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I LOVE U,I KILL U

カテゴリ: 2018年アニメ



前々から気になっていた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2018)」をようやく見ました。自分の中では、佳作とはいいがたく良作どまりでしたが、きわめて強烈に残るシーンがありました(※全体が面白いかどうかよりも、そういうカットやシーンを見つけられることのほうが、映像作品を見る際にとっては良いことなのです)。


義手の描写
主人公・ヴァイオレットは戦争で両腕を失くし、義手を付ける。感情がない、感情がわからないということはきわめて表現しにくい。鉄で出来た義手を他人に見せるたびに、その場は少しざわめく。冷たく、近寄りがたい印象を与える。

精巧な義手は、感情とはまったく真逆の性質を持ちます。その場その場で心がゆらいだり、話したことが全て本心でなかったりするように、感情は不安定な存在です。一方で、精巧な義手はそういった不安定さはいっさいなく、ただただ命令どおりに、調整どおりに完璧に動く。

#2
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タイプライターのために義手を調整するシーン
肘の可動部を開けると時計のような細工がある。調整部分を上に押し上げると、指の位置や動きが1ミリ単位で正確に変わる。精巧さを伝える。精巧さは「曖昧な感情」とは真逆ですので、ヴァイオレットが感情を持たないことを表すためには、この義手はなくてはならないのです。




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「知りたいのです、愛してるを」とひたすらに繰り返す彼女は、少しずつ、少しずつ、それを紐解いていきます。ヴァイオレットはいくつもの体験と手紙を綴ることによって、感情を、心を理解していきます。そうすると、精巧な機械である義手にまで変化は及ぶのです。



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諦めないという覚悟を、壊れて2本指になった義手に託す。右PANの勢いは覚悟の大きさであり、ヴァイオレットの感情が、まるで義手にも移ったように見える。


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全力を尽くした末、壊れた義手の部品が散っていく様は儚く美しい。もう二度と、誰も失いたくない、その決心が二度目の両腕の破壊へと結びつくわけです。だからこそ、このシーンは美しい。

というのは、あまり面白くないものです。毒があってこそ、映像と思います。ドラえもんだってそうでしょう。アンパンマンにだって、ちょっとした人間の卑屈さ、というものは出ます。「よりもい」はそういう点で、僕には合わなかった…絶賛されている理由は分かるのよ。これは勇気を与える物語だからね。「勇気をもって挑戦しよう!」ってことですから、受けないはずがない。

行儀の良い、っていうのは、もうすごくユートピアな世界なんですよ。アイドルはうんこしないみたいなノリ。それが受け付けられなかった。彼女たちは、すごく過酷な挑戦をしていると言うけれど、実際は、ぶっちゃけママゴトじゃないですか。前半は100万稼ぐくらいストイックなのに、後半になるにつれてお遊びになっていく。南極4人で揉め事もさほど起こさない、ぶつからない。ぶつかってもすぐに解決仲直り。仲間は守るぜ(ドン!)みたいなワンピースのようなことはしても、関係が希薄すぎる。ぺらっぺらですよ。コンビニ行くけど、帰る方向同じだから一緒に行く?ぐらいの感じで、南極行ってますからね。で、エッチなのはダメなんです~ていうか無関心なんです~絆なんです~って、こいつらの脳みそ小6かって思いましたからね、見てたとき。




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こんだけ文句垂れときながらも最後まで見たのは、やはりOPのこの回り込みが素晴らしくできていたから。OPはよくできたなあ。いや、ホントこの回り込みはいいですよね。船の巨大さ、海の広大さを示した後で、彼女たちの無力さ・ちっぽけがやってくる。


まあ、そこら辺を来年細かく、よりもいファンにしばかれ、怒られながら、やっていきたいと思います。(※野中作画記事間に合わず。いつものことだな!)


今年一年ありがとうございました。
良いお年を!

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[うちのメイドがウザすぎる!#6]

ミーシャが肩をすくっとさせる、舌で追いかける仕草、つばめのキスに至るまでの角度、フェティッシュを超えて一種の執着心を感じさせる。石膏デッサンみたいに確実なる立体で動かしている。ラストのデフォルメも上手いですよね、リアルもどっちも描ける。

小松さんもアニメ業界も詳しく知らないのでなんともなんですが、こういうのはもう全原画でやるんでしょうか。それとも、動画マンにめっちゃ割ってもらうんでしょうか。



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うどんこねこね。腕をまくるときの、オバケの入り方とかブレ線とかいいですよね。小松作画では、こういう地味にめんどいアングル(1*)のキャラ顔をさらっとこなすのがすごい。しかも、立体的に動かそうとしている。

[追記]小松さんみたいな人が、個性が出てるっていうんですよね、悪い目立ち方をしない、悪目立ちしちゃう人は個性を出そうと出そうとしすぎてて考えが足りない。小松さんの作画は、世界観を壊さない、それでいて自分の動かしたいようにやる。考えがあるように思う、アイマスのプチ・シューにしても。


(1*)カメラは俯瞰ショットだけれど、キャラの顔はアオリ

参考文献は下記ブログ様を参照ください。Twitterに転がっている意見はあまり参考にならない。



実に4年ぶりの原画でした。ぼくは天メソ11話の布団に包まる芝居が好きなので、今回取り上げてみた次第。あまり大したことは言えてないですが、かれの素晴らしさが伝わればけっこう。有志の方が作られたMADをご覧いただければ、小松作画のすごさはテキストを超えて伝わると思います。


”たいぷはてな”ではなく、”小松勇輝”としてアニメの世界に戻ってきてもらいたい。もちろん、たいぷはてなを否定しているわけではなく、内包して戻ってきてもらいたい。自分がそのように渇望する人間は殆どいません。黒田結花とかれぐらい。

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アイドルを志していた、さくらは玄関先でトラックとぶつかり死亡した後、巽によって、ゾンビとして復活する。巽の目的は「佐賀を盛り上げる、アイドルとして活躍してもらう」というものであった。5話まで見ましたが、よくできていたのは1~2話ですね。


とくに1話のさくらと巽の掛け合いが良かった、終始笑いっぱなしでしたよ。

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「なんで私ゾンビに…?」→「(ゾンビ映画の)あんな感じです」
「なんでアイドルに…?」→「佐賀を救うためじゃあん
「(たえちゃんに)なんかもっとこうないんですか」→「伝説の中身なきゃいかんのかーい!」

即答キッパリというのがいいんですよ。

自分がゾンビとして蘇った経緯や、アイドルになる目的を巽から聞かされるわけですが、主人公さくらは素直に受け入れているわけではない。自分がゾンビになってしまったこと、そして、警官に撃たれてしまったこと。この2点による動揺で、否応なく巽に丸め込まれる。


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さくらが巽に従ったのは、警官の発砲に因るところが大きい。発砲にビビって屋敷に戻る構造は2話の(愛・純子ちゃんコンビ)でもありましたよね。


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それに加え、意識があるゾンビは自分のみ、話せる相手は巽一人だけとあっては他に選択肢がなく。「アイドルしないといけないこと」に対する説得力が上手く出てる。このシーンのレイアウトは圧迫的なものが多くていいですね。さくらの不安さがにじみ出る。


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練習もせず、意思疎通もできない他ゾンビといきなり初ライブという状況に。ここがとくに良かったなあ、はっきりと「無理」と言い切るさくら。そうだよね~普通ゾンビになったばっかりなのにアイドルなんてできないよね。威勢よく発破をかけるだけの巽が面白い。宮野真守の熱演も光る。




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1話ラストで山田たえちゃんを除き、みんな復活しました。3話で元アイドルが参加した時点で、この物語は終わった感じがします。だってたぶん、どうやっても「アイドル」は上手くいくじゃないですか。みんな意識が戻って、元最強アイドルもいちおう参加をした。失敗する方が難しい。

山田たえちゃんが何者なのか、というのがキーなんでしょう。巽が濁した2点(「どうやってさくらはゾンビになったのか」「たえちゃんだけ二つ名がないこと」)に大きく関わるキャラクター。この子がいちばん最初に意識が戻ってても、(誰にも分からないので)おかしくないですよね。もしかしたら、ゾンビじゃないかもしれない。もしかしたら、みんなをゾンビにした張本人かもしれない。みたいな。

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きわめて良かったのは、アバン~Aパート。日常シーンはすごく良かったです。さっぱり記憶を失ってしまったユウタ、そして店の前で倒れていたユウタを助けたクラスメイトの六花ちゃん、そして「使命を果たせ」と繰り返すグリッドマンというパソコンの中のメカ。

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どういう状況なのかは誰にも分からず、かといって過度な置いてきぼりにもされずに、ユウタと同じ目線で歩める。これがいいですね。六花ちゃんは「(ユウタとは)知り合ったばっかり~」と言ってますけど、これは嘘で150%ミスリード。親密でなければ、倒れていたクラスメイトなんてのは救急車呼んで、はい終わりじゃなかろうか。自分の家のソファーや洗面所をクラスメイトの男子にそう簡単に使わせるほど、思春期の女子は脇が甘くないと考える。おそらく告白して振られたんだろうな。で、都合よく関係をリセットしてしまえと思ったんじゃないか。そうでもないと、こんな嘘はつかない。


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電柱、最初はCGかと思ってみていたんですが、作画ですね。緻密にケーブルの複雑さが描かれているのはぐっときますね。


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バレーボール事件の後、凍りつくクラス内。気まずい時間をそのまま流している。このへんの演出がすごく良かった。Aパートは相当にワクワクしましたよ。


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連続してダッチアングル。なにか良からぬことが起きようとしている。




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Bパート。電線の揺れによって、ダッチアングルと同じく、不安・不吉なことが起きそう。


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ユウタはよく分からないまま怪獣との戦闘へ。この辺から付いていけなかったかなあ正直。「使命だから」という理由だけで、なにも思い出せないけど戦う。もう少し葛藤するんじゃねえのかなあという気持ちが。いや、もちろん、そこらへんを吹き飛ばすほど、グリッドマンのデザインや戦闘がかっこよかったらいいんですけど、そうでもないので。


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ここは気づかれた方もいると思いますが、完全に増尾作画(もしくは特撮爆発)を踏襲している。白コマの入り方や爆発のタイミングがまったく同じですよね。爆発が左右に分かれて、最後にドカン。


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批判多めのBパートですが、メカニックや戦闘に対して、破片はグレイト&マーベラス。これは文句なしです、素晴らしい。いちいち貼るまでもないですが、ガラスの落下や、グリッドマン登場時の肩からこぼれる地面の破片など、細かに描写されてました。このカットでいうと、信号機の揺れとかもいいですよね、すごくフォトリアル。まあそういった、ディテールは言い出すとキリがないくらい素晴らしい。



ラストはちょっとびっくりした。壊れたはずの学校が元通りになり、そのことを覚えているのは3人だけ。この引きは上手い。4話まで見る羽目になりました。やっぱり日常シーンの方がいいなあ。すっと入っていける。戦闘シーンはどうにもなんか自分の中で盛り上がらない。

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そうだそうだ、ここアホみたいにうまかった。面倒くさそうにあぐらの体勢から、脚で上体を起こし、前に手をついて、立ち上がる。誰だ書いたのは!濱口明しか分からん。ちょっと名前知ってるのは中村楓。まあ、ともかく、ここは抜けている。


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ここ好き。ディテール満載の戦闘機を、やや俯瞰で横から描写するとやっぱり映えますね。

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タイミングうまかった。後述しますが、ここもクイックPAN。

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荒々しいタッチで。この辺は髪の毛がわっしゃわっしゃ動いてた。




☆縄跳び
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大きな弧を描くように、必死に腕を回すミーシャ。つばめと比較すると、無駄な動きが多い。着地した際の反動で、だんだんと前に重心が移動していく。ぎこちない着地のために、バッサバサと揺れる髪の毛のリアクションも見事。

クレジットを見る限りでは、山本ゆうすけさんという方が書かれたのかな?「ヤマノススメ」の山本祐介とは別ですよね。1話の原画見ると同じなのか。よくわかんねえな。


あと前回の記事で、こういうコメントいただきまして。
原作の漫画と比べると面白いんですが、漫画の方は普通のコマ割りで特に変わったことはやってなくてセリフの掛け合いで笑わせる感じなんですが、アニメの方はこのように凝ったことをやってるんでなんか意図があるっぽいのですが…
何かの映画を意識してるのかなと…思ったり…
つまり、イアキお前どうせ暇だろ!ギャンブルや配信に明け暮れている暇があったら、もっと太田監督作品(アニメ)を見て、原作と比較して記事にしろや!ということです。でも、意図がありそうだなあ、と感じていたのは確かなことで。上手いコメントです。やられました。



原作は面白くてついつい4巻まで読んじゃいました。コメントでいただきました、「言葉の掛け合いコメディ」というのは指摘どおりで、コマを使った変わった表現はさほど見られなかった。1、2戦目は、けっこう少女漫画テイストというか、直接的に好き好きって感じですね。それ以降は、ギャグよりになっている。まあこれは、単純に百合専門雑誌からの移動、ということに起因するのかな。



画面の比較に入っていこう。

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左右にクイックPAN

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POVゆらゆらカメラ


1話を見直しただけですが、主にミーシャがビビる場面では、カメラワークを工夫している。クイックPANもそうですけど、気になるのは、ゆらゆらカメラですね。これはCG背景との組み合わせで実験しているのかな。あとは、やっぱりティルトアップですね。やたらめったら出てくる。縦方向で画面を作ろうとしているという感じが。ティルトアップは「恋愛ラボ」でも散々に見られたので。


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「恋愛ラボ(2013/TV):2話」

少し下にズレながらクイックPAN

ただ、ティルト、クイックPANを使わないアニメがあるかと言われれば、もちろんそんなわけはないので。でも、なんか引っかかる感じがするんだよなあ、こんなに使うかなみたいな。この前、他の方から聞いて知ったんですけど、漫画に「4段ブチ抜き」というものがある。これと関係があったりするのかなーとか思ったりしてます。

4段ブチ抜きの変遷?

4段ブチ抜きをアニメーションに置き換えると、単純にティルトアップ+ポン寄りですよね。そして、当然これはどのアニメでも見られるはず。でも、だいたいが初キャラ登場の紹介で使う印象が強い。印象だから、どうにも根拠が薄いですけど。大田ティルトアップは、それ以外でも多く見られるんですよね。もう少し分析しないと分からんですが。ここまで書いて考えたのは、縦方向は漫画的に(つまり静止画)、横方向は映画的に(つまり激しく動くぞみたいな)することによって、画面に緩急を出してテンポを生み出しているのかもしれません。要検証。




ところで、頭がおかしいキャラクター(つばめ)が主人公のそばにいて、さらに頭がおかしいキャラクター(みどりん)をそのそばに据える、というのはコントロールが難しいような気がします。それぞれ、自分のことになると我を失い、その一方で他人のことは冷静に見る。これで、ツッコミ役が順々に回って安定するんだろうと思います。キャラクターをそれぞれ見ていくと、この作者は常識人を作る気がない。人間は、それぞれ、どこか変なこだわりがある、という強い主張をしている。

まあ、「頭おかしいキャラ」ってそれだけで得なんですよ。現実では、それが当然なんですから。だいたい、みなさんも頭おかしいでしょ。他人から指摘されて初めて気づく変な部分っていうのは誰しもあり、それを具体的に誇張して描いているだけなんですよ。だいたいの娯楽作品は、これが基本なんでしょうけど、これがコントロールできるかどうかにかかってる。

あと、「ところで」って言葉が強すぎる。ミーシャのパンツが無くなったときに、写真付きのパンツ整理書みたいなのを変態メイド(つばめ)が出すんですが、ツッコミが終わらないうちに、パンツ整理書を「ところで」で放るんですよ。すごくないですか。

略称に困っている。メイウザとかうちウザでいいのかな。こういうギャグ・コメディは見飽きた人もいると思いますが、筋肉にはまったのかなあ。今期はこれ見てます。で、1話はわりとおもしろいアクションがありました。



■うちのメイドがウザすぎる!01話
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1カット目からオバケ+ブレ線多用

驚きと焦りのあまり、転んで本が飛ぶ。ドアを通り過ぎてしまう。2カット目が、アオリになっているのは、このアングルじゃないと筋肉自衛官が映らないからですね。ただ、このために3カット目とのつなぎが弱くなってしまっている。



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CG背景+作画+つけPAN

ブレーキが効かず、壁に衝突。ロリの焦燥感を示すかのように、カメラもつけPANでダイナミックに動く。いちばん気になったのは階段の部分。ここまで焦っていて、転ばないのか。いや、「転びそうだ」「こけそうだ」と思わせている時点で、表現としては成功しているのかも。




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1コマのエフェクト

漂いながら、ロリの元へと向かうカレーのにおい。包み込んでいくのがいいですね。ロリがにおいを嗅ぐと、エフェクトとカメラがすっと右に移動するのが、このカットのポイントです。この瞬間で、ロリはカレーのにおいに支配されてしまう。いいPANと作画ですね。

こういった「漂う」類のエフェクトは、どちらかというと嫌なイメージに使われがちな印象です。タバコとか、毒ガスとか。まあ、これも罠っちゃ罠か。



その他の作画ほか




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こういうアスリートみたいな走り方はどうかと思っちゃうけど、見ている人はそのへんはどうなんですかね。この子小2ですよ。こんな走り方すっかなあ。





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広角背景動画

あーめんどくせえことやるなあと思ってみてました。このカットは、肩に力が入る描写で、映らない手元の動きを関節的に表現している。手元でゴシゴシパンツ洗うのを肩で示す、それが良かった。フリルとかメンドウだろうに。

爆発疲れを起こしているので、とりあえず最新アニメに。

配信で「はねバド!」というアニメが面白いと聞きまして、少し見ています。アヤノという天才バドミントン少女と、凡人の努力家ナギサを中心に描かれていく、王道のスポコンアニメ(かな?)。OPはさわやかでいいですね、アニメを見ているみなさんが過ごせなかった青春といった感じがします。心を掴んだのは、1話のアバンです。よくできている。



<1話アバン>
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ラリーの応酬の中で響くはバドミントンの打音のみ。こういう彼女たちの狭い世界、当事者である彼女たちにしか理解できない世界が描かれているのが好み。すごくいい。短いショットを繋げていくことで、バドミントンというスポーツの慌ただしさを伝えている。シャトルが瞬間的にぐしゃあとなることは、一見軽そうに見えるラリーに複数の意味を付与していますよね。この試合じたいもそうですが、ナギサの絶望感、なにをやっても返されてしまう重たい雰囲気。それらを表現している。



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ナギサとアヤノの打ち合いをローポジションで回り込み。3話まで見た中だと、このカットが攻防の魅せ方ではいちばん良かった。おそらく、短いカットの連続は小気味良いリズムを生むのですが、それと同時に打ち合いのすべてを見ることができない。彼女たちが、シャトルを拾いに行くまでに、スマッシュを打つまでに、どういった動きや判断があるのか、そういった過程がスポーツの醍醐味ですので、このカットは光っている。


ギスギスミントン
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スランプから抜け出せず半ば八つ当たりのようなスパルタを課すナギサに対し、ユカがキレるシーン。ここギズギスしてて良かったです。2カット目でユカが煽った後に、3、4カット目でナギサが無言でユカの元へ。ネットをくぐって一直線というのがいいですよね、激しい怒りが伝わる。5カット目ではリコが2人の仲裁に入りますが、やや引きの絵に。この後、ナギサに一度寄ってから、傍観者の男子部員と、ユカ派閥女子部員、微妙なラインの女子部員を一周して映すので、そのための準備だったのかな。周りが見えてないナギサに対して、こんだけやべえ状況だと示す。



<3話の風邪移うつしクソレズ/テンポ>
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カオルコちゃんとの回想シーン。カオルコPOV(2カット目)から次のカットまで大胆に省略していますね。ここは要するに、無理やりクソレズから風邪をうつされた結果だけわかりゃいいんで。お見事でした。



ストーリーは特に言うことないかなあ。僕は最初イライラして、ビンタしたれや親友ならとか思ったんですが。リコやエレナがそれぞれの親友に対して、ビンタして正論を言えばいい、というのは理想論でしかないんですよ。彼女たちは誰よりもナギサとアヤノの辛さを知っているはず。であるならば、なおさら言えない。正論では人は動かないことが多いし、問題も解決しない。2話で金髪コーチがやったように、本人が自覚しないと問題は解決しない。

気になるのは、「フィクションにおける天才はなぜ主体性に欠けるのか」ということです。誰か書いてくだぱい。

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[01話 ラボのトイレ付近]

そういやgif作ってた
シュタゲゼロは陰鬱な雰囲気、紅莉栖を救うことを諦めてしまった世界線ですので、とてもよく似合っていた。OFF画面の使い方がちょっとイマイチかなと思います。OFF画面、オフショットとは、「発声者をわざと画面から外して撮影する」技法です。

業界用語辞典 「オフショット」


たとえば1話の屋上付近

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ここでは、鈴羽がこの世界線の悲惨さを語り、タイムマシンに乗ってくれるように説得を試みます。しかし、オカリンは助手を助けられない、殺めてしまったこと、また殺めてしまのではないかということに恐怖を感じて拒否する場面です。


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鈴羽「この世界線の行き着く先は地獄しか待っていない~どうしようもない世界」

ここややオフ気味というか、被写体が遠いんで想像するしかない。広角カットでやや画面を歪ませて、お互いを取り巻く状況を表現。想像に任せてて上手い。



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鈴羽「未来を!」の後

これはテンポのお話とも関わってくるんですが、この苦悶の感情は視聴者のほとんどが理解していると思うんですよ。わざわざ画面に写すと、表現過剰になる。いやそんなんわかってるしみたいな。



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オカリン「おれはいろんな世界線を見てきた~お前が死ぬ世界線も」→「世界線を変えることは理から外れたことだから人間の領域ではない」

このカットはまあ結果論になってしまうんで、あんま良くないんですが。
辛い感情や苦しい感情を吐露する人物のカットで、そのまま被写体を写しても感情移入しにくい。オカリンの気持ちは十二分にわかっているけれど、それはオカリンにしか体験したことない、想像を絶するものであり、彼の表情や所作で表現をするのは困難。1話に限らず、オカリンの衝撃や困惑、不安を目で表現しようとするカットだらけなんで、ぶっちゃけ「あー次はオカリンがまた目をビクッとさせるんかな」みたいな予測が立ってしまう。





対して、まあまあ良かったのは02話のこの辺


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[02話 アマデウス紅莉栖と初対面するシーン]

インサート気味にオカリンのカットは挿入されますが、基本的には過去の記憶とアマデウス紅莉栖が描写される。同じことですが、オカリンにとって助手の姿は衝撃で、僕らにはわかるけれど、想像を絶するもの。であれば、彼の表情ではなく、彼の記憶にある助手を写すことで、ーもっと言えば、彼の記憶が錯綜しているー、そういった状況を見ることで、僕らはオカリンの衝撃を少し感じることができる。


直接的に描いても、得られるものが少ないんですよ。無駄に精巧なコインの話がありますけど、あれと同じで。描写しちゃうと、そこまでですけど想像力は無限ですから。なんかなー描写しすぎ、過剰描写しすぎっていう感想がまず浮かびます。


まあでも、直接的に描くことにこだわりがあるとも言える。オカリンの抱く恐怖を身をもって、肌に感じてほしい、という意図があるのかもしない。けっこう直接的な描写が多いですよねゼロは。紅莉栖を刺した後のオカリンのトラウマ描写も直接的でした。

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