比較せざるを得なかった。
ちょっとmighy77さんの発言が気になったのもある。

■「人生(2014)」 1話
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■ 山本昌 200勝達成時(2008)
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上半身のフォーム自体は結構似てる。欲を言えば、もう1、2枚足して、左腕が前にグッと出る感じを出して欲しい。だけど、その前は良かった。昌特有というわけでもないが、「ワインドアップ時、両手を背筋が張るぐらい構える→一旦置く→下に降ろす」の感じは上手く出てる。


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だけど、下半身の動きが良くない。
山本昌っていう選手は僕が知るかぎり、こんな風に普通に放り出す方の足を上げる選手ではない。

山本昌の足の上げ方は振り子であり、こんな風な単純な蹴り上げではない。最初に軽く、足を上げる方向とは逆に足をぶらーんと出して、勢いを付ける振り子なんですよ。

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そして足を上げるというよりは、むしろ振り子で持ってきた足を抱え込むように背中を丸めて、投げる。結果的に、体全体の姿勢は大分低くなる。 ここで腰が入ってるのが分かるでしょ?そう腰が大事なんですよ、昌は。こういう感じにね。工藤公康の投げ方はちょっとまた別ジャンルだけど、腰が入ってる点と足を抱え込む点では似てる。


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これに関しては、ほとんどノンルック投法の岡島っぽくも見える(※岡島とはこれまた全然違うんだけど、雰囲気的に)。いや別の人かもしらんが、というか普通の外野手左投げっぽいのか。一応スリークォーターだけど、ほぼオーバースローのようにも見える。変化球の握りにはこだわってるのに、もったいない。



◆なんで昌っぽくないかの結論
・上体が高い
・それによって腰が入ってるように見えない
・背中を丸め込んでない
・右足が振り子になってない

この4点に尽きると思います。
もうね、何回見ても正直昌には見えないし、かといって誰に似てるのかも分からん。