遡れるところまで調べてみたところ、金曜ロードショーで7月、8月近辺にジブリ作品を連続して放映するようになったのは2006年辺りからのようです。

2008年以降は、2009年(「エヴァ序」初放映時)を除いて、すべての年で夏にジブリ作品が放映されています。






当然ですが、”ジブリ最新作の宣伝”というのが放送要因としては大きいでしょう。視聴率が下がった今でも、ファミリー層・インターネットなどを使用しない年配層などへの宣伝で行っているものと思います。 1989年公開作品「魔女の宅急便」から、鈴木敏夫の要請を受けて日テレは製作に参加しており、1992年に氏家齊一郎(故人)が日テレの社長に就任した翌年には宮崎駿デザインの「なんだろう」をロゴデザインとして採用するなど、両者の関係は深くなっていきます。 また、「三鷹の森ジブリ美術館」の運営団体である「公益財団法人 徳間記念アニメーション文化財団」にも、出資する形で関与していたりします。
■「なんだろう」のデザイン

リファレンス:日本テレビ放送網-Wikipedia 氏家齊一郎-Wikipedia 財団法人の概要-三鷹の森ジブリ美術館
この他にも、広告屋が安心して広告を打てるとか色々理由はあると思います。また、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」は、配給収入6億前後とパッとしない売上であったのが、「魔女の宅急便」はその4倍近い22億を叩き出しており、日テレの広告宣伝効果にすさまじさを感じざるを得ません。

リファレンスと引用:スタジオジブリ-Wikipedia 金曜ロードショーシネマクラブ
少し日テレとジブリの関係性について見てきました。ここからは、少しエヴァと絡めて関係を追っていきます。
エヴァQの宣伝として、2012年7月1日に「EVA-EXTRA08」が壁面公開されたのは記憶に新しいのではないでしょうか。その後7月6日「千と千尋の神隠し」の放送後に”次の週でエヴァの特報を流す”という予告の予告編が流れ、迎えた7月13日「となりのトトロ」 で特報が公開されました。
■「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 特報映像」
よくよく考えてみれば、いくら金曜ロードショーで「新劇場版」が放映されたとは言え、ジブリ(宮崎駿)と庵野秀明の関係性を分かっている人以外の一般人にとっては甚だ意味不明な宣伝です。いいですか?トトロの後に、エヴァですよ。冷静に考えてください、おかしいことですよ。
野球で例えるとすれば、これはノーアウト1、2塁でダブルスチールした後にランエンドヒットを敢行するようなもんです。つまり、奇襲です。奇策は普通博打ですので、成功したからといって、二度使うような手ではありません。あの時は、EXTRA08もあったし流れが来てたからやった、みたいな感じだと思うんですよ。


今回は、三週連続でジブリがあります。ジブリ最新作「思い出のマーニー」の宣伝が、ほとんどだろうと思います。先ほど言ったようにトトロの後にエヴァは奇策です。もう二度は無いんですよ。でもですね、やっぱり期待してしまうんですよ。2012年との比較をしますとね、宮崎駿監督作品2本連続でしかも2週目にトトロがくる。こういう類似性に関しては、どうしても敏感になりがちですから。
結局ですね、これは日テレの罠なんですよ多分。類似性に敏感なアニメファンに、「ほら、トトロを2週目でやるぞ」とニンジンを目の前でぶら下げているんです。それが本物のニンジンかプラスチックでできた偽物なのかは、食いついてみないと分からない。ということで、エヴァファンの方は見ましょう。いいじゃないですか、外れたって。「もののけ姫」も「となりのトトロ」も作品としては当然、作画的にも見どころが盛りだくさんです。 楽しみましょうや。
野球で例えるなら、9回までノーノーで抑えられて12回表2アウトで、ホームランを期待するようなもんです。でも、そういう楽しみ方って損はしません。ダメだった時悔しいですけど、期待する分はタダですから。
■亀井善行 今シーズン初HRが決勝点に

才能がありすぎますね、高畑さんは。
こんな発想できないですよ。
中でも、「本当の罰があったのかな?」という部分は気になります。
それは、それこそ高畑勲にしか分からんわけですけど。
僕も自分なりに考えてみたんですけどね。
地球人的な考え方をしてしまったから月から追放されたんじゃね?とか。
実は偉い人(地球で言うトコの天皇とか)の子どもなんだけど、出生がよくなくて(側室の不倫の子どもとか)、そういった後継者の候補からは外されてた、とか
でも、実際には月で戦争が始まってしまって、他の王子や王女たちは皆死んでしまって、追放したはずの「かぐや姫」を取り戻さなくてはならなくなった、とか
ある特定の子孫でないと、動かせない機械、機構、組織があるだとか。
全然及びませんね…
「かぐや姫の物語」は11月公開。
楽しみです。

2008年以降は、2009年(「エヴァ序」初放映時)を除いて、すべての年で夏にジブリ作品が放映されています。






当然ですが、”ジブリ最新作の宣伝”というのが放送要因としては大きいでしょう。視聴率が下がった今でも、ファミリー層・インターネットなどを使用しない年配層などへの宣伝で行っているものと思います。 1989年公開作品「魔女の宅急便」から、鈴木敏夫の要請を受けて日テレは製作に参加しており、1992年に氏家齊一郎(故人)が日テレの社長に就任した翌年には宮崎駿デザインの「なんだろう」をロゴデザインとして採用するなど、両者の関係は深くなっていきます。 また、「三鷹の森ジブリ美術館」の運営団体である「公益財団法人 徳間記念アニメーション文化財団」にも、出資する形で関与していたりします。
■「なんだろう」のデザイン

リファレンス:日本テレビ放送網-Wikipedia 氏家齊一郎-Wikipedia 財団法人の概要-三鷹の森ジブリ美術館
この他にも、広告屋が安心して広告を打てるとか色々理由はあると思います。また、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」は、配給収入6億前後とパッとしない売上であったのが、「魔女の宅急便」はその4倍近い22億を叩き出しており、日テレの広告宣伝効果にすさまじさを感じざるを得ません。

リファレンスと引用:スタジオジブリ-Wikipedia 金曜ロードショーシネマクラブ
少し日テレとジブリの関係性について見てきました。ここからは、少しエヴァと絡めて関係を追っていきます。
エヴァQの宣伝として、2012年7月1日に「EVA-EXTRA08」が壁面公開されたのは記憶に新しいのではないでしょうか。その後7月6日「千と千尋の神隠し」の放送後に”次の週でエヴァの特報を流す”という予告の予告編が流れ、迎えた7月13日「となりのトトロ」 で特報が公開されました。
■「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 特報映像」
よくよく考えてみれば、いくら金曜ロードショーで「新劇場版」が放映されたとは言え、ジブリ(宮崎駿)と庵野秀明の関係性を分かっている人以外の一般人にとっては甚だ意味不明な宣伝です。いいですか?トトロの後に、エヴァですよ。冷静に考えてください、おかしいことですよ。
野球で例えるとすれば、これはノーアウト1、2塁でダブルスチールした後にランエンドヒットを敢行するようなもんです。つまり、奇襲です。奇策は普通博打ですので、成功したからといって、二度使うような手ではありません。あの時は、EXTRA08もあったし流れが来てたからやった、みたいな感じだと思うんですよ。


今回は、三週連続でジブリがあります。ジブリ最新作「思い出のマーニー」の宣伝が、ほとんどだろうと思います。先ほど言ったようにトトロの後にエヴァは奇策です。もう二度は無いんですよ。でもですね、やっぱり期待してしまうんですよ。2012年との比較をしますとね、宮崎駿監督作品2本連続でしかも2週目にトトロがくる。こういう類似性に関しては、どうしても敏感になりがちですから。
結局ですね、これは日テレの罠なんですよ多分。類似性に敏感なアニメファンに、「ほら、トトロを2週目でやるぞ」とニンジンを目の前でぶら下げているんです。それが本物のニンジンかプラスチックでできた偽物なのかは、食いついてみないと分からない。ということで、エヴァファンの方は見ましょう。いいじゃないですか、外れたって。「もののけ姫」も「となりのトトロ」も作品としては当然、作画的にも見どころが盛りだくさんです。 楽しみましょうや。
野球で例えるなら、9回までノーノーで抑えられて12回表2アウトで、ホームランを期待するようなもんです。でも、そういう楽しみ方って損はしません。ダメだった時悔しいですけど、期待する分はタダですから。
■亀井善行 今シーズン初HRが決勝点に
「かぐや姫の物語」予習:『高畑勲のアイデア力』

ただ、高畑さんは、自分がそのアイデアに自分が乗り気でなくても面白い事を言い出す人なのです。ある時、僕に聞いてきたのです。「かぐや姫は、月の人でしょう。数ある星の中で、なぜ地球へやってきたんですか」と。こう言われると、答えが出ない。「なんで、ですかね。難しいですね」と。その後に、「なんで一定期間いて、月に戻ったんですか?」という。これもわかんない。そうかと思うと「地球へ来て、彼女はどんな気持ちで、毎日をどう生きてたんですか?」って言われたのですよ。これも、また、わからないのです(笑)。最後に高畑さんが言い出したのが、「そもそも地球へやってきたのは、彼女が、地球に憧れたからじゃないか」と。それで、「月の人が地球に憧れる事は罪だろうと。だから罰として地球へ送り込まれたんだろう」と。「では、なんで、また元に戻らなければならなかったのか。多分、もう一つ、本当の罰があったのかな?」という。こんな事を言われると、「面白そうですね」という事になるわけですよ(笑)。
才能がありすぎますね、高畑さんは。
こんな発想できないですよ。
中でも、「本当の罰があったのかな?」という部分は気になります。
それは、それこそ高畑勲にしか分からんわけですけど。
僕も自分なりに考えてみたんですけどね。
地球人的な考え方をしてしまったから月から追放されたんじゃね?とか。
実は偉い人(地球で言うトコの天皇とか)の子どもなんだけど、出生がよくなくて(側室の不倫の子どもとか)、そういった後継者の候補からは外されてた、とか
でも、実際には月で戦争が始まってしまって、他の王子や王女たちは皆死んでしまって、追放したはずの「かぐや姫」を取り戻さなくてはならなくなった、とか
ある特定の子孫でないと、動かせない機械、機構、組織があるだとか。
全然及びませんね…
「かぐや姫の物語」は11月公開。
楽しみです。