というのは、あまり面白くないものです。毒があってこそ、映像と思います。ドラえもんだってそうでしょう。アンパンマンにだって、ちょっとした人間の卑屈さ、というものは出ます。「よりもい」はそういう点で、僕には合わなかった…絶賛されている理由は分かるのよ。これは勇気を与える物語だからね。「勇気をもって挑戦しよう!」ってことですから、受けないはずがない。

行儀の良い、っていうのは、もうすごくユートピアな世界なんですよ。アイドルはうんこしないみたいなノリ。それが受け付けられなかった。彼女たちは、すごく過酷な挑戦をしていると言うけれど、実際は、ぶっちゃけママゴトじゃないですか。前半は100万稼ぐくらいストイックなのに、後半になるにつれてお遊びになっていく。南極4人で揉め事もさほど起こさない、ぶつからない。ぶつかってもすぐに解決仲直り。仲間は守るぜ(ドン!)みたいなワンピースのようなことはしても、関係が希薄すぎる。ぺらっぺらですよ。コンビニ行くけど、帰る方向同じだから一緒に行く?ぐらいの感じで、南極行ってますからね。で、エッチなのはダメなんです~ていうか無関心なんです~絆なんです~って、こいつらの脳みそ小6かって思いましたからね、見てたとき。




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こんだけ文句垂れときながらも最後まで見たのは、やはりOPのこの回り込みが素晴らしくできていたから。OPはよくできたなあ。いや、ホントこの回り込みはいいですよね。船の巨大さ、海の広大さを示した後で、彼女たちの無力さ・ちっぽけがやってくる。


まあ、そこら辺を来年細かく、よりもいファンにしばかれ、怒られながら、やっていきたいと思います。(※野中作画記事間に合わず。いつものことだな!)


今年一年ありがとうございました。
良いお年を!