω^)田中宏紀とか?15年くらい経てば、また使う人も現れるのかな。

ぜんぜん柿田特定において最強じゃなくてワロタァ!( ^ω^)

…という感じに何年経っても新しい発見があり、なにかと繋がるときあるのが、エフェクト作画、ひいては作画の楽しみ方の一つだったりもします。調べれば調べるほどに、見れば見るほどに、アニメの世界は広く感じ、すべての作画を見分けることなど到底できないだろうけれど、新しい発見が一つでもあってこういう風につながると、やっぱり楽しいなあという気持ちにさせてくれます。エフェクト作画はとても楽しい。


ざっと書いたので、わからないところがあればコメントで