■LEXUS IS TVCM “Undokai” 60sec.
レクサスの車でパン食い競走をするというコンセプトのCM
ちなみにこのISは400-600万ぐらいで、高級車としては意外とお手頃な価格
他のレクサス車にくらべると、相当安い部類に入る
気になったのは、コマーシャル内の砂煙
この俯瞰煙が見事なのは、伸びていくカゲのおかげで立体感が出てるから
高級車のコマーシャルはふつう穏やかです
アウトバーンを和やかにジョージ・クルーニーが運転する
掃除機のダイソンみたいに、ナレーションを入れ技術の高さをアピールする
そういうコマーシャルが主であり、砂煙・泥が出てくる激しいものは少ない
高級スポーツカーのコマーシャルも、
強いグリップ力をアピールするために、タイヤカスや小石を使うことはある
けれど、大きな砂煙・砂埃などはめったに登場しません
砂煙・泥は、四駆や軽のゴツイ車のコマーシャルに出てきます
デコボコ山道を四駆が駆け上がるコマーシャルが分かりやすい
あれは「この車は泥や水、砂利でも走行可能であり、汚れやキズに強い」と言いたい
すなわち、汚れよりも車の機能や耐久性を気にする人を対象にしているわけ
このレクサスのCMでは、運転するのは2人の女性
さらには砂煙、噴煙出しまくりで、高級車のCMとはとても思えない
これって、
そんなにお金持ちじゃない人にもレクサスって買えるんよ~
舗装されてないクソ砂利道でもスムーズにハンドリングできるんよ~
っていうことが言いたいんだと思う
レクサスってのはトヨタの高級ブランドで、そのブランドが売りなわけですが
高級感がだんだんと浸透するにつれ、ボリュームゾーンは小さくなっていった
「レクサスはお金持ちが乗る車」という先入観によって、
払える価格帯であるにもかかわらず、「自分とは無縁の世界」と思う人もいれば、
高級車はみかけだけで機能は悪いだろうという考えの人もいる
おそらくトヨタは、こういう人は多くいると考えてて
そういった人に対して、
「機能も良くてお手頃な高級車もあります、実はそれがレクサスISなんですよ」
という提案・プレゼンをしてると思うんですよね
ベンツやアウディのカッコイイのはアホみたいに高くて手が届きにくい、
でもレクサスだったらお手軽に買えるよみたいな
そんな印象を植え付けて、敷居を下げる狙いがあるんだと思う
あわよくばキャリアウーマンにも買って欲しい気持ちもある
[蛇足]
まあシャシーの美しさは言うまでもなく、
エアサスやV8ツインターボエンジンによる加速性能などの機能においても、
または事故した時の安全性もベンツの方がはるかにいいので、
レクサスはオススメしません、むしろオラつきたい人向けです
高くても良い物を買いましょうNE~