野中(正幸)作画を中心に整理。以下のパートと思う。野中作画では、キャラクターが喋ったり激しい呼吸をする時に、胸を膨らませることが多々あります。そういう所がリアルで面白いです。


( ^ω^)ならンダ!

[野中パート(※推測)]
アバン:ふわっと飛んだ後の着地シーン
A:教室、委員長とのやり取りの辺り、トイレに向かうコタロウ
B:夜の部屋のシーン


・肩をすくめるコタロウ
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微妙に肩を動かす。肩が動いた後には、首や頭も少し連動して動く。立ち止まった後に、少し後ろに跳ね返る。ここは特にフォトリアルですね。



・ギュッと拳を握る委員長 ☆
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野中作画の特徴の一つとして、このような「顔ガクガク」があります。キャラクターが喋る時、呼吸をする時に、(アップショットでは特に)顔がガクガク動く。つかこれ、PVでもありましたね。


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(ref:「偽物語」06話)

キャラクターが話す時に、口が動くのみでは物足りない。野中さんはそう思っているのではないかと感じる。まず顔の口のアクションと連なって肩や顎が動く。それが終わったら、髪の毛や首が遅れて付いてくる。これを、フォロースルー&オーバーラッピングと言ったりする(気になる人は、この動画を参考にされたい)。



・ダッシュと壁当たり(夜の部屋シーン) ☆☆
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中割り少なめ。ブレ線あり。壁に当たった後、のけぞる体の動きが良い。最初は右足に重心があって、のけぞった後は左足にきれいに移っている。


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夜の部屋シーンは、ほぼ全て野中さんかなあと僕は思う。2枚目のドアノブガチャガチャシーンは、パーカーのフードが細かく上下に動いてたりするのが良い。


・焦るコタロウ
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ドアノブをガチャガチャしてるので、上がった時には髪の毛も上がり、下がった時には同じように下がる。パーカーのフードも同じで、ドアノブガチャガチャの影響を受けて動く。



・ドアの達人 ☆☆
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上下に体を振っているので、それに伴ってパーカーのフードも動く。ここはドアを叩く動作に注目。ドンドンと2回叩いた後、間を開けて小刻みに3回ほど素早いタイミングで叩いているのが分かる。焦燥感が伝わってきますね。


おおよそこんな感じ。Bパートの夜の部屋シーンはずば抜けて凄かったです。