2021年06月

*偏芯(へんしん)
中心から位置がずれていること
建築用語、構造力学用語っぽい

中心とは別のずれた位置から荷重がかかった際の力も、偏芯と呼ぶ。偏芯モーメント
物理学は高校学校すら辛いんですが、モーメントのことではないか。建物に関することになると、家の重心・剛心からのズレがきわめて重要な存在となる。だから、そのズレを偏芯と定義して、適用しているんでしょうね。たぶん計算も早くなるんでしょう。

返信の偏芯におけるコーナーです。



はい、こんばんわ

イアキさん
こんばんは。
先日来、少し古め(でもない?)の作品を見返していたら印象的なものがありました。
この興奮を誰かに伝えたいという衝動*1にかられたので、おすすめ作品として、いくつか書かせてもらいます。

・ジョジョの奇妙な冒険 OVA (1994年製作)の12話と13話。

12話、カーチェイスのシーンがすごく楽しい。
13話、顔アップシーンでの表情の変化のタイミングが気持ちいい。

・Vampire Hunter D 劇場版 1999年製作。
構図が良く印象的なシーンな多い。
先入観を与えないよう、大雑把に書きました。*2
既試聴作品だったら、ごめんなさい。
では、さようなら。

HN:にわか素人さん
こぼれ話と、見るアニメ/雑記・コメ返その6http://royal2627.ldblog.jp/archives/58081605.html

※注釈*と数字は後から自分がつけたもの

1*…すごい良いことおっしゃってますねえ!
情熱や興奮を素直に外に出すことは案外むずかしいもの。きみらは出しているかね。表層的なもので、クールぶって満足しているような諸氏は見習うように。もっと興奮や自分の中になんとなくグッときたものを大事にしてIKEA。ベクトルはいかんにせよ、けっきょくね、これさえあればいいんですよ。たいていの物事はうまくいきます。興奮と衝動、良い言葉ですね。

2*…令和の時代にこんなに丁寧にテキストを打つ人は見たことがない。慮りが伝わりますね。ありがとうございます。


<ジョジョOVA>
ジョジョOVAは、磯さんや本谷さんが関わってたりしてハイクオリティな作品のひとつ。増尾昭一がらみで少し調べた時期があります。まあこれも各話でしか見てないんですが…。13話はたぶん見たかもです。DIOが飛んでくる塔を殴りまくるシーンがあったような…あれが本谷利明カットだったような…思い返せば、MADで見たような…12話はたぶん未見ですね、ありがとうございます。どっちも見ようかな。

<Vampire Hunter D劇場版>
Vampire Hunter D劇場版は、配信でもずっと推しファンがいて、事あるごとに勧められていまして。まさしく90年代の夢を詰め込んだスタッフで作られていると思います。天野喜孝キャラを動かそうっていう発想の時点でぶっ飛んでますよね。


※見た

( ^ω^)何だこれ

川尻善昭すごい…すごくない?天野喜孝キャラが動くのを見るのは、これで2作品目。一つは押井守の「天使のたまご(1985/OVA)」、これは押井守がどうこうではなく、名倉靖博さんのアニメートが素晴らしいだけのアニメ。繊細で丁寧な髪の毛いっぽんの動きまで描く。セリフは1つ2つしかなく、物語もようわからん。「天使のたまご」は名倉靖博の絵ですべて通した作品なんで、押井さんには悪いけど演出的に優れているとはあまり思わない。

ふだん、次のトランジションはこうだな~次はこうだな~とか予測して見ちゃうもんだけど、そういうものがいっさいできなかった(※させてもらえなかった)ですね。ひさびさに完全に没入した。凄まじい。だから、これは川尻善昭のレイアウトが中心になっているとおもう。前半のバイクで横走りするカット、だれが描いたんだ。後半の城についてからの密着SLマルチとかすさまじいですよ。息を呑むカットが連続する。緊張感が伝わる映画なんてここ最近見てなかった。口あんぐり。ほれぼれしますよ、こんなにグッとくるレイアウトの連続には。

ソフトの流通さえうまくいっていれば、90年代の夢(※80年代の豪華スタッフ)を乗っけた作品として評判になってたでしょうね。未だにデジタル化されておらず、またタイトル名も各サイトでバラバラ。吸血鬼ハンターD、だったりバンパイアハンターDだったりする。「Vampire Hunter D 劇場版」で統一しろ(半ギレ)。映像や絵に興味がある人は、必ずみんな見るべきですね、そう言い切れる。

どういうのがいいレイアウトって言うんですか?」っていうことに対して、全回答を出してますよ。凄まじい。これがアニメじゃ、アニメーションのレイアウトじゃって感じ。映像クリエイターはみんな見るべき。

「教養としてのアニメ」とかどっかの某アニメーターが出してたじゃないですか、ああいうのは嫌いなんですよ僕は。ああいうのが「オタクくさい」選民思想を作るわけで。もう令和なんだから、そういうものの辞め時なんですけど、かれらは一生気づかないでしょうね知能が欠如している。だから、こういうね、ネットのいち個人としてマジでこれはすげえから見たほうがいいっていう熱意のほうが重要なんですよ。熱意は教養を支えるものです。



つぎ~


エウレカセブンは2005年ですね。
同じTBS/MBS系の土6枠も2002年のガンダムSEEDから2005年のBLOOD+までは4クールを続けていたので、局としても力を入れていたんだろうとは思います。

HN:名無しさん
稲作変身9/4クールは罪づくり+板野サーカスすこし
http://royal2627.ldblog.jp/archives/58172896.html

この頃ってデジタル移行期でしたよね?
よく4クールもやろうと思ったなあ、デジタル化のパターンやマニュアルがまだできあがってない時期なイメージだが…しんどかったんじゃないのか。だからこそ、4クールでどういうやり方が効率いいのか探ろうとしたのか。ガンダム4クールは理解できる、そういう作品でしょう。ブラプラもか…意外だ。ちなみにその辺の遊興関連は、ぜんぶサミーが扱ってますね。エウレカAOとか、今やってる劇場版はマジでスロットが軍資金やろなあ…とは思う。めっちゃウケたんですよ、エウレカの遊興。それこそ、一世を風靡したと言っても過言ではない。

あ!アニメオタクはみんなパチンコやスロットを親の仇のように嫌ってるんだった!クソみたいなソシャゲはやるくせに!話しに出すだけで、きみらはアレルギーが出て全身じんましんだもんね。ごめんね。そろそろ向き合ってもいいころだと思うけれど、まあ無理は言うまい。
すまんすまん( ^ω^)テヘペロ


魂に残った作品はつねに募集中です。
Vampire Hunter Dが良すぎて、サーカスについてのメモが書けないの草

ようやくアニメリハビリも始まりまして、なんと2本もテレビアニメを見ました
・Angel Beats!
・神様のメモ帳→(別記事で、いやどうだろう?)
以上の2本です( ^ω^)



周回送れもいいとこだな!(^ω^)

*Angel Beats!(2010/TV)

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監督:岸誠二、脚本:麻枝准
会社:P.A.WORKS


AIRから逃げても、Keyアニメはおれを追いかける。
(※Key絡みとは知らんかったわ…)
タイトル、天使の鼓動?、鼓動ってなんだ、とずっと考えてた。OPもなんか知らんがずっと天使ちゃんはピアノ引いてるし。天使ちゃんの心残り出てこねえし。でもまあ、これはラストで、心臓移植かあ、ということで、やられました。なるほどなあ。そこが引っかかっていたけれど、推測はできなかった。うまいですね。

主人公の人生回想の保険証のサインあたりで察することなんでしょうが、あの辺は露悪的、なんというか、まさしく人生は理不尽で、かれがなにをしたところで世界はなんにも忖度しない。それどころか、救出が間に合ったのは、尽力した彼以外の人物たち。運悪く、かれは後一歩のところで間に合わなかった。という世界の残酷さ(※もっというと、世界はかれを殺すことに加担している感じまである)が、鼻について、あまり見ていられなかった。世界が中立じゃない感じがする。

終盤の影のあたりもすごく好き。天使ちゃんとの抗争も一段落ついたところで、この世界にまた別のエネミーが現れる。天使ちゃんということは、直井くんが連呼するような”神”的な存在がいてもおかしくはない。それが身内にいても。そういう風に考えながら見てました。ミスリードだったような気も。

結果的には、#12で「この世界に愛が現れたら、起動するプログラム」がモブを影に変えて、人格を保っている人々を飲み込むようにしました。んで、これは、愛を知って先立たれた恋人をひとり待ち続けていたとあるプログラマーによって作られ、防衛装置として働いた。「愛を知ると、この死後の世界は永遠の楽園になる」というのは、人格を保ったまま青春をループするってことなんでしょうね。それは楽しいけれど無意味でしかない。けっきょく、みんな死んでいるのだから。ということ。

ちょっと「ビューティフル・ドリーマー」みたいだな、お前な。さて、ここでゆりっぺがプログラム石田彰と対話するのは、彼女の人生と永遠という概念に対立があるからですね。まさに人生は有限ですが、ゆりっぺの妹たちには極端に時間がなかった。だから、対立の構造がきわだつわけですね。


麻枝准という脚本家は、世界や人生の理不尽さというのを全面に押し出しますよね。そもそも、人生なんてものなんていうのは理不尽の塊だと主張している。それがゆりっぺの妹が10分ごとに一人殺害されたり、音無くんがなんとか人生をやり直そうとしたところで脱線事故にあって、尽力しても死亡したり、その音無くんの心臓を移植した天使ちゃんもけっきょくは死んどるやんけ…ってなる。まあ、ぶっちゃけると、ちょっと見た後の気分はさわやかではない。ラストは納得しただけで、いっさいの感動がない。ミステリーのパズルがはまった感じ。

なんだろう、人工的に作られた、パズルのような感動には、人の感情は動かないんですよ。オタクの感情は動くかもしれないけれど。

世間知らずのオタクは置いておいて、ぼくは世界の理不尽さなんて、こんなに誇張されなくても知っている。で、繰り返されるのは、殺人事件に巻き込まれて妹たちが30分で3人惨殺されたとか、ゆいが生前、首から下がまったく動かなかったとか、人生再起しようとしたところで列車が脱線してみんなをまとめたけど結果的に自分が犠牲になったとか、そういう、超特殊ケースを多く出すんですよ。そういうところが不愉快ですよね、見ていて気分が悪い。


ただ、見ている側を不愉快にさせてでも描き通すということは、書き手にはとても強い主張があるはずです。やはり感じるのは、相反するけれど、人生や世界というのはそれでも素晴らしいものなんだと信じたい、そういうものですよね。世界はいっさいの忖度をしないし、凄惨な事故・事件にあった人を救ったりはおそらくしないけれど、その代わりに人・仲間の絆や世界の運命を信じたい。そういう希望に対して、執着じみたものを感じる。だから、ラストには、来世で天使ちゃんと音無くんが、ガルデモの歌を通じて再開を果たすわけで。あそこは予定調和、出さないといけないシーンだったとはおもうけれど、まあやっぱり嘘くせえなってなったかな。まあでもたぶん、あれが麻枝准にとっての救済なんですよ。


岸誠二はやっぱり、こう雑な言い方ですけど、85点のディレクションをしますよね。「暗殺教室」もそうだけど、あと一歩ずれたら、もう見ていられない作品になりそうなところを上手いこと演出する。他の人がやったら、エンジェルビーツみたいなものは、もっと酷いことになっていると思う。題材の難易度が高い。その代わり105点みたいな演出はない感じ。

おすすめアニメですけど
今更エウレカ4クール見切れる体力ないだろうから
マクロスプラスあたりで良いと思います

こぼれ話と、見るアニメ/雑記・コメ返その6
http://royal2627.ldblog.jp/archives/58081605.html
言うねえ!( ^ω^)

草生えた、よくわかってますねえチミィ?ブログやらない?
そもそも、ぼくは4クールなんてうまくいかないだろう主義者
2クールを2回やればいいんですよ。4クールなんて競馬でいえば、3200mの長距離戦。どんなにうまくやろうとしてもペース配分をミスってしまうのは自明のこと。そして、このコンテンツ過多の社会。4クールは自殺行為ですよ。エウレカって2009あたりですよね、まあその頃はいけてたのか…?

マクロスプラスは実はもう見ています。すこすこですよ。村木靖のサーカスから、板野一郎のお手本サーカス、いいですよねえ!プラス。戦闘機もかっこいい。サーカスについては少しだけ発見があったのでテキストにしておく。


あとでついきする!
別記事で→


私より前の世代はロッキードとか見ているので自民嫌いな人結構います。
私は、分裂離散、連立で何が出来たの?って思っちゃう世代。
その後また自民が好き勝手やりだしたよ、って世代がいるんだろうなあって思う。
震災はどうしようもないけど、どっちでも一緒だったんじゃない?ってなるし。

自民1強なのはまずいとは思うけどねえ。
自民貶めじゃなく、こうしたいを言う所が少ないなあってなる。

異常だと思うのは、おれだけか?/コメ返7
http://royal2627.ldblog.jp/archives/58090686.html
それはそうですね>ロッキード事件あたりの世代(今60~70歳かな)
なるほど~、そもそも政治不信が強い感じがしますね。けっきょくはごった煮でプロレスなんでしょ?と思ってそうな感じはあります。亡き民主党も元は自民党だよ?みたいな。立憲民主もけっきょくは民主党残党の生き残りでしょ?変わんねえよ、みたいな。

この世代の人は、村山富市の連立政権(自民、社民、さきがけ?だっけ)に影響を受けていると思うんだよな。90年代の新党乱立・分裂→衰退→集合のリピートを多く見ているからこそ、保守的にならざるを得ない。つまり、現状では分裂からできあがった立憲民主や国民民主に対し、懐疑的な目を向けざるを得ない。ということの自民党支持だと思う。理解しました。

前記事では、やや語気も強くなってしまってその点は申し訳ないと思う。ただ、ぼくの世代、つまり今の20代後半~30代前半は、自民党政権の「ゆとり教育」政策の世代です。さらに政治に対する関心、もっといえば「政治を評価できない/そもそもする気がない(※これはなにに起因するか分からない…)」という観点において、2極化したと思うんですよ。

けっきょく政治ではなんら一切変わることはない」、と主張する人が多いんですよ。自己責任原則がますます強くなっている節がある。じゃあ、別に政権交代して、政治を運営する人が変更されてもさほど差はないのでは?という主張も同時に成立するはずですよね。しかし、そういう主張をすると、今度は分裂して離散集合を繰り返している人たちには信用がないと言い出す。ここがよく分からないんですよ、政治に対しての諦念を抱いている自己防衛おじさんなら、無党派でいいはず。積極的に自民党支持になる理屈はないわけです。


ただやはり、大きな前提として共有したいのは、2013年からの安倍政権に関しては、やはり”憲政史上、もっともアブノーマルな政権”だったという認識です。憲法の範疇まで犯し、自分たちの利益誘導のためにさまざまなお友達に対する発注をかけ、あまつさえ同国民である官僚を自殺に追いやったわけですよね。それは、森友・加計問題を見ても、アベノマスクの杜撰な発注・管理を見ても、近材の赤木俊夫氏の残したデータ、通称”赤城ファイル”の開示が一向に進まないことを見ても、先日の五輪における酒類販売の許可(※いまは禁止になりましたね)を見ても、検事総長のための国家公務員の定年延長を強行した森雅子元法相の件を鑑みても、自明なわけです。

GOOGLEアンケートの投票ありがとうございます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc9_9sdtyGTvV-Cbo_OLFPHSS0GaC55RtZLaszywJFiSUPrXw/viewanalytics

21件いただきました。本当にありがとうございます。
(※繰り返しになりますが、匿名性は担保されております。)

各投票結果は下記に記載します。

政治01
政治02

政治03


政治04

このような感じ。まあそもそも、政治の話なんてしたくない人が山程でしょう。この現代社会においては、単純にリスクと労力でしかありませんから(※それは全共闘の世代のころから分かっているはず)。21名には感謝します。ぼくは自分がマジで間違っている(※つまり、いまの自公政権は狂っているのではないか?それに対する認識は誤り)かを確かめたかったので、こういうアンケートを取りました。もう少し設問内容はよくすべきですね。


いいですか。ぶっちゃけ、もはや過去のデータや印象で、という段階には僕はありません。「五輪を開催するにあたって、潜在看護婦に対して派遣要請をする」、そういうことを自民・田村厚労相は述べたわけですが、医療逼迫の現状において、これはもはや国民を見放していると同義ではないんですか。共産・山添拓がきちんと詰めていて、これが正しい認識とぼくは考えます。


国民を完全に見放している、それで自己責任原則の社会だから、政治に対して期待をしていない。であるならば、不要不急である”五輪”において、このような殺人行為を促進する政党を特別に支持する必要は少なくとも、ないと考えます。ぼくの認識と前提と考えは以上です。

定期的に話題になるので( ^ω^)


まず結論から。
興味をもった技法(※これはなにをどうしてこういう画面になっていうんだ?)について、
自分はとうぜん調べるわけですが、

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*わからん→わかった気がする→わからん→つかめてきたぞ→やっぱりわからん→わかったとおもう
この繰り返しです。時間が経つとまた少しボヤけるので、また見直す。


このブログも長いことやってますが、基本的にぼくは他のアニメブロガーとは違うと思います。かれら、一般のブロガーは多くの作品視聴が前提にあるのに対し、ぼくは1作品を徹底的に追究する、というスタンスでした(※それしかできなかったのだ!)。ですので、アウトプット優先型でした。

1作品、1話数、1カット、1ショットに対して、とにかく思考と言及をしていく。自分なりに具体的に考えて、書き起こす。分からないことがあったら、人に聞いたり、調べる。この繰り返しです。これをひたすらに繰り返すだけです。知識や分析について身の丈に合っていない称賛をいただくことが時たまありますが、さすがに誤解です。基本的には、分かっていること/分かりたいことしか、ぼくは提出していないので。これで7年ほどやってきた。「3コマ作画」とかを完全に理解したなっていう気には今もならないですよ、まだ半分くらいかなって感じ。

さて、演出技法を学びたい、っていう人はたくさんいるわけですが、学びよりも、興味を持った方がいいかなとは思います。ああ、このような技法もあるんだなっていう、そういう技術・技工に対する感動ですよね。一つの技術に興味を持つと、関連する技術に触れざるを得ないわけです。そういう風に知識って増えていくものと子供のころから思っているので、なんというか全体的・系統的に効率よく学ぶことって困難な印象なんですよ。できるならそれに越したことはないんですけど。


たとえば、密着マルチは、総合的な撮影技術なので、BOOK(セルを使った背景素材)とかSL(素材を引いて撮影すること)とかの前提知識がいるんです。ここが分からなかったら、BOOKやSLを調べるわけです。自分が少なくとも90%以上理解するまでは、何度も思考と整理するんです。複雑そうで、現状では無理そうだったら半分くらいの理解で放置しましょう。

ぼくは「理解することが快感」みたいな部分がありますので、自分が興味があることについては、何度も何度も細かいところまで知人に質問しました。そうやって一つ一つクリアにしていく感じ。ですので、興味がない部分については、まったくもってダメですね。「キャラクターの顔が、◯◯さんの絵だね~/△△さんの線だね~」とかそういうのはいっさいわからん。

そんで、たとえば、Quick・TUと呼ばれる撮影技法があるんですが、これが「どのくらいの速度でTUする(寄る)とQuickなのか」が分からないので聞いたところ、かっちりとした定義はないっぽいんです。だから、通常のTUなのかQuickなのかという判別は微妙なところで、ああそういう曖昧な感じのもあるんだなっていう理解に落ち着きますよね。落ち着くところも大事、一段落ついて安心する。



また一見すごく似ているけれど、異なる技法というのもあります。これはたとえば、FOLLOWとSLとPANの3つが代表的だとおもう。ぱっと説明できる人って意外と少ないんじゃないかな。ぼくはできない笑。FOLLOWとPANは処理できるんですよ、被写体を追いかけるかどうかの違いだけなので。PANとSLってどう違うんだろうって次はなるんですけど、位置が固定されていてカメラだけ動く(セルは動く)のがPAN、カメラが動かずに素材(セルもBOOKも)が引かれるのがSLかな。

となってくると、これは
1、カメラが固定された位置か、それとも動くかどうか
2、被写体を常に追うかどうか
3、素材を引くかどうか

の3つの要素で整理できますよね。おそらく、表にできる。これが自分なりに分析して整理するということ。定義サイトの額面どおりの文字を覚えても意味はない。で、SLって理論的にはBG(背景)とセルを同時に引くことでFOLLOWのようなこともできるわけじゃないですか。背景を引いて、セルも同時に引くことで常に被写体は追うことができる。となると、SL=FOLLOWみたいな図式も成り立ってしまって、???と自分は思考が止まる。その辺が脳みそ固いなとは自分でも思う。実務上ではくっそ面倒くさそうなので、たぶんやらないですけど。そういうところで僕は少し混乱します。

だから、たぶん感覚的な部分と、定義的な部分を使い分ける必要があるんですよ。頭でっかちだとそれはそれでダメなので、感覚的にこうだな、という考えるな感じろ精神も大切。

まずは興味・関心からスタートするとうまくいく印象がある。なんの話しなんだろうこれ。おれはアニメや映画を楽しく見たいんですよ、ただの娯楽なのに。「映画大好き!ポンポさん」もトランジションとマッチカットばかりに注目してましたよ。内容?知らん!(※おれは正直、好みではない…良い映画だとはおもう)

P.S.
こめんと返信はまたあとで!
いただいているこめんとは目には通してます。

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