緊張感あって、良い回だったと思う。
![37]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/4/144a53c7-s.jpg)
09話「共鳴」
コンテ:神戸守 演出:黒木美幸
アバン:井川の過去
A:井川演奏と有馬の演奏前(緊張感あった)
B:有馬演奏
脚本・構成
![14]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/d/9d243a16-s.jpg)
![08]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/0/a/0aac5228-s.jpg)
![45]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/8/b/8b48dfba-s.jpg)
![16]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/3/6/361446ad-s.jpg)
毎報コンクールにおける、有馬の演奏回。前回のコンクールは殆ど宮園に引っ張られる格好であったけど、今回は有馬の決意がある所が異なる点であり、重要な点でもあります。未だピアノの音は聞こえないわけですが、それでもステージへと向かっていく。失敗やミスの不安は、08話において描写されており、それを自覚した上での演奏です。つまり、非凡であった有馬が凡人の思考を辿っているんですね。今まではただ譜面しか気にしていなかったけど、「音が聞こえなくなった」ということを転換点に、必死にもがいている中で見えてきた風景であるわけです。
![11]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/6/e/6e093308-s.jpg)
![09]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/0/b0c6d379-s.jpg)
その必死にもがいている最中に、再び不安が襲いかかる。これまでの話数では、母親や小学生時代は抽象的なイメージが多かったですが、今回はダイレクトに映像で示されています。虐待とも呼べる母親のレッスン、容赦の無い嫉妬、母親の死。「音が聞こえなくなった」のは必然だということが伝わってきます。これを有馬は罪である(母親に対する酷い言葉に対して)と、合理化してピアノを弾かない理由にしている。そんで、有馬曰くの「罪」が襲いかかってくる。
これは本当に勝手な推測なんだけど、有馬は母親の死を認めたくないのではと思う。嫌なのイメージ・思い出を繰り返し顧みると、その人物の死は自分にとって些細なことであり、大したことではないと言い聞かせているような感じ。死んでしまった人に対し楽しかったイメージを持つと、死んだことを認めてしまうような気がするんですよね。まだ彼の中に、母親は生きているし、やはりまだ生きていて欲しいと願っている様子。
作画・レイアウト
![39]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/6/7/673f7f36-s.jpg)
作見としては、やはりアバンのジャングルジム井川でしょうね。ここが大変に上手かった。滑り落ちる感じ、危うい感じ、「銀河鉄道999劇場版」における金田パートのような、「ああっ!」と声が出てしまうほどリアルな描写。上手かった。
![03]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/d/8/d866cf11-s.jpg)
これは、相座兄とレイアウトまんま同じで僕はあんま好みではないです。変化が欲しいですね。井川であるなら、有馬に対して強い感情を持っているのだから、それをぶつけるようなレイアウトにして欲しかった。極端に言えば、口元・手元アップだけでも十二分にその感情は表現できると思う。
![43]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/7/1/71023e27-s.jpg)
![51]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/7/7/77ed740c-s.jpg)
スクワッシュ&ストレッチの表現。元になっている物体をAとすると、スクワッシュしたAダッシュは輪郭線がびよーんと伸びます。ディズニーでお馴染みの誇張表現ですね。後、ここらへんの母親の喋る作画良かった。すげー嫌なオバサンな感じがバンバン出てますよね。
![09]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/0/b0c6d379-s.jpg)
![16]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/d/a/da1537f1-s.jpg)
抜けていく鍵盤。鍵が外れたピアノとかピアニカってスゴイ不気味ですよね、それと綺麗な桜のミスマッチ感が上手く表現されてた。ここはCGと撮影が特に力を入れたと思う。これ大変ですよね。
![08]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/f/4/f4def38b-s.jpg)
![11]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/2/0/207b23bf-s.jpg)
01話の流血描写があるからこそ引き立つ、この一滴の血の表現。ドバドバ出てたら大変とかそういうことじゃないんだよね。この一滴には、小学生有馬の今までの思いが全て詰まってる。だから、やっぱり01話の流血描写は必要ですし、オカシクもない。
09話に関しては、こんなとこです。
![37]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/4/144a53c7-s.jpg)
09話「共鳴」
コンテ:神戸守 演出:黒木美幸
アバン:井川の過去
A:井川演奏と有馬の演奏前(緊張感あった)
B:有馬演奏
脚本・構成
![14]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/d/9d243a16-s.jpg)
![08]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/0/a/0aac5228-s.jpg)
![45]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/8/b/8b48dfba-s.jpg)
![16]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/3/6/361446ad-s.jpg)
毎報コンクールにおける、有馬の演奏回。前回のコンクールは殆ど宮園に引っ張られる格好であったけど、今回は有馬の決意がある所が異なる点であり、重要な点でもあります。未だピアノの音は聞こえないわけですが、それでもステージへと向かっていく。失敗やミスの不安は、08話において描写されており、それを自覚した上での演奏です。つまり、非凡であった有馬が凡人の思考を辿っているんですね。今まではただ譜面しか気にしていなかったけど、「音が聞こえなくなった」ということを転換点に、必死にもがいている中で見えてきた風景であるわけです。
![11]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/6/e/6e093308-s.jpg)
![09]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/0/b0c6d379-s.jpg)
その必死にもがいている最中に、再び不安が襲いかかる。これまでの話数では、母親や小学生時代は抽象的なイメージが多かったですが、今回はダイレクトに映像で示されています。虐待とも呼べる母親のレッスン、容赦の無い嫉妬、母親の死。「音が聞こえなくなった」のは必然だということが伝わってきます。これを有馬は罪である(母親に対する酷い言葉に対して)と、合理化してピアノを弾かない理由にしている。そんで、有馬曰くの「罪」が襲いかかってくる。
これは本当に勝手な推測なんだけど、有馬は母親の死を認めたくないのではと思う。嫌なのイメージ・思い出を繰り返し顧みると、その人物の死は自分にとって些細なことであり、大したことではないと言い聞かせているような感じ。死んでしまった人に対し楽しかったイメージを持つと、死んだことを認めてしまうような気がするんですよね。まだ彼の中に、母親は生きているし、やはりまだ生きていて欲しいと願っている様子。
作画・レイアウト
![39]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/6/7/673f7f36-s.jpg)
作見としては、やはりアバンのジャングルジム井川でしょうね。ここが大変に上手かった。滑り落ちる感じ、危うい感じ、「銀河鉄道999劇場版」における金田パートのような、「ああっ!」と声が出てしまうほどリアルな描写。上手かった。
![03]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/d/8/d866cf11-s.jpg)
これは、相座兄とレイアウトまんま同じで僕はあんま好みではないです。変化が欲しいですね。井川であるなら、有馬に対して強い感情を持っているのだから、それをぶつけるようなレイアウトにして欲しかった。極端に言えば、口元・手元アップだけでも十二分にその感情は表現できると思う。
![43]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/7/1/71023e27-s.jpg)
![51]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/7/7/77ed740c-s.jpg)
スクワッシュ&ストレッチの表現。元になっている物体をAとすると、スクワッシュしたAダッシュは輪郭線がびよーんと伸びます。ディズニーでお馴染みの誇張表現ですね。後、ここらへんの母親の喋る作画良かった。すげー嫌なオバサンな感じがバンバン出てますよね。
![09]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/b/0/b0c6d379-s.jpg)
![16]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/d/a/da1537f1-s.jpg)
抜けていく鍵盤。鍵が外れたピアノとかピアニカってスゴイ不気味ですよね、それと綺麗な桜のミスマッチ感が上手く表現されてた。ここはCGと撮影が特に力を入れたと思う。これ大変ですよね。
![08]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/f/4/f4def38b-s.jpg)
![11]](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/2/0/207b23bf-s.jpg)
01話の流血描写があるからこそ引き立つ、この一滴の血の表現。ドバドバ出てたら大変とかそういうことじゃないんだよね。この一滴には、小学生有馬の今までの思いが全て詰まってる。だから、やっぱり01話の流血描写は必要ですし、オカシクもない。
09話に関しては、こんなとこです。