「Air」はエフェクトも多ければ、増尾昭一作画シーンも多い
以前は「戦自のあたり」で終わったが、もうちょっと深堀りしていこうとおもう
前提として、
エフェクトアニメーター(#25)
今掛勇、橋本敬史、庵野秀明、増尾昭一、鴨川浩、福岡英典
このへんだろう
戦略自衛隊ドカドカ





ここ確定で増尾パート
トラックドカン


これ微妙。だれだろうね
ゲート閉鎖ドカン


はい、ここ確定で増尾作画
以前は「戦自のあたり」で終わったが、もうちょっと深堀りしていこうとおもう
前提として、
エフェクトアニメーター(#25)
今掛勇、橋本敬史、庵野秀明、増尾昭一、鴨川浩、福岡英典
このへんだろう
戦略自衛隊ドカドカ





ここ確定で増尾パート
トラックドカン


これ微妙。だれだろうね
ゲート閉鎖ドカン


はい、ここ確定で増尾作画
むちゃくちゃタイミングがうまいです
RPGドカン

ここMADでは増尾判定したけど、微妙
でも、一連のシーンを任せるなら増尾さんかなあ
セントラルドグマドカン


言わずもがな
クッソうまいね
爆発物ドカン


わからんが増尾テイスト
司令部侵入のあたり

旧劇(#25,26)には煙が残る(*壁に張り付く、メカに張り付いて滞留する)エフェクトを描く人がいる。それがわかれば、一気に解明は進むと思われます
N2兵器 ☆




タイミングと白コマの部分で、多分増尾さん ほぼ確
うんまいねえ
「ヤツラ加減ってものを知らないのか!?」あたり


だれだろう
白コマのタイミングは増尾さんだけど、全体の特技監督やってそうだもんね
そんなことはない?
Airも終盤へ入る
アスカ復活あたりからがずっっとエフェクトは解明されてない。これはたぶん、磯作画にみんなとろけちゃってるからですね。あれに25年ずっとやられてると思うゾ。
水中アスカパート





「フォトン(OVA/1996)」を見るに、橋本敬史作画かも?
ちょっと微妙ですね。

偽復活十字ドーン

☆


ここ多分増尾さん
十字の周辺の煙が増尾煙
戦艦ぶん投げ弐号機 ☆





これけっきょく誰なんだろ
今掛さんぽくない?単色エフェクトなんてこの時代にやる人はほとんどいなかったはず
爆発のタイミングは水中アスカと同じ。水中アスカが鍵ですね。
空を舞う弐号機



ご存知の通り、村木靖です。
いつ見ても体調が良くなる村木サーカスです
ミサイルぐしゃあ弐号機からの一連






☆


ここようやく分かりました
鴨川浩パートです
☆の画像通り、鴨川さんはジャギーな感じで2~3つの層にエフェクトを分ける特徴があり、
なおかつ、内側から押し出されるように煙の色が変化していく。
これが鴨川作画や…!美しいな!
Air残りとまごころを、君には次の記事でやるぞ~
次回に続く!デデデデンデン
<参考文献>
・鴨川浩(Yutaka Kamogawa) sakuga AMV
https://www.youtube.com/watch?v=LNwCI0XpDK8
RPGドカン

ここMADでは増尾判定したけど、微妙
でも、一連のシーンを任せるなら増尾さんかなあ
セントラルドグマドカン


言わずもがな
クッソうまいね
爆発物ドカン


わからんが増尾テイスト
司令部侵入のあたり

旧劇(#25,26)には煙が残る(*壁に張り付く、メカに張り付いて滞留する)エフェクトを描く人がいる。それがわかれば、一気に解明は進むと思われます
N2兵器 ☆




タイミングと白コマの部分で、多分増尾さん ほぼ確
うんまいねえ
「ヤツラ加減ってものを知らないのか!?」あたり


だれだろう
白コマのタイミングは増尾さんだけど、全体の特技監督やってそうだもんね
そんなことはない?
Airも終盤へ入る
アスカ復活あたりからがずっっとエフェクトは解明されてない。これはたぶん、磯作画にみんなとろけちゃってるからですね。あれに25年ずっとやられてると思うゾ。
水中アスカパート





「フォトン(OVA/1996)」を見るに、橋本敬史作画かも?
ちょっと微妙ですね。

偽復活十字ドーン

☆


ここ多分増尾さん
十字の周辺の煙が増尾煙
戦艦ぶん投げ弐号機 ☆





これけっきょく誰なんだろ
今掛さんぽくない?単色エフェクトなんてこの時代にやる人はほとんどいなかったはず
爆発のタイミングは水中アスカと同じ。水中アスカが鍵ですね。
空を舞う弐号機



ご存知の通り、村木靖です。
いつ見ても体調が良くなる村木サーカスです
ミサイルぐしゃあ弐号機からの一連






☆


ここようやく分かりました
鴨川浩パートです
☆の画像通り、鴨川さんはジャギーな感じで2~3つの層にエフェクトを分ける特徴があり、
なおかつ、内側から押し出されるように煙の色が変化していく。
これが鴨川作画や…!美しいな!
Air残りとまごころを、君には次の記事でやるぞ~
次回に続く!デデデデンデン
<参考文献>
・鴨川浩(Yutaka Kamogawa) sakuga AMV
https://www.youtube.com/watch?v=LNwCI0XpDK8
薬屋のひとりごと(The Apothecary Diaries) / OP解説+板野サーカスの原理
公式サイト
薬屋のひとりごと
(The Apothecary Diaries,药屋少女的呢喃)
なぜかうちのおかんがハマっている。
中国の後宮(大奥みたいなもの)を中心としたミステリー作品。
![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_01.00.603](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/4/9407f3ac-s.jpg)
正直、OPは世界観がおしい…( ^ω^)
ただ、作画と撮影はすんんごい。これはマジ。
特にここかな~
落下する猫猫

この沈んでいく顔の、独特な俯角のアングルは中々に難しい
動画もキレイじゃないと成立しないですね すごい
(田中宏紀ではないのか?分からないけど
2024/04/04
※コメントで情報いただきました。「おだし」さんという方の担当カットとのことです)
https://twitter.com/dashi_oishi/status/1739238120082808880
ほらーニヒルに笑って

派手なドレスをまといながら、蝶々オーラが追尾する猫猫
これよく分からない気持ち良さがあったんですが、謎が解けました
(この発見はおれが最初だとおもう)
それは、板野サーカスです
板野サーカスは深掘りして解説しようとすると、
50,000行かかるので、簡単に(乱暴に)いくおー( ^ω^)
1、被写体(だいたいミサイル)を画面手前に配置する

アホみたいな画像ですが、丸いのが被写体です。
これ、画面的にはファッキングに「大きい」ですよね?
(バカにはしてません)
んで
2、急速に離して、画面奥に被写体を持って行く

同様にこの被写体は、画面奥へと離れていったので、
「小さく」なりますよね?
めちゃくちゃ乱暴にいうと、
この繰り返しをうまいことやって成立するのが「板野サーカス」です。
参考動画
1つ目の作画に注意してみてくれいー
<1>

ミサイル大きい!
<2>

ミサイルちっさ(葬送Fさん談)
はい、そういう感じで捉えてもらって、もう一度見ると…

![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_01.02.104](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/8/6/86644b82-s.jpg)
(説明は必要ないと思いますが)
猫猫をミサイルに置き換えてください
ここでは急速なスピードが付いているので、余計に板野サーカスっぽい
もしかしたら、いろんなシーン・カット・ショットで基本原理としては使われているのかもしれないですが、そこは不明です。でも、これって板野サーカスが絡んでそうじゃない?どう?ただのクイックな動きだから気持ちいいだけかな?
![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_00.56.806](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/c/1c10fddc-s.jpg)
あとはもう撮影が本当にキレイで…
令和の時代にこんなにくっそ良いタイミングでクロスフィルターを入れることは個人的には嬉しいですが、リソース無駄にしてそう。でもいいんですよ。誰かに刺さればね。アニメなんてそんなもんです。
薬屋のひとりごと
(The Apothecary Diaries,药屋少女的呢喃)
なぜかうちのおかんがハマっている。
中国の後宮(大奥みたいなもの)を中心としたミステリー作品。
![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_01.00.603](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/4/9407f3ac-s.jpg)
正直、OPは世界観がおしい…( ^ω^)
ただ、作画と撮影はすんんごい。これはマジ。
特にここかな~
落下する猫猫

この沈んでいく顔の、独特な俯角のアングルは中々に難しい
動画もキレイじゃないと成立しないですね すごい
(
2024/04/04
※コメントで情報いただきました。「おだし」さんという方の担当カットとのことです)
https://twitter.com/dashi_oishi/status/1739238120082808880
ほらーニヒルに笑って

派手なドレスをまといながら、蝶々オーラが追尾する猫猫
これよく分からない気持ち良さがあったんですが、謎が解けました
(この発見はおれが最初だとおもう)
それは、板野サーカスです
板野サーカスは深掘りして解説しようとすると、
50,000行かかるので、簡単に(乱暴に)いくおー( ^ω^)
1、被写体(だいたいミサイル)を画面手前に配置する

アホみたいな画像ですが、丸いのが被写体です。
これ、画面的にはファッキングに「大きい」ですよね?
(バカにはしてません)
んで
2、急速に離して、画面奥に被写体を持って行く

同様にこの被写体は、画面奥へと離れていったので、
「小さく」なりますよね?
めちゃくちゃ乱暴にいうと、
この繰り返しをうまいことやって成立するのが「板野サーカス」です。
参考動画
1つ目の作画に注意してみてくれいー
<1>

ミサイル大きい!
<2>

ミサイルちっさ(葬送Fさん談)
はい、そういう感じで捉えてもらって、もう一度見ると…

![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_01.00.603](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/9/4/9407f3ac-s.jpg)
![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_01.02.104](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/8/6/86644b82-s.jpg)
(説明は必要ないと思いますが)
猫猫をミサイルに置き換えてください
ここでは急速なスピードが付いているので、余計に板野サーカスっぽい
もしかしたら、いろんなシーン・カット・ショットで基本原理としては使われているのかもしれないですが、そこは不明です。でも、これって板野サーカスが絡んでそうじゃない?どう?ただのクイックな動きだから気持ちいいだけかな?
![[2024]薬屋のひとりごと[op].mp4_snapshot_00.56.806](https://livedoor.blogimg.jp/ouritu_dora/imgs/1/c/1c10fddc-s.jpg)
あとはもう撮影が本当にキレイで…
令和の時代にこんなにくっそ良いタイミングでクロスフィルターを入れることは個人的には嬉しいですが、リソース無駄にしてそう。でもいいんですよ。誰かに刺さればね。アニメなんてそんなもんです。
コメント返信2024-01 / 【ガルパン最終章のエフェクト】
また3番目とはね、変わらないな…キミは
会えるときが楽しみだy
( ^ω^)…いこうぜ!
その1
「堅くて面白くない」アニメといえば、
(どんな定義なんだよw)
押井守のコメディではない作品ですね。
・天使のたまご
・スカイ・クロラ
・人狼(監督は沖浦啓之)
この辺がマアお堅くてあまりおもしろくはないんじゃないんでしょうか。ボクは好きだけどね。単純に陰鬱なシーンというか、単調なシーンが連続する。
はい次ィ!
劇場版:最終章2本目の爆発シーンは特に良かったですねえ。
ちょっと映像の方がないんですけれども…( ^ω^)
(※川を渡るところの木材の破片が飛び散るシーンですね)
ただ折角コメントをいただいたので・・・
なにか紹介しておこう
やはり最終章といえば、OPの花びら満開エフェクトが至上
これが素晴らしい
■ガールズ&パンツァー最終章(2017-)OP
砲弾ドカンからの爆煙
この爆煙が散っていく花びらに移り変わっていく様がよき
花びらの舞い方によって、孤高なみぽりんの頂点君臨感を演出するのだ
(このレイアウトすごい良いおね・・・( ^ω^)右手前の大きな花の配置が良いのだ多分)
https://www.youtube.com/watch?v=XpIKBdEnnFw
1カット目でコレをやられるんだから、たまったもんじゃない!
会えるときが楽しみだy
( ^ω^)…いこうぜ!
その1
名無しさん:
堅くて面白くないアニメも分けて紹介して欲しい
元記事: 省エネでコミカルな表現① / 2023秋アニメ「私の推しは悪役令嬢。」
「堅くて面白くない」アニメといえば、
(どんな定義なんだよw)
押井守のコメディではない作品ですね。
・天使のたまご
・スカイ・クロラ
・人狼(監督は沖浦啓之)
この辺がマアお堅くてあまりおもしろくはないんじゃないんでしょうか。ボクは好きだけどね。単純に陰鬱なシーンというか、単調なシーンが連続する。
はい次ィ!
名無しさん:
アニメの結構最初のほうの炎上しながら走って停止するの好き
元記事: ガルパン劇場版に見る、エフェクトに込められた技術と意味
劇場版:最終章2本目の爆発シーンは特に良かったですねえ。
ちょっと映像の方がないんですけれども…( ^ω^)
(※川を渡るところの木材の破片が飛び散るシーンですね)
ただ折角コメントをいただいたので・・・
なにか紹介しておこう
やはり最終章といえば、OPの花びら満開エフェクトが至上
これが素晴らしい
■ガールズ&パンツァー最終章(2017-)OP

砲弾ドカンからの爆煙
この爆煙が散っていく花びらに移り変わっていく様がよき
花びらの舞い方によって、孤高なみぽりんの頂点君臨感を演出するのだ
(このレイアウトすごい良いおね・・・( ^ω^)右手前の大きな花の配置が良いのだ多分)
https://www.youtube.com/watch?v=XpIKBdEnnFw
1カット目でコレをやられるんだから、たまったもんじゃない!
「戦え!!イクサー1 act.Ⅲ」の増尾昭一作画について
五周忌、間に合わず。
──イクサー1act3の増尾昭一といえば、FJ-Ⅲ(富士3号)の爆発シーンが有名ですが、それ以外にもあるので掲載していこうかなと。(※Act.Ⅲの増尾昭一さんは、「ぬるちひるこ」名義)
・イクサー2(手前、赤髪)とのバトルシーン

増尾昭一作画(推測)
約8コマに渡る、怒涛の白黒入り交じるショックコマ
そこから広がる爆煙と昇っていく炎、後者はちょっとめずらしい感じのタッチ
破片の飛び方は言うまでもなく、美しい…特に三角破片の飛ばし方に注目
・サー・バイオレットとの最終決戦




この辺も増尾さんっぽいかな~
重ね白コマと画面をはみ出すような放電の描き方
エフェクトのフォルムは言うまでもなく、復習としてですが、この時期の増尾エフェクトのディテールとしてカゲが三日月になりやすい
カゲ三日月についてはこちらを参照
→庵野爆発・増尾爆発の続きと「うる星サーカス」の話
http://royal2627.ldblog.jp/archives/38191471.html
以上。ここだけじゃなくて、もうちょっとやってはいると思うけれど、自分の持ってるフィルムの状態が悪いのでここまで。まあでも、後半部分ですね、増尾さんは。
↓ブログ継続のために、よろしくお願いします
──イクサー1act3の増尾昭一といえば、FJ-Ⅲ(富士3号)の爆発シーンが有名ですが、それ以外にもあるので掲載していこうかなと。(※Act.Ⅲの増尾昭一さんは、「ぬるちひるこ」名義)
・イクサー2(手前、赤髪)とのバトルシーン

増尾昭一作画(推測)
約8コマに渡る、怒涛の白黒入り交じるショックコマ
そこから広がる爆煙と昇っていく炎、後者はちょっとめずらしい感じのタッチ
破片の飛び方は言うまでもなく、美しい…特に三角破片の飛ばし方に注目
重ね白コマ、白コマについての参照記事
・サー・バイオレットとの最終決戦




この辺も増尾さんっぽいかな~
重ね白コマと画面をはみ出すような放電の描き方
エフェクトのフォルムは言うまでもなく、復習としてですが、この時期の増尾エフェクトのディテールとしてカゲが三日月になりやすい
カゲ三日月についてはこちらを参照
→庵野爆発・増尾爆発の続きと「うる星サーカス」の話
http://royal2627.ldblog.jp/archives/38191471.html
以上。ここだけじゃなくて、もうちょっとやってはいると思うけれど、自分の持ってるフィルムの状態が悪いのでここまで。まあでも、後半部分ですね、増尾さんは。
↓ブログ継続のために、よろしくお願いします
★欲しいものリスト★
度肝を抜かれた、このエフェクトと画面には/[valorant/MV/Die For You]
エフェクトはもちろん、ここまでよくできたアニメーションは久々に見ました。驚きしかない。
さて、このアニメは、FPSゲーム「valorant」の世界大会の宣伝も兼ねた、公式のMVです。
*Die For You // 公式ミュージックビデオ // VALORANT Champions 2021
[valorantの前提知識]
*かんたんに説明すると、「valorant」は5vs5の爆発ゲームというものです。テロリスト/攻撃側はボム(爆弾/スパイク/C4;なんでもいいです、陣地を吹き飛ばすもの)を設置し起爆させれば勝ち。防御側は、それを解除すれば勝ち。そういったものです。このアニメーションでは、じっさいのゲームに出てくるマップ(スプリット)を用いて描かれています。
*それぞれのキャラクターは”レディアント”と呼ばれ、彼らは固有の能力(アビリティ)を持ちます。
グレネードからの広がる煙 ★

白黒ショックコマ→ダブラシ煙(爆風)+押し寄せる煙
ショックの発生タイミングも美しい。密閉された通路に広がった煙が、押し出されるように出てくる。抑えきれずに下から伸びてくるのが良い。
煙から抜け出る2人 ★★
ここが凄まじい(いや全編ヤバイんですけど)
右の女キャラ(セージ)はさっと抜けて、次に入った陣地のクリアリングを行う。よって、動きが速い。一方で、左の軍人(ブリムストーン)は煙の中から出ているので、後ろを警戒しながら、ゆっくりと入っていく。この”速度”の対比がすごい。
とくに、セージが抜けていくスピードが上手い。上手く言えないんだけど、勢いを増して画面外に消えていく感じが良い。

スコープで覗かれた後、

俯瞰アングルで、死角に逃げ込んだことを状況説明する
さらに遅れてやってくる男

褐色男(フェニックス)はジャンピングをしながら、陣地へと侵入する。
海外勢による制作ですが、日本的なリミテッドのタイミングを発揮している。受け身をとってからの着地が上手い。付けPAN(※キャラクターを追うようなカメラワークのこと)も非常に丁寧。
ダッシュ、そしてボムの解除へ ★★
(※防御側は設置されたボムを解除しなければ負け)
ダッチアングル+アオリ気味の広角レイアウト+付けPANカメラワーク
ここでアオリ+広角気味になっているのは、ボムとの距離が遠いことを表現するため。にしても、この歪めた広角レイアウトは美しい。階段を上がっていくところが区切られた感じになっているから、のように思う。
攻撃側の布陣:最強のライフル

1発でも当たると即死のライフルを持ちながら、待っている男(チェンバー)
マズル(銃口)が強調されていいですね~。チェンバーの顔が見切れてもいいんですよ。なにを強調すべきかよく分かっている。「これに撃たれたらヤバイ」、そういう明確な意図を感じる。
排莢された薬莢

なんだろうな、これセンスいいんですよ
排莢された薬莢が右奥に飛んでいくのは分かるけれど、ゆっくりと時間をかけて流れていくのがセンスいい。薬莢っていっつも早く消えちゃうんで、印象に残りますよね。
画面に収まらないエフェクト ★

ここまでは上品に画面内に収まっていた。かと思えば、画面に収まりきらない、炎を描く。あまりこういうことは言いたくないんですが、金田伊功・金田系作画のような感じがする。金田系作画というのは、「画面に収める」ということをしないんです。画面に収められない、そのことによって、エフェクトの大きさ・規模を表現する。それを海外勢がやってのけている。すごい。
氷に包まれていくセージ

手(部分からスタート)→クイック気味のTB(トラックバック)?
あっという間に、氷に侵食されていき顔が仰け反るセージ。氷の侵食タイミングが珍しい感じ。こう、全身を伝っていく感じではない。一挙に、考える暇も与えずに来る感じ。まあ後は、このアングルでやるのは単純に難しいとおもう。顔の立体を正確に拾わないといけないですから。
迫りくる炎と、ライフル ★★
画面左から広がる、フェニックスの炎は柱に到達した瞬間に爆発して大きく燃え上がる。この炎によって、視認がむずかしくなり相手(チェンバー)のライフルは外れます。
ライフルの弾はセージの左後方に着弾します。着弾して爆煙が発生してますよね。この爆煙の存在によって、画面/レイアウトがすごく美しくなっているんですよ。これは意図して設計されている。

そう、この画面はもともとダッチアングルで傾いている。柱と爆煙によって、セージを囲むように新しい「枠」ができているんです。これ、すごくないですか?スゴイんですよ。
ぼくが感じたのは、フルアニメーションで育った海外勢が、日本的なリミテッドのタイミングをことさらうまく使い、金田伊功のような発想でエフェクトを描き、面白いタイミングで煙の動きをCGでコントロールしたことの凄さ。そこに合理的な画面作り・レイアウト設計が加わると、もはや閉口するしかありません。多様な画面が、けっして猿真似ではない、画面が次々と展開されていく。
久々に、素晴らしいアニメーションを見ました。あまりうまく言葉になりません。
さて、このアニメは、FPSゲーム「valorant」の世界大会の宣伝も兼ねた、公式のMVです。
*Die For You // 公式ミュージックビデオ // VALORANT Champions 2021
[valorantの前提知識]
*かんたんに説明すると、「valorant」は5vs5の爆発ゲームというものです。テロリスト/攻撃側はボム(爆弾/スパイク/C4;なんでもいいです、陣地を吹き飛ばすもの)を設置し起爆させれば勝ち。防御側は、それを解除すれば勝ち。そういったものです。このアニメーションでは、じっさいのゲームに出てくるマップ(スプリット)を用いて描かれています。
*それぞれのキャラクターは”レディアント”と呼ばれ、彼らは固有の能力(アビリティ)を持ちます。
グレネードからの広がる煙 ★

白黒ショックコマ→ダブラシ煙(爆風)+押し寄せる煙
ショックの発生タイミングも美しい。密閉された通路に広がった煙が、押し出されるように出てくる。抑えきれずに下から伸びてくるのが良い。
煙から抜け出る2人 ★★

ここが凄まじい(いや全編ヤバイんですけど)
右の女キャラ(セージ)はさっと抜けて、次に入った陣地のクリアリングを行う。よって、動きが速い。一方で、左の軍人(ブリムストーン)は煙の中から出ているので、後ろを警戒しながら、ゆっくりと入っていく。この”速度”の対比がすごい。
とくに、セージが抜けていくスピードが上手い。上手く言えないんだけど、勢いを増して画面外に消えていく感じが良い。

スコープで覗かれた後、

俯瞰アングルで、死角に逃げ込んだことを状況説明する
さらに遅れてやってくる男

褐色男(フェニックス)はジャンピングをしながら、陣地へと侵入する。
海外勢による制作ですが、日本的なリミテッドのタイミングを発揮している。受け身をとってからの着地が上手い。付けPAN(※キャラクターを追うようなカメラワークのこと)も非常に丁寧。
ダッシュ、そしてボムの解除へ ★★

(※防御側は設置されたボムを解除しなければ負け)
ダッチアングル+アオリ気味の広角レイアウト+付けPANカメラワーク
ここでアオリ+広角気味になっているのは、ボムとの距離が遠いことを表現するため。にしても、この歪めた広角レイアウトは美しい。階段を上がっていくところが区切られた感じになっているから、のように思う。
攻撃側の布陣:最強のライフル

1発でも当たると即死のライフルを持ちながら、待っている男(チェンバー)
マズル(銃口)が強調されていいですね~。チェンバーの顔が見切れてもいいんですよ。なにを強調すべきかよく分かっている。「これに撃たれたらヤバイ」、そういう明確な意図を感じる。
排莢された薬莢

なんだろうな、これセンスいいんですよ
排莢された薬莢が右奥に飛んでいくのは分かるけれど、ゆっくりと時間をかけて流れていくのがセンスいい。薬莢っていっつも早く消えちゃうんで、印象に残りますよね。
画面に収まらないエフェクト ★

ここまでは上品に画面内に収まっていた。かと思えば、画面に収まりきらない、炎を描く。あまりこういうことは言いたくないんですが、金田伊功・金田系作画のような感じがする。金田系作画というのは、「画面に収める」ということをしないんです。画面に収められない、そのことによって、エフェクトの大きさ・規模を表現する。それを海外勢がやってのけている。すごい。
氷に包まれていくセージ

手(部分からスタート)→クイック気味のTB(トラックバック)?
あっという間に、氷に侵食されていき顔が仰け反るセージ。氷の侵食タイミングが珍しい感じ。こう、全身を伝っていく感じではない。一挙に、考える暇も与えずに来る感じ。まあ後は、このアングルでやるのは単純に難しいとおもう。顔の立体を正確に拾わないといけないですから。
迫りくる炎と、ライフル ★★

画面左から広がる、フェニックスの炎は柱に到達した瞬間に爆発して大きく燃え上がる。この炎によって、視認がむずかしくなり相手(チェンバー)のライフルは外れます。
ライフルの弾はセージの左後方に着弾します。着弾して爆煙が発生してますよね。この爆煙の存在によって、画面/レイアウトがすごく美しくなっているんですよ。これは意図して設計されている。

そう、この画面はもともとダッチアングルで傾いている。柱と爆煙によって、セージを囲むように新しい「枠」ができているんです。これ、すごくないですか?スゴイんですよ。
ぼくが感じたのは、フルアニメーションで育った海外勢が、日本的なリミテッドのタイミングをことさらうまく使い、金田伊功のような発想でエフェクトを描き、面白いタイミングで煙の動きをCGでコントロールしたことの凄さ。そこに合理的な画面作り・レイアウト設計が加わると、もはや閉口するしかありません。多様な画面が、けっして猿真似ではない、画面が次々と展開されていく。
久々に、素晴らしいアニメーションを見ました。あまりうまく言葉になりません。
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