これは石田くんが西宮に会おうとするのを、妹・結弦が妨げるシーンです。大したことないカットに思うかもしれないけど、すごく良いシークエンスでした。
簡単に整理すると、
ポン寄り+ACつなぎ→足元のカットへ
演出技術的には、なんていうことない2つの組み合わせです
やや不安なところがあったので、ポン寄りをもうちょい調べました。ポン寄りの基本原則は、ロング・ミドルショットから、クローズショットになる、ということです。つまり、ポン寄りするときに「カメラと被写体の距離に大きな差が生まれること」が重要だとおもう。
各ショットについてはこちらのサイト様を参考に
◆ ビデオ・写真撮影入門 「構図の基礎・その1」各ショットとアングル
ショットについては定義や種類がブレるので、まあ参考程度で
ロングショット:キャラ米粒くらいで、背景が画面のほとんど
(ミドルショット):キャラ全身入って、背景と半々くらい
(バストショット):キャラの胸から上くらい
クローズショット:キャラの顔が画面をほとんどを占める
キャラと背景の比率で抑えるのが客観的でいいかなあと。まあ大体でいいです、本当に
実例
これはロングショット
これはクローズショット
これなんかは、微妙だよね。バスト~クローズショット
キャラメインだからクローズショットと言い切ってもいいけど
これはミドル~バストショット
じゃあ冒頭の結弦くんのショットはというと、
バストショットですよね
ここからのポン寄りの典型的なパターンは、結弦くんの目元・口元に寄ったりして、最初に述べたとおり、「被写体とカメラの距離の差」を大きく出す。だけど、ここでは西宮にカメラがいくんですよ。これが珍しくて面白かった。
なんでかっていうのは、とうぜん石田くんの主観視点だから。扉が閉まって行く中、西宮を目で追いかけてしまう。急いで追っているので、カメラは左に少しPANしてるわけです。あと、ACつなぎっていうのは、キャラの行為を切って複数のカットにして繋げることです。ここでいうと、「結弦くんがドアを閉めること」をわざと切って、2カットにしている。
とても小気味よいのは、それまでずっと石田くんの主観視点だったのに、3カット目でいきなり足元を映すところです。客観的なローポジションのカメラは日光もなくなり、拒絶されてしまった彼の心情を伝える。良いシークエンス。
「この世界の片隅に」のマッチカット・エフェクトほか
この世界の片隅に(2016/劇場)
★
片隅でいちばん印象に残ったのは、このカット。爆発から絵の具へにシームレスにマッチカットされていく。荒々しい筆の叩きつけは暴力的に映る。
放射状に広がっていく焼夷弾
機銃による攻撃で地面や木が抉られていく。この前後の機銃によって街が傷つけられるシーンは、その削られていくタイミングがきわめて光っていた。
馬鈴薯だったっけ。この辺のシーンも好きですよ。楽しそうなすずさんがいい。
★★
PVから大好きなワンシーン。まな板バイオリン。馬鈴薯から楽しくなってきているすずさんを見て、いいカットだなあと。レイアウトが良い。画面右のダブラシ煙や柱が、すずさんに目を向けさせる。つまり、画面の中で、「もうひとつの画面」を作っているというわけです。
手前の柱やダブラシ煙はそういったために配置、レイアウトされている。
片隅といえば──
やはり、僕にとってはキャラデがすごいなあという映画でした。
感覚的ですが、頭身が3、4頭身ぐらいしかないのに、なんかうまいこと写実的なアニメになっている。正確には言えないけど、少し頭の大きさなんかが変わっただけで、このカットは成立しない気がする。なんで、これでかわいらしい女の人に見えるんだろうね。
このキャラデも相まって、やはり家の中のレイアウトは相当に工夫されていた
四畳半の居間に4、5人いて大変に面倒くさそうなレイアウトばかり。二枚目の俯瞰画面は特に良い。こじんまりとした感じの中でも、障子は開いているので、さほど窮屈になってない。レイアウトについては、相当に大変だったと思う。
すずさんが泣いた理由、怒った理由は、他の人ほど分かってない気がする。すずさんは最後までやり切るつもりじゃなかったのかな。だから、ずっと笑っていたし、はるみちゃんと右腕を失って絵が書けなくなった後も何とかぎりぎりで生きていた。
つまり、よう戦争はしらんけど、こんな中途半端なら最初からやるなという風に、すずさんは思った。はるみちゃんと絵を失った時点で、「最後まで戦い抜く、だからすべてに耐えられた」というすずさんの言葉には偽りなく、そういう思いで生きてきた。たぶん、本当に自分一人になっても抵抗するつもりだった。
と思っていたら、終戦。もう戦えなくなってしまった。なんで、こんなにボロボロになって耐えてきたのか。そんな中途半端さに、激情した。
この辺は圧倒的でした。ここまで、まったく残酷描写のなかった片隅において、きちんと毒というか、現実を最後にぶっ込んでくるところはすごい。すずさんもとりあえずは幸せになっていくんだろうみたいな最後でしたから、そういう安堵していたところに来ると余計に衝撃が走った。
★
片隅でいちばん印象に残ったのは、このカット。爆発から絵の具へにシームレスにマッチカットされていく。荒々しい筆の叩きつけは暴力的に映る。
放射状に広がっていく焼夷弾
機銃による攻撃で地面や木が抉られていく。この前後の機銃によって街が傷つけられるシーンは、その削られていくタイミングがきわめて光っていた。
馬鈴薯だったっけ。この辺のシーンも好きですよ。楽しそうなすずさんがいい。
★★
PVから大好きなワンシーン。まな板バイオリン。馬鈴薯から楽しくなってきているすずさんを見て、いいカットだなあと。レイアウトが良い。画面右のダブラシ煙や柱が、すずさんに目を向けさせる。つまり、画面の中で、「もうひとつの画面」を作っているというわけです。
手前の柱やダブラシ煙はそういったために配置、レイアウトされている。
片隅といえば──
やはり、僕にとってはキャラデがすごいなあという映画でした。
感覚的ですが、頭身が3、4頭身ぐらいしかないのに、なんかうまいこと写実的なアニメになっている。正確には言えないけど、少し頭の大きさなんかが変わっただけで、このカットは成立しない気がする。なんで、これでかわいらしい女の人に見えるんだろうね。
このキャラデも相まって、やはり家の中のレイアウトは相当に工夫されていた
四畳半の居間に4、5人いて大変に面倒くさそうなレイアウトばかり。二枚目の俯瞰画面は特に良い。こじんまりとした感じの中でも、障子は開いているので、さほど窮屈になってない。レイアウトについては、相当に大変だったと思う。
すずさんが泣いた理由、怒った理由は、他の人ほど分かってない気がする。すずさんは最後までやり切るつもりじゃなかったのかな。だから、ずっと笑っていたし、はるみちゃんと右腕を失って絵が書けなくなった後も何とかぎりぎりで生きていた。
つまり、よう戦争はしらんけど、こんな中途半端なら最初からやるなという風に、すずさんは思った。はるみちゃんと絵を失った時点で、「最後まで戦い抜く、だからすべてに耐えられた」というすずさんの言葉には偽りなく、そういう思いで生きてきた。たぶん、本当に自分一人になっても抵抗するつもりだった。
と思っていたら、終戦。もう戦えなくなってしまった。なんで、こんなにボロボロになって耐えてきたのか。そんな中途半端さに、激情した。
この辺は圧倒的でした。ここまで、まったく残酷描写のなかった片隅において、きちんと毒というか、現実を最後にぶっ込んでくるところはすごい。すずさんもとりあえずは幸せになっていくんだろうみたいな最後でしたから、そういう安堵していたところに来ると余計に衝撃が走った。
Re:ゼロから始める異世界生活(2016/TV):雑感
今更ながらようやく。別件で触れる機会があり、重い腰を上げ見た次第。
主人公・スバルは、コンビニ帰りに突拍子もなく異世界へと飛ばされる。異世界でチンピラに絡まれているところを謎の銀髪少女に助けてもらい親睦を深める。ごたごたを繰り返しながらも、己のもつ変わった力で苦難を乗り越えていく。といった話。
巷ではスバルは「性格が悪い・クズ」と評判でしたが、そうとは思えなかったなあ。彼自身が死んだときに、「死に戻り」をするタイムリープ能力が発現する。この「死に戻り」のキモは、「他者にその能力のことを話すことができない」ということですよね。このことによって、彼は彼一人で問題に対処しなければいけない。少なくとも、精神的には相当キツイはず。
とあれば、13話ラストのスバルの感情爆発は受け入れられる。
少なくとも、性格クズとかいう評価にはならない。エミリアは「また何も言ってくれないの・・・」「言ってくれなきゃ分からない」とスバルに連言するわけですが、彼は死に戻りについて喋ることができない。死に戻りによって回避した残虐な結末に至るまでの「過程」をスバルはすべて持っていますが、他の人達は覚えていない。このような状態において理解者を求めるのは当然です。しかし、エミリアによって、主従の関係も理解も否定されてしまった。ここで彼の精神は限界を迎えてしまった。
異世界に来てからスバルは自分の存在意義を、「エミリアを救うこと」に見出すしかなかった。そういう点で、感情の爆発に至るのは、当然だとおもう。少なくとも、自分ならそうなってしまう。エミリアに対して、あの状況に至り、それでも優等生のように、あるいは無機物のように感情やエゴを出さない方がよほど変に感じる。エゴをぶちまけるのを見て、なんで性格悪いとなるのかよく分からない。こういうのを見ると、毎度毎度思い出す記事があります。
アニメ視聴をつまらなくする傾向について-大匙屋
「こんな醜態を晒すヤツは嫌だ」っていう変な感情がですね、受け手側にあるんじゃないのかな。だってみんなも醜態は晒してきたはずでしょ?無様な正当化も、八つ当たりもしてきたはず、それなのにスバルを「性格クズ」とかいうのは言語道断だと思う。
僕はこれを「イイコイイコちゃん現象」って呼びたいんですけどね。みんなイイコイイコ、優等生として見られたい。そういう願望をアニメを見る際に持ち込んでしまう。つまりは、エミリアに対して、スバルみたいに傷つけたり、エゴをぶつけたりする人物にはなりたくない。彼の醜態を見たくない。そんな気持ちがあるが故に、「スバルはクズ」と評価を下してしまう。それはなんというか、キレイなところしか見たくない、みたいな部分に繋がりますよね。
さて、本題に戻ります。
これから数話に渡って、スバルが「解決することを諦める」のも然るべきかなと。彼は絶望してしまった。最大の理解者に拒まれたわけですから、そうなるのも当然。レムに対する逃避行の提案も、彼が抱えてきた精神的な負担を見ると、とても理解できる。だから、原作においてもアニメにおいても、レムが人気になる理由はよく分かりますよね。世の中の誰にだって「話せないなにか」はあるはずで、それ込みでレムは理解をしてくれた。
こういう言い方はあまり好みませんが、スバルは「シュタゲ無印において、牧瀬紅莉栖がいないオカリン」だと思えば理解は速い。あの聡明なクリスティーナがいない、助けてくれる人がいない、その辛さは想像に難くないハズ。スバルくんに対する僕の見方はこんな感じです。
物語の方ですが、まあこっちはあんまり言うことがない気がします。
4つのブロックに分けることができます。
1、盗品エルザ編
2、ロズワール邸編
3、白鯨編
4、ベテルギウス編
当時の既刊は9巻で、そこまでをアニメ化。いろいろ伏線は敷いているけれど回収できるわけもないので、とりあえずエミリアとの誤解を解きラブラブチュッチュするまでを描きたかったと思う。いちばん力を入れたのは、絶望に至るまでのスバルの行動とそこからの再起、あと白鯨戦ですね。
白鯨戦はぶっちゃけなんだろう。なんか物足りなさがあったなあ、ここは絶対見せ場ですので。400年苦しめられてきた、14年間妻への復讐に待ち焦がれた、そういったのはもう僕の勝手な願望・欲望ですけれど、もっと狂気に染まったものを見せられると思っていたので。全体的にヴィルヘルムよりレムが強く見えちゃうのは正直いただけない。
20話の滑走後の初撃は良かった。うまかった、タイミングがとくに。
作画的にはラスト25話の田中宏紀作画でしょう。後日、余裕があれば。
あとリゼロでは、こういった演出がよく見られた
これがキャラの情緒表現でよく使われていた印象
顔が隠れた部分からスタートするので、なんかうまいこといくんでしょうね
終末のイゼッタ 06-10話 エフェクト整理
07話
飛行甲板の爆発
画面外まで飛び出るほどの爆発で派手さを演出した後、ロングショットで広がる爆煙。爆煙の表面のディテールは、楕円を使って、温度表現や煙の広がり方を表現している。温度の移り変わりが、やや均一的なのが惜しい。
船ドッカン ★
ここは真ん中あたりの黄色部分に注目。シャッターのように黄色部分が消えていくことによって、煙が画面右上方へと巻き込まれていく様子を描写。なるほど、こういうやり方もあるのか。
スケールが大きい。あとは、破片の描き込み。
下の方の煙が伸びていくのがめっちゃ上手いですねコレ。あまりカゲないんですけど、しっかりと立ち昇っていく様子が分かる。
09話
西洋文明シンメトリー庭園に着弾爆発
普通に綺麗なんであまり言うことがない。時間が経つにつれて、左側の煙が伸びていくのも内部の線の動きで描いてますね。
宮殿爆発 ★
とんがって放射状に広がった後、丸みを帯びて外へと伸びていく。これは上手い。カット尻、じんわりと丁寧に広がっていくことで、ちょっと余韻が生まれている気がする。ディテールは、橋本(敬史)作画のように楕円をちょいちょいと入れて温度を表現している感じ。
10話
奥からの爆発
こういうダッチアングルで奥から手前に押し寄せてくる爆発は、もうぼくの大好物です。ここは特に衝撃波のダブラシがアクセントになってるかな。
塔の崩壊による破片の浮遊 ★★
この破片はすごく頑張っている。浮遊する破片を立体的に動かしており、それによって、画面に奥行きが生じている。3つぐらいにレイヤーを分け、奥と手前で別々に破片を描いていると思う。いやあ、これは見事ですよ。表現したい画面と描写方法が一致している、素晴らしい。
エンジンから発火しての煙かな。ちょっと炎の広がり方が良かったので。
森ドカン
永田亜美作画(推測)。爆発表面に線のディテールを多く入れ、それを動して煙を表現する。そういった感じが永田作画の特徴な気もする。イゼッタ記事ではこういった爆発・煙を永田作画とほぼ断定していますが、違ってたら全面謝罪や。
今回は以上です。亜細亜堂に詳しい方がいたら、ツッコミを入れて欲しいところです。
飛行甲板の爆発
画面外まで飛び出るほどの爆発で派手さを演出した後、ロングショットで広がる爆煙。爆煙の表面のディテールは、楕円を使って、温度表現や煙の広がり方を表現している。温度の移り変わりが、やや均一的なのが惜しい。
船ドッカン ★
ここは真ん中あたりの黄色部分に注目。シャッターのように黄色部分が消えていくことによって、煙が画面右上方へと巻き込まれていく様子を描写。なるほど、こういうやり方もあるのか。
スケールが大きい。あとは、破片の描き込み。
下の方の煙が伸びていくのがめっちゃ上手いですねコレ。あまりカゲないんですけど、しっかりと立ち昇っていく様子が分かる。
09話
西洋文明シンメトリー庭園に着弾爆発
普通に綺麗なんであまり言うことがない。時間が経つにつれて、左側の煙が伸びていくのも内部の線の動きで描いてますね。
宮殿爆発 ★
とんがって放射状に広がった後、丸みを帯びて外へと伸びていく。これは上手い。カット尻、じんわりと丁寧に広がっていくことで、ちょっと余韻が生まれている気がする。ディテールは、橋本(敬史)作画のように楕円をちょいちょいと入れて温度を表現している感じ。
10話
奥からの爆発
こういうダッチアングルで奥から手前に押し寄せてくる爆発は、もうぼくの大好物です。ここは特に衝撃波のダブラシがアクセントになってるかな。
塔の崩壊による破片の浮遊 ★★
この破片はすごく頑張っている。浮遊する破片を立体的に動かしており、それによって、画面に奥行きが生じている。3つぐらいにレイヤーを分け、奥と手前で別々に破片を描いていると思う。いやあ、これは見事ですよ。表現したい画面と描写方法が一致している、素晴らしい。
エンジンから発火しての煙かな。ちょっと炎の広がり方が良かったので。
森ドカン
永田亜美作画(推測)。爆発表面に線のディテールを多く入れ、それを動して煙を表現する。そういった感じが永田作画の特徴な気もする。イゼッタ記事ではこういった爆発・煙を永田作画とほぼ断定していますが、違ってたら全面謝罪や。
今回は以上です。亜細亜堂に詳しい方がいたら、ツッコミを入れて欲しいところです。
「終末のイゼッタ」3話のエフェクト作画(爆発・煙)☆
3話のエフェクトは見せ場しかなかった。話題になっていないのが不思議です。
・迫りくる爆発
画面奥で、2つの煙作画(白と灰色)を交互に使って多層感を出す。
中央の爆発から終わりまでは、タイミングが特に素晴らしい。
少し間を置いて左から爆発させた後、間髪入れずに右から閃光と破片を描写する。
このように、タイミングは遠近感を上手く利用したものになっている。
(※参考として「ジャイアントロボ」の増尾作画が手触りとして最も近いと思う)
地面に着弾した後に起こる、煙の発生と消滅。消え方が面白い動きですね。
・立ち上る黒煙CG ☆
ここはCGかな。3コマで動かしてました。
高音部(オレンジ色)の動きが良い。あとは火花のパーティクルもいい味出してる
イゼッタでのCGはオレンジ
エフェクトCGアニメーターは、飯沼卓也さんという人
砲撃の際の煙。膨らみ方とカゲの落とし方が良い。
初見でギョッとしました。砲弾に貫かれた煙は、輪っか状に。
・爆弾の狙撃+戦闘機の爆発 ☆☆
前回記事から何度も言ってるんで耳タコだと思いますが、
爆発表面の線の動かし方が良いんすよ!
爆煙の回転と膨張の表現の仕方がポイントです。
細いカゲ(赤で囲った部分)と太いカゲ(青で囲った部分)の2つで表現する。
特に注目されたいのは、細いカゲです。これで煙の回転する様子や大きさを描く。
・戦闘機墜落と爆発
戦闘機が墜落する前に、画面手前にダブラシ煙が迫りくる。
墜落後は、戦車が地面に突っ込むんで、いったん煙が発生する。その後、戦闘機が爆発。
内側から湧き出るように爆発するのは、墜落の衝撃と強い爆風を表現するためかな
手前の煙もかき消しているんで、相当強い爆風なんだなあというのが分かる。
・クロワッサン煙 ☆☆
こういう立体感あふれる煙ほんと好き。
右下に伸びる煙がクロワッサンみたいだったんで、そう命名しました。
地味にカゲ2色ですね、カメラから遠い部分は濃灰色にしてる。
・戦車持ち上げてドン
滞留煙+浮かぶ立法破片
(キャラのアクションも上手い)
とりあえず、急いで記事にしました。爆発や戦闘シーンがなかった2話メンツと比較すると、3話では(1話と同じく)亜細亜堂の人が参加されていましたので、おそらくその内の誰かだと思います。個人的な最有力候補は、永田亜美さん(「ドラえもんのび太の宇宙英雄記」で似たような煙を見ましたので、薄い根拠ですが)。もちろん、このエフェクト全部ではないですが。
また、追記すると思います。
・迫りくる爆発
画面奥で、2つの煙作画(白と灰色)を交互に使って多層感を出す。
中央の爆発から終わりまでは、タイミングが特に素晴らしい。
少し間を置いて左から爆発させた後、間髪入れずに右から閃光と破片を描写する。
このように、タイミングは遠近感を上手く利用したものになっている。
(※参考として「ジャイアントロボ」の増尾作画が手触りとして最も近いと思う)
地面に着弾した後に起こる、煙の発生と消滅。消え方が面白い動きですね。
・立ち上る黒煙CG ☆
ここはCGかな。3コマで動かしてました。
高音部(オレンジ色)の動きが良い。あとは火花のパーティクルもいい味出してる
イゼッタでのCGはオレンジ
エフェクトCGアニメーターは、飯沼卓也さんという人
砲撃の際の煙。膨らみ方とカゲの落とし方が良い。
初見でギョッとしました。砲弾に貫かれた煙は、輪っか状に。
・爆弾の狙撃+戦闘機の爆発 ☆☆
前回記事から何度も言ってるんで耳タコだと思いますが、
爆発表面の線の動かし方が良いんすよ!
爆煙の回転と膨張の表現の仕方がポイントです。
細いカゲ(赤で囲った部分)と太いカゲ(青で囲った部分)の2つで表現する。
特に注目されたいのは、細いカゲです。これで煙の回転する様子や大きさを描く。
・戦闘機墜落と爆発
戦闘機が墜落する前に、画面手前にダブラシ煙が迫りくる。
墜落後は、戦車が地面に突っ込むんで、いったん煙が発生する。その後、戦闘機が爆発。
内側から湧き出るように爆発するのは、墜落の衝撃と強い爆風を表現するためかな
手前の煙もかき消しているんで、相当強い爆風なんだなあというのが分かる。
・クロワッサン煙 ☆☆
こういう立体感あふれる煙ほんと好き。
右下に伸びる煙がクロワッサンみたいだったんで、そう命名しました。
地味にカゲ2色ですね、カメラから遠い部分は濃灰色にしてる。
・戦車持ち上げてドン
滞留煙+浮かぶ立法破片
(キャラのアクションも上手い)
とりあえず、急いで記事にしました。爆発や戦闘シーンがなかった2話メンツと比較すると、3話では(1話と同じく)亜細亜堂の人が参加されていましたので、おそらくその内の誰かだと思います。個人的な最有力候補は、永田亜美さん(「ドラえもんのび太の宇宙英雄記」で似たような煙を見ましたので、薄い根拠ですが)。もちろん、このエフェクト全部ではないですが。
また、追記すると思います。
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