Gomistation☆

一旦(小)休止

カテゴリ: 雑記


「批判すると仕事がなくなってしまうから」というなんともジャーナリズムにあるまじき情けない理由で、批評活動は、今日において日本内アニメに対してほとんど行われていない。それでもなお、「なんちゃって批評家(実情はインタビュアーだろうな)」を褒め称えて、かれらの仕事を評価したために、アニメ・漫画映画からは批判性質が失われた。これは、しみったれた前世代的な「知識量を権威」とみるところに起因する。つまりは、たくさんの知識を所有しているから権力がある、という風潮は未だに根強く存在しているのだ。目の前の箱や板によって差異が少なくなったにもかかわらず、知識の所有の優位性(「あの作品にはこんな裏話があった!」という態度)にいまだ強引に縋り付いているのだ。知識優位的権威の姿勢は、批評から批評性を奪い映像評論を成り立たなくした。同時に、批評することによって得られる体系化もされてこなかった。

つまり、いま僕たちが見ているアニメは、どのような風に地続きになっているのか、だれもかれもさっぱり分からないのだ。体系化など微塵もしてこなかった。そして、一部のみが、その地続きを所有している風に見せかけており、あるときは隠したり、あるときはまるで全て把握しているかのごとく喋ることで権威を維持している。眉唾ゼロ年代批評もその一部である。「なにか賢そうなことを言っている」という、逆説的な知性のなさに、批評性はまったくとして必要とされなかった。そこに、「知性がありそう」と思わせるだけでアニメオタクを錯乱させるのには十分だった。

現状、地道に良いところ/悪いところを列挙しても、「悪いところ探しをするな」と言われる事態だ。比較分析すれば、「好きなアニメを持ち上げるために、別の作品を持ち出すな」と予想外の家から投石が届く。この国民に批評は早すぎたとしか思えない。ひとたび意見すれば、否定と勝手に誤った認識を起こし拒否を行う。否定と批判と、嗜好と分析、主観と客観の区別がつかない。そんな論理性が欠けた国民であるがゆえに、アニメ批評の土壌は育たなかったし、これからも作られることはないだろう。


さあ、「知識を捨てよう」といっても受け入れられない。なぜか。知識こそが彼らのアイデンティティであり、彼らの自尊心を支える石杖だからだ。それを捨ててしまっては何もできないのだ。なんと情けないことか。かれらは汚くなってしまった十二単を脱げない平安貴族である、さて脱ぎ捨てて楽になろうと言ってもなれない。なぜか。それが、彼らにとってはステイタスであり常識だからだ。腐り果てるまで、十二単を脱ぐことはないだろう。

知識は楽しむもので、知識ありきの態度を他人に押し付けるものではない。所有していないと駄目なものではない。クリエイターのインタビューなど、眉唾ものでその発言は信じるに値しない。いちばん大事なのは画面である、それだけ。そんなシンプルなことを5年続けても、ほとんど伝わっていないと思う。「画面を楽しむこと」はひっそりと忘れ去られている。副産物であるクリエイターの裏話などが主たる”批評”になっている。未だにあのようなエセ批評家どもの文章を読み、文章やコラムに金を払っているのがその証左であり僕の憎悪だ。はっきり言ってしまえば、ぼくはアニメを見る習慣などない。アニメを見ない理由にとくだんのものなどない。だからこそ、ほんとうに偶然別の角度から入ってこれたと考えているが、これだけ多くの人間に本当の意味での思考や寛容のなさを感じると辟易する。

いつまでも親鳥のエサを待つ小鳥のようだ。

知識満点のステーキコラムを読み─
それらしい要素が散りばめられたエッセイを読み─
汚いコネ知識に金を払い─
とんでも理屈に感銘を覚え─
いっけん賢そうな論壇を真似していく─


そうしていつまでも、本質たる画面を置き去りにするのだ。画面の技術やクリエイターを「わからない/知らない」と言えない社会は息苦しい。気軽に教えてもらえない雰囲気が漂う社会はつねに苦痛で嫌気が指す。「知っていて当然/知っているべきだ」という態度や前提がいかに多くの人を遠ざけているか、諸氏は自省されたい。

クリティックの存在しないアニメ言及は成長せず、フィードバックもないので、アニメそのもののクオリティも向上しない。脚本家は推敲を繰り返し、原画マンは不眠不休で働き、動画マンは貯金と命をすり減らし、制作進行は何人も過労で倒れる、そうやって作られた作品自体の批評をさして行わないのだ。異常ではないか。現場を考慮して同情的になることは、むしろ彼らにとって侮辱的ではないか。彼らの労力をただ称えたり、彼らの血反吐に前時代的な拍手をし感動ポルノ化させ咀嚼するのみが僕らの役目か。きわめて懐疑的にならざるを得ない。

本当に評価されるべきクリティックは評価されずに、ネットを漂っているばかりで見ていられない。アニメーションという素晴らしいものはあっても、この国にはそれは早すぎた。いち映画監督である山本寛が、前述した批評家たちなどとは比類しない批評的文章を開陳できる現状は正直に言って異常というほかない。


[追記]
わかりにくいのは僕の文責なんで、チラ裏はどっか他所でどうぞ。ゼロ年代批評のあの賢そうな文体は嫌いな人も多そうだから反発する気持ちは分からんでもない。ああいう感じを皮肉ったつもりだったんだけど、後出しじゃんと言われたらそれまでだねえ。そこはすまんごねえ。というか、表面はどうでもいいです、内容の批判なら受け付けますよ!議論しましょう!


■情熱
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去年は、みなさま御察しの通り、情熱が奈落の底まで暴落しました。それは記事にも現れていると思います。そのかわり、なんとアニメをわりと見れている。自分でも驚くばかりです。ゴブスレ、ゾンサガ、よりもい(※メイウザはどこへ…)、同時進行で3つも全部視聴したという快挙。おどろき桃の木山椒の木。


■考え深くを捨て、決断はやく
考えに浸ること多く、記事を作っては消し作っては消し、アイデアが浮かんだはいいが気力がない。ということで、今年は、考えを外しはしませんが、深さを水たまりレベルまでにはもっていきたいなと思います。決断はやく、作る記事を絞っていこうかなと。絞ったら、とことんやろうかなと。去年は、あまりブログ記事受けず、まああんまり面白い記事ないなあと見返してもおもう。テンポ関係ぐらいですね。


■企画とか
あとは、配信とかで面白い映画とかアニメを教えてもらうことが多いんですよ。だから、これをブログに逆輸入して、読者の方からおススメを教えてもらおうかな!と。メールかなんかのシステムで募集して、とりあえず送られてきたオススメ作品には反応します。コンセプトは「これならイアキを倒せる!」という感じでお願いします。150%納得できたら、いくら天邪鬼の自分といえど、ああこれは素晴らしいナアと感嘆に浸り記事を作るであろう。ということで、最高の、オールタイム・ベスト、惚れた作品、そういったものを、聖水のようにですね、私に投げつけて浄化していただければと思います。


あとは、どうにも悪いところ探しちゃうクセが付いてるかなあと思うので、良いとこドリップな考えにしていきたいですね。まあ、年始で変なテンションですから、これら半分でもできたら御の字も御の字です。昨年も、たくさんの方に見てもらい感謝でございます。今年もよろしくお願いします。


まさかの二回目

3冊も書籍をいただきました。ありがたい。


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なんだったかな、便移植のニュースが飛び出したときに、目に留まり欲しかった本。いっけんすると思ったよりも難しそうで、こいつぁ厄介だぜと思ったんですが、ていねいな注釈がついていて安心した。ミクロな世界ってどうしてこうも惹かれるんでしょうかね。



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アニメーション表現史、とくに、アニメの誕生~アメリカンアニメーション黄金期に重点を置いて解説した本。以前から、配信などでおすすめされていた。ものぐさなもので・・・カートゥーンといえば、音楽との合わせ方も非常に重要なポイントです。本書においては、そのポイントにもけっこうページ数を割いているような感じ。ロジカルな書き方がいいですね。


閑話休題、自分でさいきん買った本も。

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はい、どちらも競馬の本です。ぼくはどうにも、馬にハマってしまったようで。もちろん予想は楽しいんですが、競走馬のそれぞれの生い立ちや、いろんなレースの名勝負に惚れ惚れとします。そういった、なんだろう、馬や騎手をもっと知りたくなった。あとは、現代競馬では、昔のような、たとえばウマ娘であったような名勝負は見られる可能性が低いですので・・・それならば、昔を参照してみようという気持ちです。


さて、いただいた本の紹介に戻ろう。

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これはええっと、デフォルメ調のデザインがどんどん流行るぞ!って話とか、メシ漫画ってなんであんなアヘ顔ばっかなの的な話を配信でしたときに、それならこれはどうですか、とおすすめされた本。メッセージには、「ずっとまえに勧めたのに、そのままじゃねーか」という、何も言い返せない言葉がありまして、いやもうすぐに読みました。


こういうデザインがいいですよね。

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それぞれあごとか汗とか角ばってるのに、全体的には丸く柔らかく見える、みたいな。

これは、どっちかという日常系ホラー漫画ですね。神経質な自分には、きわめて、主人公の気持ちがよくわかる。アイスクリームの葛藤とかまさに。なんだっけ、共感性周知だっけ?みたいな気持ちになりました。ふだんのかれの日常に、どういった場面で食事がある、というところに重きが置かれているような感じがします。彼自身がぐるぐると混乱してしまっているのが面白い。


以上、いただいたもの2でした。送ってくださった方、ありがとうございます!


もっと面白い記事を・・・よりかは、なるべく多くの記事を出せるように、それなりに更新していきたいとおもいます。


■8月と同窓会

ぼくは地元を出てから、まったく、いっさい、地元の交友関係を断っていたのですが、さいきん同窓会がありまして、それに出席してきた次第です。10年ぶりに会う友達は、いわゆる「変貌した組」と「さほど変化ない組」に別れていました。会いたかった友達とは会えて、久々に懐かしい話もしました。ただ、もう三十路ちかくともなると、現状や将来のことが絡んでくるのも致し方ないことで。ああ、こんな学生時代にクソ地味だった人ですら、同級生と結婚して子供を養っているのに、ぼくときたらとだいぶ嫉妬と自己嫌悪にかられたような気がします。幸せなカップルを見ると、心が和やかになる一方で、やや寂しい心が出てきてしまう、そういったアンビバレンツな心情でありました。

ブログ書いて、シレンやってニコ生やってキレて、コントローラー投げているという状況は冷静に考えてもおかしなものですが、まあこれはこれで、いろいろある人生だしいいかなとか思っています。結婚して子供ができている人は2割くらい?だったかな。そういったリアルなものを摂取すると、さすがの天の邪鬼の自分といえど、そろそろ必死にならねばとか思ったりもしますが、まあ1日も続きません。まあ、しょせん他人は他人、比べても仕方のないことであります。ぶっちゃけ、結婚以上のイベントがぼくにはあったので、その幸せに対して、ネタ的な振る舞いができる境界線に立っているという感じでしょう。こういうリアルすぎる近況は流石にアレですかね。



■ブログについて

ブログを辞めることはありませんが、今まで以上に不定期になり、更新頻度も減ると思います。書きたいことがなくなったわけではありません。「婚期を逃すな!掴み取れ!」という感じでもありません。書きたいことはたくさんあるけれど、単純にそれだけの気力がない。もうそれだけです。もっと面白い記事書いて、もっと「あーこういうことが言いたかったんよ!この人最高!」とか言われて、バズらせてドヤ顔したい気持ちはたくさんありますが、気力と余力がない。

2年ほど前にいったん、こういった内容をもっと正確に書こうと思っていたのですが、あまりにもポエムになったので公開しませんでした。今回のもちょっとポエムっぽいですけど、それはシャイと思ってください。

一部コメントでもいただきましたが、99、9%ブログじたいは消しません。もしも、何らかのトラブルが重なりやむを得ずということも想定しましたが、まあ、ほぼほぼないでしょう。ぶっちゃけ友人に見つかったところで消すものでもありません。嫁さん候補に見つけられそうになったら全力で消します。それが0、1%の可能性です。冗談はさておき、書きたくなったら書く方向性は捨てずにいくということです。たかがブログですから。多忙になれば、更新はできなくなるし、それはみんな察してくれるはずです。まあグダグダ言ってますけど、まだまだブログに未練があるということで、ご理解していただけるとこれ幸いでございます。


すっかり忘れていました。Twitter・コメントで指摘していただいた方、各位すいません。

あとは元記事の訂正をしても、さほど効果がなく、どういったやり方がいいかなと考えあぐねていました。まあ、こういったふうに新規で記事作っちゃう方がわかりやすいですね。今回から一応、<記事訂正>カテゴリを作りました。これで万全だ。



「咲-Saki-」における作画・CGの使い分けと、麻雀CG描写のアレコレ



あわあわバシーン
20171206213513
【咲-Saki-阿知賀編(2012/16話)】

上記記事でも検討しましたが、もう一度。エフェクト(ダークなヤツ)は間違いなく作画です。
腕は正直ぶっちゃけどっちにも見える。カット終わりのあたりで、(作画であれば)二の腕のくびれとかあるような気がします。ただ手首~指はCGに見えないな、少し細かい動きですよね。

こりゃあ当時、撮影した人にしか分からんですね。腕が色トレスされてるのを見ると、作画カットを参考にCGでコンポジしたのかもしれない。もしくは単純に、作監さんが腕+オーラだけ作画で描いて、撮影の際に影を調整したのかも。そういうことはあるのだろうか。



終末のイゼッタ 06-10話 エフェクト整理

1. 名無しさん 2018年06月12日 23:18
この記事で挙げられているパートが担当箇所かは自信がないのですが、
亜細亜堂でエフェクトといえば中島裕一さんのイメージが強いです
https://www18.atwiki.jp/sakuga/pages/2022.html
アニメスタイルで特集されていたようで
作画wikiによると、船の爆発は中嶋祐一さんらしい。

船ドッカン
20161218050810

この辺は確かに巻き込み方とかカゲの入れ方とか違うんですよ。内側に巻き込んでいく。カゲが少ない。あとは、透過光の部分が押しつぶされるように消えていくのも特徴ですねえ。ありがたい。中嶋祐一さんは、こういう感じで描くのか。

俯瞰ロングショットの爆発はきわめて異物な感じなんですけど、それもアニスタに載ってんのかなあ。まあ買わないんですけど。




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