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足が絡まっても、踊り続けて

カテゴリ:原画マン > 野中正幸


まあ1話なので、どうにも言えませんが、よく分からないアニメ。
なのに、何か面白そうに期待してしまうアニメ。
制作は、Studio 3Hz(IG派生)というところで、これが初元請け作品らしい。

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登場人物の紹介、というのが1話ではメインになることが多いですが、この「天体のメソッド」では、それが凄くスマートでいい。露骨な人物紹介じゃなくて、何というか実際にキャラが動いて物語が動いているという感じというか。作為的でなく、自然で衝動的な演出というか。まあよく分からん。


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ノノカとノエルの再会を中心にキャラがそれぞれ映されていきます。まあ、何というか「ノノカー」というのを聞くと、某麻雀漫画を思い出したり、青髪すましキャラを見ても某麻雀漫画を思い出したり、修一というダンボールを見ると、今季のチャンス✕クソデブ死体蹴りマンを思い出したりと、ちょっと他所に目が行っちゃいました。


脱線はここまでにして。
正直に言って、(いい意味で)掴みどころがない作品だなあと感じています。

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「円盤」というものが存在はすれども、それを象るのは第3者のリアクションのみで、しかも具体的な言及は無し。円盤によって、街は良くなったり悪くなったりしてると、何とも抽象的で曖昧な感じ。だけども、前述の通り、浮かんでいる「円盤」と少年少女たちがどう繋がってくるのか、ということがこれから描かれると思うとすごく期待できる。


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ノノカは、この街に戻ってきたようですね。それは、おそらくお母さんの病状悪化に関連があって、大病院で治療をしてもらうとか、もしくはあの「円盤」が何か悪さをしてるとか、色々な可能性が考えられますね。で、主人公の周りのキャラ(回想に出てきた子どもたち)も疎遠になっている描写もあったりして。約1名は覚えていたんだけど。まあ1話だけじゃ分かんないっすね。


繰り返しますが、他のキャラにしても、その映像における、「動かし方」がとてもナチュラルで違和が感じられない。1話という感じがせず2期目と言われても、違和感ないくらいにキャラが作品に馴染んでいる。対して、脚本は唐突さや理不尽さに溢れてはいるが、進行方向は真っ直ぐでキレイな構成になっている。

これは、1クールでしたっけ。
どういう風に展開していくのか楽しみですね。




そんで映像面。


OPは豪華メンツですね。
北川、野中、田中さんと。

野中パートは「グリザイアの果実」につづいて、よく分かりません。進化してんでしょうか。
ただ、ノエルの手に星が止まって、ブワアとなるエフェクトは野中っぽいです。その後の、ノエルが手を上げるあたりは田中作画だろうけど。北川さんについては、全く分からん(女の子上手いよねぐらいの認識しかない)ので、北川ファンに期待します。


で、本編ですが、これまた分からん。
多分いま世界で百番目くらいには野中作画の映像を見ていると思うんですが、全然ですね。

野中パートは、ノエルを追いかけようとする、玄関でのくだり辺りかなあと思います。

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4枚目の走りは、少し違う感じですけど、これまた上手いですね。
後、ノエルに会ってのラストは多分、田中作画であろうし。

まあ、そんなところですかね。
野中さんは働きますねえ。2013きんモザ~未確認くらい働くんじゃないのかな。

(※「fate」→「グリザイアの果実」→「天体のメソッド」ときて、段々感想が雑になってきてるのが、分かるだろう?まま、大目に見てやって下さい。こんなに気合入れるのも、1話だけだと思うんで。後は、気に入ったシーンのスクショとか本当に適当になりますので。)


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原作はエロゲということで、エロス・ポルノも存在して当たり前という感じ。制作は、8bit。シネスコ(画面サイズ)での作画ということで、珍しいですね。まあパンチラ、パンモロ、エロスの嵐。

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序盤から頻繁に出てくる、パンモロ、パンチラ、ツンデレ、メイドなどは、「主人公の周りに存在する女の子は、それぞれ既存的な萌えキャラである」ということを念入りに描写するための要素である。これによって、「転校生の風見だけが、(アニメの作品において)普通の高校生ではない」ということをより明確にし、ハーレム系作品の匂いを醸し出すことになる。


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しかし、その実は、Cパートで明かされてたように、全員アブノーマルの可能性があり、既存的な萌えキャラ描写はミスリードであったことが分かる。執拗なまでのエロス描写は、あくまでも、このCパートのためのものであり、見返してみると、エッチな感じ(性的に興奮を覚えるよう)には全く描いていない。


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そして、もう一つミスリードがある。それは、「主人公以外では、サカキだけが普通ではない」という描写。主人公や学園長が「普通」というキーワードの連呼は、「普通ではありません」と言っているようなもので、「主人公の他にもアブノーマルなキャラが存在すること」は、誰しもが薄々感じていたことだろう。そこに、Bパートでサカキというアブノーマルなキャラが入り込んでくる。ここで一旦、伏線回収(「主人公の他にも~」)の安心・安堵をするが、それもつかの間。そのすぐ後、Cパートでは、「キャラ全員アブノーマルかもしれない」という状況になり、それを瞬時に理解し驚くことになる。サカキ以外は、「既存的な萌え要素」を目眩ましにして、アブノーマルを隠していたにすぎないのであった。

この構成は、感心するほど上手い。

すなわち、1話で目指したところは、「普通」「既存」「陳腐」の刷り込みによってのミスリードと、伏線回収(サカキ)という安心感を利用したミスリードの2本によって作られた、Cパートでの「全員アブノーマルの可能性」であろう。そこに至るまでの、描写の精度は高く、これは非常に評価できるだろうと思う。



映像的には、(緩急という点において)カット割りが凄くいい。レイアウトがいいかどうかはよく分かりませんが、コンテは普通のアニメよりも推敲してる印象を受けました。後は、ちょいちょいある3DCG表現もさほど違和なく。


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総作監、総作監補佐、作監、作監補佐が約20名にもなってしまったのは、前述の「シネスコ」での作画にまだ慣れていないと見るのが妥当でしょう。だから、あり得ないスケジュールとかそういうわけではないと思う。絵はキレイで良かったと思いますよ。デフォルメキャラの動きも良かった。


飛び込みバレットタイム
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45度回転バレットタイム。
1話からメンドイことやりますね。でも面白くて良かったです。



野中パートはイマイチ分かりませんが、おそらくミチルと風見の会話シーン辺り。
(【追記2014/11/07】※大島縁さんかも…?)

慌てるミチル

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手のワキワキ感とか、それに引っ張られて動く体全体のアクションがいいですね。gif2つ目の最後の手首たまらないっすよね。上手い。この後デフォルメのミチルが机をなぎ倒していくところは、また別の人だと思いますが、あそこもいいです。



後は、最後のこの辺かも。

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gifはメンドイので割愛ですが、まあブラブレの方を見てもらえれば多分分かる。
エンジュちゃんのアレね。 



という感じです。
まあ野中目的で見たんですが、意外と面白そうだなあというのが今感じてるところです。


こちらの記事の続きです。

野中記事を見にきてもらっている人がそこそこ多いのに、流石にあれだけでは申し訳ない気持ちがあるので作り置きしといたgifと少しの説明をしようと思いまして急遽作りました。『きんいろモザイク』とか『未確認で進行形』は一部しか見れてない(※というか野中参加でまともに見れてるのが無い・・・ors)ので、また主要な作品をそれなりに見てから色々と野中の魅力というのを考えたいと思います。まあ、ド素人の解釈なので、ごゆっくりとそんなに期待せず待ってもらえればと思います。8月頃には記事ができればなと考えてます。


■『恋愛ラボ(2013)』 OP
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このスカイダイビング感がたまらない。オレンジ髪の女の子ネクタイの挙動や髪のリアクション、空中でそれぞれが必死に体勢をとろうとしている描写、それによるキャラの性格表現(これはコンテがどのレベルにまで踏み込んでるかにもよるけど)とか、色々とすごいです。 


後は、 この表現。
スッと画面からキャラがいなくなることで、体に当たる空気の強さ・流れを上手く描写してる。 

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特に、青い髪の女の子が消えるカットですね。この点に注目して見てもらうと、スッと空気に押し出されている感じが分かると思います。ここで空流も同時に分かる。画面右上、空間だったら右奥の方に吸い込まれていく感じで消えていく。

だから、ここはただ単に曖昧な空中を女の子たちが飛んでいるのではなくて、スカイダイビングのような具体的な場面を想定して描いているように感じます。その時点で、すごく優秀なアニメーターなんだろうということが分かります。何故かというと、「考えて描く」ということは、写実性の向上や受け手側の違和感の減少に繋がるからです。頭空っぽで描くと、いいカットって多分生まれません。


短いですが、今回はこんなところで・・・

次回はもっと野中作画の魅力を構成している要素へと迫りたいと思います。野中作画はすごいんだけど、何処がすごいのかはっきりしてない。どんなところに僕らは魅力を感じているのかが分かるように紹介できればなあと。1つ確かなのは、タイミングの人であるということ。後は何となくですが、野中作画の魅力は肩とか肘の関節の動きに詰まってる気がします。


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