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守りに入るな、自信満々に失敗しろ

カテゴリ:原画マン > 野中正幸


■Rewrite 公式サイト

久々の野中記事
(PVで原画を担当してるか不明、作監だけで原画は他の人かも。詳しい人教えて下さいおなしゃす)

・「Rewrite(2016年)」 PV02



・首筋ふーっ
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首筋への息吹きかけ 反射によって、身体をよじります
ここでの注目ポイントはあれですね、髪の毛と服の動きですね。当然といえば当然なのですが、服や髪の毛は身体が動いた後に「遅れて」ついてきます。これが、キャラクターの動きをリアルにします。ちなみに、これをフォロースルー、オーバーラッピング、あとはドラッグなんて呼んだりします。

フォロースルーはゴルフ、野球でよく使われますね。投球や打撃の後の、腕を最後まで振りぬく動作のことです。まあ映像において、「すべての物体は、いっしょに動かない」「後からついてくる」という感じで押さえておいてもらえればいいです。このフォロースルーによって、キャラクターの動作に柔らかさが出てきます。


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(2015/05/05 SB対ロッテ 柳田悠岐サヨナラ3ラン)

昨年トリプルスリーを達成した、ソフトバンク柳田悠岐のホームランを参考に見てみましょう。踏み込んだ後に、身体はほぼ止まっていながら、腕だけが強く振りぬかれているのがわかるとおもいます。これがフォロースルー。


慣性のお話も一応。さて、電車が急停車したとします。この時、乗車している人は、(それまで電車が動いていたスピードと同じ速さで)動き続けようとします。すなわち、電車は止まって、人は動き続けようとしますので、人の身体が進行方向にぐらつく現象が発生します。これが慣性の法則です。

これと同じように、キャラクターのアクションも考えてみると分かりやすいです。メイン(身体)は電車、サブ(髪の毛、服)は電車の中にいる人。メインのパーツ(身体)が止まった後、服や髪の毛といったサブのパーツは動き続けます。この時、遅れてついてくるのがポイントですね。



・笛吹き眼帯少女
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ダブルアクション気味のACつなぎ
女の子の袖に注目。腕自体はピタッと止まっているのに、袖のフリルは遅れてついてきてますよね。こういう風にすると、空間に奥行きが出て、写実性が増します。髪が少し跳ねたりするのも、パーツ全体が繋がっているようで、リアルに見える一つの理由。



・二度見バット投げ

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二度見ダッシュでバット投げ、2カット目はバットをなめてドアノブをがちゃがちゃする構図
ドアに当たった後、少し反動を受けて身体が押し返されてますよね。ドアにぶつかって反動を受けるほど急いでいることから、焦ってるのが伝わりめっちゃリアル。



まあぶっちゃけていうと、カワイイ女の子がリアルな仕草で動いてるってだけですごいですよね。2年前の記事での回答は、極めて簡単に言うとこんな感じ。この部分が、野中作画がやらおんに取り上げられた珍事を起こした一番の要因であると思います。

肘関節のなめらかな挙動、重心移動のなめらかさ、女の子の可愛らしい仕草、そして奇妙ともいえるタイミング、この辺がめっちゃ受けた要因だと思います。そこはまた詳しく書けたらいいなと。


「Rewrite」では、このように慣性がついたリアルな動きが堪能できると思います。そういう意味で、野中正幸の初キャラデ+総作監のTVアニメ「Rewrite」が楽しみです。Keyファン厳しそう(偏見)。どんな風になるのかなあ。
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※パートは全て推測です。
※とりあえず、原画回のみ。後から追記で作監回の部分を記載します。


OP
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この走り作画だと思う。後は、バスケしてる後のモブの所とか。でも正直分からない。ゲームの方のグリザイアOP見ましたが、原画は渡辺、フミオさんだけでクレジットは不明瞭。橋本敬史も参加してるんですが、どこで明らかになったのか…(※ゲームクリア後のスタッフロールに載ってんのかなあ)。



#01
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1話に関しては完全に推測。引きのカットでは、細かい仕草に合わせた関節の動きが上手い。教科書しまうときの腕の感じとか、椅子から立つ時の頭の動きとか。アップのカットでは、喋る動きに連動して肩や首が動いているのが素晴らしく上手い。そこらへんが、野中っぽいかなあと。



#02
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2話に関しては、アバン。走りながらカッターを出す、このシーンは走りと共に作画される肩の動きが良いばかりでなく、振られる腕の関節が柔らかい感じもまた素晴らしい。転んでしまいかけた後に、2回体全体が下に落ちるのが良い。頭の部分が落ちる重力に引っ張られて、他の部分(上半身・足)が連動しているのがいいんですよ。特に2回目の体の沈み込みが素晴らしい。ここは野中作画で確定だと思う。後は、Bパート明けてからの最初のカッターサカキ(gif3つ目)。ここも少し野中作画っぽくて、何でかというと、野中がキャラをフェード・アウトさせるときの作画は、こんな風にスッと消えるから。まあ大島作画の可能性も十分あります。


#03
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3話は、アバンのあのシーン。ベッドでくんずほぐれつをする前のそろーり歩きもやってますね。ここが上手い。肩に力が入ってる(※驚かせようと思って)のを表現してて、ユウジの部屋を物色する作画もキョロキョロ感が出てて良い。枕に顔を埋めて身悶えるカットは、顔の動き方が凄まじく良い。押し付けて少し離れて、匂いを嗅いでが伝わってくる。画面外の上半身も動いている感じがして良いんですよ。この後の足を組み替えたりするカットがベッドシーンでは一番だと思うんですが、エロは消されるような気がして載せてません。あそこ上手い。



#06
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6話もアバン。野中、アバンばっかすね。1個目はグリザイア野中のベストカットだと思う。右肩から出て行く自然な歩きのスタート、そして下半身しか見えてないのにビシバシ感じる重心移動。すげえ上手い。プリーツスカートの揺れ方もまた凄く柔らかくていいですね。2個目は同級生の小走り作画。一歩目の少し大きくストライドを取って、その後は歩幅を狭めて歩み寄っていくのがめっちゃ良い。ここも一歩目の時に、少し上半身が沈み込んでる。俯瞰アングルでも分かるのは凄いですね。

後はお墓参り後の、サカキの笑ってる作画もやってるかも。ここは別記事でも触れたとおり、大島縁さんの可能性も大有り。ちょっと話逸れますが、大島作画って少しコミカルなんだけど、やっぱ上手いですね。#01の大島パートもめっちゃいい。


という感じですね。
作監回に関してはまた後日、この記事に追記します。
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学園設立の理由とサカキの重たい過去。
12]


アバン:サカキカッター痛そう

A:サカキ
・黒服とユウジ
・サカキの過去
・ミクロイドS

B:立て篭もりサカキ
・スナイパーユウジ
・これからどうなってくのか


脚本・作劇・全体構成
11]51]
38]14]

まずタイトルの「レーゾン・デートル」とは、存在意義・存在価値の意味です。多分エヴァで知ってる人も多いんじゃないのかな。跡取りが欲しかった榊家としては男の子ではないことを蔑まれ、精神を病んだ母親からも存在(男でないこと)を疎まれ、果ては弟が死んだら自分に跡継ぎの役目を任されるというサカキの人生は自分の存在価値がないと考えるのも当然と言えます。

サカキは他人からも好奇の目を向けられ、自分の存在に疑問を持っていきます。サカキにとって、一番の葛藤とはなにか。それは、「女である自分」であり、カッターで髪を切るという事態に至りました。だからこそ、そのカッターをいつまでも持ち続けています。「女である自分」を否定するためにカッターを持ち、カッターで他人に襲いかかる。カッターはサカキの女性を否定するための要素であると思います。

演出として、Aパート中盤からAパートラストにかけてのサカキの回想は素晴らしかった。サカキが自分の存在価値に思い悩むプロセスを順々に丁寧に描くことで、視聴者は感情移入が自然とできる。段々とサカキと自分を同一化させ、同じ葛藤を共有できます。自分の存在価値への葛藤というのは、大小あれども、人間の成長過程において確実に存在します。ですので、今回の話は多感な中高生にも刺さるでしょう。

「母親に関係するトラウマ」は、よく見られますね。これは全部が全部、母親が悪いというわけではなくて、様々な要因があるわけですが。『四月は君の嘘』や『彼氏彼女の事情』もそうした物語です。母親というのは作品において、ユースフルな要素なのでしょうか。父親だとあまり上手くいきませんが、母親の場合は母性と出生を握っていますので、効果的なのかもしれません。





作画・画面設計・レイアウト

大島、野中、後藤、越後さんと新旧入り乱れている作画陣。

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大島さんは人気も高いようですが、イマイチパートは分かりません。ただ、1話における、コミカルなミチルの芝居を見ると、人気の理由も分かります。なんでしょうね、大島さんは体全体がビクビク震えるようなアクションというか、ちょっと漫画的な要素を感じます。


09]11]
18]02]

野中さんについてですが、おそらくアバンもしくは、後半の墓参りの後のサカキでしょう。アバンは何と言っても、重心移動の巧さが野中っぽいです。下半身しか画面にはないのに、それでも伝わる重心の移動。上手いですね。4枚目もメチャウマなんですよね、肩の揺らし方とか本当に上手い(※ここは大島さんかもしれない)。


そんなところです。
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