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馬之翁塞

カテゴリ:原画マン > 増尾昭一


こんな長くするつもりはなかったんですが、まあしょうがない。

■増尾昭一 爆発作画集ver2.01


増尾の80~90年代のいいとこ取りをした動画を作りました。一部エンコ上手くいってないですが、まあ一度ご覧いただければ幸いです。動画タイトルは、とある先人のエフェクト動画が好きなので、そこから取らせて頂きました。爆発作画集とあるように、増尾メカに関しては殆ど入れていません。「タイラー」のそよかぜとか、「ヤマト2520」とかのメカ好きなんですが、今回は省いてます。爆発だらけですが、楽しめてもらえたらいいです。


増尾昭一という名前を初めて意識したのは、『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』でした。特技監督ですね。それからずっと、増尾という人物はメカとエフェクトを写実的に描く人だなあということと、デジタルに強いという認識ぐらいしか持っていませんでしたが、例の『うる星やつら 156話』でようやっと調べ始めて、まあ本当にここまですごい人だとは思ってもみなかったとなったのが最初の感想です。


早速、増尾エフェクトに入って行きましょう!


1、初期:80年代前半(81~85)
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80年代にはロボットアニメを中心に、『六神合体ゴッドマーズ』『超時空世紀オーガス』『戦え!!イクサー1』『さすがの猿飛』『幻夢戦記レダ』などの作画で活躍されました。特に『オーガス』においては、月に150カット以上という凄まじい仕事量を見せつけています。

この時代は、増尾さんのアニメーター初期時代でもあり、 エフェクトは意外にも山下系作画となっています。山下系というと、金田エフェクトを少し発展させた形で、80.90年代は人気を博しました。メカの方も当然と言わんばかりに、コテコテした山下調の描き方をしています。ただ、パースを誇張するようなメカ作画は殆ど見られません。ここは意外と、初期増尾の特徴かもしれません。

■『超時空世紀オーガス(1983~84)』 20話
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金田・山下系爆発。ショックと白コマはオーガスの時代から既に見られます。庵野秀明との破片比較というマニアックな話もあるらしいですが、僕自身理解してないので省略。

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■『超時空世紀オーガス』 34話
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また『オーガス』の後半では、このようにまん丸な球形の板野系爆発も確認できます。この時代は、『愛・おぼえていますか』で作監補としても活躍されました。板野一郎ないしはマクロスの影響があったのは確かだろうと思います。一説によると、「初代マクロス」に参加できなかったため、スタジオジャイアンツを飛び出したというのも逸話として存在していて、増尾昭一のマクロスへの情熱を感じます。というか全般的に、増尾昭一は濃いオタクであったろうと思います。


初期増尾まとめ
・山下系9割、板野系1割
・ショックと白コマを2kで使う
・刻み海苔みたいな破片
・テレコム系な色使い(特に煙)
・金田パース的な誇張は殆どない


2、中期:80年代後半(85~88)
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中期においては、初期後半(『オーガス(後期)』『幻夢戦記レダ』や『ダーティペア)で見られた板野系なエフェクトが、『戦え!!イクサー1シリーズ』や『プロジェクトA子』『くりいむれもんPART4 POPCHASER』などで、完成されます。具体的には、ムーンラインというディテールと、板野系のまん丸なフォルムの2つが特徴です。後は、ショックの表現がより多くなってきます。初期の時代に山下調であったエフェクトは、板野の系譜をなぞるように丸みを帯びて変化していきます。山下系フォルムはこの時期には、ほぼ消滅しています。

■『プロジェクトA子(1986)』
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左上がショックの一部分。左下の白コマと合わせて、ショックを形成しています。


■『幻夢戦記レダ(1985)』
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レダでは、こういった赤いBGのコマで作られるショックも見ることができる。また、「イクサー」や「POPCHASER」においては、6k以上の長いショックや、「ズコン!」という文字ショックコマも散見される。

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(※左が「POPCHASER」、右が「イクサー」)


中期増尾のまとめ
・山下系の消滅と共に板野系フォルムへの転換
・ムーンラインの本格的始まり
・ショック&白コマの長さ(時たま6k以上)
・シャー芯みたいな破片がたくさん
・爆発の色は、オレンジ、ピンクが多い(=庵野とそっくり)


3、庵野王立・AKIRA本谷以降:90年代(87,88~95)
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AKIRA本谷というのは、僕の造語です。『AKIRA』の中で本谷利明が描いた濃密・緻密なフルアニメーション煙のシーンのことを指しています。この煙に当時のエフェクトを描くアニメーターたちはとてつもない影響を受けて、何とかリミテッドに落とし込もうと努力を重ねます。また同時期に、『王立宇宙軍』で描いた庵野秀明の写実黄金期の爆発・煙もまた影響を与え、87,88年頃に立体的な煙を描こうとするムーブメントが起きたと推測しています。増尾も例外でなく、影響を多分に受けてエフェクトは変化していきます。また、『トップをねらえ!』では演出・原画、『王立宇宙軍』では助監督として、幅広い活躍も見られます。

フォルムが大きく変わります。それまでは、板野系を基調としたまん丸だったフォルムが、一転して全体にこだわるフォルムになります。特徴的なディテールであった、ムーンラインは少し鳴りを潜め、他のカゲと合体してクワガタのようになっているか、ハイライトや透過光が少し入る程度に落ち着きます。

■『クラッシャージョウ 氷結監獄の罠(1989)』 ムーンライン・透過光の例
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■『クラッシャージョウ 氷結監獄の罠』 ムーンライン・クワガタの例
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ライン同士が繋がって丸を形成せずに離れて、クワガタのようになっているのが分かるかなあ。多分、右上が一番分かりやすい。これは「ナディア」、「ジャイアントロボ」、「クラッシャージョウ」など多数の作品で確認できる増尾爆発の大きな特徴の一つでもあり、魅力の一つでもあります。


■『ふしぎの海のナディア(1990)』 白コマの例
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このカットでは、白コマの多用が顕著です。具体的に言うと、1Fごとに白コマがインサート(挿入)されているという感じです。上記のカットではその違いを分かりやすくするために、最初のカットでは白コマをそのままスクショしていますが、2つ目のカットでは白コマを意図的に外しています。


■『クラッシャージョウ 最終兵器アッシュ(1989)』 じわ煙の例
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これまでの増尾煙ではテレコム系や板野系の煙が見られていました。が、この『クラッシャージョウ』のように、じわっとした感じの煙がこの頃から顕著に描かれるようになります。これは先程の「87.88年写実ムーブメント」の影響によるものだと推測しています。また、この「じわ煙」が後年の写実的な煙へと繋がっていきます。


AKIRA本谷以降の増尾のまとめ
・写実的なフォルム特化へ
・ムーンラインの変化とカゲへの影響
・じわ煙(ゆっくりとした煙)
・細かくて小さい破片
・爆発の色は、ピンクとオレンジが殆ど
・白コマの多用


4、エヴァ以降:90年代末~2000年代(95~07)
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『エヴァ』以降は、爆発というか原画を描く機会が減ります。それは、『エヴァ』のような大きめのプロジェクトにメインスタッフとして関わったことと、ディレクション(監督・演出)の方面に行ったことが大きな要因だと思います。そして、爆発を自体を描くことも減り、煙やメカの作画が多くなってきます。


■『無敵王トライゼノン(2000)』
(※『機神咆吼デモンベイン』と誤表記していたので、訂正しました。)
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■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007)』 
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『クラッシャージョウ』の時代の増尾煙は、じわっとした動き、比較的枚数を多く使うことで、本谷煙を実現しようと試みていました。しかし、00年代以降になると橋本敬史的なフォルム、ボコボコとした不規則な写実フォルムへと転換していきます。またクルミのようなカゲのラインの付け方により、写実的なフォルムを型取り、立体的にしようとしています。


エヴァ以降の増尾のまとめ
・爆発を担当するのが減る
・煙の形は、写実的なフォルム特化
・カゲの付け方で立体感を出す(中心部を気球のように張る)
・デジタルで、破片・ガヤといった素材追加で情報量を増やす
・ドーム型爆発の増加


★:増尾昭一の魅力まとめ

ここからは、配信ではうまく伝えられなかった増尾エフェクトの魅力について紹介と説明を。それぞれ項目別にして、紹介していこうと思います。


■増尾サーカス(オーガス、A子)
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上はオーガスですので、83,84年あたり。(下のA子は1895年あたり)メカもそうですけど、業界に入って2、3年でこんなキレイなサーカスが描けるのは凄まじいものがありますね。元から、熱意の大きい方だったと思います。特に、この20話においてはサーカスやミサイル作画がたくさんあります。これ本当に1人で描いたのかよ、とんでもねえな化け物だよという感じです。


■ムーンラインによる爆発の温度差表現(ダーティペア、POP)
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これがすごい。ムーンラインの目的というのは、高温部・低音部に分かれる爆発表面の表現のためにあるようです。または、あまりに爆発の表面に何もないとタイミングで勝負するしかなくなり。それを避けるための単純なアクセント的な使用も考えられます。これが後年のカゲの基礎になっているかもしれません。


■フォルム特化の煙(ヤマト2199、エヴァ序)
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「宇宙戦艦ヤマト2199」方は、カゲの部分が分かりにくいと思うのですが、簡単に説明すると、中心部を張るように(浮き出るように)見せるので、その周りにカゲを付けています。というかエヴァもボヤかしてるので見にくいですね。参考資料として、序の原画を見てもらうと分かりやすいと思います。

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(エヴァンゲリヲン:序 全記録全集より)

10年代以降は、こういった煙が本当によく見られます。整ったフォルムをじわっと動かす。これによって、煙・爆発の写実性はますます高まり、いい意味で「地味な煙」となっています。これがすさまじい職人ワザだと僕は思うのです。目立ってナンボのエフェクト作画であえて「地味な煙」とみなされるモノを描く力量やその勇気!安易な流行に流されず、自分のスタイルを貫く意志を持つ人は、エフェクトでは庵野秀明・佐々木政勝・村木靖と増尾さんぐらいなもんでしょう。


■ドーム型の爆発(ジャイアントロボ、彼氏彼女の事情)
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半球ドーム型に広がる爆発。DAICON4の庵野とかそうですね。ビックバンのような急速的な爆発スピードで見るものを圧倒し、凌駕します。簡単なように思えますが、タイミングをきちっと分かってないとダサくなるんですよ。ドーム爆発はエフェクト的特徴として、ドーム爆発の煙が終わりに右方向に流れていきます。まあカッコイイの一言でいいですよね。



と、こういったところで増尾エフェクトの概要と魅力についての紹介はほぼ終わりです。目立ってナンボのエフェクトもいいですが、増尾系と言ってもいい、ナチュラルな煙や描き込みが少なくて、写実的に見える煙もたまには愛してやってください。煙が泣きます。 

また先日、金曜ロードショーでエヴァが三週連続、放映されることが決定しました。すしお、平松禎史、本田雄、松原秀典、橋本敬史といった人たちの濃い作画の中で、増尾昭一の作画もさんさんと輝いております。それが増尾作画と認知されていないだけで、記憶に残るような爆発も描いているのです。煙だけ描いてると思った?残念!そんなわけはない!僕はココらへんが、増尾作画だと思っています。


■『エヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009)』
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増尾さん、まだ白コマとショック使ってるんです。すごいっすよね、より洗練して使ってるんですよ。本当、パねえわ。また物語においても、ちょうど転換となる「3号機の起動実験」というポイントで増尾昭一に爆発作画を託すのは、庵野秀明からのこの上ない信頼を感じます。


■『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012)』
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ここで本当に紹介終わり。

増尾エフェクトの魅力とは、ショックや白コマといった比較的古めの表現と、デジタルやCGといった比較的新しい表現の混在にあります。昔の表現に固執するわけでもなく、また新しい表現に安易に乗り換えていくわけでもなく、どちらにもある良いところ・有用性の高い部分を自分の作画に変換する形で、再表現する巧さにあるのです。だから、他のアニメーターに比べると地味かもしれません。でもその慎ましさは、アニメーターの中では珍しいと思います。目立ってナンボと考える人が多い中で、増尾さんは自分の持つ絶大な実力をハッキリと認識しているので、目立つ必要もないのです。だからこそ、僕らは増尾昭一という人物の人柄にまで想像力を働かせることができるのだと思います。


追記:2014/07/22>
配信音声の録画ができました!

アニメーター偉人録FINAL 総力特集!増尾昭一 ~カラー/GAINAX・庵野秀明作品とメカ・エフェクト作画の軌跡~ 配信録画
http://blog.livedoor.jp/shikohitomakoto/archives/39973349.html

「増尾昭一の魅力、作画概要」や「AKIRA本谷が与えた写実的エフェクト影響」、「増尾昭一の写実性の起源は、○○にある」、「序クレジット:特技監督に込められた本当の意味」など、見所たくさんです。

是非、一度御覧ください。
(※オマケパート再録予定でしたが、3人の都合が合わなかったため、延期となっています。申し訳ありません。少なくとも、1ヶ月以内には上げられるよう努力しますので、ごゆっくりお待ちください。)
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もうちょっと短く(本来は2時間程度)まとめるはずだったんですが、今回はこんな感じになりました。4時間にもなってしまって見てる人は、疲れて大変だったと思います。お疲れ様です。それ以上に、配信の準備、データの管理、当日の配信などでいとうさんにはご苦労・ご迷惑をおかけしました。本当にお疲れ様です。以下は、色々と配信について。


最初にお礼を

アニメーターの橋口さん・本谷さんを筆頭に、配信記事のツイート、リツイート、お気に入り、ありがとうございました。漏れがあったらダメなので、全員はご紹介できませんが、本当にありがとうございます。また、生で配信を見ていただいた方はありがとうございます。いやー長くて申し訳ない、お疲れ様です。僕の担当した部分は拙い部分もあったと思いますが、聞いて頂いて嬉しいです。配信を聞けなかったという人は、後日出来上がるであろう配信録画をお待ちください。オマケパートも再録する予定ですので、もう見たという方も是非ご期待ください。


増尾のみの配信にしなかったのは?

増尾に絞ることも当然出来なくはないんですが、エフェクトの転換期として「AKIRA本谷」「王立庵野」というのはどうしても取り上げざるを得ない重要なエポックだったし、僕が見る側の人ならば「AKIRA本谷の与えた影響」はどうしても聞きたいなと思ってたからです。

大まかな説明として、87年ごろから出現した写実的なエフェクトを最終的に完成させた(リミテッドに落とし込んだのに成功した)のが磯光雄である、というのを聞いていまして、それをもう楽しみに配信を待っていました。『ポケットの中の戦争』における、磯パートの上手さというものが何度見てもよく理解できてなかったんですが、今回流れで見るとすごくよく分かりました。磯エフェクトのスゴさの理解というのは、世代的なものであるようにも感じます。80年代を経て、磯作画にぶつかると感動するものがあったんだろうと思います。

また磯に限らず、『クラッシャージョウ』や『ナディア』における増尾昭一の作画変化というものの説明には必ず87,88年が絡んでくると思いますので、そういう意味でも80年代末の色んなアニメーターのエフェクトは外せないものと僕は思います。だから、やっぱり「AKIRA本谷」とかは外せません。


長すぎる!

長くなったのは、ごめんなさい!長くても3時間ぐらいでまとめられると僕は思ってたんですが、思いの外時間がかかりました。当人たちも長くなればなるほど、身体的にも辛いのでわざとやっているわけではありません。 しかも、語りたいところを大幅にカットしてあの時間です。00年代からの増尾エフェクトに関しても、大幅に内容を削っています。


エヴァ少なくね?

実際問題、増尾さんが関わっているとがソース付きで判明したのがTV版では19話ぐらいだったので、エヴァにはあまり触れませんでした。新劇に関しては、「ここ増尾かもなあ」というのが序・破・Q全部あったのですが、断定にまでは至らず、 結果序とQを少しだけ流すということになりました。そこについては、またブログでご紹介できればと思っとります。

エヴァを絡めた話になると、ちょっと違う方向へと行ってしまう感じもあったので、今回は見送りました。エヴァにおける特技監督という増尾さんの役割について、配信では本当にサワリ程度でしたが、全部のカットに関わっている可能性すら十分にあるので、もっと増尾特技監督の仕事をブログで紹介できればいいです。


配信の感想

作画は好きなんですが、作画界隈にはすごく疎くて、有名な名前を聞いても「誰それ」となることが多いんですが、いとうさんのお名前は去年知りまして、配信はちょうど岡田さんの回からかな、聞き出しまして。面白いなあ、いつかこういうことやってみたいなあと思っていたのが去年の冬でした。

今回実際にお呼ばれされたわけですが、自分が思っていたよりもはるかに難しかったというのが正直な気持ちです。テキストだと上手くできるんですが、配信というメディアだと自分の主張とか、言いたいことがなかなか上手くいかなくてですね、原稿づくりに当日の6時ぐらいまで四苦八苦しました。

結局作った原稿も失敗だったなあと感じました。3人で話すんだから、そういう想定をしなきゃいけないんですけど、1人で読むことにあまりに重点を置きすぎた感じがします。それから、魅力を伝えるという点ではできなかったかもかなあという思いが少し。増尾エフェクトの概要説明だから、それはそれでいいんですけど、最初は1時間あれば自分の担当パートは絶対終わるという気持ちでいたのに結局終わり頃まで関わってしまったので、魅力という観点からももう少し考えていればなあと思った次第です。

それでも、やり残したということはないです。やってみて初めて分かるということも多々あると思いますので、そういうのはもう仕方がないです。 

今回は、古いアニメにも大変詳しい大匙屋さんとオールマイティーに作画を語られているいとうさんの力があってこそできた企画だと思います。 本当に3ヶ月という長い間お疲れ様でした。3人それぞれの増尾への思いをぶつけられた配信になったと思います。いやー本当にありがとうございました。

それから、この企画のきっかけともなった、増尾昭一記事へのコメントをくださったホロホロさんには感謝をしてもしきれません。あれだけ詳しい方が突っ込んでくれていなければ、僕が調べることも無かったろうし、今回の企画も無かったと思います。そういうわけで、もうご覧になってるかどうかは分かりませんが、ホロホロさん、本当にありがとうございました。 

また配信音声の録画とか、オマケパートとか色々ありますので、よろしくお願いします。 


今回、大匙屋さんの企画で、いとうさんがやっておられる作画配信にお邪魔させて頂きます。
喋るのは得意ではないんですが、そこそこに頑張ります。

案4(太字じゃないバージョン)
(※画像クリックで、配信記事へと飛べます)

作画に特別詳しいわけではないのですが、増尾さんのエフェクトは好きなので、ええいままよの精神で引き受けました。作画を語る配信といっても、小難しい配信ではありませんので、ご安心を。むしろ今回に限って言えば、一般のライトなアニメ視聴者さんの方も楽しめる気がします。爆発や煙を見て、カッケー!と思える方なら誰でも大丈夫です。気軽にご覧ください。


概要!(いとうさんのブログから引用)


【時間】

7/19(土) 21:00~(夜9時から!)

【配信URL】


【出演者】

いとう大匙屋、井秋秀治(イアキ)

【配信内容】

アニメーター偉人録FINAL 

総力特集! 増尾昭一 
~カラー/GAINAX・庵野秀明作品とメカ・エフェクト作画の軌跡~

 
今回は『ふしぎの海のナディア』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』で知られる増尾昭一さんを総力特集でお届けします。
80年代前半、摩砂雪、高橋ナオヒト(音無竜ノ介)と共にスタジオジャイアンツに入社した氏は、数あるSF・アクションアニメに原画、作画監督として参加。
メカ・アクションアニメーターとして質・量共に充実した仕事を生み出しました。中でも戦闘シーンにおける爆発作画は「増尾爆発」と呼ばれ、氏の作画の個性の一つとして知られています。
その後、作画スタジオ・グラビトンを結成。西島克彦、伊藤浩二、庵野秀明をはじめとする同世代の若手アニメーターと活動を共にしつつ、GAINAX作品のメインスタッフとして参加。
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』では助監督、『トップをねらえ!』では演出として作画と共にその腕を奮います。
90年の『ふしぎの海のナディア』では、氏の大得意分野でもある戦艦作画のスペシャリストとして、番組終盤で登場する「Nノーチラス号」の作画を一手に引き受け注目を集めました。
以降は旧GAINAXスタッフが設立したGONZOなどでも活躍。作画のみならず演出家、デジタルエフェクト方面のディレクターとしての仕事も多数残しました。
近年はスタジオカラーに所属し『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の特技監督としてエフェクト画面の手描き・CGのハイブリット効果を実現し、作品全体のビジュアルに貢献しています。


【紹介作品】

・戦国魔神ゴーショーグン(1981)作画
・六神合体ゴッドマーズ(1981~1982)原画 
・さすがの猿飛(1982~1984)原画 
・プラレス3四郎(1983~1984) 
・超時空世紀オーガス(1983~1984)原画
・超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(劇場/1984)作画監督補
・ダーティペア(1985)原画
・くりぃむレモンPART4 POPCHASER(OVA/1985)原画(ぬるちひるこ名義)
・幻夢戦記レダ(OVA/1985)アニメーター
・メガゾーン23(OVA/1985)原画
・魔法のスター マジカルエミ(1985~1986)原画
・超獣機神ダンクーガ(1985)OP2原画
・戦え!!イクサー1 Act.I(OVA/1985)原画(ぬるちひるこ名義)
・うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ(劇場/1985) 原画
・プロジェクトA子(劇場/1986) メカニック作画監督 原画
・ダーティペア(劇場/1987)
・戦え!!イクサー1 ACT.III 完結編(OVA/1987)原画(ぬるちひるこ名義)
・オネアミスの翼 王立宇宙軍(劇場/1987)助監督
・プロジェクトA子2 大徳寺財閥の陰謀(OVA/1987)原画
・魔女っ子クラブ四人組 A空間からのエイリアンX(OVA/1987)原画
・破邪大星ダンガイオー(OVA/1987~1989)原画
・メタルスキンパニック MADOX-01(OVA/1988)原画
・ダーティペア(OVA/1987~1988)エンディング原画
・AKIRA(劇場/1988)原画
・トップをねらえ! Gun Buster(OVA/1988~1989)演出 原画
・クラッシャージョウ 氷結監獄の罠(OVA/1989)原画
・クラッシャージョウ 最終兵器アッシュ(OVA/1989)原画
・バオー来訪者(1989) 原画
・冥王計画ゼオライマー(OVA/1988~1990)原画
・ふしぎの海のナディア(1990~1991) 絵コンテ 演出 メカ作監 原画
・サイレントメビウス(劇場/1991) 作画監督 原画
・EXPER ZENON エクスパーゼノン(OVA/1991) 原画
・SILENT MOBIUS THE MOTION PICTURE(劇場/1991)原画
・帝都物語(OVA/1991) 原画
・おたくのビデオ(OVA/1991)演出 原画
・ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日(OVA/1992~1998) スペシャル・ゲストアニメーター スペシャル・ゲストキーアニメーター 原画
・無責任艦長タイラー(1993) メカニックデザイン 原画
・紅狼(OVA/1993) 監督、脚本、絵コンテ、原画
・TYLOR The Irresponsible Captain AN EXCEPTIONAL EPISODE ひとりぼっちの戦
Tylor'sWar(OVA/1994) メカニックデザイン メカニック作画監督
・Angel Cop(OVA/1989~1994) ストーリーボード アニメーションディレクター SPECIAL THANKS
・YAMATO2520(OVA/1995~1996)ビジュアルエフェクト演出 スペシャル・メカニック原画 作画監督 原画
・新世紀エヴァンゲリオン(1995~1996) 演出 原画
・彼氏彼女の事情(1998~1999)原画
・鉄コミュニケイション(1998~1999)原画
・ゲートキーパーズ(2000) 超科学エフェクト メカ設定 メカ作監 原画
・無敵王トライゼノン(2000~2001) 原画 15話
・シックス・エンジェルズ(劇場/2002)
・ガン×ソード(2005)原画
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特技監督、原画
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009) 特技監督・原画
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(劇場/2012) 特技監督・原画
・宇宙戦艦ヤマト2199(2013)原画
・蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(2013) 原画


ひゃ~並べてみると、とんでもない作品の数!


配信の中では、エフェクトの基本知識、増尾昭一のエフェクト・メカの魅力といった比較的ライトな話題から、昔のアニメ(『超時空世紀オーガス『ふしぎの海のナディア』、『AKIRA』等)を通じてのエフェクト作画の変遷とか作画的にディープなところもやります。

アニメーションにおけるエフェクト作画の楽しさや魅力について少しでも感じてもらえれば、エフェクトをこよなく愛する自分としてこれ以上の幸せはありません。


7/19(土)夜9時をお楽しみに!

※配信などについて何か質問があれば、askの方で受け付けていますのでお気軽に。 

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