ある日、女子高生・紗倉ひびきはダイエットのためにシルバーマンジムに通い始める。ジムで同級生や先生と出会い、ときにはよく分からないライバルとぶつかりながら、初めてのジムに戸惑いながらも筋肉を鍛えていく青春群像劇。という感じの物語。


画面雑感の前に、スタッフについて少し

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監督:山﨑みつえ
キャラクターデザイン:菊池愛
脚本・シリーズ構成:志茂文彦
制作:動画工房

脚本家の志茂文彦(しもふみひこ)さんは、ここ20年ぐらいずっと最前線にいる感じですね。近年だと、「NEW GAME!(2016)」「りゅうおうのおしごと!(2018)」「すのはら荘の管理人さん(2018)」などでシリーズ構成・脚本を担当。気になった方は過去作を見ることを推奨。
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画面・作画についてですが──やはり特筆すべきは、あのことですよね。お分かりの方も多いと踏む。









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ジーナが可愛かった!(完)
いやあ、やっぱねえ。アルビノ、ショートカット・ボブ、ツリ目。これでほぼ120点。ストレートヘアーで50点。ボブ×ストレートヘアーだと掛け算になるので6000点。とにかく、かわいい。他のキャラとかどうでも良くなってしまった。世界史の先生は好きだよ!やっぱり…ショートカットを最高やな!


ジーナの服/ファッション
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目を引いたのは11話のジーナの服。かわいいよね~


最近のリアルな流行としては、ボア素材のパーカーやジャケットがあるんですが、これがまあ小汚くて辟易していた。

クソダサボア

基本的にダルダルなのでスタイルがよく見えない、清潔感がない、使い古した人形みたいな色合いが多くて暗い印象を与えるの三重苦。センスもクソもあるかいな。世の女性はジーナ・ボイドを見習え。


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(だらしないひびきとの対比)


11話のジーナは、
・スキニーパンツ/濃い目のカーキ
・首元にワンポイントの無地インナー/オレンジ
・ややショートなジャケットコート/濃い目の赤



シンプルな色合いとスキニーのタイトさにより、スタイルがよく見えて濃い赤がキレイに映える。全体的に落ち着いた雰囲気になり、他の3人と比べると大人っぽくなる。
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ジャケット・コートの参照例
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これはちょっと長めだけどやっぱ胴回りのスタイルがよく見えますね
5000円って安いな~良い


こうなると、足元も気になってくるのが自然の摂理ですが、
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スニーカーかなあ、ちょっと厚底なローファーな気もする。でも、ジーナってロシア(モスクワ)に住んでたじゃん。じゃあ、けっこうしっかりした防寒靴を履いていたのではないか。つまり、ショート・ブーツの線が濃いと思う。朱色のソックスも見えてないしなあ、けっこう深めな感じ。どうだろう?

ともかくとして、ジーナはとてもかわいかった。良作でした。



画面雑感のはずが、ジーナ雑感になってしまった。

まあ、画面・作画は、
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フォロースルアンドオーバーラッピング・アクションをがっつりと意識して描かれている。このアクションは原則のようなものです。髪の毛が遅れてついてきたり、ポーズを決めたジーナは止まるけど髪の毛は左右に少しだけ動き続ける。そういうことを指します。

1つ目は、顔の前で左手にポーズを決めるじゃないですか。その前の艶やな予備動作がハラショーですよね。2つ目は、関節の動きもタイトな服によって、1つ目より少しだけ重たい感じになっている。1つ目のOPみたいに、いつも滑らかに関節描けばいいとか決して思ってない。ジーナが踏ん張るときに、お腹や左の肩・脇腹あたりが(タイトなジャケットの影響を受けながら)止まらずに少し動き続ける。これスゴイうまいよね。