
A
加持「海の生物が腐った匂いだ…生きていた証なのさ。あの何も無い赤い水とは違う。本当の海の姿なんだよ。本来、この世界は広くて、いろんな生命に満ち満ちている。その事を君らに知っておいて欲しかったんだ」
B加持「ああ。かわいいだろ?俺の趣味さ。何かを作る、何かを育てるってのはいいぞ。色んなことが見えるし、分かってくる。楽しいこととかな」二人は背中合わせで地面に向かいながら話す。シンジ「辛い…こともでしょ」加持「辛いのはキライか?」シンジ「好きじゃないです」加持「楽しいこと、見つけたかい?」シンジ「……」加持「それもいいさ。けど、辛いことを知ってる人間の方が、それだけ人に優しくできる。それは弱さとは違うからな」
Cアスカ「こんな話ミサトが初めて。何だか楽になったわ。誰かと話すって心地いいのね。知らなかった」ミサト「この世界は、あなたの知らない面白いことで満ち満ちているわよ。楽しみなさい」ABCいずれも「ヱヴァンゲリヲンの世界より」引用
まずは、エヴァのお話から。
ABCとナンバリングしましたが、これは便宜のためです。
どれも似たような内容ですが、庵野監督がやっぱりオタクと自分自身に説教してる感は否めません。「序:所信表明」の時から、庵野監督は”閉塞感”というワードを頻繁に使い続けています。(※遡ると、監督不行届であるとか、スキゾとかの当時の雑誌でも使ってますが)僕は、ずっとこの閉塞感という言葉の意味を考えてきました。閉塞感というのは、アニメを自分の見た範囲でしか物事を判断しないだとか、アニメを見て外へのエネルギーを持つわけでもなく期待もせず、とかそういう感じだと僕は思うんです。
「破」では、そういうことを中心に作ったと思うわけです。A:この世は素晴らしい。だからアニメもいいけど、もっと違うことにも目を向けろよとか、B:アニメ作るのは楽しいけど、辛い。でも、やっててよかったとか、C:自分のコンフォート・ゾーンに塞ぎこんでないで、面白いこと見つけろとか。
そんな感じです。庵野監督は、「旧劇」を見ればわかるように、自己嫌悪も含めアニメ業界・オタクのあり方に嫌気(もっと言うと閉塞)を感じて、あれを作ったんです。だから、やっぱり啓蒙じゃないですけど、説教して一部の人だけでも何とか変えたいと願ってるはずなんですよ。

そういう見方で「破」のラストを見ると、これはもうオタクの表象としての”綾波レイ”を引っ張りだす、シンジ(オタク+外に飛び出した人間)の構図にしか見えないわけです。「さっさと世の中に出て、アニメ以外の面白いことを知りなさい!この引きこもりアニメオタク!」
またですね、そういう見方で「Q」を見ると大変なことになるんです。綾波レイという、オタクの表象・象徴たる存在は、アヤナミレイ(仮称)となり本性を表します。希望を与えてくれたはずのシンジに対しては、冷ややかな態度で、まるで深夜のアニメ1クールが終わった後のアニメファンの様相ではありませんか。
「え、そんな作品あったっけ」みたいな。




ポイ捨て、使い捨て、切り捨て、傲慢な消費者、ここに極まれりです。そして「綾波レイは本が好きだった」という記憶を頼りに、シンジは必死に本を選んでアヤナミレイ(仮称)にサービスします。お前らの好みは大体わかるけど、俺の好みも追加でサービスするよと。でも、オタクは他のことをしようとしない。この世の面白さを知ろうとしない。ただ、「命令(公開)」を待つだけ。だから、シンジは積み重ねられた本(要素)を崩すんです。街中で走るエヴァも、戦車も、メカも、電柱も、装甲ビルも、好きなのはおかしくないけど、もっと楽しむことが他にもあろうと。
そして、シンジの助けも「覚えてない」と。
じゃあ、シンジも「知らねえよ!」となるわけです。
「(オタクを)助けてなかったんだ…」「エヴァなんか作らなきゃよかった!」
「エヴァを作れ。エヴァなんて作る必要はないわ。エヴァだけは作らんとってくださいよ。」
「もう、エヴァなんて作りたくない!」
で、ここでカヲルが助けてくれるわけじゃないですか。
これが実は、宮さんなんですよ。

なんでかというと、まずは師匠でしょ。「宮さんに言われちゃ断れない」んですから、当然シンジはエヴァにも乗ります。声優もやります。そんでもって、助けた綾波レイじゃなかったことをボソッとシンジが呟くと、まあオタクは混乱しますよ。そのままの勢いで、鏡のメタファーである第12の使徒を見るわけじゃないですか、そうなると「これは、私?私はだれ…」と自分の存在が「Q」には希薄で、オタクは怖がるわけです。(オタク自身が求めている)オタク的要素が「Q」には少ないのです。

(前作では大活躍だった電柱は、なぜ折れているのか。何を意味しているのか)
カヲルは死んじゃいますが、その前に。
「魂が消えても願いと呪いはこの世界に残る。」
某アニメ監督の説教が続きます。
「意志は情報として世界を伝い、変えていく。いつか自分自身の事も書き換えていくんだ。」
オタクであり、元オタクでもある監督。そんなこたあ知ってるよ。
「ごめん。これは君の望む幸せではなかった。」
ジブリの大監督でも、どうしようもなかったんです。そして引退。
でもですね、オタクに対しての儚い希望も残ってるんです。

「あんたはどうしたいの!?」とまあ救助隊アスカさん(28)が来るわけですよ。そんで、アヤナミレイ(仮称)は外の世界へと、初めてゲンドウの命令ではなく、自分の意志で行動するんです。これはもう求められてるんですよ、オタクに。ラスト歩いて行くシーンも含めて、求められてるんです。若人よ、こんなアニメにかまけてないで、さっさと外に向かって歩けと。考察なんて無駄なことして時間潰してるんじゃねーよと。もっと楽しいことは他にあんだからよと。
…ということです。まあこういう見方もできるということで。というか、未だに責任を感じているとは思うんです。庵野監督は、こういったオタクを増やしてしまったということに関して。まあ、大学進学率によるモラトリアム期間の増加とか原因はいろいろあるので一概には言えないんですけどね。あ、ゼーレの奴は製作委員会方式のことだと思います。個人的には、ここがすんげえピッタリきます。最後は、宮さんの言葉を貼って終わりとします。
僕は児童文学の多くの作品に影響を受けてこの世界に入った人間ですので、今は児童書もいろいろありますが、基本的に子どもたちに「この世は生きるに値するんだ」ということを伝えるのが、自分たちの仕事の根幹になければならないと思ってきました。それは今も変わっていません。
宮崎駿 引退会見より引用
エヴァQ 広まった作画崩壊の噂と真実
さて久しぶりにエヴァの記事を。
何故か誰も言及しないので。まあそれほどに内容は衝撃的だったんですかね。
2012年11月、Q公開を前にしてエヴァファンは興奮していた。
絶頂といっても過言ではなかろう、それほどのプロモーションの連続だった。
だが、否定的な人もいた。
「絵柄が違う」「今回の作画はきっと崩壊している」と。
前者は、3年も経っていれば、本田総作監でなくともあり得る。
しかし、鈴木俊二、松原秀典らが作監を降りたことに原因がないとは流石に言い切れない。
この点は、個人の嗜好を含んだ問題であり、まだ理解ができる。
問題は、「制作が間に合わず、作画崩壊している」という雰囲気、風潮を意図的に作り出そうとした人物がいるということだ。
陰謀論を唱えるのは頭がおかしい?そう決めつけるのは、少し早計ではないか。
「エヴァQ公開後に合唱しましょう。」
「庵野がトップにいるので、創作が妨げられている。」
そして、「作画崩壊しているのでは。」
こんなガセが公開直前に、月間約1億PVのブログも存在する、まとめブログで拡散される。現実の世界、特に興行に関しての、ネガティブキャンペーンと認定されてもおかしくはない。
2ちゃんねるのエヴァ板では、次のようなスレッドが立てられた。
ヱヴァQの作画がおかしい件について
その中で、Q作画否定派が、作画崩壊と根拠付けたレスをご紹介したい。
このレスに対しての反応は下のような感じ。
さて、ここで一度問題となった動画を再生していただこう。
もはや作画の問題ではないことに気付かれた方もいるだろう。
TV版と題された冒頭6分38秒も同じくこのようなビスタサイズになっている。
そう!Qは序、破とは違い、シネマスコープサイズ(1:2.35)で作られた映像作品である。
対して、ニコニコ動画版予告は、ビスタサイズ(16:9)でアップされている。
簡単にいえば、シネスコはビスタよりも横長ということ。
つまり、答えはこういうことだ。

ひと目で分かるだろう。
カラーは、予告をビスタサイズに編集するとき、トリミングしていただけの話だ。
特に、この場合は、右寄せでやってたというだけなのだ。
(※画質が粗いのは、サイズを変更しまくったので起きている。)
だから、カヲルくんの耳が消えていようと、もみあげが無かろうと、なんら不思議ではない。
むしろシネスコをビスタサイズにしたのだから、当然と言えよう。
しかも、173は、画像を意図的に編集して悪く見せている。

これが悪意でなくてなんなのか。
これが自分たちの好きなアニメを待望するファンの姿か。
これが90年代を代表するアニメのファンのやることか。
匿名の中で、誰がやったかはわからない。
でもゴミ箱から拾い上げて、商売にした奴がいるのは確かだ。
そもそも、一般人はシネスコの話など分かってない人も多かったろう。
その隙に入り込み、騙し通したのだ。
醜いとしか言い様がない。
公開直前に物議を醸し、公開後はその衝撃的な内容によって忘れ去られていた。
しかし、この「作画ネガキャン」は確かに存在したのだ。
キルラキルの制作が厳しい様子が伝わってくる。
それでもこんなネガキャンは存在しない。
嫌な言い方をすれば、トリガーはまだ出来たばかりのスタジオだ。
利害関係者の網が、そこまでまだ根を張っていない。
金のなる木となっては困る連中が現れた時、
ネットのガセに流されず、きちんと冷静に対応できるかが肝心だ。
これだけの事をされて、本田さん、カラーは一言も文句を言ってない。
根拠のない誹謗中傷であろうが、そんなものに構ってる暇などないのだ。
何を企んでるかしらないが、まさに無駄なあがきである。
貴様らなど、自分からどうせ犯罪を犯すに違いない。勝手に自爆しろ。
そして、牢屋の中で存分に悔め。自分たちのしてきた事の愚かさを。
何故か誰も言及しないので。まあそれほどに内容は衝撃的だったんですかね。
2012年11月、Q公開を前にしてエヴァファンは興奮していた。
絶頂といっても過言ではなかろう、それほどのプロモーションの連続だった。
だが、否定的な人もいた。
「絵柄が違う」「今回の作画はきっと崩壊している」と。
前者は、3年も経っていれば、本田総作監でなくともあり得る。
しかし、鈴木俊二、松原秀典らが作監を降りたことに原因がないとは流石に言い切れない。
この点は、個人の嗜好を含んだ問題であり、まだ理解ができる。
問題は、「制作が間に合わず、作画崩壊している」という雰囲気、風潮を意図的に作り出そうとした人物がいるということだ。
陰謀論を唱えるのは頭がおかしい?そう決めつけるのは、少し早計ではないか。
「エヴァQ公開後に合唱しましょう。」
「庵野がトップにいるので、創作が妨げられている。」
そして、「作画崩壊しているのでは。」
こんなガセが公開直前に、月間約1億PVのブログも存在する、まとめブログで拡散される。現実の世界、特に興行に関しての、ネガティブキャンペーンと認定されてもおかしくはない。
2ちゃんねるのエヴァ板では、次のようなスレッドが立てられた。
ヱヴァQの作画がおかしい件について
その中で、Q作画否定派が、作画崩壊と根拠付けたレスをご紹介したい。
173 : 名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 12:22:06.40 ID:???http://i.imgur.com/btb4l.jpgこれとか普通に目の位置、大きさがおかしいだろ擁護してる奴は馬鹿なの?死ねよ
このレスに対しての反応は下のような感じ。
176 : 名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 12:26:02.38 ID:???>>173カラーに電話すれば?直接言ったらいいんじゃね178 : 名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 12:29:50.11 ID:???>>173ムーミンみたいだなw179 : 名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 12:29:50.60 ID:???>>173逆にこの目の大きさならもみ上げが見えてないとおかしいし鼻の先が見えてないとおかしい鼻どんだけデカイんだよって話だよな181 : 名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 12:32:35.83 ID:???>>173これが1番おかしいよな流石に手直しが入ると思いたい
さて、ここで一度問題となった動画を再生していただこう。
もはや作画の問題ではないことに気付かれた方もいるだろう。
TV版と題された冒頭6分38秒も同じくこのようなビスタサイズになっている。
そう!Qは序、破とは違い、シネマスコープサイズ(1:2.35)で作られた映像作品である。
対して、ニコニコ動画版予告は、ビスタサイズ(16:9)でアップされている。
簡単にいえば、シネスコはビスタよりも横長ということ。
つまり、答えはこういうことだ。

ひと目で分かるだろう。
カラーは、予告をビスタサイズに編集するとき、トリミングしていただけの話だ。
特に、この場合は、右寄せでやってたというだけなのだ。
(※画質が粗いのは、サイズを変更しまくったので起きている。)
だから、カヲルくんの耳が消えていようと、もみあげが無かろうと、なんら不思議ではない。
むしろシネスコをビスタサイズにしたのだから、当然と言えよう。
しかも、173は、画像を意図的に編集して悪く見せている。

これが悪意でなくてなんなのか。
これが自分たちの好きなアニメを待望するファンの姿か。
これが90年代を代表するアニメのファンのやることか。
匿名の中で、誰がやったかはわからない。
でもゴミ箱から拾い上げて、商売にした奴がいるのは確かだ。
そもそも、一般人はシネスコの話など分かってない人も多かったろう。
その隙に入り込み、騙し通したのだ。
醜いとしか言い様がない。
公開直前に物議を醸し、公開後はその衝撃的な内容によって忘れ去られていた。
しかし、この「作画ネガキャン」は確かに存在したのだ。
キルラキルの制作が厳しい様子が伝わってくる。
それでもこんなネガキャンは存在しない。
嫌な言い方をすれば、トリガーはまだ出来たばかりのスタジオだ。
利害関係者の網が、そこまでまだ根を張っていない。
金のなる木となっては困る連中が現れた時、
ネットのガセに流されず、きちんと冷静に対応できるかが肝心だ。
これだけの事をされて、本田さん、カラーは一言も文句を言ってない。
根拠のない誹謗中傷であろうが、そんなものに構ってる暇などないのだ。
何を企んでるかしらないが、まさに無駄なあがきである。
貴様らなど、自分からどうせ犯罪を犯すに違いない。勝手に自爆しろ。
そして、牢屋の中で存分に悔め。自分たちのしてきた事の愚かさを。
エヴァQ:エフェクト担当者別整理/アバン+Aパート
gifにも慣れてきたので、そろそろ作ろうかなあと思い立った次第。
ま、エヴァにしか興味がない人も見てみると案外面白いと思いますよ。
(※一部訂正あり 2017年2月27日追記)
(※再訂正あり 2021年1月30日追記)
この記事とても容量が大きいので動画化したいけど、カラーさんほか色々な場所から怒られそうなので多分しません
ようやく届きました。いやー庵野爆発だけで、4,000円の価値はあります。
ここでは尼載っけてますが、買いたい人はエヴァストアで買いましょう。
こんなテンプレでやってます。
★カット、パートの名称:原画担当者名
(※毎度のことながら、原画マンは推測です。)
■弐号機左腕破壊の爆発(メカはCG):橋本敬史


冒頭から橋本さん大活躍です。
のりだーエフェクトは分かりやすいですね。
メカとの相性もいいですね。
■集中攻撃を受ける弐号機(メカはCG):庵野秀明

序や破では、数枚の原画でしたが、このカットは50枚を超える全原画。
原画で見ると、いまいちよく分かんない。これ本当に爆発描いてんのってなる。
だけど、繋げるときれいな爆発になっちゃう。それが庵野爆発。
追記/2021/01/30
公式からも言及されました
※CGメカニックは岩里昌則、デジタル調整は小林浩康
■改弐号機が出る時の水中での気泡:橋本敬史(※推測)

(※情報いただきました。橋本さんではないとのこと、誰なんだろう?)
スケダンOPがいい判断材料になりました。
のりだーは、水作画の方が格段に上手い気がしますね。
2021/01/30追記
やはり橋本敬史作画では?
すしお担当はエンジン始動の際の、ぶくぶく泡のところだったとおもう
■ケーブルが燃えるシーン:増尾昭一

ここは微妙です。
何となく橋本さんの炎って、右いって左いってみたいなイメージがあるので。
そういうイメージで判断しました。
[追記]
白コマの感じ見ると、増尾さんかもしれない
[再追記]
やっぱりこれ増尾さんだと思う
L/Oは摩砂雪さんというTweet(カラー2号機)があったが現在は削除
(※仮にも法人公式SNSとしてどうなってんねや!)
■フライホイールの爆発:庵野秀明

リアルな爆発と煙。タイミングが上手い。
原画の線の描き方と、爆発の写実性から判断しました。
後ろの左右の煙は、増尾さんではないかと。
■ヴンダー発進時の押し寄せる波:橋本敬史

この波の感じは橋本さんっぽい。
原画集見ると、波にアイウエオと振っていたのでそれも込みで。
■人工使徒に攻撃を食らうヴンダー:庵野秀明

「ナウシカ」を思い出すような爆発。
小さい球体から始まる爆発は、やはり古い人がやってる印象。
ここは庵野さんだとおもう
■Mark9への砲撃:?→伊藤秀次(推測)

ここすごい上手いんですけど、誰か分からない。
若干阿部とかに似てる気がする。もっと似てる人がいたんだけどなあ…誰だっけ。
温度変化の表現がリアル。でも爆発のフォルムはアニメ調。
[追記]
伊藤秀次かもしれない微妙。情報求む。
■逃げるMark9の煙:井上俊之?すしお(確定)
「妄想代理人」の最終話のエフェクトから判断。
もう本当それだけ。根拠が薄すぎますね。
[追記/2021/01/30]
すしお作画でした。訂正してお詫びを
やっぱここ上手いよなあ
すしおエフェクトもっと知りたい
クセがある人が多いので、増尾特技監督は意味をなしてないような気も。
そもそも特技監督って、特効足したりするだけな役目だったりするんでしょうか…
自分は、全体のエフェクトを整える役目だと思ってるんですが…またちょっと調べてみます。
まあデジタルエフェクトの第一人者でもあるので(※序時代で、AfterEffectsとか使って色々既にやってた)、庵野さんには色々その事に関してアドバイスはしてるんだろうけど。
Bパートはまた今度。
まあ元々この25.26とかいう数字は、作品の最終二話を表しているものでして、テレビ版でも頻繁に出てきました。だから、27が持つ数字の力というのは凄まじく、”新しいエヴァ”という意味なんですね。
そうして、破では27までDATの表示がありました。
となると、Qでのスタート位置は28ということになります。
これも、Q公開日の月+日の合計と合致。(11+17=28)
そして、映画公開は基本的に土曜日ということも含めて考えると、導き出される公開日の条件というのは、日もしくは月+日の合計どちらかが29となり、かつ土曜日である日付ということになります。
その具体的な日付がこちら。
6月29日(終了)10月19日(終了)
3月29日(終了)5月24日(終了)
ココらへん。

エヴァンゲリオン展 http://www.asahi.com/event/evangelion/
8月7日から展示が開始されています。
そんで、本日行って来ました。
(※写真とかは、特に撮ってきてません)
雑感
まず、レイアウトの説明だったり、絵コンテ・イメージボードの説明だったり、エヴァの歴史だったり、色んな説明のオブジェクトがありました。
「新劇場版」だけではなく、TVシリーズで使用されたセルも展示されてしました。
また、貞本義行によるコミックスの複製原稿もあったりして中々面白い。こんな風にトーン貼ってるんだなあ、とかあんまり漫画詳しくないですが感心したりしてました。
そして、お目当ての原画コーナーへ。
基本的には、本田雄さんと橋本敬史さん、松原秀典さんが多めだったような気がします。
(※というかその他は殆ど分からなかった。)
本田雄さんの原画、修正原画は圧巻でした。ウマすぎる。
でもですね、一番衝撃を受けたのは「エフェクトコーナー」があったことです。
興奮のあまり飛びつきましたよ、ええ。増尾さん、橋本さんを中心として綺麗な原画が並んでいました。
これに関しては本当に予想外。最高。
第8使徒の破裂後水エフェクトとか、ドグマ内の煙だったりとかもうたまりません。
欲を言えば、もっとエフェクトシーンを載せて欲しかった。
(※例えば、「Q」冒頭の爆発シーンだったり)
それでもいいコーナーでした。
さて、2番目に楽しみにしていた「Q」のコーナーへ。
…少ない!少ないよ!20枚ぐらいしか無いんじゃないの!?
全集やら、原画集を持ってる大半の人は、「Q」を目当てに来てるんじゃないのか!?ふざけんな、カラー!
しかし、冷静に考えると、そんなに設定集なんかを持ってる人は少ないわけで。
この「エヴァ展」は、ライト層のために開催された、とここでようやく気が付きました。
そう、完結作のために少しでも興味を持って貰いたい。
「設定集」 なんかにはお金を出したくないけど、そういったものを見てみたい。
こういった人達をメインターゲットにしているわけです。
つまり、「全集」やら「原画集」やらを持っていて、原画もそれなりに楽しむけど、本当のお目当ては「Q」という人達は釣られてしまったわけで。そんで図録も買ってしまうわけで。
商品売場の戦略
結論から言います。こっちのメインターゲットは20代後半~30代、40代の方々です。
若い世代よりも、比較的お金に余裕がある人を対象にしています。
バックで、8000円とかもう僕は無理ですよ。出せません。
Tシャツとか、ポスターは若干迷いました。まあ少しは買いましたけど…
キーホルダーが800円の段階で察するべきなのです。
複製原画が1万?貞本義行の複製原画が4万?(ムリムリ
それでも、クリアファイルは今回安いですね。368円でしたよ。
他の商品はもう少し値段を下げてもらいたいとも思いましたが、これで多分いいのです。
若い世代は、見るだけ。パッケージ買うだけ。原画展見るだけ。
そんで、少しお金に余裕のある世代には「グッズ」を買ってもらう。
これでいいんです。
後「エヴァ」のどこに重きをおいているかも、大事な購買要因の一つです。
センスを重きにおいているのなら、図録なんて買いません。服を買います。コップを買います。バックを買います。
「作品自体」ならば、図録だったり、ポスターだったり。
すなわち、その人その人で興味のある、「買ってもいい」という対象が微妙に違ってくるんですね。
だから、僕にとって「図録」は3000円分の価値があるんです。でも、これが他の人から見るとゴミ同然の価値だったりする。
当たり前のことかもしれませんけどね。
「エヴァ展」総括
先述しましたが、やはりいちばんの対象者は「10代後半ライト層」だと思いました。
もちろん彼らには経済的な余裕がない人が大半です、しかし原画を見る権利は700円、ローチケならば400円で手にすることができる。
精密な、綿密な、緻密な作画を見て感動する。面白いと思う。「T光ってなんだろう?」という疑問が発生する。それでいいんです。
そして、「グッズ」なんかを買うのは大人に任せておけばいい。
そういうスタンスな気がします。
けっして、大人だけを対象にした展示会ではないなと感じました。
実際に、中高生も多くみかけましたしね。
いい展示会になっています。コアユーザの方も楽しめると思います。
ま、エヴァにしか興味がない人も見てみると案外面白いと思いますよ。
(※一部訂正あり 2017年2月27日追記)
(※再訂正あり 2021年1月30日追記)
この記事とても容量が大きいので動画化したいけど、カラーさんほか色々な場所から怒られそうなので多分しません
ようやく届きました。いやー庵野爆発だけで、4,000円の価値はあります。
ここでは尼載っけてますが、買いたい人はエヴァストアで買いましょう。
こんなテンプレでやってます。
★カット、パートの名称:原画担当者名
(※毎度のことながら、原画マンは推測です。)
■弐号機左腕破壊の爆発(メカはCG):橋本敬史


冒頭から橋本さん大活躍です。
のりだーエフェクトは分かりやすいですね。
メカとの相性もいいですね。
■集中攻撃を受ける弐号機(メカはCG):庵野秀明

序や破では、数枚の原画でしたが、このカットは50枚を超える全原画。
原画で見ると、いまいちよく分かんない。これ本当に爆発描いてんのってなる。
だけど、繋げるときれいな爆発になっちゃう。それが庵野爆発。
追記/2021/01/30
公式からも言及されました
(株)カラー 2号機@khara_inc2
ここの爆発は #庵野秀明 原画
2021/01/29 21:10:14
#ヱヴァQ #エヴァQ https://t.co/QlE9KrbjYu
※CGメカニックは岩里昌則、デジタル調整は小林浩康
岩里昌則 イワサトマサノリ@key_sky2016
CGアニメーションは僕、爆発は庵野さん小林さん、リテイク時のライティングは学君でした。懐かしい。。 https://t.co/Vf1T8YGlQj
2021/01/29 22:09:58
■改弐号機が出る時の水中での気泡:橋本敬史(※推測)

(※情報いただきました。橋本さんではないとのこと、誰なんだろう?)
スケダンOPがいい判断材料になりました。
のりだーは、水作画の方が格段に上手い気がしますね。
2021/01/30追記
やはり橋本敬史作画では?
すしお担当はエンジン始動の際の、ぶくぶく泡のところだったとおもう
■ケーブルが燃えるシーン:増尾昭一

ここは微妙です。
何となく橋本さんの炎って、右いって左いってみたいなイメージがあるので。
そういうイメージで判断しました。
[追記]
白コマの感じ見ると、増尾さんかもしれない
[再追記]
やっぱりこれ増尾さんだと思う
L/Oは摩砂雪さんというTweet(カラー2号機)があったが現在は削除
(※仮にも法人公式SNSとしてどうなってんねや!)
■フライホイールの爆発:庵野秀明

リアルな爆発と煙。タイミングが上手い。
原画の線の描き方と、爆発の写実性から判断しました。
後ろの左右の煙は、増尾さんではないかと。
■ヴンダー発進時の押し寄せる波:橋本敬史

この波の感じは橋本さんっぽい。
原画集見ると、波にアイウエオと振っていたのでそれも込みで。
■人工使徒に攻撃を食らうヴンダー:庵野秀明

「ナウシカ」を思い出すような爆発。
小さい球体から始まる爆発は、やはり古い人がやってる印象。
ここは庵野さんだとおもう
■Mark9への砲撃:?→伊藤秀次(推測)

ここすごい上手いんですけど、誰か分からない。
若干阿部とかに似てる気がする。もっと似てる人がいたんだけどなあ…誰だっけ。
温度変化の表現がリアル。でも爆発のフォルムはアニメ調。
[追記]
伊藤秀次かもしれない微妙。情報求む。
■逃げるMark9の煙:

「妄想代理人」の最終話のエフェクトから判断。
もう本当それだけ。根拠が薄すぎますね。
[追記/2021/01/30]
すしお作画でした。訂正してお詫びを
スシオグミカンパニー🌻@sushio_
0号機が飛んでったとこのエフェクト庵野さん褒めてくれた
2021/01/29 21:40:53
(੭ु Ꙭ )੭ु⁾⁾
やっぱここ上手いよなあ
すしおエフェクトもっと知りたい
クセがある人が多いので、増尾特技監督は意味をなしてないような気も。
そもそも特技監督って、特効足したりするだけな役目だったりするんでしょうか…
自分は、全体のエフェクトを整える役目だと思ってるんですが…またちょっと調べてみます。
まあデジタルエフェクトの第一人者でもあるので(※序時代で、AfterEffectsとか使って色々既にやってた)、庵野さんには色々その事に関してアドバイスはしてるんだろうけど。
Bパートはまた今度。
シン・エヴァ公開日予測 最終修正版
やっと直し終わった。2014/9/1
エヴァンゲリオン新劇場版の公開日に関してです。
僕は、シンジが持ってるDATと関連してるんじゃないのかと思ってます。
1 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.2007年9月1日公開、上映時間98分。2 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.2009年6月27日公開、上映時間108分。3 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.2012年11月17日公開、上映時間95分。
まあ元々この25.26とかいう数字は、作品の最終二話を表しているものでして、テレビ版でも頻繁に出てきました。だから、27が持つ数字の力というのは凄まじく、”新しいエヴァ”という意味なんですね。
序は始まりですから、1です。これは、当然です。
そして序では、26まで行って終わっていました。ですので、次のDATのスタート位置は27。
これが、破公開日に見事に合致。
(※破でも、26、25の表示は出てきますが、スタート位置には関係ないですね。)
(※破でも、26、25の表示は出てきますが、スタート位置には関係ないですね。)
そうして、破では27までDATの表示がありました。
となると、Qでのスタート位置は28ということになります。
これも、Q公開日の月+日の合計と合致。(11+17=28)
QのDAT表記は、28までで終わり。
ということで、シンでのDATのスタート位置は、29。
破では日にちで、Qでは月+日で、DATのナンバーとそれぞれ一致していました。
そして、映画公開は基本的に土曜日ということも含めて考えると、導き出される公開日の条件というのは、日もしくは月+日の合計どちらかが29となり、かつ土曜日である日付ということになります。
その具体的な日付がこちら。
2013
2014
9月20日(ない)
11月29日
2015
4月25日
8月29日
何の根拠もありませんが、あと1年~1年半くらいはかかるんじゃねえのかという見解でした(2013)
となると大本命は、
2014年11月29日
2015年4月25日
ココらへん。
「シン・エヴァ」 は当然楽しみですが、庵野原理主義者としては、「エヴァ」の次を観たいです。
けど充電時間がまたかかりそうな。
辛抱強く待つしかないですね。
「エヴァンゲリオン展」雑感

エヴァンゲリオン展 http://www.asahi.com/event/evangelion/
8月7日から展示が開始されています。
そんで、本日行って来ました。
(※写真とかは、特に撮ってきてません)
雑感
まず、レイアウトの説明だったり、絵コンテ・イメージボードの説明だったり、エヴァの歴史だったり、色んな説明のオブジェクトがありました。
「新劇場版」だけではなく、TVシリーズで使用されたセルも展示されてしました。
また、貞本義行によるコミックスの複製原稿もあったりして中々面白い。こんな風にトーン貼ってるんだなあ、とかあんまり漫画詳しくないですが感心したりしてました。
そして、お目当ての原画コーナーへ。
基本的には、本田雄さんと橋本敬史さん、松原秀典さんが多めだったような気がします。
(※というかその他は殆ど分からなかった。)
本田雄さんの原画、修正原画は圧巻でした。ウマすぎる。
でもですね、一番衝撃を受けたのは「エフェクトコーナー」があったことです。
興奮のあまり飛びつきましたよ、ええ。増尾さん、橋本さんを中心として綺麗な原画が並んでいました。
これに関しては本当に予想外。最高。
第8使徒の破裂後水エフェクトとか、ドグマ内の煙だったりとかもうたまりません。
欲を言えば、もっとエフェクトシーンを載せて欲しかった。
(※例えば、「Q」冒頭の爆発シーンだったり)
それでもいいコーナーでした。
さて、2番目に楽しみにしていた「Q」のコーナーへ。
…少ない!少ないよ!20枚ぐらいしか無いんじゃないの!?
全集やら、原画集を持ってる大半の人は、「Q」を目当てに来てるんじゃないのか!?ふざけんな、カラー!
しかし、冷静に考えると、そんなに設定集なんかを持ってる人は少ないわけで。
この「エヴァ展」は、ライト層のために開催された、とここでようやく気が付きました。
そう、完結作のために少しでも興味を持って貰いたい。
「設定集」 なんかにはお金を出したくないけど、そういったものを見てみたい。
こういった人達をメインターゲットにしているわけです。
つまり、「全集」やら「原画集」やらを持っていて、原画もそれなりに楽しむけど、本当のお目当ては「Q」という人達は釣られてしまったわけで。そんで図録も買ってしまうわけで。
商品売場の戦略
結論から言います。こっちのメインターゲットは20代後半~30代、40代の方々です。
若い世代よりも、比較的お金に余裕がある人を対象にしています。
バックで、8000円とかもう僕は無理ですよ。出せません。
Tシャツとか、ポスターは若干迷いました。まあ少しは買いましたけど…
キーホルダーが800円の段階で察するべきなのです。
複製原画が1万?貞本義行の複製原画が4万?(ムリムリ
それでも、クリアファイルは今回安いですね。368円でしたよ。
他の商品はもう少し値段を下げてもらいたいとも思いましたが、これで多分いいのです。
若い世代は、見るだけ。パッケージ買うだけ。原画展見るだけ。
そんで、少しお金に余裕のある世代には「グッズ」を買ってもらう。
これでいいんです。
後「エヴァ」のどこに重きをおいているかも、大事な購買要因の一つです。
センスを重きにおいているのなら、図録なんて買いません。服を買います。コップを買います。バックを買います。
「作品自体」ならば、図録だったり、ポスターだったり。
すなわち、その人その人で興味のある、「買ってもいい」という対象が微妙に違ってくるんですね。
だから、僕にとって「図録」は3000円分の価値があるんです。でも、これが他の人から見るとゴミ同然の価値だったりする。
当たり前のことかもしれませんけどね。
「エヴァ展」総括
先述しましたが、やはりいちばんの対象者は「10代後半ライト層」だと思いました。
もちろん彼らには経済的な余裕がない人が大半です、しかし原画を見る権利は700円、ローチケならば400円で手にすることができる。
精密な、綿密な、緻密な作画を見て感動する。面白いと思う。「T光ってなんだろう?」という疑問が発生する。それでいいんです。
そして、「グッズ」なんかを買うのは大人に任せておけばいい。
そういうスタンスな気がします。
けっして、大人だけを対象にした展示会ではないなと感じました。
実際に、中高生も多くみかけましたしね。
いい展示会になっています。コアユーザの方も楽しめると思います。
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