GOMISTATION

足が絡まっても、踊り続けて

カテゴリ: 感想・評・レビュー等


「進撃の巨人」は、2010年代どころか、21世紀を代表する漫画になるだろうなと半ば確信している。




同系統、未知なる力・強大な力へと挑む「亜人」「モンキーピーク」「自殺島」なども十分に面白い作品である。しかし、これらは、ある種、キャラクターの行動が完璧すぎる。きちんとキャラクターがそつなく動き、そつなく失敗する。別にこれらの作品を貶める意図はないが、どこかしら、完璧さが際立つ。そこが、進撃との最も大きな違いである。

進撃の巨人は、どこか不安定さを含んでいる。エレンを想いすぎ、間接的にリヴァイを傷つけてしまうミカサ。アルミンを助けたいがばかりに、上官に刃を向けるエレン。不完全で不安定な感情や雰囲気を背負った、この作品は、そのおかげで、リアルなものとなっている。

感情によって揺り動かされ、時には成功し時には痛手を得る。こういったものは説得力を増す。ついぞ、エルヴィンは、自分の仮説を検証したがっていた。地下室への渇望があった。一度こそ揺らいだものの、リヴァイの説得により、戦場で死ぬ。

このような葛藤こそが、リアリティあふれる描写であり胸踊る要因ではないか。また、これが正しいと思われる選択がないのがいい。寄生獣も、正しい選択などない中で、選択を迫られ決断をする。失敗したり、後悔したり、嬉々と喜んだり、成功したり、人生そのものの本質が選択であると突きつけられているようだ。

不安定さ、未熟さ、不完全さ、こういったものを含んだ等身大のキャラクターの動きは、身近なものだ。身近なものはリアルさを醸し出し、そのリアルさが説得力を生み、説得力が没入のきっかけとなる。ああ、よく考えてみれば、エヴァなんて、その典型ではないだろうか。1ページで心踊る作品など、今しばらく見ていなかった。


映画の話でもしようぞ



■ゲーム (デヴィッド・フィンチャー)

誕生日プレゼントに弟から、CSVというサービスを勧められる。それから、ジェットコースターのように、二転三転していく物語は、同時に視聴者も疑心暗鬼にさせる。オチがいまいち。どうにも、腑に落ちない感じがした。


■キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(スティーブン・スピルバーグ)

実話を元にした映画である。詐欺師役を演じたのはレオナルド・ディカプリオ。詐欺師の巧妙な手法や、刑事とのやり取りが面白い。特に素晴らしかったカットは、カールとフランクが二人で空港の通路を通りながら、会話をする長い1カットだ。お互いのことを思いつつ、それでも、やはりそのことについては触れることができない切なさがにじみ出ていた。本作品で特に重要なテーマは、「家族のあり方」だろう。それがしみじみと伝わるのが、毎年のクリスマスにおけるフランクの行動であった。


■オデッセイ(リドリー・スコット)

火星に取り残された植物学者が、生き残るために最善を尽くす話。見るのは二度目だったので、やや見方も変わった。ワトニーが畑を耕し、地球と交信を取ろうと試みる辺りまでは、素晴らしく面白い。だけれど、サプライの打ち上げが失敗して、仲間が助けに行くという展開になった辺りからは、ワトニーがやるべきことは殆ど残っておらず、彼以外の人物を多く映す。結果的に、モンタージュと音楽を多用する羽目になっている。この点で、後半は単調気味になっていた。

ただ、初見でも二回目でも同じ感想だったのは、その音楽の選定の巧さだった。音楽という要素は、船長のダサいディスコミュージックから始まって、最後まで付いて回るもので、特に「Starman」はカッコイイので音楽に聞き入ってしまう。結果、映像にも釘付けだった。謎中華資本の登場は、まあ、これだけ多くの人が国を超えて協力し合う必要がある、ということを示すものだろう。


時間は進んでいく。今年も、また夏が来た アッソーレ(^ω^)
※追記祭り


◆アホガール

ハイテンション・コメディ。畳み掛けるようなコメディ、意味不明な理不尽ギャグを緩急なく、どんどん展開していく。ずっとS字の高速を走ってる感じ。まともなサービスエリアが欲しい。赤ちゃんプレイ(3話)の件はぶっちゃけ、けっこうツボに来た。「こんな頭おかしい一家だから、お父さんはまともな役だな!」と思っていたら、あれだからね。俺も風紀委員長に風紀を乱されたい。ストッキングって卑怯じゃない?


◆ゲーマーズ

どこにでもいる高校生、というのは、こういう主人公にこそ言って良いものだと思う。で、散々に、平凡であると謳っておきながら、「実は強かった」「理由なく好かれる」主人公は多く、そういった主人公に辟易していた今までの背景がある。ああ、どうせ、こいつもゲーム強かったりするんだろうな、と思って見ていたら、そうではなかった。そして、理由なく好かれるわけでもなく、なにか特別な何かがあるわけでもなく。完全に、ミスリードに引っかかったという感じだった。

アマノくんは本当に、ゲームについて自分なりの信念があるという点を除けば、平凡である(現状は。しかし、たぶん、この「平凡さ」は彼の最大の武器なので捨てないだろう)。むしろ、自分なりの信念というものがある時点で、表面的に強いだけのキャラクターや、理由なくハーレム状態になるキャラクターよりも魅力的に映った。

[2話視聴後]
えっなにこれは…

[3話視聴後]
これって、「楽しさの違い」みたいな難しいテーマに挑むんかなと思ってたんだけど。2話もさ、上原くんとのやり取りで、一度は自分で黙殺したけど、やっぱ心から感じた楽しさは消せないんだな、みたいな主旨だったじゃん。「言葉にはしづらい難しい感情」を表現するんだな、なるほど、こりゃ期待と思っていたわけよ。なに、恋愛もそれと同じじゃないかって?…たしかに(´゚д゚`)

上の文章クッソ恥ずかしい、消したい。理由なく学校のヒロインから求愛されてんじゃねえか、ファッキューアマノ。まあ、恋はほら、よく分かんないことから発展することもあるからね。あとは、長髪わかめ頭のチアキちゃんかえして欲しいです。以上。どこに惚れたんだろう、それが、1話のAパート序盤の夏場で明かされるのかな?


[4話視聴後]
なんだ、このアマノくんの手のひらでコロコロされている感じは!踊らされている。テンドウと同じく、「ゲームの楽しさ」と「ゲームの勝ち負け」は別物だと(少なくとも、アマノくんにとっては)思っていた。アマノくんは、自分に合わないというだけであり、別にゲーム部の理念じたいを軽蔑していたりはしない。むしろ、尊敬している。ゲームには勝った方が楽しいに決まっているけれど、なかなか勝てないだけ(勝利を目指していない風に周りから見えた)。勝った方が楽しいけれど、ゲーム部ほどのストイックさは合わない。だから、ゲーム部を尊敬こそすれど、ゲームは自分にとって娯楽であり、入部するには至らなかったと。納得。

よく出来てんなあ。これで、アマノくんに「勝ちたいなら、練習しろよ」とか言えないわな。彼にとっては、あくまで娯楽だから。だけど、別に勝ち負けを放棄しているわけでもなくて、勝てたら嬉しいのは当然としてある。「ゲームの楽しさ」という言葉にしづらいテーマをよく伝えていると思う。「勝てないとゲームはつまらない」という感情がずっと自分にあったから、すごく納得しているんだと思う。

全く関係ないけど、各話感想ってこのクオリティのもので良かったんじゃないのかな…



1話Aパート序盤は相当に作り込んでいると思う。レイアウトもカメラワークも、ずば抜けて凝っていた。アマノくんがゲーム屋さんで消滅するところのエフェクトはそこそこ良かった。1話は、間のとり方が絶妙だったので、テンポを紐解く鍵になるかもしれない。

そうそう、あの、髪の毛の輪郭にハイライトが入っていたと思うんだけど、あれ何か面白いね。何でかは、分からないけれど、なんかキャラが引き締まって見えるような気がする。



[追記]
201308051040568d6

賭ケグルイは3話で各話終了だ。追うのがつらい。見ててイライラしかしない。そろそろ、何回目だこのハゲと言われそう。

( ^ω^)スイマセン テヘペロミ☆
( ^ω^)・・・

(^ω^)出来ないことはやるもんじゃないな!
(^ω^)でも、挑戦しないのと失敗したのでは明確な差があるから!(言い訳

また爆発を追う生活に戻ります。

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