世間様から一週近く遅れていることは承知してます。
アバン:椿と有馬の過去
・2人で大車輪、椿が有馬をおんぶ
A:毎コンの練習 有馬と宮園パート
・モノローグとセリフの洪水
・徐々にピアノに実直に向き合う有馬
B:椿パート
・野球(ソフトボール)
・影と光の対比(安直やな…)
C:ライバル達パート
・何気に作画良かった(女の子の方ね)
脚本・作劇・構成
![54]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/1/b19bd392-s.jpg)
![06]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/5/95347c27-s.jpg)
![23]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/5/15df1704-s.jpg)
おさらいしておきますと、このアニメは「セリフ」 が非常に大量にあります。特に「モノローグ」。「モノローグ」とは独白ともいい、相手を必要としないセリフのことです。独り言みたいなもん(心の中での呟きも)です。少女漫画系作品においては、恋愛対象の相手に対して抱く感情を本人に言う勇気が無かったり、その感情がよく分からないものであったりするために、モノローグが発生します。
このモノローグ・セリフの氾濫によって、「セリフに頼りすぎて、(アニメ本来の)絵で表現していない」「セリフが多すぎて、うっとうしい」という意見が多いようです。結局、「セリフの氾濫はアニメを駄目にする」という風な誤解をされがちですが、そうではないです。実際、庵野監督による、『彼氏彼女の事情(98)』では、大量のモノローグ、セリフを処理しているにも関わらず、アニメ本来の面白さを失わずに映像化できています。
だから、「セリフの氾濫はアニメを駄目にする」ではなく、正確には、「セリフの氾濫をきちんと演出できないと、アニメとしては破綻してしまう」ということです。この問題は、コンテ・演出に帰結します。どれほどのセリフの多さであっても、処理できているアニメは存在し、例えば出崎監督の『スペースコブラ』はその代表格といえるでしょう。コブラのつぶやき・セリフ、敵の焦燥を含め、全く飽きさせないような画面展開により、素晴らしい作品になっています。
では、『四月は君の嘘』はどうなのか。正直なところを言うと、ギャグ・コメディはとても上手い。ただ、シリアスな場面における、緩急の付け方があまり良くない。具体的に言うと、カット割りやコンテのテンポが良くない、と思うんです。シリアスな場面において、どうにも尺を大目にとって、シリアスな感じに展開させているシーンが多いですが、それはシリアスとギャグの緩急であり、シリアスなシーン内における緩急ではありません。それが必要だと僕は思うんですよ。
出崎・庵野監督は、どちらもカット割りが細かい監督です。繰り返しのショットとか、トラックアップの多用とかフラッシュカットとか。とにかく、バンクを活かしたカットも含めて、映像のテンポが良いです。こういうわけで、4話の有馬演奏回と、6話の石浜さんによる有馬の葛藤回は良いと思ったんですよ。ちゃんとシリアスにも緩急を持ち込んでいたから、セリフも浮かず、セルにしっかりと染み付いてた。接着剤でくっつけたかのように、しっかりと映像になってた。
前置きが長くなりました。6話はどうだったのかというと、惜しかった。
![42]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/8/7/87dc4218-s.jpg)
![29]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/e/c/ecc32220-s.jpg)
![51]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/e/1ebfd650-s.jpg)
![56]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/d/a/dabf5ed4-s.jpg)
Bにおける、椿のベーラン一周シーンとか、最後におんぶされながら泣くシーンとか、そういったところのシリアスは良かった。コンテ細かく割ってて、特におんぶされながらのシーンは良かった。同ポの多用とかもあって。
だけど、有馬と宮園の会話における、「ショパンが囁くんだ」の辺りのシーンが惜しい。
![47]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/f/6/f6ce530a-s.jpg)
![48]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/5/156c30d3-s.jpg)
![49]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/7/b759eacb-s.jpg)
ここ3カットぐらいしか無いんですよ。俯瞰と、テープレコーダーのアップと宮園ドーナツと。ポン寄りと、TU・TBの使用で倍のカット数にはできるし、テンポは確実に生み出せるのに何故か(※ベーラン一周とか、ラスト泣きシーンの存在があるから、出来ないのではない)やっていない。そうしない意図があるのかもしれない。中学生の内面描写をナルシズム的にやるために、わざとテンポを悪くしてる、とか。結局は分からんわけですが。
作画・画面構成
ラスト、椿の無くシーン。しがみつき方、泣き方、髪の毛のぐしゃっとした感じ。どれをとっても良かった。うめえ。誰が描いてんのかな。全く分からん。完全に適当なこと言うと、濱口さんかもしれない。
![51]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/e/1ebfd650-s.jpg)
![48]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/a/4/a4749622-s.jpg)
![49]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/7/b/7ba91cb3-s.jpg)
![44]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/3/f/3fb36cc4-s.jpg)
後は、演出にもまたがることですが、こういった表現はいいですね。個人的に好みです。
![59]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/a/1/a1070fce-s.jpg)
ああ、野球の描写はとても良かったです。(相手チームの)ブロック巧すぎて笑った。あんなこと中学生で出来るんかな。本当は、グラブに収めたままタッチするのが普通なんだけど、「ボールを見せる」ということで、ああいう感じになったのかなあと思う。後はクッションボールの処理ミスとかも自然で巧かった。
そんなところです。
アバン:椿と有馬の過去
・2人で大車輪、椿が有馬をおんぶ
A:毎コンの練習 有馬と宮園パート
・モノローグとセリフの洪水
・徐々にピアノに実直に向き合う有馬
B:椿パート
・野球(ソフトボール)
・影と光の対比(安直やな…)
C:ライバル達パート
・何気に作画良かった(女の子の方ね)
脚本・作劇・構成
![54]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/1/b19bd392-s.jpg)
![06]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/5/95347c27-s.jpg)
![23]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/5/15df1704-s.jpg)
おさらいしておきますと、このアニメは「セリフ」 が非常に大量にあります。特に「モノローグ」。「モノローグ」とは独白ともいい、相手を必要としないセリフのことです。独り言みたいなもん(心の中での呟きも)です。少女漫画系作品においては、恋愛対象の相手に対して抱く感情を本人に言う勇気が無かったり、その感情がよく分からないものであったりするために、モノローグが発生します。
このモノローグ・セリフの氾濫によって、「セリフに頼りすぎて、(アニメ本来の)絵で表現していない」「セリフが多すぎて、うっとうしい」という意見が多いようです。結局、「セリフの氾濫はアニメを駄目にする」という風な誤解をされがちですが、そうではないです。実際、庵野監督による、『彼氏彼女の事情(98)』では、大量のモノローグ、セリフを処理しているにも関わらず、アニメ本来の面白さを失わずに映像化できています。
だから、「セリフの氾濫はアニメを駄目にする」ではなく、正確には、「セリフの氾濫をきちんと演出できないと、アニメとしては破綻してしまう」ということです。この問題は、コンテ・演出に帰結します。どれほどのセリフの多さであっても、処理できているアニメは存在し、例えば出崎監督の『スペースコブラ』はその代表格といえるでしょう。コブラのつぶやき・セリフ、敵の焦燥を含め、全く飽きさせないような画面展開により、素晴らしい作品になっています。
では、『四月は君の嘘』はどうなのか。正直なところを言うと、ギャグ・コメディはとても上手い。ただ、シリアスな場面における、緩急の付け方があまり良くない。具体的に言うと、カット割りやコンテのテンポが良くない、と思うんです。シリアスな場面において、どうにも尺を大目にとって、シリアスな感じに展開させているシーンが多いですが、それはシリアスとギャグの緩急であり、シリアスなシーン内における緩急ではありません。それが必要だと僕は思うんですよ。
出崎・庵野監督は、どちらもカット割りが細かい監督です。繰り返しのショットとか、トラックアップの多用とかフラッシュカットとか。とにかく、バンクを活かしたカットも含めて、映像のテンポが良いです。こういうわけで、4話の有馬演奏回と、6話の石浜さんによる有馬の葛藤回は良いと思ったんですよ。ちゃんとシリアスにも緩急を持ち込んでいたから、セリフも浮かず、セルにしっかりと染み付いてた。接着剤でくっつけたかのように、しっかりと映像になってた。
前置きが長くなりました。6話はどうだったのかというと、惜しかった。
![42]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/8/7/87dc4218-s.jpg)
![29]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/e/c/ecc32220-s.jpg)
![51]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/e/1ebfd650-s.jpg)
![56]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/d/a/dabf5ed4-s.jpg)
Bにおける、椿のベーラン一周シーンとか、最後におんぶされながら泣くシーンとか、そういったところのシリアスは良かった。コンテ細かく割ってて、特におんぶされながらのシーンは良かった。同ポの多用とかもあって。
だけど、有馬と宮園の会話における、「ショパンが囁くんだ」の辺りのシーンが惜しい。
![47]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/f/6/f6ce530a-s.jpg)
![48]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/5/156c30d3-s.jpg)
![49]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/7/b759eacb-s.jpg)
ここ3カットぐらいしか無いんですよ。俯瞰と、テープレコーダーのアップと宮園ドーナツと。ポン寄りと、TU・TBの使用で倍のカット数にはできるし、テンポは確実に生み出せるのに何故か(※ベーラン一周とか、ラスト泣きシーンの存在があるから、出来ないのではない)やっていない。そうしない意図があるのかもしれない。中学生の内面描写をナルシズム的にやるために、わざとテンポを悪くしてる、とか。結局は分からんわけですが。
作画・画面構成
ラスト、椿の無くシーン。しがみつき方、泣き方、髪の毛のぐしゃっとした感じ。どれをとっても良かった。うめえ。誰が描いてんのかな。全く分からん。完全に適当なこと言うと、濱口さんかもしれない。
![51]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/e/1ebfd650-s.jpg)
![48]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/a/4/a4749622-s.jpg)
![49]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/7/b/7ba91cb3-s.jpg)
![44]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/3/f/3fb36cc4-s.jpg)
後は、演出にもまたがることですが、こういった表現はいいですね。個人的に好みです。
![59]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/a/1/a1070fce-s.jpg)
ああ、野球の描写はとても良かったです。(相手チームの)ブロック巧すぎて笑った。あんなこと中学生で出来るんかな。本当は、グラブに収めたままタッチするのが普通なんだけど、「ボールを見せる」ということで、ああいう感じになったのかなあと思う。後はクッションボールの処理ミスとかも自然で巧かった。
そんなところです。