■手を怪我した(2年目)
お湯で火傷した。ちょっと抹茶ラテを飲もうと思って、ティファールでお湯沸かしてた。お、湧いたなーと思って持ち上げようとした時に、ティファールのコードが何かに絡まってて、それに引っ張られる形で体の重心が前に傾いた。ここまでは良かった、ここまでは。よくあるミスだから。体が前に傾いた後に、ティファールをひとまず台座に置こうと思ったんだけど、その時にお湯が少し顔に散って、焦ってしまい重心が後ろに傾いて体勢が完全に崩れてしまった。
ここからは何があったかよく覚えていない。とにかく顔にかぶるのだけは避けたいという祈りをしたことだけは覚えている。たぶん右手で落ちてくるティファールを押して、体は逆方向に逃げたということなんだろうけど、何があったにせよとにかく顔には被らずに済んだ。ラッキーだった。その代わり、お湯の大部分は右手にかかってしまったけども。
さて、火傷にはとりあえず水で冷やすことだ。これはおばあちゃんから何度も教えられてきた、間違いはあるまい。10分程度冷やすと、神経が鈍くなったのか痛みが少なくなった。これは勝ちゲー「もろたで工藤」の気持ちで、なんだ久々の火傷も大したことないなと思い、布団に向かう。しかし、布団に入って3分も絶たないうちに、ヒリヒリした強い痛みが襲ってきた。なんだこれは、冷やしが足りなかったのか、そう思い再度流し場でボールに水を張り冷やす。5分ぐらい経つと、最初と同じように良くなったが、外気に触れるにつれ痛みは再度戻った。なんだこれは、こんなの僕は聞いてないぞ。
これでは何度やっても変わらないと思い、Googleに頼る。ほーん、オリーブオイルとラップがいいとな。これは良い、戸棚にしまってあったはずだ。さてヒリヒリする右手にオリーブオイルをドバーっとかける、おお!冷たくないのに痛みが飛んでいき、心地良い。気分はベトベトンだ。ラップの存在など消え失せるくらいに心地良かった。この状態で少し待てば良いのだろうと思い、5分待った後、手から油を落として再び布団へ。ようやく眠れる。
だがしかし、ヒリヒリした痛みがまた来てしまった。これでは眠れぬ、真面目に考えよう。さっきのサイトではラップが大事と書いてあった、もう一度読みなおそう。
なる~、外気をなるべく遮断してやるのがいいんだな。しかし、オリーブオイルでは布団がベッタベタになりそうだなあと思い、辺りを見渡すとオロナインH軟膏を見つける。いつでも助けてくれるのはオロナインと正露丸なのだ。
オロナインをヒリヒリした右手に塗りつけると、さらにヒリヒリしやがった。本当にあってんのかこれで、いや疑っている状況ではあるまい。信じるのみだ。オロナインであらかた右手を覆い尽くした後、ラップで手を覆う。あまり上手く貼れた気がしないし、痛みも取れない、何よりこの状態で眠れたとしてもオリーブオイルと同じく布団をベトベトにするだけだろう。
ここでまさしく天啓を授かった。そうだ、包帯だ。包帯で右手全部を巻けば、密着度も上がるし、ベトベトにならずに済む。オロナインの横にある包帯を持ってラップの上から巻く。親指だけ独立させ、他の4本は一緒に巻いた。しかし、この時の痛みはオリーブオイルをかけた時よりも和らいでおらず、正直どうしようかと思うようになっていた。
10分経っただろうか、驚いた。ヒリヒリした痛みが殆どなくなっている。指を動かすとちょっとした痛みはあるにせよ、さっきまでの苦痛とはおさらばしている。オロナインとラップ最高だ。外気を塞いでやることが軽度の火傷にはいちばん大切だと学ぶのに、5時間くらいかかった。土日で良かった。
お湯で火傷した。ちょっと抹茶ラテを飲もうと思って、ティファールでお湯沸かしてた。お、湧いたなーと思って持ち上げようとした時に、ティファールのコードが何かに絡まってて、それに引っ張られる形で体の重心が前に傾いた。ここまでは良かった、ここまでは。よくあるミスだから。体が前に傾いた後に、ティファールをひとまず台座に置こうと思ったんだけど、その時にお湯が少し顔に散って、焦ってしまい重心が後ろに傾いて体勢が完全に崩れてしまった。
ここからは何があったかよく覚えていない。とにかく顔にかぶるのだけは避けたいという祈りをしたことだけは覚えている。たぶん右手で落ちてくるティファールを押して、体は逆方向に逃げたということなんだろうけど、何があったにせよとにかく顔には被らずに済んだ。ラッキーだった。その代わり、お湯の大部分は右手にかかってしまったけども。
さて、火傷にはとりあえず水で冷やすことだ。これはおばあちゃんから何度も教えられてきた、間違いはあるまい。10分程度冷やすと、神経が鈍くなったのか痛みが少なくなった。これは勝ちゲー「もろたで工藤」の気持ちで、なんだ久々の火傷も大したことないなと思い、布団に向かう。しかし、布団に入って3分も絶たないうちに、ヒリヒリした強い痛みが襲ってきた。なんだこれは、冷やしが足りなかったのか、そう思い再度流し場でボールに水を張り冷やす。5分ぐらい経つと、最初と同じように良くなったが、外気に触れるにつれ痛みは再度戻った。なんだこれは、こんなの僕は聞いてないぞ。
これでは何度やっても変わらないと思い、Googleに頼る。ほーん、オリーブオイルとラップがいいとな。これは良い、戸棚にしまってあったはずだ。さてヒリヒリする右手にオリーブオイルをドバーっとかける、おお!冷たくないのに痛みが飛んでいき、心地良い。気分はベトベトンだ。ラップの存在など消え失せるくらいに心地良かった。この状態で少し待てば良いのだろうと思い、5分待った後、手から油を落として再び布団へ。ようやく眠れる。
だがしかし、ヒリヒリした痛みがまた来てしまった。これでは眠れぬ、真面目に考えよう。さっきのサイトではラップが大事と書いてあった、もう一度読みなおそう。
なる~、外気をなるべく遮断してやるのがいいんだな。しかし、オリーブオイルでは布団がベッタベタになりそうだなあと思い、辺りを見渡すとオロナインH軟膏を見つける。いつでも助けてくれるのはオロナインと正露丸なのだ。
オロナインをヒリヒリした右手に塗りつけると、さらにヒリヒリしやがった。本当にあってんのかこれで、いや疑っている状況ではあるまい。信じるのみだ。オロナインであらかた右手を覆い尽くした後、ラップで手を覆う。あまり上手く貼れた気がしないし、痛みも取れない、何よりこの状態で眠れたとしてもオリーブオイルと同じく布団をベトベトにするだけだろう。
ここでまさしく天啓を授かった。そうだ、包帯だ。包帯で右手全部を巻けば、密着度も上がるし、ベトベトにならずに済む。オロナインの横にある包帯を持ってラップの上から巻く。親指だけ独立させ、他の4本は一緒に巻いた。しかし、この時の痛みはオリーブオイルをかけた時よりも和らいでおらず、正直どうしようかと思うようになっていた。
10分経っただろうか、驚いた。ヒリヒリした痛みが殆どなくなっている。指を動かすとちょっとした痛みはあるにせよ、さっきまでの苦痛とはおさらばしている。オロナインとラップ最高だ。外気を塞いでやることが軽度の火傷にはいちばん大切だと学ぶのに、5時間くらいかかった。土日で良かった。