■更新停滞気味
この時期は仕事柄、別に忙しくないのですが、今年に限っては、8月終わりから先週まで多忙でした。ちょっと沈んでいたりもした。まあ、人生そんなものです。世界は残酷だ、そして美しい。たまには漫画の話をしようぜ。さいきん読んだ漫画を紹介するぜ。
「レディ&オールドメン」/オノ・ナツメ

退屈な少女シェリーは、刑務所から出てきた男に出会う。その男の刑期は、なんと100年だった。1960年代が舞台。驚くほどゆったりと流れる時間と雰囲気は珍しい。絵に惹かれた。オノ・ナツメの絵は、コントラスト・白黒の使い方がとくに面白い。
「進撃の巨人」23巻/諫山創

2期見たあと、続きが気になったんで買った。もう言うまでもない作品で今更感ですが。13~15巻あたりの騒動がいちばん好き、好きというか半端ない。ミスリードがべらぼうに上手い、特に、あの王家のヒゲとか。「諫山は絵が下手」という文言を見かけていたけど、当てにならんなあ。めっちゃ上手いやん。
脳筋だけど、架空戦記/戦術が好き。「センゴク」「ヒストリエ」とか大好きなんすよ。小さな軍が戦術組んで大きな敵に勝つ。敗走だけれど、どれだけ兵力を残せるかという視点に切り替わらないといけない。そういったのが、めっちゃ好み。
「監獄学園」 25巻/平本アキラ

騎馬戦の長さはちょっと。まあ、もう物語は終わりに近いんですが、これもうちょっと上手くやれたんじゃないのか。いや、すごく好きなんですよ、この漫画。まずエロいし、序盤のガクトの謝罪シーンとか、ほんと良かった。表生徒会以降がなあ。
表生徒会を出したぐらいまでは良かったけれど、そこからはあんま終着点を考えてなかったんじゃないかと思う。よっしゃあ、裏生徒会倒したぞ!ってなったけど、そこで終わるわけもなく。んで、裏生徒会の敵が出てきたら、そら共闘するでしょうとしか。
漫画を集中的に読んでると、「敵」って大事やなと。敵が消滅すると、新しい敵を登場させるか、もしくはその世界は終了するか、ぐらいしかないですから。前者だとマンネリ化してしまう、後者だと、作品は終わってしまう。だから、敵の狙いや信念は、深いところまでというのは掘り下げんと面白くならない。
ということを考えていくと、敵の扱いはすごく大事だと思う。ある敵がいて、それを倒すことが目的の世界はよくありますよね。その強大さとか規模はどうでもよくて、それを倒した(失った)ときに、果たして主人公たちは素直に喜べるのか/世界は良くなっていくのか、という曖昧さがあると思う。「敵を倒す」という目的がメインだったら、これは不可避だと思うんですよ。だからこそ、この曖昧さに挑んだ、「エヴァ」や「進撃の巨人」、「寄生獣」はすげえ魅力的なんだろうなと。
この時期は仕事柄、別に忙しくないのですが、今年に限っては、8月終わりから先週まで多忙でした。ちょっと沈んでいたりもした。まあ、人生そんなものです。世界は残酷だ、そして美しい。たまには漫画の話をしようぜ。さいきん読んだ漫画を紹介するぜ。
「レディ&オールドメン」/オノ・ナツメ

退屈な少女シェリーは、刑務所から出てきた男に出会う。その男の刑期は、なんと100年だった。1960年代が舞台。驚くほどゆったりと流れる時間と雰囲気は珍しい。絵に惹かれた。オノ・ナツメの絵は、コントラスト・白黒の使い方がとくに面白い。
「進撃の巨人」23巻/諫山創

2期見たあと、続きが気になったんで買った。もう言うまでもない作品で今更感ですが。13~15巻あたりの騒動がいちばん好き、好きというか半端ない。ミスリードがべらぼうに上手い、特に、あの王家のヒゲとか。「諫山は絵が下手」という文言を見かけていたけど、当てにならんなあ。めっちゃ上手いやん。
脳筋だけど、架空戦記/戦術が好き。「センゴク」「ヒストリエ」とか大好きなんすよ。小さな軍が戦術組んで大きな敵に勝つ。敗走だけれど、どれだけ兵力を残せるかという視点に切り替わらないといけない。そういったのが、めっちゃ好み。
「監獄学園」 25巻/平本アキラ

騎馬戦の長さはちょっと。まあ、もう物語は終わりに近いんですが、これもうちょっと上手くやれたんじゃないのか。いや、すごく好きなんですよ、この漫画。まずエロいし、序盤のガクトの謝罪シーンとか、ほんと良かった。表生徒会以降がなあ。
表生徒会を出したぐらいまでは良かったけれど、そこからはあんま終着点を考えてなかったんじゃないかと思う。よっしゃあ、裏生徒会倒したぞ!ってなったけど、そこで終わるわけもなく。んで、裏生徒会の敵が出てきたら、そら共闘するでしょうとしか。
漫画を集中的に読んでると、「敵」って大事やなと。敵が消滅すると、新しい敵を登場させるか、もしくはその世界は終了するか、ぐらいしかないですから。前者だとマンネリ化してしまう、後者だと、作品は終わってしまう。だから、敵の狙いや信念は、深いところまでというのは掘り下げんと面白くならない。
ということを考えていくと、敵の扱いはすごく大事だと思う。ある敵がいて、それを倒すことが目的の世界はよくありますよね。その強大さとか規模はどうでもよくて、それを倒した(失った)ときに、果たして主人公たちは素直に喜べるのか/世界は良くなっていくのか、という曖昧さがあると思う。「敵を倒す」という目的がメインだったら、これは不可避だと思うんですよ。だからこそ、この曖昧さに挑んだ、「エヴァ」や「進撃の巨人」、「寄生獣」はすげえ魅力的なんだろうなと。