とうとう、今年も一年の締めくくりである、有馬記念が終わった。
▼有馬記念(2022/中山・2500m[右・内])
イクイノックスの圧勝に中山は湧いた。予想以上だった。中山は皐月賞でジオグリフの2着、ダービー以外2400mの経験はない馬が、中山2500mであんな勝ち方をするとは思ってもみなかった。最終コーナーで堂々と先行馬をまくっていく。それも、”もったまま(1*)”で。
ルメールjは少し促しただけ、他馬がガシガシと押されステッキが何発も入っているのを、さっと抜き去っていって3馬身差の圧勝。
(1*)もったまま、馬なり
…ジョッキーが強く促すことなく、馬自身がさっと自分から走ること
父はキタサンブラック、母の父はキングヘイロー、祖母の父はトニービン。血統だけみれば、「まあ距離はこの辺がなんとかしてくれるだろう」という感じではあるが、ここまで強いとは思っていなかった。来年は海外遠征を中心に行うらしい。ドバイSC→サウジ?→宝塚記念かな。
でも、なんだろう、面白みがない。イクイノックスがすごい馬であるのは間違いない。それは認めている。でも、心は踊らない。例えば、リスグラシュー。例えば、クロノジェネシス。もしかしたら、ここ5年はある種、競馬史上に残る名馬だらけだったせいで、感覚が麻痺しているのかもしれない。
その名馬たちを彷彿とさせるのは、有馬記念にはいなかった。
──では、どこにいるのか?
かれは、中山にいた。
ホープフルステークス(12/28・中山2000m)に出走する、ミッキーカプチーノだ。かれは有馬記念の3週前の中山にいた。葉牡丹賞(葉牡丹は、この寒い冬から春にかけて咲く花である。縁起の良いレース名だ)の勝ち方、これは紛れもなく、他の名馬よりも圧倒的に印象に残った。強かった。吠えた。
競馬の興奮を少し失っているものに、活力を与えるような勝利。ぼくは、こんな葉牡丹賞を見たことがない。
▼葉牡丹賞(中山・2000m)
(赤帽・馬番5番)
中団からするっと3コーナーから進出すると他馬を寄せ付けずに3馬身差の楽勝。
ぼくは馬の強さを表現するときに、みんなが使う「最強」という言葉を最大値にしていない。
そうだな、グランアレグリアを見たときに感じたのは「恐怖」だ。こんな馬に勝てるわけがない。こんな馬が存在してはいけない。そういった恐怖。
ミッキーカプチーノに恐怖はまだあまり感じないが、なんだろう、底知れない恐ろしさがある。どこまで成長するのか楽しみだ。
父はエピファネイア、母父はネオユニヴァース。祖母父はブライアンズタイム。
SS(サンデーサイレンス)の4*3、Roberto(ロベルト)の4*4
母父ネオユニヴァースの代表産駒は、アエロリット、ルヴァンスレーヴ。どちらもスピードとパワーを兼ね備えた馬だ。牝系[22-d]は、どちらかといえばマイラー感が強いが、この馬は距離が伸びても大丈夫そうな感じがする。馬体重は500キロ超え、グラスワンダーみたいだな!
実は、今年はホープフルステークスを楽しみにしていたのだ。有馬よりも。
2歳の王者、そして、クラシックへの大事なG1レース。
本当に恐ろしい馬はホープフルステークスにいる。
今のぼくは、少なくともそう確信している。
[UMA]血統のふしぎなところ / アスクビクターモア[2022菊花賞 回顧]
強かった。いや、ぼくが思ったよりもはるかに強かった。
それがレース映像を見たときの率直な感想だ。
2022 菊花賞(阪神・芝3000m)
前半1000mは57.8、一瞬、耳を疑うようなペースに先行馬はすべて潰れた。ただ一頭を除いて。番手で競馬を進めた、アスクビクターモア(父ディープインパクト / 田辺裕信 騎手)は、4コーナーで早めに先頭立つと、ボルドグフーシュの猛追をしのぎ切り、菊花賞を制覇。田辺裕信 騎手は2016年のロゴタイプでの安田記念以来、6年ぶりの芝G1勝利である。
アスクビクターモアの血統構成を見ていこう

母父 Rainbow Questは米国生産、欧州で走った。クラシックはいずれも惜敗、英2000ギニー(1600m)は4着、仏ダービーは3着、愛ダービーは2着。負けた相手は同じ、El Gran Senorだった。3歳で凱旋門賞に出走するも、Sagaceの18着に破れる(※同期にSadler's Wells)。
4歳になってから、コロネーションCでG1初勝利を収めると、勢いそのままに前年敗れたSagaceを破り、見事に凱旋門賞を制覇した。父としては、日本ではサクラローレルを輩出。サイアーラインはつながらなかった。それは、サクラローレルの産駒がいまいち振るわなかったのと、サクラセンチュリーが予後不良してしまったためだ。そのため、血統としては、母系での活躍が多い。
血統がすこぶるいいんダロウナ~と思う諸君、Night Shift(ナイトシフト/1980年生まれ)という馬に注目していただきたい。左から3番目、下から2番目の馬だ(母母父)。実はこの馬、いっさい活躍していない。なんとダート1200mの未勝利戦しか勝っていない。
(言い方は悪いが)どうして、こんな馬が種牡馬になれたのか?それは全姉である、Fanfreluche(ファンフルルーシュ/ノーザンダンサーの2世代目)の影響が大きい。マニトバダービー(準重賞/ダ1800m)、アラバマステークス(ダ2000m/※1973年からG1へ)などを勝ち、1970年のカナダ年度代表馬、エクリプス賞最優秀3歳牝馬を獲得した。
このつよつよお姉ちゃんの結果、Night Shiftの種牡馬入りが決まったのだ。そして、種牡馬としては秀でた活躍を見せる。2005年にバゴを破り、キングジョージ6世を制したAzamour(アザムール)などを輩出。ただし、強い馬は(アザムールも同様に)牝馬が多かったため、父系・サイアーとしてはつなぐことが難しかった。そのため、血統表には母系に残ることとなる。
似たような例はさいきんでも多くある。
リアルスティール、ラヴズオンリーユーなどを輩出した一大牝系、ラヴズオンリーミーの牝系だ。ラブリオンリーミーは競争未出走、その母Monevassia(モネンバシア/1994年生まれ)も未勝利で引退。牝馬の繁殖入りは牡馬のそれに比べると多いが、流石に理由が気になる。それは、世界的名種牡馬、kingmambo(キングマンボ)の全妹であったからだ。
まったく走らなかった馬であっても、血統的な根拠を元に、繁殖に上げたり、種牡馬にしたりする。逆によく走った名牝、たとえばウマ娘でも人気である、スイープトウショウの子どもはぜんぜん走ってなかったり(OP馬1頭のみ)するのは、また有名な話。これが競馬の奥深さであるとも思う。
チカレタ…( ^ω^)
さて、話は長くなったが2部構成、ディープ産駒のクラシック成績について。
ディープインパクトは2019年に亡くなってしまった。そのため、現2歳(2020年生産)がラストクロップ(※最後の産駒/わずか12頭であり、6頭が海外)である。そのラストクロップである、オーギュストロビン(Auguste Rodin)が欧州で全13世代G1勝利(※生産した全ての世代で、子どもがG1を取った)を収めた次の日には、12世代連続で牡牝クラシックを果たした。
日本競馬を変えた、サンデーサイレンスの異常とも言える記録を次々と塗り替えていく、こんな種牡馬はもう出ないだろう、と思う。
ディープインパクト産駒のこれまでのクラシック成績を振り返ってみよう。
2011 マルセリーナ(桜花賞 )(a*/b/,F a*...連続記録,b...通算記録,F...初達成)
2012 ジェンティルドンナ(桜花賞 2*/2、オークスF、秋華賞F)、ディープブリランテ(日本ダービーF)
2013 アユサン(桜花賞 3*/3)、キズナ(日本ダービー 2*/2)
2014 ハープスター(桜花賞 4*/4)、ショウナンパンドラ(秋華賞 /2)
2015 ミッキークイーン(オークス /2)
2016 ディーマジェスティ(皐月賞F)、マカヒキ(日本ダービー /3)、シンハライト(オークス 2*/3)
ヴィブロス(秋華賞 2*/3)、サトノダイヤモンド(菊花賞F)
2017 アルアイン(皐月賞 2*/2)
2018 ワグネリアン(日本ダービー /4)、フィエールマン(菊花賞 /2)
2019 グランアレグリア(桜花賞 /5)、ラヴズオンリーユー(オークス /4)ロジャーバローズ(日本ダービー 2*/5)、ワールドプレミア(菊花賞 2*/3)
2020 コントレイル(皐月賞 /3、日本ダービー 3*/6、菊花賞 3*/4)
2021 シャフリヤール(日本ダービー 4*/7)、アカイトリノムスメ(秋華賞 /3)
2022 アスクビクターモア(菊花賞 /5)
★記録室★
・桜花賞 5
・オークス 4
・秋華賞 3
・皐月賞 3
・日本ダービー 7(連続は4連勝)
・菊花賞 5(連続は4連勝)
牡牝クラシック 27勝
もはや、言うまでもなく、アンタッチャブルな記録である。そんな、ディープが亡き今、サンデー孫(特にディープ仔)の種牡馬競争は熾烈だ。キズナ、サトノクラウン、リアルスティール、ダノンプレミアム、そしてコントレイルか。
まあ、僕の愛する、ダノンキングリー産駒がそれらすべてを颯爽と交わしていく姿は想像に難くないのだが。かれは牝系もすこぶる良いし、なにより最もディープに似ている。その凄まじい切れ味で、生産者は驚くだろう。予言しておこう
↓キングリーが勝つためにも、ブログ継続のために、よろしく頼みたい
★ 欲しいものリスト ★
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/335C4VIWR7XKF?ref_=wl_share
それがレース映像を見たときの率直な感想だ。
2022 菊花賞(阪神・芝3000m)
前半1000mは57.8、一瞬、耳を疑うようなペースに先行馬はすべて潰れた。ただ一頭を除いて。番手で競馬を進めた、アスクビクターモア(父ディープインパクト / 田辺裕信 騎手)は、4コーナーで早めに先頭立つと、ボルドグフーシュの猛追をしのぎ切り、菊花賞を制覇。田辺裕信 騎手は2016年のロゴタイプでの安田記念以来、6年ぶりの芝G1勝利である。
アスクビクターモアの血統構成を見ていこう

母父 Rainbow Questは米国生産、欧州で走った。クラシックはいずれも惜敗、英2000ギニー(1600m)は4着、仏ダービーは3着、愛ダービーは2着。負けた相手は同じ、El Gran Senorだった。3歳で凱旋門賞に出走するも、Sagaceの18着に破れる(※同期にSadler's Wells)。
4歳になってから、コロネーションCでG1初勝利を収めると、勢いそのままに前年敗れたSagaceを破り、見事に凱旋門賞を制覇した。父としては、日本ではサクラローレルを輩出。サイアーラインはつながらなかった。それは、サクラローレルの産駒がいまいち振るわなかったのと、サクラセンチュリーが予後不良してしまったためだ。そのため、血統としては、母系での活躍が多い。
血統がすこぶるいいんダロウナ~と思う諸君、Night Shift(ナイトシフト/1980年生まれ)という馬に注目していただきたい。左から3番目、下から2番目の馬だ(母母父)。実はこの馬、いっさい活躍していない。なんとダート1200mの未勝利戦しか勝っていない。
(言い方は悪いが)どうして、こんな馬が種牡馬になれたのか?それは全姉である、Fanfreluche(ファンフルルーシュ/ノーザンダンサーの2世代目)の影響が大きい。マニトバダービー(準重賞/ダ1800m)、アラバマステークス(ダ2000m/※1973年からG1へ)などを勝ち、1970年のカナダ年度代表馬、エクリプス賞最優秀3歳牝馬を獲得した。
このつよつよお姉ちゃんの結果、Night Shiftの種牡馬入りが決まったのだ。そして、種牡馬としては秀でた活躍を見せる。2005年にバゴを破り、キングジョージ6世を制したAzamour(アザムール)などを輩出。ただし、強い馬は(アザムールも同様に)牝馬が多かったため、父系・サイアーとしてはつなぐことが難しかった。そのため、血統表には母系に残ることとなる。
似たような例はさいきんでも多くある。
リアルスティール、ラヴズオンリーユーなどを輩出した一大牝系、ラヴズオンリーミーの牝系だ。ラブリオンリーミーは競争未出走、その母Monevassia(モネンバシア/1994年生まれ)も未勝利で引退。牝馬の繁殖入りは牡馬のそれに比べると多いが、流石に理由が気になる。それは、世界的名種牡馬、kingmambo(キングマンボ)の全妹であったからだ。
まったく走らなかった馬であっても、血統的な根拠を元に、繁殖に上げたり、種牡馬にしたりする。逆によく走った名牝、たとえばウマ娘でも人気である、スイープトウショウの子どもはぜんぜん走ってなかったり(OP馬1頭のみ)するのは、また有名な話。これが競馬の奥深さであるとも思う。
チカレタ…( ^ω^)
さて、話は長くなったが2部構成、ディープ産駒のクラシック成績について。
ディープインパクトは2019年に亡くなってしまった。そのため、現2歳(2020年生産)がラストクロップ(※最後の産駒/わずか12頭であり、6頭が海外)である。そのラストクロップである、オーギュストロビン(Auguste Rodin)が欧州で全13世代G1勝利(※生産した全ての世代で、子どもがG1を取った)を収めた次の日には、12世代連続で牡牝クラシックを果たした。
日本競馬を変えた、サンデーサイレンスの異常とも言える記録を次々と塗り替えていく、こんな種牡馬はもう出ないだろう、と思う。
ディープインパクト産駒のこれまでのクラシック成績を振り返ってみよう。
2011 マルセリーナ(桜花賞 )(a*/b/,F a*...連続記録,b...通算記録,F...初達成)
2012 ジェンティルドンナ(桜花賞 2*/2、オークスF、秋華賞F)、ディープブリランテ(日本ダービーF)
2013 アユサン(桜花賞 3*/3)、キズナ(日本ダービー 2*/2)
2014 ハープスター(桜花賞 4*/4)、ショウナンパンドラ(秋華賞 /2)
2015 ミッキークイーン(オークス /2)
2016 ディーマジェスティ(皐月賞F)、マカヒキ(日本ダービー /3)、シンハライト(オークス 2*/3)
ヴィブロス(秋華賞 2*/3)、サトノダイヤモンド(菊花賞F)
2017 アルアイン(皐月賞 2*/2)
2018 ワグネリアン(日本ダービー /4)、フィエールマン(菊花賞 /2)
2019 グランアレグリア(桜花賞 /5)、ラヴズオンリーユー(オークス /4)ロジャーバローズ(日本ダービー 2*/5)、ワールドプレミア(菊花賞 2*/3)
2020 コントレイル(皐月賞 /3、日本ダービー 3*/6、菊花賞 3*/4)
2021 シャフリヤール(日本ダービー 4*/7)、アカイトリノムスメ(秋華賞 /3)
2022 アスクビクターモア(菊花賞 /5)
★記録室★
・桜花賞 5
・オークス 4
・秋華賞 3
・皐月賞 3
・日本ダービー 7(連続は4連勝)
・菊花賞 5(連続は4連勝)
牡牝クラシック 27勝
もはや、言うまでもなく、アンタッチャブルな記録である。そんな、ディープが亡き今、サンデー孫(特にディープ仔)の種牡馬競争は熾烈だ。キズナ、サトノクラウン、リアルスティール、ダノンプレミアム、そしてコントレイルか。
まあ、僕の愛する、ダノンキングリー産駒がそれらすべてを颯爽と交わしていく姿は想像に難くないのだが。かれは牝系もすこぶる良いし、なにより最もディープに似ている。その凄まじい切れ味で、生産者は驚くだろう。予言しておこう
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[UMA]最後の1冠には、見事に薔薇が咲いた。 / 阪神内回り33.5の衝撃【秋華賞 回顧】
秋華賞 / 阪神・芝2000(右・内)/ 10月16日(日)
最後の牝馬クラシックを獲ったのは、
優駿牝馬2着、スターニングローズ号(坂井瑠星j)
父 キングカメハメハ 母父 クロフネ
・ロゼカラー牝系図

祖母はローズバド(オークス、秋華賞2着)
曾祖母はロゼカラー(秋華賞3着)
近親はローズキングダム(勝ち鞍:朝日杯’10、ジャパンC’11、ダービー2着)
ローゼンクロイツ(菊花賞3着;同期ディープ)
よく「薔薇一族」と呼ばれる、ローズバド牝系ですが、そもそも「薔薇」はどうして競馬で重要な存在なのか?それはケンタッキーダービーの優勝レイ、ひいてはアメリカ競馬から来ています。

画像引用元:http://youyou-tanaka.blog.jp/archives/1238911.html
この優勝レイのために、ケンタッキーダービーでは、レースニックネームのような形で、「The Run For The Roses(バラのために走る)」と付いています。日本競馬では恐れ多くも、その名前を付けた馬主がいるんですけどね…ランフォザローゼス
ロゼカラーは曲名(中山美穂)ですので、そうなると、ローズバドは明らかに意識をした馬名です。米国三冠馬・サンデーサイレンスとの配合となったローズバドには、アメリカ競馬の強さを込めた意味合いが含まれているに違いない。ローズは薔薇、バド(bud)はつぼみ。
つまり、ローズバドは薔薇のつぼみ、お嬢さんだったわけですね。
ローズバドのつぼみは、スタニング(見事)に満開の薔薇が咲いたはずです。
というか、こんなウンチク、どうでもいいです。
スタニングローズ号、そして坂井瑠星騎手、初G1、おめでとう!
そして、牝馬三冠ならずのスターズオンアース(ルメールj/父ドゥラメンテ)は出遅れすべてか。油断してたなあ。アーモンドアイとグランアレグリアじゃあねえんだぞ。
ポジションを取りに行かないと阪神内回りは勝てない。まあプレサージュリフト(戸崎圭j)が外から締めていたのも辛かったが。それでも、ポジションを無理にでも、「無理矢理にでも」取りに行かないと勝てないもの。川田なら取りに行っていたよ、断言できる。川田に乗り代わって欲しい。
惜しかったが、驚異の末脚であった。阪神内回り2000mを少しでも知っている人であれば、この現象は起きない。やばすぎる、言葉を失う。
参考例:阪神2000m
2022年 マーメイドステークス

2022年 大阪杯

2019年 鳴尾記念

2020 チャレンジカップ

いずれもペースが違うので、一概には言えないが、先行ド有利、中段差し優勢という競馬場。
後ろからの上がり3ハロンは34.0がおおよその最高基準。これ以上は基本的に出ない。
はい、今回の秋華賞

!?WW?W?W??W?!??!W?W?W??W!
最後方追走、33.5の豪脚。ブエナビスタかな?
2020 大阪杯

カデナは届かない4着でしたが豪脚は見せた
ダノンキングリーでクソ騎乗した横山典弘もいますね。この世代は強かった…
あ、スターズオンアースに戻ろう。
彼女のベストは2000~2500、JCよりも有馬で見たいですね、こういうタイプは。
────────────────────────────────────────────
最後の牝馬クラシックを獲ったのは、
優駿牝馬2着、スターニングローズ号(坂井瑠星j)
父 キングカメハメハ 母父 クロフネ
・ロゼカラー牝系図

祖母はローズバド(オークス、秋華賞2着)
曾祖母はロゼカラー(秋華賞3着)
近親はローズキングダム(勝ち鞍:朝日杯’10、ジャパンC’11、ダービー2着)
ローゼンクロイツ(菊花賞3着;同期ディープ)
よく「薔薇一族」と呼ばれる、ローズバド牝系ですが、そもそも「薔薇」はどうして競馬で重要な存在なのか?それはケンタッキーダービーの優勝レイ、ひいてはアメリカ競馬から来ています。

画像引用元:http://youyou-tanaka.blog.jp/archives/1238911.html
この優勝レイのために、ケンタッキーダービーでは、レースニックネームのような形で、「The Run For The Roses(バラのために走る)」と付いています。日本競馬では恐れ多くも、その名前を付けた馬主がいるんですけどね…ランフォザローゼス
ロゼカラーは曲名(中山美穂)ですので、そうなると、ローズバドは明らかに意識をした馬名です。米国三冠馬・サンデーサイレンスとの配合となったローズバドには、アメリカ競馬の強さを込めた意味合いが含まれているに違いない。ローズは薔薇、バド(bud)はつぼみ。
つまり、ローズバドは薔薇のつぼみ、お嬢さんだったわけですね。
ローズバドのつぼみは、スタニング(見事)に満開の薔薇が咲いたはずです。
というか、こんなウンチク、どうでもいいです。
スタニングローズ号、そして坂井瑠星騎手、初G1、おめでとう!
そして、牝馬三冠ならずのスターズオンアース(ルメールj/父ドゥラメンテ)は出遅れすべてか。油断してたなあ。アーモンドアイとグランアレグリアじゃあねえんだぞ。
ポジションを取りに行かないと阪神内回りは勝てない。まあプレサージュリフト(戸崎圭j)が外から締めていたのも辛かったが。それでも、ポジションを無理にでも、「無理矢理にでも」取りに行かないと勝てないもの。川田なら取りに行っていたよ、断言できる。川田に乗り代わって欲しい。
惜しかったが、驚異の末脚であった。阪神内回り2000mを少しでも知っている人であれば、この現象は起きない。やばすぎる、言葉を失う。
参考例:阪神2000m
2022年 マーメイドステークス

2022年 大阪杯

2019年 鳴尾記念

2020 チャレンジカップ

いずれもペースが違うので、一概には言えないが、先行ド有利、中段差し優勢という競馬場。
後ろからの上がり3ハロンは34.0がおおよその最高基準。これ以上は基本的に出ない。
はい、今回の秋華賞

!?WW?W?W??W?!??!W?W?W??W!
最後方追走、33.5の豪脚。ブエナビスタかな?
2020 大阪杯

カデナは届かない4着でしたが豪脚は見せた
ダノンキングリーでクソ騎乗した横山典弘もいますね。この世代は強かった…
あ、スターズオンアースに戻ろう。
彼女のベストは2000~2500、JCよりも有馬で見たいですね、こういうタイプは。
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↓ブログ継続のために、よろしくお願いします
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[UMA]大逃げの名レース/ここまできたらみんな、「あのレース」を見よう
大逃げのレース…といえば、
ウマムスメが流行った現在では
ツインターボのオールカマーであったり、
サイレンススズカの毎日王冠であったり、
タップダンスシチーの2003ジャパンカップであったり、
セイウンスカイの菊花賞であったり、
そういうのがやはり定番として出ているんでしょう。
しかし、ここまできたら、もうみんなアレを見るべきです。アレがいちばん心に来る。
ぼくが見てきた中で、もっとも感慨深かったそのあのレースとは、
やはり2017年の中山大障害です。中山大障害(J・G1)は平地競走ではありません、障害レースです。
障害レースとは、宝塚記念や有馬記念のように平地競走とは違い、途中にジャンプしなくてはいけない障害がそれぞれ設けられています。生け垣障害であったり、すいごう障害であったり、高低差5mの販路(平地ではせいぜい2mです)、それらをクリアしていく。とてもタフなレースです。これらをすべてこなして走る距離は4250m。タフ!
中山大障害は、障害レースの有馬記念という感じです。
2017年は特に熾烈で、アップトゥデイトとオジュウチョウサンのマッチレースとなりました。いや、「マッチレースにさせた」、という言い方の方が的確ですね。
ぼくは競馬史に残るマッチレースだと思ってる
アップトゥデイト騎乗の林満明j(引退)は、ここまでオジュウに3回負けていて、あいつに勝つにはこれしかないと大逃げの手を打った。おそらく当時、最盛期であったオジュウチョウサンに半馬身迫った名レースです。オジュウチョウサン騎乗の石神深一jとお互いの騎手と馬のプライドがバチバチなんですよ。
でもね、レースが終わったあとには、「これには勝てんわw」と馬上で林jが言って、お互いニコニコで会話しててね、もうすごいグッとくるんですよ。直線残り150mまでは、アップトゥデイトが先頭で、もしかしたら…だったかもしれない。しかし、たった半馬身でも負けは負け、勝敗はきちんと決まる。けして悪態をつくことのない潔さが素晴らしく、勝った方は絶対王者としての運命が決まった。
2022年、オジュウは再び中山GJを勝ち、J・G1を8個目を獲った。衰えつつある絶対王者・オジュウチョウサンの旅路を、もう少しばかり眺めたい気持ちです。
ウマムスメが流行った現在では
ツインターボのオールカマーであったり、
サイレンススズカの毎日王冠であったり、
タップダンスシチーの2003ジャパンカップであったり、
セイウンスカイの菊花賞であったり、
そういうのがやはり定番として出ているんでしょう。
しかし、ここまできたら、もうみんなアレを見るべきです。アレがいちばん心に来る。
ぼくが見てきた中で、もっとも感慨深かったそのあのレースとは、
やはり2017年の中山大障害です。中山大障害(J・G1)は平地競走ではありません、障害レースです。
障害レースとは、宝塚記念や有馬記念のように平地競走とは違い、途中にジャンプしなくてはいけない障害がそれぞれ設けられています。生け垣障害であったり、すいごう障害であったり、高低差5mの販路(平地ではせいぜい2mです)、それらをクリアしていく。とてもタフなレースです。これらをすべてこなして走る距離は4250m。タフ!
中山大障害は、障害レースの有馬記念という感じです。
2017年は特に熾烈で、アップトゥデイトとオジュウチョウサンのマッチレースとなりました。いや、「マッチレースにさせた」、という言い方の方が的確ですね。
ぼくは競馬史に残るマッチレースだと思ってる
アップトゥデイト騎乗の林満明j(引退)は、ここまでオジュウに3回負けていて、あいつに勝つにはこれしかないと大逃げの手を打った。おそらく当時、最盛期であったオジュウチョウサンに半馬身迫った名レースです。オジュウチョウサン騎乗の石神深一jとお互いの騎手と馬のプライドがバチバチなんですよ。
でもね、レースが終わったあとには、「これには勝てんわw」と馬上で林jが言って、お互いニコニコで会話しててね、もうすごいグッとくるんですよ。直線残り150mまでは、アップトゥデイトが先頭で、もしかしたら…だったかもしれない。しかし、たった半馬身でも負けは負け、勝敗はきちんと決まる。けして悪態をつくことのない潔さが素晴らしく、勝った方は絶対王者としての運命が決まった。
2022年、オジュウは再び中山GJを勝ち、J・G1を8個目を獲った。衰えつつある絶対王者・オジュウチョウサンの旅路を、もう少しばかり眺めたい気持ちです。
[UMA]6回目の偉業は、ぼくのダービーもようやく終わらせてくれた
コロナ禍の影響もほどほどになり、ようやく有観客での久々の日本ダービーである。予想以上の人の多さだった。約7万人が東京競馬場に来場した、テレビで見ていた自分は、その風景に改めて圧倒されてしまった。あまりに無観客競馬に慣れすぎていた。
直感はあった。いちばんの直感には、この馬は確実に思い浮かんだ。「1998年との構図*」が似ていることも自分としては、どこか嘘っぽかった。あまりに直感的すぎるきらいがあるし、スローペースがやや多く見られる近年のダービーだともしかすると前に届かないのでは、差し損ねるのでは、いまさらダービーを53歳の老体で取るのは困難ではないのか。
ああ、ああ、あの皐月賞はまさしく”試走”であった。どれくらい脚が使えるか試した。逆算していた。全てはこの日のために。この熱きダービーの日、いちばん最初にゴール板を駆けるために。
ドウデュース武豊、6回目のダービー制覇。もちろん、史上最多勝利回数である。2位は3回(福永祐一)、3位は2回(四位洋文、横山典弘、M・デムーロ)。2位にダブルスコアである。アンタッチャブルな記録だ、破られることはないだろう。
*似た「構図」
「構図」とはなにか、それは1998年のスペシャルウィーク、武豊ダービー初勝利のときの構図とよくニ似ていたのだ。さて、某アニメ・アプリの影響によって、皐月賞ではスペシャルウィークが3着に敗れたことはみなさんご存知であることと思う。
しかし、「どう負けたのか」までは知らない方が多いのではないだろうか。
説明をしよう。
1998 / 皐月賞 /セイウンスカイ:横山典
セイウンスカイ騎乗の横山典弘jは中山コースの名手であり、巧みなペース取りによって、中山2000mを逃げ切った。つまり、スペシャルウィーク騎乗の武豊からすると、「差し切れなかった」という表現が正しい。

最後の3ハロンの上がり(※最後の600m、末脚)は最速36.1秒を叩き出しながらも、1+1/2馬身差で差し損ねた。後方に位置する馬(※通過の「15」とは前から何番目にいたかを表す指標である)は常にハイリスクである。直線で馬群をさばけなかったり、混雑してしまって外に持ち出しても減速してしまい距離をロスしてしまう場合もある。とかく、後方の馬は勝ち切るのが難しいのだ。
さて、それも踏まえて今年の皐月賞を見てもらおう。
2022 / 皐月賞 /ジオグリフ:福永祐

あまりに1998年と似すぎている。ドウデュースは後方すぎて、追い出しが遅れてもっとも外側の馬場を選択せざるを得なかったが、上がり3ハロンは33.8秒と最速だった。勝ったのは先行馬、ジオグリフ。
この構図があまりにも似すぎていた。どれぐらい似ていたかというと、2019年の共同通信杯と2022年の共同通信杯ぐらい似ていた(**後述:ぼくのダービー)。
さて、ダービーである。だいたい諸君も分かってきたはずだろうから、もはや成績表を並べるだけでも良さそうだろう。映像は好きに探せば良い。
1998 / 日本ダービー /スペシャルウィーク:武豊

2022/ 日本ダービー /ドウデュース:武豊

※通過順がなかったので(無能サイト)補足しておくと、
ドウデュース 15-15-15-14
イクイノックス 16-16-16-15
アスクビクターモア 2-2-2-2
こんな感じ( ^ω^)
最後はイクイノックスの猛追を凌いで、クビ差圧勝(いや、後200mあっても脚色は同じだったと個人的には思う)。
ダノンベルーガは、やはり、坂に堪えてしまった感じがあり、伸びきれず4着。まあ今から言うが、上位4頭はG1を勝てるだけの能力が十二分にある。
とくに、アスクビクターモアは、面白い馬だ。よくこのハイペースで粘った。2000mが最も合いそう。前目ならば、古馬になってから大阪杯で狙いたい。菊花賞は…2着感がものすごい…
プラダリアはダービーの舞台に3歳新馬からスタートしてよく間に合った。時計がかかるような馬場であれば、良い。距離はわからんなあ。
あ、ドウデュースの血統構成を述べよう
父ハーツクライ 母父Vindication(シアトルスルー系)
Vindication(ヴィンディケーション):ダートマイルを主戦場に早くから活躍した。BCジュベナイル勝ち馬。
参照:https://ahonoora.com/vindication.html
母:ダストアンドダイヤモンズもスプリンター。兄弟馬はぜんいんダート馬だ。
母母父:Gone Westだけ見ると、ダートマイラーが多い傾向にあるので、まあこれはハーツクライとの組み合わせが良い方向に出たというのが今のところ良さそうだ。
**ぼくのダービー:ダノンキングリー
2019/ アドマイヤマーズ:ダノンキングリー
2022/ ジオグリフ:ダノンベルーガ
共同通信杯はこの構図が似ていた( ^ω^)
前述した通り、さいきんのダービーはスローペースも多く、面白くないものが多かったが、2019年は今年と同じくらい熱かった。ぼくが最も愛している馬である、ダノンキングリーは、共同通信杯をベルーガよりも強く勝ってダービーに臨んだ。3番手で競馬を進めて、後は直線で逃げ馬を交わすだけだったが、クビ差と届かずロジャーバローズの2着に敗れた。
ぼくはこの映像を見て、あと一歩だった悔しさがずっとあった。なにも関与していないのに。惰性で続けてきた競馬の中にある違和感・しこりのようなものは、やはりキングリーのダービーの負けがあったのだ。共同通信杯勝ち馬のベルーガにキングリーを重ねてしまった。しかし、もうようやっと本当に憑き物は落ちた、とおもう。本当に落ちた。清々しい気持ちだ。ドウデュースが勝ったダービーはとても気持ちの良いものだった。
武豊のダービー制覇6回目は、気持ちを前進させてくれる希望に満ち満ちている。文句なしのダービーレコードを叩き出した武豊とドウデュースの今後はとても楽しみだ(※まずはキングジョージ6世から!親父の仇を取ろうぜ!)。本当に良いレースでした。良かったです。
直感はあった。いちばんの直感には、この馬は確実に思い浮かんだ。「1998年との構図*」が似ていることも自分としては、どこか嘘っぽかった。あまりに直感的すぎるきらいがあるし、スローペースがやや多く見られる近年のダービーだともしかすると前に届かないのでは、差し損ねるのでは、いまさらダービーを53歳の老体で取るのは困難ではないのか。
ああ、ああ、あの皐月賞はまさしく”試走”であった。どれくらい脚が使えるか試した。逆算していた。全てはこの日のために。この熱きダービーの日、いちばん最初にゴール板を駆けるために。
ドウデュース武豊、6回目のダービー制覇。もちろん、史上最多勝利回数である。2位は3回(福永祐一)、3位は2回(四位洋文、横山典弘、M・デムーロ)。2位にダブルスコアである。アンタッチャブルな記録だ、破られることはないだろう。
*似た「構図」
「構図」とはなにか、それは1998年のスペシャルウィーク、武豊ダービー初勝利のときの構図とよくニ似ていたのだ。さて、某アニメ・アプリの影響によって、皐月賞ではスペシャルウィークが3着に敗れたことはみなさんご存知であることと思う。
しかし、「どう負けたのか」までは知らない方が多いのではないだろうか。
説明をしよう。
1998 / 皐月賞 /セイウンスカイ:横山典
セイウンスカイ騎乗の横山典弘jは中山コースの名手であり、巧みなペース取りによって、中山2000mを逃げ切った。つまり、スペシャルウィーク騎乗の武豊からすると、「差し切れなかった」という表現が正しい。

最後の3ハロンの上がり(※最後の600m、末脚)は最速36.1秒を叩き出しながらも、1+1/2馬身差で差し損ねた。後方に位置する馬(※通過の「15」とは前から何番目にいたかを表す指標である)は常にハイリスクである。直線で馬群をさばけなかったり、混雑してしまって外に持ち出しても減速してしまい距離をロスしてしまう場合もある。とかく、後方の馬は勝ち切るのが難しいのだ。
さて、それも踏まえて今年の皐月賞を見てもらおう。
2022 / 皐月賞 /ジオグリフ:福永祐

あまりに1998年と似すぎている。ドウデュースは後方すぎて、追い出しが遅れてもっとも外側の馬場を選択せざるを得なかったが、上がり3ハロンは33.8秒と最速だった。勝ったのは先行馬、ジオグリフ。
この構図があまりにも似すぎていた。どれぐらい似ていたかというと、2019年の共同通信杯と2022年の共同通信杯ぐらい似ていた(**後述:ぼくのダービー)。
さて、ダービーである。だいたい諸君も分かってきたはずだろうから、もはや成績表を並べるだけでも良さそうだろう。映像は好きに探せば良い。
1998 / 日本ダービー /スペシャルウィーク:武豊

2022/ 日本ダービー /ドウデュース:武豊

※通過順がなかったので(無能サイト)補足しておくと、
ドウデュース 15-15-15-14
イクイノックス 16-16-16-15
アスクビクターモア 2-2-2-2
こんな感じ( ^ω^)
最後はイクイノックスの猛追を凌いで、クビ差圧勝(いや、後200mあっても脚色は同じだったと個人的には思う)。
ダノンベルーガは、やはり、坂に堪えてしまった感じがあり、伸びきれず4着。まあ今から言うが、上位4頭はG1を勝てるだけの能力が十二分にある。
とくに、アスクビクターモアは、面白い馬だ。よくこのハイペースで粘った。2000mが最も合いそう。前目ならば、古馬になってから大阪杯で狙いたい。菊花賞は…2着感がものすごい…
プラダリアはダービーの舞台に3歳新馬からスタートしてよく間に合った。時計がかかるような馬場であれば、良い。距離はわからんなあ。
あ、ドウデュースの血統構成を述べよう
父ハーツクライ 母父Vindication(シアトルスルー系)
Vindication(ヴィンディケーション):ダートマイルを主戦場に早くから活躍した。BCジュベナイル勝ち馬。
参照:https://ahonoora.com/vindication.html
母:ダストアンドダイヤモンズもスプリンター。兄弟馬はぜんいんダート馬だ。
母母父:Gone Westだけ見ると、ダートマイラーが多い傾向にあるので、まあこれはハーツクライとの組み合わせが良い方向に出たというのが今のところ良さそうだ。
**ぼくのダービー:ダノンキングリー
2019/ アドマイヤマーズ:ダノンキングリー
2022/ ジオグリフ:ダノンベルーガ
共同通信杯はこの構図が似ていた( ^ω^)
前述した通り、さいきんのダービーはスローペースも多く、面白くないものが多かったが、2019年は今年と同じくらい熱かった。ぼくが最も愛している馬である、ダノンキングリーは、共同通信杯をベルーガよりも強く勝ってダービーに臨んだ。3番手で競馬を進めて、後は直線で逃げ馬を交わすだけだったが、クビ差と届かずロジャーバローズの2着に敗れた。
ぼくはこの映像を見て、あと一歩だった悔しさがずっとあった。なにも関与していないのに。惰性で続けてきた競馬の中にある違和感・しこりのようなものは、やはりキングリーのダービーの負けがあったのだ。共同通信杯勝ち馬のベルーガにキングリーを重ねてしまった。しかし、もうようやっと本当に憑き物は落ちた、とおもう。本当に落ちた。清々しい気持ちだ。ドウデュースが勝ったダービーはとても気持ちの良いものだった。
武豊のダービー制覇6回目は、気持ちを前進させてくれる希望に満ち満ちている。文句なしのダービーレコードを叩き出した武豊とドウデュースの今後はとても楽しみだ(※まずはキングジョージ6世から!親父の仇を取ろうぜ!)。本当に良いレースでした。良かったです。
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