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SAY HAPPY, SO HAPPY

カテゴリ: 原画マン

こういうクダラナイことばっかりやってるから、他の記事の更新が遅れる。

先日の、TIFF(東京国際映画祭)の「庵野秀明の世界(監督他・短編)」において、以下のように庵野さんから言及された。

氷川:「(巨神兵の)光学作画については…」

庵野:「まあ、光線の作画をやりました。なぎ払いビームと光線ですね。実は、最初に打つ膨らむビームは『エヴァQ』からの流用なんですよ。」 

氷川:「作品を超えたバンクですか(笑)。」 
引用元:http://royal2627.ldblog.jp/archives/41627044.html 

この光線作画については、言われてみるまでは、まさか実写とアニメを行き来するバンクなんて想定もしていなかったので、両者の関係については全く分かっていなかった。そうして、事実を聞かされた時は、あの日において一番驚いた。それから少し考えると、これはさらに昔に見たことがあるような気がしてならず、少し資料を漁っているうちに、「元となったモノ」を推察した。おそらく、「エヴァQ」「巨神兵東京に現わる」、どちらについても、これを元にしているように思う。

まずは、その光線作画をそれぞれ見ていこう。



■『巨神兵東京に現わる 劇場版(2012)』

20141104040558

同カットスロー
20141104040559



■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012)』
20141104040554

同カットスロー
20141104040555

まずこの2つに関しては、大きさの違い(コマ数等のディテール的な違いも)はあれども、同じ作画であることが分かると思う。なぜそう言えるかというと、①最初に膨らむ②ビームが尖る③反動的に再度少し膨らむ。この3つの工程が存在しているからだ。以下に具体的な画像で説明する。


①最初に膨らむ
17]
18]16]
00]19]
01]20]
04]24]

「巨神兵」の方は、強い光のエフェクト表現も入り混じって少し見難い上、光線作画の上半分は画面外なので、一見すると別物にも見える。「エヴァQ」の方も見切れてしまっている部分もあり、少々分かりにくいかもしれないが、(おそらく)使った場所・大きさ・コマ数等の違いだけであるので、同じものといえるだろう。


②ビームが尖る

07]24]
08]
09]26]

「巨神兵」の方では、若干動画が増えている部分もあるが、基本的には同じとみなせるだろう。シチュエーションの違いもあるので、完全なバンクではないようだ。


③反動的に再度少し(※特に先の方が)膨らむ


09]26]
10]29]

ここらへんの微妙な差異は動画の関係と思う。


本題に入っていくが、これらの元になったのは一体どの作画なのかというと、僕は「ふしぎの海のナディア」の36話における増尾昭一によるヤマトオマージュの光線作画と推測しました。典拠の理由というのは、やはり見てもらった方が早いと思うのでご覧あれ。


■『ふしぎの海のナディア(1989)』 36話
 20141104040556 

同カットスロー
20141104040557 

膨らみ加減も酷似してる。先程、「巨神兵」と「エヴァQ」の光線作画を比較した時に、③反動的に少しビームが膨らむ、というのがあったんだけど、これは「ナディア」においても顕在してる。(※同カットスローを見てもらうと、わかると思う。)当然、この元になった「宇宙戦艦ヤマト」の主砲ビームもあるわけだろうと。

だから、何が言いたいかというと。この一連の流れを見ていくと、庵野秀明の宮﨑駿(ナウシカ)と「宇宙戦艦ヤマト」への愛情がいかんなく溢れている。それはこれまでも確かにあったんだが、本人の口からこういった形で言及したというのは、「ヤマトとナウシカへの愛」を(隠喩的に)伝えたかったからではないのか、と結論付けました。毎度口に出しても、多分マスコミは食いつかないで、ピースしてる庵野さんをアホみたいに記事にするだろうし。


なんて感じの典拠推測記事でした。ちゃんちゃん。

楽しかった。
(※ご覧いただきありがとうございます。追記した部分には、ちゃんと日にちと入れますので、一週間程度、修正と追記を繰り返すと思いますが、よろしくお願いいたします。)

■上映作品

・ビクター ハイパー・ロボットコンポ CM(1987)
・夢幻戦士ヴァリス CM/PV(1987)
・アニメショップ 「パロディ」 CM/BATTLE MODE PV(1990)
・『炎の転校生』 特報(1991)
・LD Box 『ふしぎの海のナディア パーフェクトコレクション』 PV(1991)
・コイシイヒト 松たか子 PV(2001)
・アニメ店長 PV(2002)
・流星課長(2002)
・空想の機械達の中の破壊の発明(2002)
・映画『恋の門』劇中アニメ 『不可思議実験体ギバレンガー』 オープニング映像(2004)
・シュガシュガルーン オープニング/エンディング/新エンディング(2005)
・『監督失格』 特報(2011)
・館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技(2012)「巨神兵像」竹谷隆之作
・庵野秀明監修:円谷プロ作品 特撮映像集(2012)
・巨神兵東京に現わる 劇場版(2012)

追加上映決定!
・『キューティーハニー』 プレゼン用パイロット(2001)
・『まほろまてぃっく』 オープニング(2001)
・『空想の機械達の中の破壊の発明』 初稿画コンテ撮(2002)
・『Re:キューティーハニー』 オープニング(2004)
・『スカイ・クロラ』予告編祭り 庵野秀明監督バージョン(2008)上映作品
(引用元:http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=205


■雑感

「空想の~」のコンテ撮りの面白そうな感じや、ヴァリス、パロディ時代に感じるグラビトンの作風など色々と面白かったです。特に、この2つには増尾昭一が原画参加してそうなカットもあり、大変に良かった。「空想の~」は、駿バージョンだったのですが、これをずっと見たいと思っていたので見れて幸せでした。後は、既に見た「まほろOP」「Re:キューティーハニーOP」などもありますが、大画面で見ると迫力がやはり違いますね。

まあ、とにかく行ってまいりました。なるたけ丁寧には紹介しますが、もう疲れているので、正確ではない部分(要約してる部分他)も多々あるので、鵜呑みにしないで下さい。(※今回見に行かれた方で間違ってると思われた方は、遠慮なく仰ってください)時系列順です。(※後で画像等追加したり、修正します)



■「スキゾ・パラノ騒動」について

「スキゾ・パラノ」に関する、最近誤解を招いた記事があったことに対し、「インタビュー記事に加筆したという話が大げさに伝わってしまって申し訳ない。言葉が足りなかった。」と竹熊さん及び関係者への皆様への訂正と謝罪がありました。また、Twitterなどで流れている情報に対し、「書いてくれるのはありがたいが、間違っていることが多いので、その部分は気をつけてもらいたい。」と仰っていました。5日間の最終日ということもあり、氷川さんに「コミュニケーションって難しいですね。」とも話しかけていました。



■多方面の割に島本作品が多いことについて(追記11/1)

庵野:「多方面のわりに、島本のマンガを2個もやってるんですよね。(炎の転校生?)ナレーションは全部本人にやらせました。ボクも恥をかくんなら、お前も恥かけ(笑)ということで。」

氷川:「最近では、アオイホノオも実写化されましたが、ご覧になりましたか?」

庵野:「いえ見てないです。」


■ビクター ハイパー・ロボットコンポ CM(1987)

庵野:「会社(ガイナ)で受けた仕事。やったのは、コンテと光エフェクト。それ以外は、美術の佐々木さんがロトスコで、一枚一枚丁寧に仕上げてくれた。その時に初めて広告代理店の人に会ったけど、『ホイチョイ』という漫画に出てくる人そのまんまで、『ああ、ホイチョイのまんまだな。本当にこんな人いるんだ。』となりました。」



■夢幻戦士ヴァリス CM/PV(1987)

庵野:「商業作品では、初監督作品(※トップよりも前)です。スタジオ・グラビトン時代の仕事。グラビトンはフリースタジオで、家賃とか光熱費とかを各自が払って、その場所を維持していたスタジオ。」

氷川:「80年代には(フリースタジオが)たくさんありましたよね。」

庵野:「ありましたね。そしてあるときに、クーラーが壊れてしまって、これはいかんということで、クーラーのお金を集める(仕事して残ったお金で)ためにということで『ヴァリス』に参加した。原画はグラビトンのメンバーなので、とても豪華でよく出来ています。」



■アニメショップ 「パロディ」 CM/BATTLE MODE PV(1990)

庵野「当時、ナディアで赤字を出していた為に、その補填として大学の友だちから仕事の紹介をされた。ナディアは、『島編』の時期だった。コンテは摩砂雪で、ナディアのついでとしてやってもらった。鶴巻も原画で参加していて、2人でちょっと戦うシーンがあるんだけど、『摩砂雪さんのようにならない!』と苦労して、一番時間がかかった(※確か2週間たっても出来てなかった)。内容は、今見てもよく分かんない(笑)。何か憑依して、デカくなって…(笑)。『奈良だけが分かるようにしてくれればいい。』と言われたので、でもシカって書くの面倒くさいじゃないですか、だから五重塔にしました(笑)。」



■『炎の転校生』 特報(1991)

「これも、ガイナの仕事。ラッシュはすでにあがっていて、チェックのみ。(※多分、ラストの爆発は庵野さん。)OPは素晴らしいので、ご覧になったことが無い方は是非見て欲しい。」



■LD Box 『ふしぎの海のナディア パーフェクトコレクション』 PV(1991)

庵野:「他の人にやらせると微妙かなあと思ったので、それなら自分でやろうと思って。本編から一つ鷺巣さんの曲を使って、テロップと編集で作った。編集がリニア(※123456とあって、3が抜けた場合に自動的に上にずれない)だったため、アッセンブリーな作り方でしかできなかった。」

氷川:「極太明朝もう使ってますよね?」 

庵野:「明朝はいいですよ。タイポグラフィがいい。樋口も使ってて、そっちが使ったなら、今度こっちも使おうかみたいな感じで。清川(元夢)さんのところだけ色が着いてるのが、僕の愛情表現です(笑)。ああいう作り方(リニア編集、アッセンブリー編集)だったから、『先のカット無しにできますか?』ということをお願いするプレッシャーはありました。一からダビングし直しですからね。相手の人は、殺そうとする目で本当に勇気がいった(笑)。」 



■『キューティーハニー』 プレゼン用パイロット(2001)

庵野:「パイロットですね。企画が決まってから、3年待たされた。摩砂雪と一緒に、ビジュアルボードとサムネでつなぎあわせて編集した。スポンサーには、アニメっぽいものを作るよと。摩砂雪がほぼやっているんで。(未来少年)コナンの三角塔とか出しちゃって(笑)。彼はコナン大好きですからね。でも、すごいアニメーターです。」

氷川:「今回(TIFF)の予告も摩砂雪さん?」

庵野:「いやあれは僕です。摩砂雪は今回のイベントに全く関係してないです。」



■コイシイヒト 松たか子 PV(2001)

庵野:「これは、事務所からオファーが来てやってくれと。HEROの時ですね。撮影休憩で一日だけ松さんの予定が空いてるということなんだけど、実際は4.5時間だった。代々木の踏切でした。本当はもっと別の踏切でやりたかったんだけど、移動してると時間的に不可能だから。松さんにはネコを持って演技してもらった。」

氷川:「ネコというのはどこから来たんですか?」

庵野:「いや、僕が好きなだけです(会場笑)。そうなんですよ、ジャックに似てるんですよ(喜ぶ庵野さん)。CGはワイヤーフレームだけでやりました。僕は、CGの本質はワイヤーフレームだと思うんです。本当に感動したのがワイヤーフレームでした。後は、あそこは中々電車が来ないんですよね。だけど、きちんと踏切が下りていないといけないから、大変だった。松さんが入ってる画面を先に、もう撮りまくって。後で編集でつなげた。だから、最初の高架橋を煽るカットは(松さんが帰ってから)最後にスタッフと取りました。」



■『まほろまてぃっく』 オープニング(2001)

庵野:「これも会社の仕事ですね。スケジュールに間に合うように、作画もそんな負担がかからないようにコンてを切った。高村が1人で作監できるくらいには。ミサイルの所は摩砂雪です。(コンテについて)アニメでは、これだけの絵をこれだけのカットに入れちゃう、というのは無理と分かるんですよ。」 

氷川:「本編はご覧になりました?」

庵野:「見てないです。2話は鶴巻がやったので、見た気がします。」



■アニメ店長 PV(2002)

庵野:「オファーを頂いて。今石がやるんならいいよと。今石は島本大好きですから。今石コンテで走るのも原画やってましたね。背景は(描くのも大変だし、それなら)実景でいいじゃないかということで、実写合成しました。ぐるぐる回るカメラ(三脚立てて)、は摩砂雪もやってたと思う。」 

氷川:「金田アクション満載ですよね。」 

庵野:「そうですね。後は、ライダーのとこのナレーションだけ(島本が好きなので)演出しました。テープの上の方に、スプライシングのノイズを入れるのが最大の目標でした(笑)。基本的には、CDをもらっていたので、それに絵を合わせるという形で。少しセリフをカットしたりはしましたが。アニメイトには行ったことがないです。」


 
■流星課長(2002)

庵野:「漫画原作が好きだったから、やりたかった。お金無いなりにやってみようと。課長の家がミニチュアだったり、事実上は、これが僕の初の特撮作品ですね(笑)。成層圏を飛び出した後はCGなんですが、CGの人が動かそうとするんですね。でも、これは飛び人形(特撮関連)だから、トメでいいよと。フォトルック(写実)で追い込むと大変になるし、中途半端になったら嫌なので、ワイヤーフレームで全部やりました。八王子にある展示場に許可を取って、1両で行ったり来たりの合成をした。摩砂雪コンテなので、アクションが巧いですね。」 

氷川:「コマ撮りアニメっぽいですよね。」 

庵野:「そう。摩砂雪はコマ抜きもしてるから。アニメっぽく決まるように。キューティーハニーのプロトタイプですね。この頃は、マンガっぽく行きたかったんです。



■空想の機械達の中の破壊の発明(2002)

庵野:「当時ジブリで映像展示を2本作ってて、一つは宮さんがやってるんだけど、それにかかりっきりで、もう一つ作れるヤツがいないかということで呼ばれた。その頃、結婚することが決まってたから、結婚披露宴でスピーチしてくれるなら、これやりますと。仲人じゃなくて、スピーチなんです。バーター(交換条件)ですよ(笑)。でも、このスピーチが長かった。頼むんじゃなかった。やれ、『こいつは風呂に入りません、ゴキブリと一緒に生活していました。』なんて、親戚もいるのに(会場笑)。僕の方から、『宮さん、そろそろ止めてください』と(笑)。」 

コンテ撮りについて

庵野:「企画書を渡されてから、初めて作ったのがこのコンテなんですね。だけど、宮さんから『タイムボカンじゃないか!』とダメ出しされて、『でも、面白いからいいじゃないですか』と言ったんだけど、没になった。制作の女の子にナレーションを頼んで、今回作りました。(コンテ撮りと完成品を)比べてみたかったんです。」 

氷川:「(コンテ撮りからは)『下手な鉄砲も数打ちゃ当たる』の雰囲気も感じましたが。」

庵野:「そういう軸でよかったと思うんだけど、宮さんから『軸なんていらない』と言われてしまって(笑)。結果、(完成した)宮さんの方が大人でちょっと悔しいですね(笑)。宮さんの方が年上なんだから、当たり前なんだけど。完成している方は、宮さんのラフもありますが、基本的にはメカニックは僕です。それを山下(いくと)くんに原画に落としこんでもらって。ラストのピカーっとする爆発は自分です。」 



■『Re:キューティーハニー』 オープニング(2004)

庵野:「ほとんど今石の仕事です。総監督で、『ここは足りないんじゃないの』みたいな部分にチェックを入れたぐらい。OPはオリジナル+αで、(今石は)良いセンスだった。」



■映画『恋の門』劇中アニメ 『不可思議実験体ギバレンガー』 オープニング映像(2004)

庵野:「松尾さんコンテですね。お世話になっているので、引き受けました。松尾さんからは、『昔っぽく』と頼まれたので、できるだけ下手なアニメになるようにしたんですけど、難しいですね。制作に原画やらせたりしたんですけど、後から聞くとその子は昔アニメーターやってた(笑)。僕は走るところを下手になるようにやったんですけど、やっぱり難しい。走るといえば、『鋼鉄ジーグ』の走りは素晴らしい。」 

氷川:「音楽に関しては、何か参考にするものがあったんですか、ブ◯イガー的な感じ…」 

庵野:「それは言っちゃダメです(笑)スポンサーの方に、『これどうですか』と聞いてもらって。気に入ったら、じゃあその方向でと。」 



■シュガシュガルーン オープニング/エンディング/新エンディング(2005)

庵野:「OPは嫁(モヨコ)もコンテ書いてたので、共作という感じですね。だけど、その中でアニメ制作に間に合うようにコンテを描いた。平松(禎史)さんに作監頼んで。EDは、スポンサーに『最終回を迎えた後のイメージで少し大人びているので、ショコラの服の色はピンクから黒にしてください』と言いました。嫁も原画描いてて、良い物になりましたね。」

新エンディングについて

庵野:「線だけでね、これが一番原作に近いです。本編はあまり色がよくないから。『色』なんてアニメにいらないんじゃないのか、なんてことも思った。後は、編集もキューテック使って自分でやりました。こだわりましたね。やっぱり、ノンリニア編集じゃないと、こういうことはできないですね。」



■『スカイ・クロラ』予告編祭り 庵野秀明監督バージョン(2008)上映作品

庵野:「本編予告の他に、石井プロデューサーが他の監督に作ってもらうということで。エヴァやってる真っ最中だったんですが、これぐらいはと思って。奥田と一緒に編集しました。コレ見ると面白そうですよね?騙されたら駄目ですよ(会場笑)。これは、押井さんも少し褒めてた。そんなに、押井さんをディスる(原文ママ)気はないんですよ(笑)。」



■『監督失格』 特報(2011)

庵野:「実写初のプロデューサーでした。平野さんには由美香という奥さんがいて。本編も大変面白いので、是非見てください。平野さんには助けられた事があるので、作品が作れないというのであれば、経済的にも、精神的にもと。平野さんの執念が感じられます。モノづくりをしたいと思う人は見るべきですね。僕がやったのは、李さんと編集だけですね。後は平野さんだけで、やってくれることが重要だった。」 



■特撮について

庵野:「何度も言ってますが、もう特撮は終わりなんですよ。スタッフも技術も失われつつある。だけど、残せるものは残したいし、特撮に対して恩返しもしたい。そういうことで、鈴木プロデューサーに相談したら、現美(現代美術館)でどうだろうと。ある程度残せるシステムを作りたい。」 



■庵野秀明監修:円谷プロ作品 特撮映像集(2012)

庵野:「自分が好きなのを全部詰めました。特撮博物館における映像展示で、東宝、東映もあるんだけど、流石に時間的にムリだろうということで今回は円谷プロだけにしました。これを見て、特撮の魅力が伝わるかなあと。」

氷川:「マニアックですよね。全部分かったら、特撮博士みたいな(笑)」 

庵野:「すごくマニアックな内容です。ウルトラマンエイティの技術は今でも最高峰だと思ってます。ディテールがいいんですよ。小さい破片が飛ばないと、大きさが分からない。後はアクションもすごいですね。ダンチャク(服につける火薬)で、本当に痛そうですよね。そうなんですよ、僕の夢の一つは体全身ダンチャク。

氷川:「全身ダンチャクですか(笑)」 

庵野:「だって全身ダンチャクですよ!(喜ぶ庵野さん、会場笑)。とある作品のときに、ダンチャクしてもらったんですけど、一回目は血糊で、火薬の方のダンチャクもやってもらって。合計2回も。ありがたかったです。後、特撮は見るだけでもいいんだけど、現場に行って、参加するともっと良さが分かる。特撮博物館では、子どもがそういう事をできるスペースを考えてたんですけど。」 



■館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技(2012)「巨神兵像」竹谷隆之作(※CMのことです)

庵野:「僕は文言、BGM、編集をやりました。」

氷川:「入場者数が、29万6000人ぐらいになって、ヤマトと同じだなあと(笑)(※ガミラス星への距離は、片道14万8000光年で×2なので、29万6000光年となる)。」

庵野:「29万いくらぐらいしか知らなかった。今(ヤマト2199)は伸びてますが(笑)昔でも、近すぎると思うんですよね。まあ、ああいうのが良かったのかなあ。ちょっと、ブッチャン(出渕裕:『ヤマト2199』監督)はちょっとね(笑)。」 



■巨神兵東京に現わる 劇場版(2012)

庵野:「企画と脚本、アイデア出しをして、後は樋口組に頑張ってもらいました。この作品においては、プロデューサー的役割のほうが大きかったかなあと。樋口が『押井さんっぽくしたい』ということで、舞城さんを脚本に。(押井さんの作風は)よく分からないことを言ってはぐらかしたり、賢そうな感じになったり(笑)。押井さんをディスりたいわけではないですよ(笑)。ラッシュから舞城さんに参加してもらったんですが、違和感なくすごかったですね。さすが舞城さんという感じでした。」 

氷川:「光学作画については…」

庵野:「まあ、光線の作画をやりました。なぎ払いビームと光線ですね。実は、最初に打つ膨らむビームは『ヴァQ』からの流用なんですよ。」 

氷川:「作品を超えたバンクですか(笑)。」 

庵野:「使ってもいいやって感じでね。後はラスト正面の十字ビームについては、『ナウシカ』の時の巨神兵のレイアウトをそのまま(トレースして)使ってます。昔は(『ナウシカ』の作画のときは)、少し変えたから。ナウシカのときは、僕が『十字に光るのは、ルパンのシグマと同じじゃないですか』と言ったんですけど、『いいんだこれで!』と言われて(会場笑)。」 

劇場版と特撮博物館版の違い

庵野:「3Dの有無とディテールアップと、後は音がモノラルかどうかですね。音がステレオだと、音の一つ一つははっきり聞こえるんだけど、バラバラになっちゃうんです。そういえば、宮さんも『風立ちぬ』でモノラルでやってましたね。」



■Qと巨神兵

庵野:「Qで一杯一杯だったので、音については殆どお任せしました。」 

氷川:「『エヴァQ』と同時上映になったのは何か理由が?」

庵野:「鈴木プロデューサーから、『これ(巨神兵東京に現わる)がこのまま終わるのはもったいない。大きい画面で見せてあげればいい。Qの頭にくっつけてやればいいんじゃないか。』と言われて。その案もらった、という感じですね。通しで見ると、上手くいってたので良かったです。何かサード・インパクトみたいですよね。声も林原さんだから、繋がってる感じがある。」



■全体

庵野:「色々と妙なことをやってきたなあと。特に、特撮と嫁さんどんだけ好きなんだと(笑)。シュガシュガルーンとかよくやりましたよねえ。あのピースは、『魔女っ子メグちゃん』からの伝統という感じで…(ポーズを取る庵野さん、取材カメラをパシャパシャ)こんなとこに限って撮って!(笑)。後は、何で島本こんなにやってたんだとろうなあ。」 



■TIFF5日間終えて

庵野:「高2~54まで、僕が関われた作品をほぼ上映しまして、人1人の人生では、多いか少ないかは分かりませんが、よくやってたなあと。できるだけ同じことをしたくないという気持ちがある。前とは違うものを作りたい。それで少し、新しいものが入っていてよかった。作っては落ち込んでの繰り返しなんですが、次が作れる気分になれたのは良かった。」 

氷川:「個々の作品に対しては、何度も見てみたが、全貌に触れる機械は無かった。1人の人生の歩みとしてすごいと感じる。(庵野さんもおっしゃったが)同じに見えても、確実に違うものがある。新作も楽しみにしています。アニメ作家の代表の1人で、同じ人はいないだろうと。」 

庵野:「面白いものを作りたい。恩返しをしたい。今はこの2点ですね。


「庵野秀明の世界」監督(他)・庵野秀明(短編) レポ

53]
ちょっとこれに言及するのを忘れていた。
いわゆる、「AKIRA」後の本谷プルプル煙で代表的な例。


意図的なアトランダム煙の表現

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この作画(AKIRAもそうですが)は、煙に対して、偶発性を持ち込んでいるように感じます。
王道的写実エフェクトの代表は、庵野秀明による「王立宇宙軍」(以下「王立庵野」)の作画だと思うんですが、あれとは写実の方向性が少し違うんですよ。「王立庵野」は、煙の見たまま(そのまま)をアニメに落としこんで描いてあります。だからこそ、煙は広がったら、そのまま広がっていくし、それに対応してカゲも付いていく。

でも「本谷ホンラン」は少し違う。この煙は、発生した時点から、そのまま広がっていってはないですよね。フォルムも大胆に変化しているわけではない。ただ、フォルムとカゲの微小な変化で、実際の煙(不安定な煙)を表現しようとしてるんです。これがいわゆる、「ぷるぷる煙」の本質と思います。

煙や爆発というものの映像は実際は安定していますが、それは表面的な映像における話です。エフェクトとは、見かけは安定してても、その実は不安定という存在なのです。爆発の勢いによって煙のスピードや広がり方は変わってくるだろうし、どれだけの粒子を含んでるかで、その色彩や動きも変わってくる。最近でいうと、御嶽山での噴火の煙がありましたが、全くもって自分の想像を超える部分がありました。コンピュータである程度予測は付けられるかもしれないけど、粒子を含んだ空気の集合体である煙は、場合によって予想できない動きを見せます。

そういった、不安定さ・偶発性を持ち込んでいるように今回感じました。いつ、どっちの方向に、どれくらいのスピードで向かうか予測が付かない、そんな煙を表現しようと試みたのではないかなあと。



20141024195942
 
これまでは単純に、「写実的な煙」というカテゴリに整理していましたが、見返してみると、真っ直ぐな写実性とは違う部分を感じたので、今回少しまとまった雑感を書きました。やはりエフェクトは奥が深いです。

通称『ゆゆゆ』。制作は『咲-Saki-』などで有名なStudio五組。

物語としては、「勇者部」という部に所属する4名の女子高校生がその活動や学校生活を享受しているところに、いつの間にか異空間が現れ、敵らしきモノと戦闘するという感じです。

劣化ビビパンとか、まどマギのパクリとか宣う猿がチラホラいますけど、もうそんなん言うやつにはイクサーロボで殴ってやれば良しです。果ては、『魔法騎士レイアース』でも「突然の異空間」は存在するわけで。自分の無知さを公に表明しているにすぎません。確かに既存的・既知的な展開ではあるかもしれませんが、それは「邪道が王道になっている」というだけのことであり、つまるところテンプレート化しているわけでしかありません。それに対し、やれパクリだのと罵るのは、「無知からくる王道に対する拒絶」であり、いわば高二病のようなものです。異空間に対する意見はこのへんで、長くなってもアレなので。 

この1話で一番良かったのは、下半身不随の障害者(原因は精神的衝撃かもしれませんが)であろう東郷の描写。障害者というキャラクターを、アニメですらすらと小川が流れるように描く様は感動を覚えました。(※ナナリーもいいんですけどね、ナナリーはちょっと何か別じゃん。)


例えば、学校でのこのシーン。
57]24]
55]14]

生徒たちにとっては「これらは自然なこと」であり、日常生活での円滑さが伺えます。もちろん不便なのは不便なんだろうけど、それが当たり前になっているというか、基本的な行動は健常者に比べ遅くなる分、ホームページ作成という他の分野で補うのもいい。それでいて、何か補助をしてもらう時に傲慢さも何もない。全てが溶け込んでいるのが、いいですね。

当然、本題はここには無いかもしれないけれど、僕は一番良かったです。 





作画。


橋口(隼人)さんは、カレー猫を描いたらしく。(カワイイ) 
周辺のカットも担当されたのかなあと推測。

06]
03]



野中は来ると思ってました。五組とは何だかんだ縁ありますよね。
パートはおそらく、「逃げて!ユウナちゃんが死んじゃう」から「ユウナちゃん!」ぐらいまで。

【追記 2014/10/20】
変身後は野中らしい。(本人ブログに記載あり)
僕の推測したシーンが含まれているかどうかは不明瞭。

02]
04]
12]24]

ここすんげえ上手かった。
東郷の頭部から肩あたりの動かし方は、すごく良かった。
爆風の衝撃波が来て、それに仰け反るリアクションが緻密。
後、野中エフェクトって単色でやるんですよね。カゲあんまり付けない。

09]

こんな感じに。この作品でもありましたね。 



20141019215918
(『さくら荘のペットな彼女(2012)』 8話)

まあ単色でやる人が多いってだけの話なのかもしれませんが。 
そんなとこです。 

カッターに始まり、カッターに終わる。当然、エロゲー原作ですけど、言うほどハーレムものでもないような気がします。風見にとっては、師匠とJBという存在がいて、まあそれが自分の価値観に直結してる。後は、サカキが一番まともそうですね。他はおかしいのばっかだけど。

アバン:カッターサカキ
OP:お前ペルソナみてえなOPしてんなあ。カッコイイ。野中作監(共同)。
A:師匠と本とザリガニと。ザリガニでけえな。
B:JBおばさん、いいですね。風見、既に他キャラと馴染んでで笑いそう。

今週一番おもしろかったのは、サカキの「(風見の)情報をいくら探しても、不可解に錯綜する。だから、風見はまともな人間ではない。」という論理。これね、本当に面白くて笑った。「あやしい人間」という感じなら分かるんだけど、まともじゃないって個人に対する否定は何か的外れで、でもそれがサカキっぽさなのかもしれないですね。



作画。

04]37]


総作監補佐ということで、動きには野中色も結構出てる気がする。
今季はグリザイアがっつり、という感じでしょうか。


アバン上手い。
アバンのカッターサカキは完全に野中。

48]45]
42]43]

これは後でgifにして追記するかも。

後はB明けの最初のコケるサカキ。
「よれ。」の後ね。ここも野中っぽい。

55]14]


後、JBの車は、フェラーリのようで。
(※詳細な車種までは分かりませんが)

55]

279fded760

http://minkara.carview.co.jp/en/userid/445057/blog/25646172/から引用

フェラーリの画像参照例

まあ、どうでもいいですが、カッコ良かったんで。
(もっと流線の部分に濃いディテール付けてもいいと思ったけど。)
もうちょっと目が尖ってるイメージなんですが、意外と丸っぽいフォルムでしたね。


【2014/10/21 追記】

えっと、車に詳しい方から情報を頂きまして。
「グリザイアの果実 2話」に出てくるJBおばさんのフェラーリ車種は、「360モデナ」という種類のようです。

1. 通りすがり 2014年10月20日 20:25
Tumblrで記事を知ったので。
フェラーリのモデルは「360モデナ」だと思います。
少し前の型ですね。 
01y 360 umekomiFerrari_360_interior

カッコイイ!
中古でも900万ぐらいはするようですね。JBおばさんに養われたい。
運転席内部も少し古さは感じますが、オシャレ。 

これはwikiにも書いてあることなんですが、ちょうどF1におけるフェラーリが躍進していた時期なんですね。だからバカ売れしたそうです。じっさい、フォルムの流線(特にやっぱ顔だなあ)カッコイイですしね。スポイラーは、またレース用とかにもよりますけど、高くしても似合いそうですね。

ということで、通りすがりさん、情報ありがとうございました。 

お話的には、ノノカとユズキ、後バスの中の女の子との出会い。青髪すまし顔の女の拒絶。「円盤」というものの存在を認めたくない、ユズキ。過去に何かがあったであろうノノカの、友達を思いやってのユズキへの同意。ノエルを「反対派」に誘って終わり。

アバン:ノエルとの再会の続き(1話のC後)
A:バス、身支度、学校
B:ユズキに付き合って、「円盤反対」する。ノエルも参加。

ノノカって多分誰しもが気付いてるんだけど、偽善的だよね。仮面的というか。ユズキへの賛同は心からのことではなく、過去に何かあったから、「友達を失いたくない(もしくは、友達に嫌な思いをさせたくない)」という防衛原理で行動してる。

ノエルって女の子の立ち位置は巧妙に分からないよう設計されてるように感じる。ティンカー・ベル的な存在なのか、はたまた普通の女の子なのか(それはないか)。ノエル=円盤じゃないの、なんて思ってる。メンタルモデルとはちょっと違うような。もっと分からないのは、ノエルとノノカの関係なんだけど。あれかな、「火の鳥」の鳳凰編みたいなノリなのかな。

24]

後は、第一話にも出てきたと思うけど、こういったカット。「円盤」というものに対する、具体的な言及は相変わらず無い代わりに、最低限の想像はできるように「引き上げ」とか「円盤対策課」とかを挟んでくる。視聴者の目線に立ってる人間が作品にいないのは、新鮮な気がします。





作画。

野中パートはおそらく、Aのこの辺。

36]39]

「学校」「えっ!嘘」のカットは凄く野中っぽい。
その後の走りは違うと思う、野中ならもっと面白く動かす。

後は、ポツポツこのへんが良かった。

42]
18]
47]48]

Aの最初は、すごくぬるぬるしてましたね。何でだろう。何か官能的だった。
市役所はリアクションが面白かった。
荷物の引っ張り合いは、単純に作画良かったような気がします。
手とか反発とか全部含めて。


後は、エフェクトで気になったこと。

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05]11]

この花火の描写(ノノカの回想シーン)は、タタキの技術を参考にしてる感じがすごくあった。
2枚で繰り返してやってたりした気がする。花火の点が小さいのと大きいのとで。
 

まあ1話なので、どうにも言えませんが、よく分からないアニメ。
なのに、何か面白そうに期待してしまうアニメ。
制作は、Studio 3Hz(IG派生)というところで、これが初元請け作品らしい。

00]

登場人物の紹介、というのが1話ではメインになることが多いですが、この「天体のメソッド」では、それが凄くスマートでいい。露骨な人物紹介じゃなくて、何というか実際にキャラが動いて物語が動いているという感じというか。作為的でなく、自然で衝動的な演出というか。まあよく分からん。


01]50]

ノノカとノエルの再会を中心にキャラがそれぞれ映されていきます。まあ、何というか「ノノカー」というのを聞くと、某麻雀漫画を思い出したり、青髪すましキャラを見ても某麻雀漫画を思い出したり、修一というダンボールを見ると、今季のチャンス✕クソデブ死体蹴りマンを思い出したりと、ちょっと他所に目が行っちゃいました。


脱線はここまでにして。
正直に言って、(いい意味で)掴みどころがない作品だなあと感じています。

36]01]
28]28]

「円盤」というものが存在はすれども、それを象るのは第3者のリアクションのみで、しかも具体的な言及は無し。円盤によって、街は良くなったり悪くなったりしてると、何とも抽象的で曖昧な感じ。だけども、前述の通り、浮かんでいる「円盤」と少年少女たちがどう繋がってくるのか、ということがこれから描かれると思うとすごく期待できる。


03]07]

ノノカは、この街に戻ってきたようですね。それは、おそらくお母さんの病状悪化に関連があって、大病院で治療をしてもらうとか、もしくはあの「円盤」が何か悪さをしてるとか、色々な可能性が考えられますね。で、主人公の周りのキャラ(回想に出てきた子どもたち)も疎遠になっている描写もあったりして。約1名は覚えていたんだけど。まあ1話だけじゃ分かんないっすね。


繰り返しますが、他のキャラにしても、その映像における、「動かし方」がとてもナチュラルで違和が感じられない。1話という感じがせず2期目と言われても、違和感ないくらいにキャラが作品に馴染んでいる。対して、脚本は唐突さや理不尽さに溢れてはいるが、進行方向は真っ直ぐでキレイな構成になっている。

これは、1クールでしたっけ。
どういう風に展開していくのか楽しみですね。




そんで映像面。


OPは豪華メンツですね。
北川、野中、田中さんと。

野中パートは「グリザイアの果実」につづいて、よく分かりません。進化してんでしょうか。
ただ、ノエルの手に星が止まって、ブワアとなるエフェクトは野中っぽいです。その後の、ノエルが手を上げるあたりは田中作画だろうけど。北川さんについては、全く分からん(女の子上手いよねぐらいの認識しかない)ので、北川ファンに期待します。


で、本編ですが、これまた分からん。
多分いま世界で百番目くらいには野中作画の映像を見ていると思うんですが、全然ですね。

野中パートは、ノエルを追いかけようとする、玄関でのくだり辺りかなあと思います。

45]13]
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4枚目の走りは、少し違う感じですけど、これまた上手いですね。
後、ノエルに会ってのラストは多分、田中作画であろうし。

まあ、そんなところですかね。
野中さんは働きますねえ。2013きんモザ~未確認くらい働くんじゃないのかな。

(※「fate」→「グリザイアの果実」→「天体のメソッド」ときて、段々感想が雑になってきてるのが、分かるだろう?まま、大目に見てやって下さい。こんなに気合入れるのも、1話だけだと思うんで。後は、気に入ったシーンのスクショとか本当に適当になりますので。)

36]

原作はエロゲということで、エロス・ポルノも存在して当たり前という感じ。制作は、8bit。シネスコ(画面サイズ)での作画ということで、珍しいですね。まあパンチラ、パンモロ、エロスの嵐。

33]17]
20]18]
40]03]

序盤から頻繁に出てくる、パンモロ、パンチラ、ツンデレ、メイドなどは、「主人公の周りに存在する女の子は、それぞれ既存的な萌えキャラである」ということを念入りに描写するための要素である。これによって、「転校生の風見だけが、(アニメの作品において)普通の高校生ではない」ということをより明確にし、ハーレム系作品の匂いを醸し出すことになる。


38]55]
11]14]

しかし、その実は、Cパートで明かされてたように、全員アブノーマルの可能性があり、既存的な萌えキャラ描写はミスリードであったことが分かる。執拗なまでのエロス描写は、あくまでも、このCパートのためのものであり、見返してみると、エッチな感じ(性的に興奮を覚えるよう)には全く描いていない。


15]

そして、もう一つミスリードがある。それは、「主人公以外では、サカキだけが普通ではない」という描写。主人公や学園長が「普通」というキーワードの連呼は、「普通ではありません」と言っているようなもので、「主人公の他にもアブノーマルなキャラが存在すること」は、誰しもが薄々感じていたことだろう。そこに、Bパートでサカキというアブノーマルなキャラが入り込んでくる。ここで一旦、伏線回収(「主人公の他にも~」)の安心・安堵をするが、それもつかの間。そのすぐ後、Cパートでは、「キャラ全員アブノーマルかもしれない」という状況になり、それを瞬時に理解し驚くことになる。サカキ以外は、「既存的な萌え要素」を目眩ましにして、アブノーマルを隠していたにすぎないのであった。

この構成は、感心するほど上手い。

すなわち、1話で目指したところは、「普通」「既存」「陳腐」の刷り込みによってのミスリードと、伏線回収(サカキ)という安心感を利用したミスリードの2本によって作られた、Cパートでの「全員アブノーマルの可能性」であろう。そこに至るまでの、描写の精度は高く、これは非常に評価できるだろうと思う。



映像的には、(緩急という点において)カット割りが凄くいい。レイアウトがいいかどうかはよく分かりませんが、コンテは普通のアニメよりも推敲してる印象を受けました。後は、ちょいちょいある3DCG表現もさほど違和なく。


01]

総作監、総作監補佐、作監、作監補佐が約20名にもなってしまったのは、前述の「シネスコ」での作画にまだ慣れていないと見るのが妥当でしょう。だから、あり得ないスケジュールとかそういうわけではないと思う。絵はキレイで良かったと思いますよ。デフォルメキャラの動きも良かった。


飛び込みバレットタイム
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45度回転バレットタイム。
1話からメンドイことやりますね。でも面白くて良かったです。



野中パートはイマイチ分かりませんが、おそらくミチルと風見の会話シーン辺り。
(【追記2014/11/07】※大島縁さんかも…?)

慌てるミチル

20141009042705 

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手のワキワキ感とか、それに引っ張られて動く体全体のアクションがいいですね。gif2つ目の最後の手首たまらないっすよね。上手い。この後デフォルメのミチルが机をなぎ倒していくところは、また別の人だと思いますが、あそこもいいです。



後は、最後のこの辺かも。

24]

gifはメンドイので割愛ですが、まあブラブレの方を見てもらえれば多分分かる。
エンジュちゃんのアレね。 



という感じです。
まあ野中目的で見たんですが、意外と面白そうだなあというのが今感じてるところです。

スナップショット - 1883

この作画ずっと悩んでまして。
ちょっと庵野っぽいかなあと思ったので。


■『エヴァンゲリオン新劇場版:Q 金ロー予告(2011)』 庵野作画?

20141003172027

20141003172028

多分全原画。というか8枚だしね。割れないし、割る余裕もなかったんかなあと。そんで、庵野作画と確定してるこっちの作画と比較すると、爆発表面の模様の付け方とか心なし似てるんですよ。



■『エヴァンゲリオン新劇場版:Q(2012)』 庵野爆発

20141003172025

20141003172026 



具体的にはこんな感じ。


比較その1
エヴァ比較2

緑色で囲ってあるところは、ディテール的類似。ムーンラインっぽいものと同時に、段差をつけて2つのお月様を描いてる。分かるかなあ。水色は、これまでの(序や破)では見られなかった、橋本敬史的ディテールの類似。液胞のような、楕円を中にアクセントとして入れている。


比較その2
エヴァ比較

水色は、比較その1の楕円ディテールとムーンラインを示してます。特に、液胞のような楕円ディテールに関しては、庵野さんはしたことがなかったように思います。緑色は、増尾・庵野的ディテール。この「Y字的」ディテールは昔から見られますね。


根拠としては、これぐらいですね。
タタキの使用、爆発表面のディテールの類似、ぐらいです。
「予告」の作画は、やや優等生的な感じが引っかかります。もっとボン!バン!って感じだと思ってるので、近年の庵野作画については。まあ、でも多分庵野さんですよ。(※これが増尾作画であるならば、ますます庵増判定は厳しいものになってしまう!個人感ですが。)



実は、模写する並に2011予告の爆発好きなんですよ。(※イージートーンでシコシコ描いてたw)なんというかね、あのころは情報に飢えてたのもあって思い出補正がかかってるかもしれないけど。

また、機会があれば、「エヴァQ」庵野作画(推測)の作画詳細説明もやるかもしれませんので、お楽しみに。

32]
まあ知ってる人がいるか分かんない作品ですが、これは僕の昔からのお気に入りでして、今回改めて観直してみると、そのすさまじい映像は変わらずでした。

ドラミちゃん ミニドラSOS!!! Wikipedia



まずはあらすじから。

時は2011年。子どもの頃の、のび太が勝手に未来デパートに注文した「ミニドラ」が間違って、のび太の子どもの「のびスケ」に届く。それからミニドラとのびスケたちは遊ぶが、ドラミちゃんに返還を求められる。パパ(のび太)がよく話す「冒険」をしたい3人はドラミちゃんから逃げて、ミニドラの力を使おうとするが…


そうなんです、2011年なんですね。ドラえもんが誕生する100年前。だから、ドラえもんがいる時代の便利な道具というのはまだできていないわけですが、確実に未来は進歩しているわけです。今作では、その未来感が的確かつ程よい感じに、随所に盛り込まれていて、とてもいいSFアニメになっています。いやあ完璧です。これは原作漫画がないオリジナル作品なわけですが、本当にすごい。

監督は、「おねがいマイメロディ」などで知られる、森脇真琴さん。最近だと、「ミルキィホームズ」で知っている方が一杯いるのではないでしょうか。ちなみに、2014秋アニメでも「デンキ街の本屋さん」で監修を務めます。久しぶりのシンエイ関連のお仕事ですかね。

原画は木上さんの他にも、林・東海林・藤田さんなど、シンエイ実力者揃いの作品です。




木上作画として有名なのは、のびスケのビー玉シーン。
(※これはソースなんでしょうか。当時のアニメ雑誌とかですかね)

ビー玉
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で、まああんだけ上手い木上さんが他に描いてないわけもなく。
ここらへんが木上作画じゃないかなあと。



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ラスト2個は純粋に良いと思ったので、違う可能性大ですが。上から2つは、エフェクトのあのスッと消える感じとかが根拠っぽい根拠です。木上作画(エフェクト)はまだまだ少ししか見てませんが、破片の多さが目に留まりました。なので、この辺もかなあと。



ガラス破壊
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破片だけでなく、割れた本体のガラス部分の描き方も非常に上手い。重力には沿っていない(と思う)が、のびスケたちから見た「重さ・怖さ」を上手く表現してる。おもたい動きはそのため。後は水のエフェクトが、地味にこれまた上手い。この水エフェクトは、水圧で耐え切れなくなってきての水なんですが、シャシャっとした感じが木上さんっぽいですよね。

木上さんといえば、芝居メーターの感じが非常に強いのではないでしょうか。「けいおん」「涼宮ハルヒの憂鬱」「Canon」とかそういう感じですもんね。特に、手の芝居がすげえ上手い。グッと押し出す手のひらの表現とか、手首の動きとかいいですね。





その他、ちょっと回りこみにも関係するお話を少し。

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ここでは、「迷宮プラネタリウム」という道具を使っているので、スーパーが迷路のように巨大になっています。 原作コミックで言うと、「ホームメイロ」と同じ(※ただしホームメイロの場合は、その迷路内部で道具が使用できません)。まあ、とてつもなく広くなっちゃってるわけですよ。広大に。それを描写するための、180度回転回り込み背景動画の使用だと思います。

これによって、のびスケたちの目線で、僕らも、スーパーの変貌ぶりを感じることができる。これが、のびスケたちが困っている様子を俯瞰でTBをやるだけでは、多分僕らは彼らを可哀想としか思えない。子どもは、もっとダイレクトに映像を享受するので、これはすごくいい表現手法だと思います。



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この180度回り込み前面背景動画はこれもありますが、それは上と同じような使い方です。のびスケたちが理解できる範疇を超えた、未知なるものに大しての驚きとか呆然とした感じを表現してる。 



後、面白かったのは、これ。

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1カット目では、「のびスケに見つかった」という部分を強調するために、スネ樹がのびスケに付けた「ミニ雷雲」に焦点が行ってるわけですが、2カット目では、瞬く間にのびスケに対するジャイチビ・スネ樹の恐怖心を演出するために、少し俯瞰のアングルになってるんですね(のびスケを大きくみせるため)。しかも、TBしながら、カットを割ってるので面白い。



これぐらいかなあ。後は、ドラえもん作品だけど、絶対ドラえもんが出てこないとか、そこは分かってる。今だと、「ドラ泣き(笑)」だから、こんな作品だと最後にドラえもん出しちゃいますよ多分。出てこないで、「想像に任せる」、ということの重要性は分かっている人は少ないので。


まあ総合すると、とても面白い作品なので、未見の方は是非に視聴してみてください。

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