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2025-1

カテゴリ:2010-2012年アニメ > ソードアート・オンライン

久々のエフェクト記事で、こころぴょんぴょんしてます。
(※一期です)

■『ソードアート・オンライン(2012)』#19
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黒田結花っぽいなと思ったんだけど、エンドクレジットで確認できず。(佐々木)政勝調のディテール少なめな感じの煙と爆発で胸躍った(こころぴょんぴょんした)。こういった、写実感ある爆発を見たのは久々な気がします。まずデフォルメの代表として、橋本・柿田作画というものがあると思うんだけど、それと政勝系作画どう違うのかというと、爆発・煙内部の線がぐおんぐおんと動くんですわ。あくまで、橋本・柿田作画は、全体のフォルムを動かすんであって、内部のディテールは高密度になるか、模様付け程度で終わるんだけど、政勝系作画って前回紹介した黒田結花みたいに内部の線が縦横無尽に動き回るんですね。それもただ動いてるんじゃなくて、爆発における「膨張」と「収縮」をきちんと内部の線で描いてるんですよ。それが格好いい。作画されたのは、柳隆太(『SAO』作監・原画)さんらしい。(※一応言っておくと、デフォルメ系は劣っているとかそういうことを言いたいわけではない。ただ単に、比較としてデフォルメ系のエフェクトを出してるだけですので。)


同#19
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これなんかは色合いが完全に、アレだよね。言わずもがな、80年代後半の庵野秀明(『風の谷のナウシカ』『王立宇宙軍』)にそっくりなんですよね。初見は真面目にびっくりしました。でもこの色合いは王道的でいいですね。最近のエフェクト作画は、爆発はピンク・紫、もしくは濃いオレンジが、煙は灰色が主流だと思うんですけど、やっぱ赤黒と透過光って最高ですよね。さっきも言ったけど、「膨張」と「収縮」をフォルムの動きというよりは、内部の線の動きで表現してる。新しい爆発も追加してドンドンという感じで作画されてるから、パッと見は二次元的ですよね。濃い黒カゲがあるから、全体を通して見ると立体的になってる。


同#19
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これは今回注目した人とは、また別の人だと思うんだけど(少なくとも1カット目は)、一瞬橋本作画かと思ってしまった。橋本敬史という人はフォルムで動かすと先ほど説明したと思うんだけど、他の特徴としてエフェクト内部のディテールは楕円形のカゲを多く入れるんですね。『機動戦士ガンダムUC(2010)』とか、最近だと『アルドノア・ゼロ(2014)』が分かりやすいと思う。

『機動戦士ガンダムUC』は橋本作画にかかわらず、全体的に橋本調の煙が多い印象。SNIPESこと、小林冬至生さんは、この『UC』でエフェクト作監を務められているんですが、橋本作画からの影響があったりするのかなあと思ってみたりしています。





#20
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お話を『ソードアート・オンライン』のエフェクト作画に戻しましょう。#19のエフェクト作画は、柳隆太らしいということは分かりましたが、#20には参加してない。だから、このカッケエ煙と爆発はまた別の人ということになります。初見時は、(#19と)同じ人じゃないかなあと思ってましたが、今見ると結構違いますね。まあ、政勝系には変わりないんですが。特に、2個目が良かった。内部からぶわあっと盛り上がること(※内側から外側に向かって出て行く感じ)で、爆縮を上手く表現してる。

で、まあ調べていく内に鹿間貴裕さんの作画と判明しました(※gif3個目は確定的、1.2個目は微妙)。鹿間さんは個人的な印象としてアクションが上手い方、という感じなんですが、そういう人はエフェクトをあんまりフォルムで描かないんでしょうかね。ちょっと気になってくる。かの有名な井上俊之もさほどエフェクトをフォルムで描かないじゃないですか(※フォルムでガリガリ押さない)。まあ、あれはまた別の次元の問題なのかな…分かんないや。





オマケ#20
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で、エフェクトついでにこりゃうめえという作画あったのでご紹介。キリトがリーファの腰の剣を取った後に、リーファが剣を探しているシーン。乳揺れまである。突然の事態に困惑しつつも剣を取り出そうとするけども、肝心の剣が無くて驚く描写が上手い。特に左腕の作画。剣を取り出そうとする、手の動きに方と肘が自然と連動していて上手い。『アイシールド21(2005)』で脚光を浴びた、石田慶一さんによる作画。

何かあんま更新できないのもアレなので。
(※一応、Fate、グリザイア、君嘘に関しては必ず感想記事出しますので、ご安心を。少しばかり遅れるかもしれませんが…そこはごめんね。) 

「ソードアート・オンライン」を最近見始めたんですが、いやあそこそこに面白いですね。売れる、人気になる理由も分からんではないです。というかメッチャ分かる。ああ、これは人気出て2期もやるわなと。



■『ソードアート・オンライン(2012)』 #1
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1つ目は、90度回転の擬似バレットタイム。2つ目は180度超えのカメラワークによる、バレットタイムですね。多分そう言って大丈夫だと思う。で、こういったバレットタイムを何故使用するかですが、もう単純にカッコイイからですね。スポーツでも、「ボールが止まって見える」じゃないですけど、そういった「スローモーションのように見えるほど集中できた」経験って誰しもあると思うので。そういった現実に起きる事象の誇張的表現だと思うんですね。だから一見、デフォルメ(ハイスピードカメラで撮られるような)っぽいんだけど、実はめっちゃフォトリアルな表現です。



■ED1
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後は、こういった面白い回り込み作画もあったりしたり。面倒臭そうなのにね、良くやりますわ。ここは回り込みもいいんだけど、髪の毛のリアクション、フォロースルーじゃないけど、行って帰っても上手い。ふわふわしてる感じ上手く出せてますよね。 

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