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戦え/A conclusion is the place where you got tired of thinking.

カテゴリ: その他のアニメーション

5000年ぶりのエヴァネタ

今は作画とかアニメを扱っていますが、まさしく黎明期といえる、2012~2013年くらいはエヴァQとその考察だけをしているブログでした。他のアニメなんて取り上げたことはなかったんですよ。めっちゃエヴァオタ、まあ成人してから初めてまともに見たアニメが「エヴァ序」ですから、衝撃も受けます。むしろ、衝撃しかなかった。プラグスーツがシュッとなるだけで興奮していた。


シン・エヴァ公開日予測 最終修正版

こういうのをガンガン書いてた。で、ひさびさに予告とか見ると、割とまだまだドキドキする。というか、めっちゃ興奮してました。いやあQのアバンすげえカッコええなあと、うっとりと見とれていた。冒頭発表の7月6日も楽しみ。

でだ、本題は、シン・エヴァンゲリオンの公開日。これの予想。これまでは上記の記事のように「シンジのDATの数字」が関係していると思って推測していました。もはや新劇場版でもなくなったので、関係ないだろう…そう当初は思いましたが、いや違う。まだ関係性はある。そう思うのはこちらの画像。


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『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭10分40秒00コマ) 0706版』世界同時上映決定!

これはエヴァファンのみんなにとってかっこええ感じのアイコンですよね。新劇からの人も、昔からの人も、コアな人もライトな人もみんな含んで。まあ宣伝やないう感じなんですけど。マティスUBなんてのはとうぜんとして、ぼくたちの予想を毎回超えてくる庵野・轟ペアによる宣伝はもっと奇抜で斬新だったはず。それは破の宣材を見れば分かる。



じゃあ、この画像が持つ意味って変わってくるんですよ。

予想01

新劇エヴァにおける、数字のデザインというのは極めて大事です。「EVANGELION:3.0」とかめちゃくちゃ重要な数字のときにしか、数字のデザインをいじったりはしてこなかった。こんなとこでいじってくるということは、めちゃくちゃ重要かもしくはなんらかの意味をもたねばなるまい。

予想02

つまり、こういうことです。これは「2020」をそのまま下の「0706」にずらせて被せろということ

どうなるかは、もちろんお分かりですね?

2726
27→26

数字が小さくなっていっている。エヴァQまでは「DATの数字」が大きくなっていきました。エヴァ序では「1」(公開日:2007年9月1日)、エヴァ破では「27」(公開日2009年06月27日)、エヴァQでは「28」(公開日:2012年11月17日、月日足し算)



そして今まで登場していない数字、四半世紀もアニメを騒がせ続けた、「エヴァ」と「ヱヴァ」の総決算と考えれば自ずと答えは一つに絞られる。そう、最終2話のラスト


26

ここだ!ここに違いない。ここが公開日だ!

ここまでくればキレイな数字で締めたいはず。

公開予定は2020年、その中で26日、かつ土曜日は

9月26日、12月26日
(1月25日、6月26日)

この4つだけ。そして、異常な雰囲気となってしまう、オリンピック開催時期を避けたいと思えば、答えは一つ。

2020年12月26日

ここが大本命です。

しかし、2007年からリアルに14年近くかかるというのは、もう運命みたいなもんだなあと。あと10分アバンはなにをやるのかな、ぼくはぜんぶひっくり返して、序からやり直すような気もします。もしくは、空白の10年を描くかもしれない。考え出すとキリがない…ここが「1.0+3.0」の「1.0」部分かもしれません。とにかく、いよいよ決着がつくので楽しみです。

いつか後編もやろう~と思ったら、3年経ってた。
前編⇢エヴァQ エフェクト担当者別整理 アバン+Aパート
(  ^ω^)…オドロキヤナ




階段シーン:?
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押し寄せる煙、ダブラシてますね。これ意外に巧いと思うのが、壁に当たった後の煙の進み方。画面のように、ドリルのように進んでいく。



胎盤から第13号機出現:橋本敬史
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ところどころに黒赤のカゲが入り、波がジャンプするように躍り出る。水蒸気の表現として、ダブラシた煙を何個か入れてるかな。




セントラルドグマ(地下パート)以降は、もう最近では類を見ないエフェクト祭り


第13号機の爆煙:伊藤秀次
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ショックコマとともに、回転して展開される煙



狙撃されるマーク9:伊藤秀次?
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煙の立ち方ぐらいしか根拠なし。銃弾が煙を切り裂いた後に、同心円状に形を変えていくのが良いね。


48]50]
52]54]

地下パートは、後方であろうと、煙が動いている。井上鋭もやっているかもしれない。柔らかそうに動く煙を見て、そう思った。



弐号機切り裂き:伊藤秀次
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湧き出るような球形の爆発が3つぐらい塊で重なり、透過光やハイライトを最初に、誇張して大きく見せ、小さくしていく。伊藤秀次エフェクトはそんな印象。


使徒丸めて吸い上げ:?
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波作画。奥に引っ張られていく波もいいけど、手前の波がそれに影響を受けて、大きく揺れているのもまた良い。奥の方の波の動きは、お互いに干渉しあって、左右に小刻みに揺れている。



弐号機突き刺し爆発:橋本敬史
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ショックコマ多め。初撃の煙の伸び方が良い。そして画面手前に押し寄せてくる爆発。最後には、全面透過光になっていく。ここちょっとスロモな感じもいいっすね。



武器拾い上げ、しぶき:?
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水中から、しぶきを立てながら武器を装填。武器から垂れ落ちていく水もいいし、同時に飛び上がるしぶきは重力に応じて落下していく。ああ上手い。誰かはわかんないけど、めっちゃ上手い。



弐号機自爆:庵野秀明? ★
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ここはやや悩みましたが、球形+少ないディテールで、内部から押し広がっていく爆発。2カット目の最後に、ボワッと広がるじゃないですか。あのタイミングが最高に気持ち良い。だったら、庵野秀明じゃないかなと。Qの中でも、めっちゃお気に入りの爆発。

増尾昭一かもしれない、けれど、まあ、増尾さんだったら、ショックを入れてくるだろうみたいな。しかし、庵野増尾どっちなんだ、っていうのが、この2013年作品でも存在してるのがなんか嬉しい。



ブンダーパートからは、橋本敬史オンパレードです。
ここからは特に記載しない限り、橋本作画(※推測)です。


ブンダー被弾
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橋本爆発にしては、ショックコマ多め、というのが初見の印象でした。楕円nディテールはいつも通りあるけども、普段より透過光が大きめな気がする。橋本爆発といえば、尾っぽの煙の伸び方。この画面だと、左上に尾っぽ煙が飛んでいくんですけど、そのおかげで、奥行きが感じられる。


マーク9への攻撃:橋本敬史 ★
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ここも放射状に広がっていく、伸びていく煙が良い。「レイアウトが良い」とはこういう事を言うのかもしれんなあ。さっきのと違うのは、ここはショックコマを挟んでガンガン画面手前に爆発が押し寄せてきている点ですね。それで臨場感が出る。ここのショックいいなあ。



その他類似作画

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ブンダー被弾2 ★
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ここは逆光なんで、ほぼ透過光一色という感じ。後ろへ流れていく煙も、その真っ白な透過光のアクセントになってますね。



八号機の建物への落下:井上俊之
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煙が奥から4つくらい発生していく。井上俊之の煙と言えば、とにかくディテールが少ない。煙の表面には、殆ど何もいれない。それ以外も最小限のカゲ。各ブロック毎を、ぶどうの実のように線で区切って、煙の動きを表現する。


地下からの胎動:?
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地下からセントラルドグマが隆起し、ネルフ本部を破壊(だっけ?)。ネルフ本部が破壊されて破片になるタイミングが、パリっとした感じでいい。


弐号機避けた後の爆発:増尾昭一?
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半球ドーム型の爆発は、ベテランの人がやる印象。00年台以降の増尾は、こういった、半球爆発が多い。温度表現の(波のような)ディテールも増尾さんっぽいが、どうだろうか。うーん微妙だ。


このへんかな~ざっと見たけど分からん部分も多い。井上鋭さんの煙ってどんな感じなんだろう。パプリカぐらいしか分からんなあ。

・NHKアニメワールド 龍の歯医者  http://www.nhk.or.jp/anime/ryu/

さて、「龍の歯医者」です。元々アニメ(ーター)見本市で発表された鶴巻和哉作品でしたが、長編化が決まり、NHKで前後編に分かれて放映されました。尺は前後編合わせて、だいたい90分。


「龍」という、科学を超えた力がある。龍には弱点があり、それが虫歯菌である。虫歯菌が増え続けると、龍の力は弱まる。そこで、龍の力を保つべく、「龍の歯医者」という組織が日夜龍の歯の手入れを行っている。龍の歯医者の一員である、『ノノコ』はある日、龍の歯から人が出てくるところに出くわす。歯から出てきた少年は、『ベル』という軍人だった。彼らは、数奇な「運命」に巻き込まれつつも、生きようと奮闘していく。

あらすじはこんな感じ。以下ネタバレ注意

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まず、この作品でもっとも良くなかった点は、ブランコです。
これには大体の人が文句を言いたいところだと思う。

09]
ブランコは恐れもなく銃撃戦の最前線へと躍り出ますが、まったく被弾しない。「死なずのブランコ」と劇中で呼ばれるように、かすりすらしない。無謀な行動には、何か理由がないと、キャラの行動原理に説明がつきません。だから、ブランコは「ここでは死なないこと」を把握している可能性が高い。

すなわち、「キタルキワ」を知っている可能性が高い。そうでなければ、銃弾が飛び交う戦場で冷静にいられる彼の行動原理は理解できないし、黒縁メガネ軍人も叫んでいたように、「ブランコには弾が当たらない、そして戦火の渦中において彼は冷静である」という描写を執拗にする意味もない。

そこまで描写したならば、これはもう後編で回収する宿題です。元・龍の歯医者でなくてもよくて、「銃弾が飛び交う中、冷静でいられる理由」が示されたらよし。ブランコの背景には、何かがあった。それが後編のラストで、明かされるものだと思っていましたが、


30]
けっきょくは何もなし。ブランコの行動原理は謎のままで終わりました。彼には、どのような背景があったのか、思考があったのか、まったく分からないままに彼は死んでいった。あー、こりゃ浦沢直樹みたいなハッタリかまされたなあと思ったわけです。風呂敷は広げたけど畳まない。いや、浦沢直樹でも少しは畳むのに、これは本当に何も畳んでません。


こうなると、ブランコというキャラクターに魅力ってないんですよ。単純に「引っ掻き回し役」として、彼は存在しただけなんで。彼の生まれや背景は、物語にまったく関係がないんです、引っ掻き回すためだけならば、それがブランコである必要性がないんです。他の誰でもいい。

ブランコというキャラクターを作った。姿見をこだわった。ならば、彼の存在意義や背景、思考回路は必要です。少なくとも僕はそう思う。何のために龍へと潜り込んだのか、そして何故、銃弾に当たらない自信があったのか。もったいない。意味ありげなワードでやいのやいのは、まあ好む人もいるかもしれませんが僕はもう食傷です。ラストなんてB級パニック映画ですよ。



対して、ベルの造形と思考の過程は良かった。

52]
ベルは、歯医者(ノノコ)たちが自分の運命を受け入れて、生き延びようとしないことに憤慨します。でも、ノノコから「長生きしたいの?」と問われると、何も言えなくなってしまう。ベルは単純に長く生きた方がいいと思っていたわけでもないけれど、あまり考えていなかった。とりあえず、生きていれば良い、運命に抗わないのは変だ、とぼんやり思っていたわけです。


20]25]
それがノノコや歯医者の価値観に触れることによって、変容していく様は見事だった。ベルは最終的に、自分の運命、すなわち自分の死に場所を、自分で決めようと決断します。だから、ノノコには歯医者にはなれないと伝えた。歯医者になることは、運命を自分では左右できないということですから。



美術・作画、そして世界観は素晴らしかったですね
流石はスタジオ・カラーといったところ

08]40] ノスタルジーな淡い背景
いろんな時代の服装が混じってるじゃないですか、あれもまたいいんですよ
それだけ、彼らが「龍」を共通のものとして、結束している証拠なんで



00]49]
54]20]
前後編通じて、「流線背景+武器構えポーズ」のカットは過剰なほど多用されていた
戦闘シーンだともはやデフォルトになってたかなあ
均一的になっちゃったのは少し良くなかった



38]
ここのガヤは過剰すぎるかなあ。まあこれは多分、個人差があります。
僕だけかもしれんけど、情報量が多すぎて、ここで重要な奥の煙に目がいかん。
重要じゃなきゃ、こんな綿密に描き込まないだろう。


00]
ここも一緒。瓦礫だけでも、これだけ書き込んでいるのに、その上過剰にガヤを足している。
だから、ディテールはあまり考慮されていないのかと思えば、


55]21]
こういった居住空間の洗濯物や写真機のディテールは凝っていて、
彼らの生活がありありと想像できる良いカットがある。
とくに劇伴と供に流された日常のシーンは、素晴らしかった。



また日常シーンの中で良かったのは、龍が進路を変更するシーンで建物の軋むところ

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特に2カット目は良く出来ていて、bookスライドだけで、遠近と軋みを表現している 
引っ張られるワイヤー部分が傾いていく加減も良い




作画は言い出すとキリがないので一部のみ


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衝撃波のあとに発生する煙のタイミング



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ディテールは泡っぽくないのに、なんでか泡に見えて面白かった
CGのフォルムと動きで泡らしく見せていると思う


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一旦ドカンと広がったあとに、細かく伸びていく、分かれていく。押し出されるように展開するので、立体感も出る。前述のディテール過剰と違って、ここではタタキも効果的に働いている。


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この波は上手いCGかな
船先で割いたあと、左右に分かれるわけですが、微妙に振動しつつ後ろへ流れていく



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水中のゆらぎ


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滑り落ちるのを武器で支えて体勢を立て直しつつ、網を張る
下半身の力の移動が丁寧



総論として、前編は良かった、特にラスト1カットはやられたなあという感じで、楽しみに後編を待ってたけれど、あんなんじゃあなあ。龍の歯部分の世界観は、淡くて良かった。

『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』公式サイト
http://doraeiga.com/2017/ 


カチコチといえば、嫌なことを思い出しますが、とにもかくにも映画ドラえもん最新作です。そんで、けっこうコレが面白そう。のび太たちが南極で遊んでいると、(当時人が住んでいなかったはずなのに)古代遺跡があって、物語が始まっていく。そんな感じです。詳しくは公式サイトで。


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今までの映画とは少しテイストの違うポスター
イメージボードをそのまま出すことで、ラフな印象をもたせる

公園で日向ぼっこしてる有名な油絵(※情報ありがとうございます→ジョルジュ・スーラの代表作らしい) があったと思うんですが、あれと印象が似ている
あえて緻密な画にしないことで、冒険の内容を自然と想像させる。
これからどんな冒険が始まるんだろうと、ワクワクする。


下記リンクのポスターも魅力的ですね。コピーも良い。
◆「映画ドラえもん」新ポスター6種類を公開 新宿地下に期間限定で掲出
http://animeanime.jp/article/img/2017/02/27/32718/106105.html 



エフェクトもPVを見る限り良さそう。というか、めっちゃ良い。

遺跡崩れ
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氷崩れ
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一つ目は微妙ですけど、氷が崩れていく辺りは桝田さんじゃないかなー
影の付け方とか破片のこだわりがちょっと桝田作画っぽい
 



まあ少し気になる点もあって

25]
 
屈折表現や水の透明感が見事。
誰が描いているかは分からないけれど、上手い人が描いているのは分かる。

ただ、ドラえもんの表情が気になった。口がちょっと開いてしまっていて、「本当にこいつ助けた方がいいのか?(1人でも大丈夫じゃないのか)」みたいに思ってしまう。少しもったいない。ブリキや雲の王国でドラえもんが機能停止するときって、本当にもう真顔(もしくはとち狂った顔)なんですよ。だから、そういったドラえもんを見ると、「こいつは助けないとダメだ」って思うんですが、あまりにもアホ顔だと、勝手に蘇生しそうで緊張感が薄れてしまう。


とにもかくにも、完全新作のドラえもん映画では、久々にワクワクしております。大人の自分がPVだけで胸躍るんですから、子供はもっと楽しめる。そんな作品だと思います。監督は「劇場版 青の祓魔師」などを監督された、高橋敦史さん。劇場版ドラえもんでは初監督。公開は3/4。楽しみです。 

初見で見た時は、これCGなのかと目を疑った。
05]59]
32]06]

カセットガール - アニメ(ーター)見本市第35話


CGの技巧が優れてるのは言うまでもないんだけど、特に流れるような金田アクションと、作画に引けをとらないエヘクト。この2点が特筆すべき点かなあ。金田系アニメーターの摩砂雪はコンテでも金田アクション随所に盛り込んでくるんですが、今回も自然に放り込んでて上手い。


爆風ふっとばされアクション
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爆風で吹き飛ばされた後、空中に放り出されて雪の上に着地までのアクションです。これの何処がスゴイかと言うと、CGでサバサバした金田アクションをやってるとこですね。しかも上手く決まっている。普通のCGIだったら、もっと女の子が空中にいる時間は長いです。こんなに短い上、破綻していないのは偉業と思う。カラーデジタル部はコマ落としを多用したんじゃないのかな、摩砂雪はアニメでも特撮でもよくやるし。


おっとっと
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観直した中で一番良かったアクションはこのシーン。
板がずれて後ろに動いたために重心も一緒に動いて、女の子は体が前のめりに。その後、真正面からの風に押されてしまい上半身は後ろへと傾く。この間、下半身は固定されたままなんで、殆ど動けないんですが、最初の方では抵抗しようと内股になってたり、後半の風に姿勢を持って行かれて、少し開いちゃってる。いやあ、細かいとこまでちゃんとコントロールしてやろうというのが伺えます。




レンタル屋爆発
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2回閃光した後の爆発。
一回目の煙はタイミングがいい、じんわりタメてます。その後は、ガヤも混じりながらの全面煙。ある程度勢いで押してるのと、2色という色数でセルルックにやってるのが良いです。ここはリアルと漫画が混ざった感じですね、一回目の煙は少しリアルなんだけど、2回目の煙はちょっと漫画っぽくド派手に。


どっかーん着地
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カメラに衝撃波が届く瞬間にショック表現として、ビデオのノイズを使っているのもまた良いですねえ。エフェクト本体は4色程度かな。煙自体の展開や、煙が冷えていく描写を色と透過光でコントロールしてますね。舞い上がって消える破片も綺麗だ。後は、前の方にニョキッと出てくる煙かな。この煙のタイミングがものっそい良いですね、煙全体のじんわり感を上手く演出してると思う。 



総括すると、アクションについては挑戦的な表現で、しかも金田アクションとの親和性が高い点に驚きました。なんとなく、「金田系」と「CG」は両極端に位置していると思っていたので。ある種到達点とも思う。エフェクトは破片、瓦礫も含めて、総合力が高い。2色の煙は下手なアニメーターが書くより断然素晴らしいです。タイミングもそうですけど、画面を何とかコントロールしようとしている工夫と試行錯誤が伝わってくる。面白かったです。

カセットガール - アニメ(ーター)見本市第35話

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