Gomi and Station

幸せになりたい

カテゴリ: 原画マン


いま流行りのアニメがこれなので、実質的には最新作レビューと同じようなもの

フルメタル・パニック(2002)の24話についてですが、これは何度見てもここしかない。宗介とガウルンの船内バトル佳境だろう。ヴェノムを奪取した後のガウルンが自爆を思いつき、宗介の機体にだいしゅきホールド。その後、ハッチが開いていった後の船上シーン。





煙が写実的になったため、2000年代の増尾作画というのは非常に分かりやすい。ただこの時期になると、同時にボカシの効果がつき始めるので、もったいないなあと思うことはあります。それこそ、エヴァ序の煙はマア悔しさすら覚える。デジタル初期ですから仕方がないんでしょうけど。






煙の動き方にエヴァ序を感じることができたなら、
それが増尾昭一の煙だ
覚えておくように




ダナンの船内、船上戦闘は描いているのか、メカのバトルは描いているのか
という部分は微妙ですね



24話はメカアニメーターがこぞって参加している。ゴンゾ最後の花火。

フルメタル・パニック 24.mp4_snapshot_44.50_[2020.01.10_02.37.41]
重田智/吉田徹/牟田口

ひいレベルが高い。ラブライブの監督もいらっしゃいますね


このへんはタイミングはわりとパッキリしているので増尾さんかもな、と思った。まあ増尾さんはアーム・スレイブよりもダナンを書きたかったはず。3DCGで描くと分かっているダナンを描いて遊んでいたはず。ダナンの模型を作ってCG班を喜ばしていたはず。間違いない


NU61号 木上益治・追悼特集インタビュー補足記事
http://neo-utopia-net.blogspot.com/2019/12/nu61.html 

諸事情で同人では載せ切れなかった奈須川さんのインタビューが掲載されていますのでぜひ。厳密には質問を考えただけなので、インタビューといえるかと言われると微妙なところですが。まあ細かいことは良いでしょう。質問に快諾された奈須川さんに感謝です。

本編も同じくらい濃いですよ~。当日完売したとのことで良かったです!
【追記】29日委託分も完売したとの連絡を受けました。ありがとうございます。


ちなみに通販もありますので、欲しい方は諦めないで!

ネオ・ユートピア|通販
http://neo-utopia-net.blogspot.com/2015/08/blog-post.html

イアキの木上作画語りが読めるのは、ネオユートピアだけ!(※そのうちブログに載せるやろ・・・とお思いの方、載せる予定は現状ないので気をつけるように)、他にも素晴らしい寄稿文章やインタビューなどがたくさんありますのでぜひぜひ。



後々、同人参加レポみたいなの上げますので、それはまあ適当に流し読みしてください。


ネオ・ユートピア http://www.neoutopia.net/
(※現在、プロバイダーの都合で停止中[2020/01/15]現在)



ネオ・ユートピア http://neo-utopia-net.blogspot.com/


【追記;重要なお知らせ】2020/01/15 現在
重要なお知らせが2つございますので、追記いたします。

(1)
[公式サイト停止中のため繋がりません→公式ブログで情報を!

☆ネオ・ユートピア(公式ブログ) http://neo-utopia-net.blogspot.com/

プロバイダーの都合で、公式サイトにつながらない状況です。
ですので、今現在はネオ・ユートピア公式ブログ(http://neo-utopia-net.blogspot.com/)から、通販についてなどの情報を得てください。またTwitterを利用されている方は、公式アカウント(こちら)をフォローしていただけると最新情報が得られると思いますので、ご活用ください。


(2)
[公式メールアドレスの一時利用不可→下の赤いメールアドレスを使って!


同じ問題のためにメールアドレスも利用できません。ですので、なにかご不明点がある方、お問い合わせをご希望の方、通販をご利用したい方などは、下記の赤い文字のメールアドレスまでご連絡ください。

メールアドレス:neoutopia●outlook.jp
(●を@に変えてください)


以上2点が重要なお伝えとなります。下記でも追記しておりますので、ご注意ください。


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☆新刊61号「特集=大長編ドラえもん」
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https://twitter.com/FujikoFC_NU/status/1208474777897144320 より画像引用)

上記の同人サークル、ネオ・ユートピア様からお声がけいただき、新刊61号「特集=大長編ドラえもん」に参加しました。当初は「ミニドラSOS」の自分の記事を載せる、という感じだったのですが、「この機会に木上益治の作画はもっと扱いたい」と提案したところ快諾いただき、他のドラえもん劇場版についても触れさせてもらいました。

木上益治特集では他に、藤子作品に詳しく演出的な見地から書かれた、おおはたさん、そしてアニメーターの奈須川充さんも寄稿されており、とても充実した内容となっております。


NU61

自分の担当した部分は、「1980年代に木上益治はどのような作画をしたのか?」という内容です。基本的には、ドラ映画の木上作画を分析しました。読めば、「ドラ映画」~「AKIRA」「火垂るの墓」あたりの木上益治作画が線で繋がる、ああなるほどと思わず膝を打ってしまう内容にしたつもりです。

今のところ、同内容をブログに載せる予定はありませんので、ぜひともコミケ会場に足を運んだ際はお求めください(もしくは公式通販で)。いやあ3週間ほど木上益治の画面にべったりでして、ぶっちゃけすごい大変でした。なんで他の劇場ドラえもんもやりたい!とか言い出したんだろうとか途中で涙目になってました。木上パートの選定は大変だった。そんなことは置いといて、何よりも編集さんや他寄稿者と同じ気持ちを共有できて良かった。その熱が反映されていると思う。


日付;28日
場所;西3ホールN-33b(4階です)
C97_告知1

また当日予定が入っている方、遠方でコミケに参加できない方、そういった方々のために通販も対応しております。これで地方勢の方々などにも安心してもらえると思います。

ネオ・ユートピア/通販方法
http://neo-utopia-net.blogspot.com/2015/08/blog-post.html

上記公式ブログにあるとおり、

■申込先
件名に下記を記載し、下記メールアドレスまでお申し込みください。
折り返し、通販案内をおくり致します。
案内は長文ですので、携帯電話からの問い合わせの際はご注意ください。

件名:【NU通販】お名前
メールアドレス:orderdesk●neoutopia.net(●は@です)
(※現在プロバイダーの都合により停止中ですので、下記メールアドレスにお送りください[2020/01/15]現在)



件名:【NU通販】お名前
メールアドレス:neoutopia●outlook.jp


http://neo-utopia-net.blogspot.com/2015/08/blog-post.html より引用
赤い太字部分をコピペしてメール1通でおk
(※サークル様に確認したところ、年明けから順次対応予定とのことです)

【追記】2020/01/15
記事トップと同じ情報ですが、ご一読を。NU61号も含めた通販や、その他のお問い合わせにつきましては上記の赤い太字のメールアドレスまでご連絡ください。メールアドレス以外には、通販方法に変更点はございません。



よろしくね!


リハビリ更新



「盾の勇者」6話には野中正幸が参加

野中正幸というのは、かんたんにいえば、100年にいちどのアニメーター。そう易易とは出てこないアニメーターと思ってもらえれば。


フィーロてくてく
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初めて見るものばかりでキョロキョロと周囲を見渡しながら、走り回るフィーロ。最初は少し緊張気味で腕に力が入っている。面白そうなところと分かった瞬間、肩の位置が下がり腕を軽く振りながら走る。最後の方で、また視線が右側に来ているのはフィーロにとってやはりこの衣服屋が新鮮ということなんだろうな。

ああ、こういったとても高いレベルの作画を難なくやってのけてしまう、そういう存在になってしまった野中正幸は。結果的に、さほど目立ちはしない作画になってきた感じ。「未確認で進行形」「きんいろモザイク」のころは、まだタイミングがパカパカ(今よりもっと中抜き作画をしていた)ので、もう洗練されきったんでしょうね。

洗練されたのもあるけれど、今の野中正幸はリアルに傾倒しているとおもう。あまりタイミングや動きを誇張することが少なくなった。あとはやっぱり球体ですね、フィーネの目元に注目。


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目線の水平位置は固定されながら、球体的に移動していく

この辺りの特徴が出始めたのは「Summer Pockets(2018)」OPから



(※1分49秒あたりから「振り返るよ~」の白髪少女の振り向き)

こういう感じに球形で取っている。これ分かりづらいかもしれないけれど、デコまで描くことが球形で描いているということです。こういうのやらなかったんですよ、みでしの頃の野中正幸は。上手い人が最後にたどり着くのは、今も昔も球体、球形とか、そういったシンプルなものになるんだなあと、さいきんしみじみと実感している。


以下2つ、おっこの祖母ミネコの小さい頃の回想シーンです。回想シーンの特にここがヤバい。


1,足滑らし瓦突き破り
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ミネコはウリ坊と会話しているときに、体の重心を下げて覗き込む。気が大きくなり、すっと脚を伸ばして上がろうとして、重心が端にかかり瓦を踏み抜いてしまう、というワンシーンなんですが、すげえいいですよねコレ。


重心移動の中心についてはあまり考えたことがなかったので、考えてみよう。
中心ってなんだ?

<重心移動の中心>
重心01重心02


重心比較

ミネコの体、たとえば、頭や腕、脚はめっちゃ動きますが、腰回りはそんなに動いていない。つまり、映像におけるキャラクターの重心とは、おそらく「あまり動かないところ」にある、と言って良いのではないか。だから、だいたいが現実と同じく腰付近になる。あとはアニメーターそれぞれの考え方によって、それがお腹に近くなったり、脚に近くなったりするのでしょう。




と重心を抑えつつ、このシーンでいちばんすごいのはタイミングです。
2→3カット目に注目

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001002

1カット目は体を揺らしながら割とリアルに重心移動するんですが、2、3カット目はデフォルメなタイミングなんですよ。ミネコの顔のバウンドとか、デフォルメ絵を使いつつ後ヅメしている。「後ヅメ」と言うのは、まあ1カットの後ろの方に多くの絵がある、という認識でいいです。


思い出せば、本田雄は意外と後ヅメっぽいタイミング(動きの終いを多くの絵で描く;一言で言えば、フォロースルー)を重視しているのかも?



2、受け止め吸収→転び
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シチュエーションとしても多いんだろうけれど、ウリ坊がくたっとなるところとか、アクセントになっている気がする。



参照例
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手すりに覆いかぶさる部分、壁に手をつく部分。動きのスタートよりも終いを枚数多く表現(「東京ゴッドファーザーズ」)
階段から転げ落ちた後の足先のリアクション(「パーフェクト・ブルー」)



20190910032315 20190910032259

両方の脚にそれぞれ重心が完全に乗ってから次の動きへ(「劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」)

体勢を崩したナオコを、二郎がぐっと強く抱き上げる(「風立ちぬ」)



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おっこは、まだまだ甘えたがりで幼かった感じが事故のときにありました。その年相応の雰囲気が、いっぺんしたのは気丈に振る舞っていたからです。ときどきインサートされる、おっこの両親の描写は、亡くなったことを受け止めきれずに、幻を作った、おっこの心です。そうでなければ、おっこは耐えられなかった。車に乗ったら事故を思い出してしまい苦しくなるように。立派な子どもになった、というよりは、気丈に、若女将の仕事に夢中になることによって、亡くなった辛さをどうにかしようとしているように映りました。

だから、最後に同じ境遇の、同じ子ども、が来たのです。ここで、ついに「亡くなったこと」に面と向き合います。旅館にきた最後の男の子はもうひとりのおっこであるので、車に乗らないことや、若おかみの仕事に夢中になることでは、他の場所に逃げることができないのです。そして、自分の境遇を話すことによって、その辛さを消化できた。初めてだれかに自分の胸の内を話すことができた。周りが思いやるがあまりに、おっこは話すことができなかった。誰が悪いという話ではいっさいありません。ただ、いろいろな経験をしないと、ここには至れなかったんだろうなと。


監督・高坂希太郎にとっては、初めての長編映画でしたが、難しいテーマに挑みました。ラストに訪ねてきた客が、事故の加害者であるという部分は必要だったかなと思うとちょっと微妙ですが、そこは結果論でしょう。いい作品でした。次回作にも、とても期待したいです。

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