3月13日に行われた、金鯱賞(G2/中京・芝2000m) は大阪杯(G1)への前哨戦だ
注目は、昨年、大阪杯の舞台でコントレイルとグランアレグリアをなぎ倒したレイパパレ、エリザベス女王杯でキズナ産駒初G1勝ちを飾ったアカイイト、などが出走していた。そんなG1馬2頭の中、1番人気に支持され見事勝ちきったのは、重賞すら勝っていない馬だった。ジャックドールだ。
2022/金鯱賞
ジャックドール号は、父モーリス 母父Unbridled's Songという血統構成
ミスプロ5×4、ノーザンダンサー5×5というクロス
(※父モーリスは、1600~2000mで圧倒的な戦績を残した。マイルG1を4つ、秋天、香港C、合計6つのG1を取った名馬である)
さて、ジャックドールは前走・白富士S(東京・芝2000m)でも逃げ切りを果たしており、今回が試金石と見られていたが、むしろもっと強いレースを見せた。ラップを見ていただこう。
金鯱賞/ラップ
12.5 11.0 12.2 11.9 11.7 11.7 11.6 11.0 11.3 12.3
※これは1ハロンあたりのラップだ。1ハロン=200mだから、10個ある
最初の3ハロン、かれは35,7秒で通過した。ここまではミドルペース、それでもまあまあ速い。注目されたいのは、それ以降、最後の1ハロンを除いて11秒台で逃げ続けたことだ。基本的に、これはありえないと思っていい。どこかの区間で、12秒台を入れる、いわゆる「息を入れる」行為をしなければ、ふつうの馬は最後まで持たない。バテて下がってしまう。
極めつけは、最後の4コーナーを曲がるところの1ハロン区間が「11.0」という点だ
そう、先頭で駆け抜けている馬が、ラストのコーナーでさらに加速したのだ。これには手も足も出ない。ありえない。逃げ馬が有利ではない、現代の日本競馬で、このようなことはありえない。この金鯱賞は、もちろんゲームではないのだ。
「前の馬、逃げ馬が有利なレース展開であったのでは?」
じっさいはそんな次元ではなかった
2番手で競馬を進めた、シフルマンは相当にジャックドールをつついた(楽な逃げ方をさせなかった)が、かれはこの息も入らぬラップに敗れしんがり負け。さらにその後ろで続いた、ギベオンは1.8秒も離されての5着に敗れた。
G1ホースである2頭はどうだ?レイパパレは4番手の追走でやっとだった。最後はさらに差が開き2馬身差の2着。中団につけたアカイイトは、いつもの切れ味鋭い末脚を発揮する脚もなく、3着に敗れた。
サイレンススズカ
タップダンスシチー
ダイワスカーレット
アイネスフウジン
キタサンブラック
どの時代も逃げ馬は人々の心を魅了する。そういう逃げ馬の夢をぼくらは追い続けている。武豊をして最強と言わしめたサイレンススズカ、佐藤哲と言えばのタップダンスシチー、かれらと遜色なく、中京のターフを最初から最後まで先頭で駆け抜けた。G1馬2頭を蹴散らして。
どこまでも後ろの馬に影すら踏ませずに、もしかしたら勝ち進むのかもしれない。そんな興奮に近い、期待が膨らむ。ジャックドールはそういうレベルの馬だ。
大阪杯では昨年の年度代表馬・エフフォーリアとの対決となる。それもあるが、ぼくは、かれを怪物と断言したい。こんなにすごい馬は今なかなかいない。今からかれがどのような走りをするかが楽しみで仕方がないのだ。
(*元々のタイトルは「あの夢のつづきを見せてくれるのか」でした)
[UMA]1月の結果を振り返るわよ
1着→黄色背景、2着→水色、3着→緑
4、5着→下線
01/05
競馬は「金杯」で年明けします( ^ω^)
去年は重賞未勝利に終わった、稀代の変態鞍上、横山典弘jが幸先よく重賞3着。御年53才。今年はなぜか調子がいい。去年はなんだったんだマジで。息子の独り立ちを支えようとして行けそうだから集中しているのか。なにを考えているのかいっさい分からない変態。
▲1、2着/3
馬券的には、中山金杯は軸ズレし取れず。京都(中京)金杯は3複と馬連を確保。
去年はあまりにも当たらなかったので、今年から3連複に切り替えました。
シンザン記念(1/8)は買わずに土日へ。
ちなみに勝ち馬はマテンロウオリオン、横山典弘j。早々と今年の重賞初勝利を飾りました。
01/10
*フェアリーステークス(中山・芝1600m) ※クラシック限定
◎ー(記載なし)
◯スクルトゥーラ、ヴァンルーラー、ライラック
▲ビジュノワール、スターズオンアース、スプレットザシー
△エリカヴィータ
これは相当に迷っていそう…( ^ω^)
よくわからん印打ちでも▲が冴え渡る
ライラックが予想以上に強かったレースですねえ。ライラックの父はオルフェーヴル、母父はキングカメハメハ。やはりオルフェはミスプロ系との相性が良いのか?特筆すべきは、母母父にフジキセキのスカーレットインク牝系。
簡単にいえば、”牝系”とは「強いババアが強い子どもを生んで、その子どもがまた強い子どもを産んででいる」っていう感じです。メスのラインから見て、馬の強さを計る感じ。スカーレットインクの子孫からは、ダイワスカーレット、ダイワメジャー、ヴァーミリオンなどが出ている。つまりは、母方がつえーやって感じです。良牝系ともいいますね。
▲2、3着/3
01/15、16
*愛知杯(中京・芝2000)牝馬限定+ハンデ戦
はい、牝馬限定戦とはその名の通りメスしか出走できません。G3なので、ちょっとG1,2には足りない、もしくは賞金加算のために出る馬が多いレースな感じ。ハンデ戦とは、まあG1勝ってるような馬がウイーッスって来たら困るので、もしも来たらその分斤量を重たくする感じです。
まあ、基本的にハンデ戦は”荒れる”レースで中穴党に取っては垂涎のレースです。
◎アンドヴァラナウト:松山弘平
◯シゲルピンクダイヤ:和田竜二
▲ルビーカサブランカ、マジックキャッスル、アイコンテーラー、ソフトフルート、カセドラルベル
☆マリアエレーナ、スライリー
(※3着にはデゼルが入着)
武豊j、36年連続の重賞勝利をルビーカサブランカで飾る。なんだろう、数字の感覚が狂いますねw やっぱりレジェンドやで・・・。来年のメモとして、やはり愛知杯はマイラー色が強い馬を買う/優先すべきです。勝つかどうかは置いておいて、入着率が高いですね。デゼルなんかはマイラーだと思ったので切りました。
それにしてもソフトフルートは鞍上(岩田ジュニア)さえ違えば勝ち負けした。もったいない。夕月特別から追っている馬なので、こういうときは馬券以外の感情が出ますね。
▲1、4,5着/5
さて、日曜メイン!
*日経新春杯(中京・芝2200m)
はい、これも京都改修の影響のため、中京開催です。
ふだんは距離も違います、芝2400mです。
◎フライライクバード:武豊
◯-記載なし
▲ヨーホーレイク、エフェクトオン
△クラヴェル、マイネルウィクトス、ステラヴェローチェ、ヤシャマル
☆ショウナンバルディ
「鳥のように飛ぶんだよぉ!」と配信ではハシャイでましたが、無事馬券外に飛びました( ^ω^)
ステラヴェローチェは勝ちきれないなあ。もうちょっとのところ、能力はあるが…難しいですね、今後のレース選択は。手薄になった春天かな?
▲1、4着/2
*京成杯(中山・芝2000m)※クラシック限定
はいクラシック限定、というか3才限定競走です。
個人的にめんどくさいので、クラシック限定という呼称にしました。
◎ヴェローナシチー:団野大成
◯ー記載なし
▲テンダンス、ロジハービン
△ヴェールランス、オニャンコポン、サンストックトン、ホウオウプレミア
団野くん、ありがとねえ!?3複5万超え。神ダンノ。
さて、勝ち馬はオニャンコポンでした。

馬名の由来は、アカン語(ガーナ共和国)で「偉大な者」です。
まあでも、普通はこっちを思い浮かべちゃうよなあ。
オニャンコポンは父エイシンフラッシュ、母父ヴィクトワールピサ。エイシンフラッシュとピサは同期です。同期なのに、父と母父の関係は少し意外。どちらも中山で強かった。ヴィクトワールピサは皐月賞(ダービー3着)を取り、エイシンフラッシュ(皐月3着)はダービーを取った。
さいきん、出世レースとは言いがたい京成杯ですが、オニャンコポン以下頑張って欲しいですねえ。ロジハービンも期待したい。
▲2着、4着/2
01/23
*AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)(中山・芝2200m)
◎オーソクレース:ルメール
◯ラストドラフト:戸崎圭太
▲キンブオブコージ、アサマノイタズラ、ボッケリーニ
△ポタジェ、スマイル
☆アンティシペイト
※2着にはマイネルファンロン;M。デムーロが入着
オーソクレースは流石に早仕掛けすぎる…おれが買うとルメールくんは来ないねえ( ^ω^)
キンブオブコージ、横山典弘jは重賞2勝目。捲くるように外に進出、他馬が荒れた内側を通る中、悠々と外側のキレイな馬場を走らせる。いやあ、もうお見事。どうした悪いものでも食べたのか横山典弘。昨年は悪口を言い過ぎました、ごめんね。
主戦場がマイル(1600m)なロードカナロア産駒の中では長い距離を走る、キンブオブコージ。他には5頭(アーモンドアイ、サートゥルナーリア、アールスター、レッドガラン、パンサラッサ)しかいない。ロードカナロア産駒の中で、2500m以上の重賞を制しているのは、かれだけ。
母父はヨーロッパ競馬のゴッド種牡馬、Galileo(サドラーズウェルズ系)。ここでスタミナが補われているのか。母母父Indian Ridgeはスプリントで活躍。まあGalileoやろナ。
▲1、2、4着/3
*東海ステークス(中京・ダ1800m)
フェブラリーステークスのステップの一つ。
◎アイオライト:菱田裕二
◯ー記載なし
▲スマッシャー、デュートヴァン、ブルベアイリーデ、サンライズホープ
△スワーヴアラミス、ゲンパチルシファー、オーヴェルニュ
ここはボロボロですねえ。スワーヴアラミスを信じきれんかったわあ…去年の夏からおってるのに。
アイオライトはもうちょっとやれると思ったんだけどなあ、あかんかった。信じることが競馬は大事なので、割り切れないとダメですね。ここ、けっこう後悔が残ってる。
▲3着/4
01/29,30
*白富士ステークス(芝・2000m)リステッド競争
リステッドはまあ、OP<リステッド<重賞、みたいな感じ。日本では、「重賞よりちょっと下」のレースみたいな感じで抑えると分かりやすい。
ぼくは基本的に重賞しか買わないのですが、メンツが良かったので買いました。
◎ジャックドール:藤岡佑介
◯ー記載なし
▲シュヴァリエローズ、シングフォーユー、ディープモンスター
△アドマイヤハダル、ラインベック
☆フランツ
※3着にはグラティアス
ここはまあ遊びだったんで…(単勝1万)
ジャックドール強かったねえ!府中2000は中々逃げ切れない。これは期待したい。掲示板までぜんぶ4才w 4才のクラシック組、未知数の上がり馬組(ソーヴァリアント、ジャックドールほか)が活躍すると、盛り上がりますよ。
ジャックドールは父モーリス、母父はUnbridled's Song(SSとのニックスで有名)母方にNijinskyも入っていて、こうスピードが良さそう(小並感)、ここから金鯱賞→大阪杯?楽しみですね。遅れてきた馬が強いと楽しみ。
▲4、5着/3
*シルクロードステークス(中京・1200m)
◎カレンモエ:松山弘平→7着
◯ジャンダルム:荻野極
▲タイセイアベニール、ナランフレグ、シャインガーネット
△メイケイエール、ホープフルサイン、エーポス
まさしく地獄のような外し方…( ^ω^)
7着までかんぺきに抑えて外す、芸術的だな!
心にくる外し方です…

*根岸ステークス(ダ・1400m)
◎ソリストサンダー:戸崎圭太
◯ヘリオス:武豊
▲レピアーウィット、テイエムサウスダウン、ジャスパープリンス、エアアルマス
△タガノビューティー、タイムフライヤー、オメガレインボー
悲しい外し方2個目( ^ω^)
これはヘリオスを軸にすべきでした・・・競馬に絶対はない、ちゃんとしっかりと確かめないとあかんですね。テイエムサウスダウンは強かったです。地方でドサ回りしているだけではなかった。ただ、本番では切るかなあ。距離が短そう、ただ強い馬に偏見はダメッ…また考えないとですね。
▲1着/4
とーたる!
投資57,300円 回収139,570円 差益+79,630円
回収率243,3%
[オマケ]
▲!
[5,5,5,5,4/35]
連対率:0.285 = 28,5%
複勝率:0,428 = 42,8%
掲示板率:0.686 =68.6%
買い方を買えても、▲の高精度はあいも変わらず( ^ω^)
なんだこれ( ^ω^)
マイルの女傑・グランアレグリアの春秋マイル(安田記念・MCS)2連覇を阻止したのは、予想もつかない馬だった。2020年は不調に陥り、2021年の始動戦(※中山記念を予定していた)も体調不良で出走辞退。終わった烙印を押されたホースは、それでも、安田記念に出た。
ゲートを出ると、中団から折り合いを付けながらの競馬。川田jが促すと4コーナーから外に持ち出し、父親譲りの末脚を見せる。大外からインディチャンプ、ダノンプレミアムなどを差し切った。後ろからはグランアレグリアが猛追を見せたが、アタマでの勝利。かれはその日ターフを1番で駆け抜けた。まさしく王にふさわしい馬名のとおりだった。ダノンキングリーだ。
取りこぼしたG1は少なくない。大阪杯、ダービー…2000mが得意なはずであろうに不可解なローテーションも重なり、香港マイルでのラストランに終わった。不完全燃焼は拭えない。これは子どもたちに託すしかないのだ。
社台SSでの種牡馬が決定したとき、正直、驚いた。社台SSというのは、基本的にG1タイトルを何個も取っていないと入れない種牡馬の場所。わかりやすい画像があるので貼っておこう。

アグネスタキオン、キングカメハメハ、ディープインパクト、トニービン、マンハッタンカフェ…
このレベルなのだ、改めてやはりスゴイ馬なのだ。キングリーは。
僅差ではあったが、皐月もダービーも取れなかった馬が、入れるとは思ってもみなかった。逆にいえば、早くからそれなりに走ったことが評価に繋がったのだろう。
ぼくがかれに一目惚れしたレース、共同通信杯(東京・芝1800m)では前目につけて32.9秒の末脚を見せつけた。皐月賞(中山・2000m)は先行して、さらに上がりも使って僅差の3着。ダービー(東京・芝2400m)はクビ差の2着。この早い仕上がりは評価されてしかるべきだ。
さらに秋・初戦、毎日王冠は古馬(※4歳以上の馬を指す)との初対決にも関わらず、後ろからアエロリット、インディチャンプを直線一気で差し切る競馬を見せる。その後は、不可解なローテーションと大阪杯の逃げ(3着)によって、不調を余儀なくされる。5歳になっても、その脚は衰えておらず、安田記念でグランアレグリアを倒した。古馬になっても、すぐに走らなくならないこと。これも相当に加味されただろう。
新種牡馬ダノンキングリーがスタッドイン - NEWS
https://shadai-ss.com/news/stallion/news-3485/
極めつけは、半兄・ダノンレジェンドの種牡馬としての活躍であろう。2歳戦から早く使えて、ダートの短距離を主軸に勝ち上がりも良い。社台SSでの初年度種付け料250万というのは、ダービーを取ったキズナ(現在は1000万)と同等である。
でも、やはりもう一度かれの走りを見たい。かれの2000mを見たい。秋天を見たい。それは叶わぬ願いなのだ、悲しくとも、やはりこれは現実なのだ。だから、かれはもう走れないけれど、かれの子どもに期待を託すのだ。お父さんの能力を証明してくれ、そう願って止まない。
ダノンキングリー、改めてお疲れ様。きみを見続けた、追いかけ続けた3年間はいろいろあったけれど、心酔した。きみに助けてもらった。生きてくれているだけで嬉しいが、いい子を出してくれるともっと嬉しい。
4、5着→下線
01/05
競馬は「金杯」で年明けします( ^ω^)
*中山金杯(中山・芝2000m)
◎トーセンスーリヤ:横山和生
◯ヴィクティファルス:池添謙一
▲レッドガラン、ヒートオンビート、スカーフェイス、シャムロックヒル
△ロザムール
これは斎藤新くんがうまかったレースですね。レッドガランでしっかりと仕掛けを我慢した。トーセンスーリヤ騎乗の横山和jはド下手くそでした。スーリヤは地方へ。スーリヤ、今年からと思っていたので残念です。
あいも変わらず、▲の上手さは抜群よのお( ^ω^)
▲1、2、3着/3
*京都金杯(中京・芝1600m)
まずは、「なぜ京都金杯なのに、中京競馬場で実施するのか?」。これはいま、京都競馬場のスタンドが改修されており、2023年までは使えないからですね。代替として、中京で実施している。めんどくさいことありゃしないですよ。
◎カイザーミノル:横山典
◯エアロロノア:岩田ジュニア
▲ディアンドル、ザダル、ダイワキャグニー
△シュリ
☆クリノプレミアム
◎トーセンスーリヤ:横山和生
◯ヴィクティファルス:池添謙一
▲レッドガラン、ヒートオンビート、スカーフェイス、シャムロックヒル
△ロザムール
これは斎藤新くんがうまかったレースですね。レッドガランでしっかりと仕掛けを我慢した。トーセンスーリヤ騎乗の横山和jはド下手くそでした。スーリヤは地方へ。スーリヤ、今年からと思っていたので残念です。
あいも変わらず、▲の上手さは抜群よのお( ^ω^)
▲1、2、3着/3
*京都金杯(中京・芝1600m)
まずは、「なぜ京都金杯なのに、中京競馬場で実施するのか?」。これはいま、京都競馬場のスタンドが改修されており、2023年までは使えないからですね。代替として、中京で実施している。めんどくさいことありゃしないですよ。
◎カイザーミノル:横山典
◯エアロロノア:岩田ジュニア
▲ディアンドル、ザダル、ダイワキャグニー
△シュリ
☆クリノプレミアム
去年は重賞未勝利に終わった、稀代の変態鞍上、横山典弘jが幸先よく重賞3着。御年53才。今年はなぜか調子がいい。去年はなんだったんだマジで。息子の独り立ちを支えようとして行けそうだから集中しているのか。なにを考えているのかいっさい分からない変態。
▲1、2着/3
馬券的には、中山金杯は軸ズレし取れず。京都(中京)金杯は3複と馬連を確保。
去年はあまりにも当たらなかったので、今年から3連複に切り替えました。
シンザン記念(1/8)は買わずに土日へ。
ちなみに勝ち馬はマテンロウオリオン、横山典弘j。早々と今年の重賞初勝利を飾りました。
01/10
*フェアリーステークス(中山・芝1600m) ※クラシック限定
◎ー(記載なし)
◯スクルトゥーラ、ヴァンルーラー、ライラック
▲ビジュノワール、スターズオンアース、スプレットザシー
△エリカヴィータ
これは相当に迷っていそう…( ^ω^)
よくわからん印打ちでも▲が冴え渡る
ライラックが予想以上に強かったレースですねえ。ライラックの父はオルフェーヴル、母父はキングカメハメハ。やはりオルフェはミスプロ系との相性が良いのか?特筆すべきは、母母父にフジキセキのスカーレットインク牝系。
簡単にいえば、”牝系”とは「強いババアが強い子どもを生んで、その子どもがまた強い子どもを産んででいる」っていう感じです。メスのラインから見て、馬の強さを計る感じ。スカーレットインクの子孫からは、ダイワスカーレット、ダイワメジャー、ヴァーミリオンなどが出ている。つまりは、母方がつえーやって感じです。良牝系ともいいますね。
▲2、3着/3
01/15、16
*愛知杯(中京・芝2000)牝馬限定+ハンデ戦
はい、牝馬限定戦とはその名の通りメスしか出走できません。G3なので、ちょっとG1,2には足りない、もしくは賞金加算のために出る馬が多いレースな感じ。ハンデ戦とは、まあG1勝ってるような馬がウイーッスって来たら困るので、もしも来たらその分斤量を重たくする感じです。
まあ、基本的にハンデ戦は”荒れる”レースで中穴党に取っては垂涎のレースです。
◎アンドヴァラナウト:松山弘平
◯シゲルピンクダイヤ:和田竜二
▲ルビーカサブランカ、マジックキャッスル、アイコンテーラー、ソフトフルート、カセドラルベル
☆マリアエレーナ、スライリー
(※3着にはデゼルが入着)
武豊j、36年連続の重賞勝利をルビーカサブランカで飾る。なんだろう、数字の感覚が狂いますねw やっぱりレジェンドやで・・・。来年のメモとして、やはり愛知杯はマイラー色が強い馬を買う/優先すべきです。勝つかどうかは置いておいて、入着率が高いですね。デゼルなんかはマイラーだと思ったので切りました。
それにしてもソフトフルートは鞍上(岩田ジュニア)さえ違えば勝ち負けした。もったいない。夕月特別から追っている馬なので、こういうときは馬券以外の感情が出ますね。
▲1、4,5着/5
さて、日曜メイン!
*日経新春杯(中京・芝2200m)
はい、これも京都改修の影響のため、中京開催です。
ふだんは距離も違います、芝2400mです。
◎フライライクバード:武豊
◯-記載なし
▲ヨーホーレイク、エフェクトオン
△クラヴェル、マイネルウィクトス、ステラヴェローチェ、ヤシャマル
☆ショウナンバルディ
「鳥のように飛ぶんだよぉ!」と配信ではハシャイでましたが、無事馬券外に飛びました( ^ω^)
ステラヴェローチェは勝ちきれないなあ。もうちょっとのところ、能力はあるが…難しいですね、今後のレース選択は。手薄になった春天かな?
▲1、4着/2
*京成杯(中山・芝2000m)※クラシック限定
はいクラシック限定、というか3才限定競走です。
個人的にめんどくさいので、クラシック限定という呼称にしました。
◎ヴェローナシチー:団野大成
◯ー記載なし
▲テンダンス、ロジハービン
△ヴェールランス、オニャンコポン、サンストックトン、ホウオウプレミア
団野くん、ありがとねえ!?3複5万超え。神ダンノ。
さて、勝ち馬はオニャンコポンでした。

馬名の由来は、アカン語(ガーナ共和国)で「偉大な者」です。
まあでも、普通はこっちを思い浮かべちゃうよなあ。
オニャンコポンは父エイシンフラッシュ、母父ヴィクトワールピサ。エイシンフラッシュとピサは同期です。同期なのに、父と母父の関係は少し意外。どちらも中山で強かった。ヴィクトワールピサは皐月賞(ダービー3着)を取り、エイシンフラッシュ(皐月3着)はダービーを取った。
さいきん、出世レースとは言いがたい京成杯ですが、オニャンコポン以下頑張って欲しいですねえ。ロジハービンも期待したい。
▲2着、4着/2
01/23
*AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)(中山・芝2200m)
◎オーソクレース:ルメール
◯ラストドラフト:戸崎圭太
▲キンブオブコージ、アサマノイタズラ、ボッケリーニ
△ポタジェ、スマイル
☆アンティシペイト
※2着にはマイネルファンロン;M。デムーロが入着
オーソクレースは流石に早仕掛けすぎる…おれが買うとルメールくんは来ないねえ( ^ω^)
キンブオブコージ、横山典弘jは重賞2勝目。捲くるように外に進出、他馬が荒れた内側を通る中、悠々と外側のキレイな馬場を走らせる。いやあ、もうお見事。どうした悪いものでも食べたのか横山典弘。昨年は悪口を言い過ぎました、ごめんね。
主戦場がマイル(1600m)なロードカナロア産駒の中では長い距離を走る、キンブオブコージ。他には5頭(アーモンドアイ、サートゥルナーリア、アールスター、レッドガラン、パンサラッサ)しかいない。ロードカナロア産駒の中で、2500m以上の重賞を制しているのは、かれだけ。
母父はヨーロッパ競馬のゴッド種牡馬、Galileo(サドラーズウェルズ系)。ここでスタミナが補われているのか。母母父Indian Ridgeはスプリントで活躍。まあGalileoやろナ。
▲1、2、4着/3
*東海ステークス(中京・ダ1800m)
フェブラリーステークスのステップの一つ。
◎アイオライト:菱田裕二
◯ー記載なし
▲スマッシャー、デュートヴァン、ブルベアイリーデ、サンライズホープ
△スワーヴアラミス、ゲンパチルシファー、オーヴェルニュ
ここはボロボロですねえ。スワーヴアラミスを信じきれんかったわあ…去年の夏からおってるのに。
アイオライトはもうちょっとやれると思ったんだけどなあ、あかんかった。信じることが競馬は大事なので、割り切れないとダメですね。ここ、けっこう後悔が残ってる。
▲3着/4
01/29,30
*白富士ステークス(芝・2000m)リステッド競争
リステッドはまあ、OP<リステッド<重賞、みたいな感じ。日本では、「重賞よりちょっと下」のレースみたいな感じで抑えると分かりやすい。
ぼくは基本的に重賞しか買わないのですが、メンツが良かったので買いました。
◎ジャックドール:藤岡佑介
◯ー記載なし
▲シュヴァリエローズ、シングフォーユー、ディープモンスター
△アドマイヤハダル、ラインベック
☆フランツ
※3着にはグラティアス
ここはまあ遊びだったんで…(単勝1万)
ジャックドール強かったねえ!府中2000は中々逃げ切れない。これは期待したい。掲示板までぜんぶ4才w 4才のクラシック組、未知数の上がり馬組(ソーヴァリアント、ジャックドールほか)が活躍すると、盛り上がりますよ。
ジャックドールは父モーリス、母父はUnbridled's Song(SSとのニックスで有名)母方にNijinskyも入っていて、こうスピードが良さそう(小並感)、ここから金鯱賞→大阪杯?楽しみですね。遅れてきた馬が強いと楽しみ。
▲4、5着/3
*シルクロードステークス(中京・1200m)
◎カレンモエ:松山弘平→7着
◯ジャンダルム:荻野極
▲タイセイアベニール、ナランフレグ、シャインガーネット
△メイケイエール、ホープフルサイン、エーポス
まさしく地獄のような外し方…( ^ω^)
7着までかんぺきに抑えて外す、芸術的だな!
心にくる外し方です…

*根岸ステークス(ダ・1400m)
◎ソリストサンダー:戸崎圭太
◯ヘリオス:武豊
▲レピアーウィット、テイエムサウスダウン、ジャスパープリンス、エアアルマス
△タガノビューティー、タイムフライヤー、オメガレインボー
悲しい外し方2個目( ^ω^)
これはヘリオスを軸にすべきでした・・・競馬に絶対はない、ちゃんとしっかりと確かめないとあかんですね。テイエムサウスダウンは強かったです。地方でドサ回りしているだけではなかった。ただ、本番では切るかなあ。距離が短そう、ただ強い馬に偏見はダメッ…また考えないとですね。
▲1着/4
とーたる!
投資57,300円 回収139,570円 差益+79,630円
回収率243,3%
[オマケ]
▲!
[5,5,5,5,4/35]
連対率:0.285 = 28,5%
複勝率:0,428 = 42,8%
掲示板率:0.686 =68.6%
買い方を買えても、▲の高精度はあいも変わらず( ^ω^)
なんだこれ( ^ω^)
[UMA]血の物語は、続いていく/好きなウマが引退するとき
マイルの女傑・グランアレグリアの春秋マイル(安田記念・MCS)2連覇を阻止したのは、予想もつかない馬だった。2020年は不調に陥り、2021年の始動戦(※中山記念を予定していた)も体調不良で出走辞退。終わった烙印を押されたホースは、それでも、安田記念に出た。
ゲートを出ると、中団から折り合いを付けながらの競馬。川田jが促すと4コーナーから外に持ち出し、父親譲りの末脚を見せる。大外からインディチャンプ、ダノンプレミアムなどを差し切った。後ろからはグランアレグリアが猛追を見せたが、アタマでの勝利。かれはその日ターフを1番で駆け抜けた。まさしく王にふさわしい馬名のとおりだった。ダノンキングリーだ。
取りこぼしたG1は少なくない。大阪杯、ダービー…2000mが得意なはずであろうに不可解なローテーションも重なり、香港マイルでのラストランに終わった。不完全燃焼は拭えない。これは子どもたちに託すしかないのだ。
社台SSでの種牡馬が決定したとき、正直、驚いた。社台SSというのは、基本的にG1タイトルを何個も取っていないと入れない種牡馬の場所。わかりやすい画像があるので貼っておこう。

アグネスタキオン、キングカメハメハ、ディープインパクト、トニービン、マンハッタンカフェ…
このレベルなのだ、改めてやはりスゴイ馬なのだ。キングリーは。
僅差ではあったが、皐月もダービーも取れなかった馬が、入れるとは思ってもみなかった。逆にいえば、早くからそれなりに走ったことが評価に繋がったのだろう。
ぼくがかれに一目惚れしたレース、共同通信杯(東京・芝1800m)では前目につけて32.9秒の末脚を見せつけた。皐月賞(中山・2000m)は先行して、さらに上がりも使って僅差の3着。ダービー(東京・芝2400m)はクビ差の2着。この早い仕上がりは評価されてしかるべきだ。
さらに秋・初戦、毎日王冠は古馬(※4歳以上の馬を指す)との初対決にも関わらず、後ろからアエロリット、インディチャンプを直線一気で差し切る競馬を見せる。その後は、不可解なローテーションと大阪杯の逃げ(3着)によって、不調を余儀なくされる。5歳になっても、その脚は衰えておらず、安田記念でグランアレグリアを倒した。古馬になっても、すぐに走らなくならないこと。これも相当に加味されただろう。
新種牡馬ダノンキングリーがスタッドイン - NEWS
https://shadai-ss.com/news/stallion/news-3485/
極めつけは、半兄・ダノンレジェンドの種牡馬としての活躍であろう。2歳戦から早く使えて、ダートの短距離を主軸に勝ち上がりも良い。社台SSでの初年度種付け料250万というのは、ダービーを取ったキズナ(現在は1000万)と同等である。
でも、やはりもう一度かれの走りを見たい。かれの2000mを見たい。秋天を見たい。それは叶わぬ願いなのだ、悲しくとも、やはりこれは現実なのだ。だから、かれはもう走れないけれど、かれの子どもに期待を託すのだ。お父さんの能力を証明してくれ、そう願って止まない。
ダノンキングリー、改めてお疲れ様。きみを見続けた、追いかけ続けた3年間はいろいろあったけれど、心酔した。きみに助けてもらった。生きてくれているだけで嬉しいが、いい子を出してくれるともっと嬉しい。
[UMA]朝日杯回顧/この男を、この馬を、この馬主を、軽んじていた
──師走も半ばをすぎると、途端にせわしなくなる。そのせわしなさの中で、目に入る余裕がなかったのかもしれない。
今年の朝日杯(阪神/1600)の前提は、重賞2連勝セリフォス(父ダイワメジャー)と無敗馬ジオグリフ(父ドレフォン)を中心にして進んでいった。というのも、例年はサウジアラビアRCであったり、「マイル(1600m)」重賞に出た馬が多く出る舞台だ。マイルOP(※OPとはそこそこレベルの高いレースと考えてもらえれば良い)以上で走った馬は、わずか2頭(セリフォスとオタルエバー)のみだった。
つまり、(基本的に)マイルが得意な馬が中心になるはずの朝日杯は、ここまでの戦績が1400mだったり1800mだったりと未知数な馬だらけであったのだ。1800mを走ったからと言って、マイルを走れるわけではない。400m走と100m走がまったく異なるのと同じで、異なったスピードが要求される。だからこそ、困難だった。いや、困難にしてしまった、というのが自分の感想だ。
外から白い勝負服の馬が飛んできたときには、もう遅かった。武だった。勝ったのは重賞に出たわけでもない、ドユデュース(父ハーツクライ)だった。前走のアイビーSではスローペースの中、好位につけ、最後は決めて勝負になるレース。長く良い脚を見せて、馬なりで快勝。
長く競馬をやっていると「キーファーズ」という言葉を嫌でも知るようになる。キーファーズは馬主であり、武豊を全面的にバックアップする組織であったが、トンといい馬が出てこなかった。大きな期待をされた、マイラプソディ(牡4・父ハーツクライ)は2歳重賞を最後にして今はさっぱりだ。
要するに、キーファーズの馬と聞くと、まず弱いのではないか?というバイアスがかかった。アイビーSを勝っているにもだ。アイビーSの主な勝ち馬には、クロノジェネシス(グランプリ3連覇)、オーソクレース(菊花2着)、ソウルスターリング(オークス勝ち馬)などがいる。そもそも、舐めてはいけないのだ。そして、今年の武豊jの絶不調。特に、芝・重賞では馬券に絡んだのは50レース中、たった7回だ。G1に限れば、もっとひどい。
それらの要素は組み合わさり、キーファーズ×武豊の芝G1は来ない、というきわめて醜いバイアスに繋がってしまった。これが知識の怖さだ、と久々に痛感した。
作画やアニメで知識を入れることに意欲的でなかったのは、こういうバイアスと戦う勇気がなかったからだ。変な先入観を持つと、真贋を見抜く力はみごとに落ちる。そういう風に考えて、知識をわざといれなかった。競馬も同じだった。
ただ、さいきんはまったくのスランプで、自分が普段みないようなものまで見ていた。厩舎コメントだったり、陣営の思惑だったり、そういう可能性の薄い、主観が入ったデータに縋ってしまった。そして、考慮する余裕がなくなってしまい、ドユデュースのレースを見なかった。そう、見なかったのだ、ぼくは。
あのアイビーSを見なかったのだ。普段なら、必ず見ていたであろう、アイビーSという重要なレースを見ることもなく、流してしまったのだ。
知識は増えれば触れるごとに、景色が広がる。そういう風に一般には言われるが、ぼくに言わせると、先入観との戦いになるのが苦しい。このバイアスさえなければ、もっと、もっと自由に物事を見ることができた、そういう風に思うのだ。知識を増やせば、先入観との戦いにはどうしてもなる。ぜったいになる。ならないはずがない。とかく、バイアスは自分の目の前にある真実を歪めてしまう。
ドユデュースに騎乗した武豊jはハイペースを見事に読み切り、中団で待機。3コーナーあたりからエンジンをかけると、荒れている内を避けて大外へと持ち出す。前で競っていた馬たちを、さっとゴール板前で、図ったような差し切り勝ち。お見事という他なかった。白い勝負服は突然、飛んできたのだから。
武豊jはこの朝日杯というレースを22年間とれていなかった。22回目のチャレンジで初勝利。武豊jは、さまざまなバイアスと戦ったに違いない。それはかれがダービーを取れていなかったときも同じだ。きわめて苦しんだ、と手記に残った。
52歳の男は、「武は終わった」となんど言われても、立ち上がってチャレンジを続ける。見事な、惚れ惚れする勝利を届けてくれる。ゴール板の目の前に、白い勝負服の馬が飛んできた姿は、ぼくの目にひさびさに焼き付いた。最高の馬乗り男が簡単におわるはずはないのだ。
今年の朝日杯(阪神/1600)の前提は、重賞2連勝セリフォス(父ダイワメジャー)と無敗馬ジオグリフ(父ドレフォン)を中心にして進んでいった。というのも、例年はサウジアラビアRCであったり、「マイル(1600m)」重賞に出た馬が多く出る舞台だ。マイルOP(※OPとはそこそこレベルの高いレースと考えてもらえれば良い)以上で走った馬は、わずか2頭(セリフォスとオタルエバー)のみだった。
つまり、(基本的に)マイルが得意な馬が中心になるはずの朝日杯は、ここまでの戦績が1400mだったり1800mだったりと未知数な馬だらけであったのだ。1800mを走ったからと言って、マイルを走れるわけではない。400m走と100m走がまったく異なるのと同じで、異なったスピードが要求される。だからこそ、困難だった。いや、困難にしてしまった、というのが自分の感想だ。
外から白い勝負服の馬が飛んできたときには、もう遅かった。武だった。勝ったのは重賞に出たわけでもない、ドユデュース(父ハーツクライ)だった。前走のアイビーSではスローペースの中、好位につけ、最後は決めて勝負になるレース。長く良い脚を見せて、馬なりで快勝。
長く競馬をやっていると「キーファーズ」という言葉を嫌でも知るようになる。キーファーズは馬主であり、武豊を全面的にバックアップする組織であったが、トンといい馬が出てこなかった。大きな期待をされた、マイラプソディ(牡4・父ハーツクライ)は2歳重賞を最後にして今はさっぱりだ。
要するに、キーファーズの馬と聞くと、まず弱いのではないか?というバイアスがかかった。アイビーSを勝っているにもだ。アイビーSの主な勝ち馬には、クロノジェネシス(グランプリ3連覇)、オーソクレース(菊花2着)、ソウルスターリング(オークス勝ち馬)などがいる。そもそも、舐めてはいけないのだ。そして、今年の武豊jの絶不調。特に、芝・重賞では馬券に絡んだのは50レース中、たった7回だ。G1に限れば、もっとひどい。
それらの要素は組み合わさり、キーファーズ×武豊の芝G1は来ない、というきわめて醜いバイアスに繋がってしまった。これが知識の怖さだ、と久々に痛感した。
作画やアニメで知識を入れることに意欲的でなかったのは、こういうバイアスと戦う勇気がなかったからだ。変な先入観を持つと、真贋を見抜く力はみごとに落ちる。そういう風に考えて、知識をわざといれなかった。競馬も同じだった。
ただ、さいきんはまったくのスランプで、自分が普段みないようなものまで見ていた。厩舎コメントだったり、陣営の思惑だったり、そういう可能性の薄い、主観が入ったデータに縋ってしまった。そして、考慮する余裕がなくなってしまい、ドユデュースのレースを見なかった。そう、見なかったのだ、ぼくは。
あのアイビーSを見なかったのだ。普段なら、必ず見ていたであろう、アイビーSという重要なレースを見ることもなく、流してしまったのだ。
知識は増えれば触れるごとに、景色が広がる。そういう風に一般には言われるが、ぼくに言わせると、先入観との戦いになるのが苦しい。このバイアスさえなければ、もっと、もっと自由に物事を見ることができた、そういう風に思うのだ。知識を増やせば、先入観との戦いにはどうしてもなる。ぜったいになる。ならないはずがない。とかく、バイアスは自分の目の前にある真実を歪めてしまう。
ドユデュースに騎乗した武豊jはハイペースを見事に読み切り、中団で待機。3コーナーあたりからエンジンをかけると、荒れている内を避けて大外へと持ち出す。前で競っていた馬たちを、さっとゴール板前で、図ったような差し切り勝ち。お見事という他なかった。白い勝負服は突然、飛んできたのだから。
武豊jはこの朝日杯というレースを22年間とれていなかった。22回目のチャレンジで初勝利。武豊jは、さまざまなバイアスと戦ったに違いない。それはかれがダービーを取れていなかったときも同じだ。きわめて苦しんだ、と手記に残った。
52歳の男は、「武は終わった」となんど言われても、立ち上がってチャレンジを続ける。見事な、惚れ惚れする勝利を届けてくれる。ゴール板の目の前に、白い勝負服の馬が飛んできた姿は、ぼくの目にひさびさに焼き付いた。最高の馬乗り男が簡単におわるはずはないのだ。
[UMA]つらいときの精神対処方、募集
愛してやまない馬が、クソみたいな使われ方で、クソみたいに負けました。
適してない距離に出して負けた。初のチャレンジなら何にも言いませんよ、でもこれを3年繰り返しているんですよ。たとえるなら、経理を営業に配置転換して結果がまったく出ない感じ。それを3年続けている。クソです。クソオブクソ。
こういった、理不尽を超越した理不尽に遭遇したとき、みなさんはどうやって精神を回復していますか。なんでもいいから聞きたい。
適してない距離に出して負けた。初のチャレンジなら何にも言いませんよ、でもこれを3年繰り返しているんですよ。たとえるなら、経理を営業に配置転換して結果がまったく出ない感じ。それを3年続けている。クソです。クソオブクソ。
こういった、理不尽を超越した理不尽に遭遇したとき、みなさんはどうやって精神を回復していますか。なんでもいいから聞きたい。
[UMA]アグネスデジタルについて思うこと
*アグネスデジタル[英名:Agnes Digital]

稀代の変態、アグネスデジタルが24歳で死にました
大往生だとおもう。お疲れさまでした、産駒はあまり振るわなかったな
アグネスデジタルは芝・ダート問わない、どこでも走っちゃう馬でした。それどころか、地方ダート、中央ダート、中央の芝、そして香港の芝まで、どこでも走った。さらに馬場が良でも重馬場であっても走る馬でした…というのは皆さん耳タコだと思いますので別の視点から。
父はCrafty Prospector(ミスプロ系)、母父はChief's Crown(ノーザンダンサー系;ディープスカイも同じ)、牝系としてはFNo[22-d]から流れ、キングカメハメハが近親にいます(メス馬Aimee:アグネスデジタルは4代前母、キングカメハメハは5代前母)。何かがひとつ違っただけで、もしかしたら、キンカメよりも主流の種牡馬になっていたのかもしれません。
まあでも当時は、「日本血統」を育てようという感じ(※マル市という言葉がありました;セリで落とした馬のこと、2000年あたりは父内国産馬に優遇措置が取られていました)でしょうから、外国産馬のデジタルはそこまで取り上げられなかったのかな。
見返して思ったアグネスデジタルのベストレースは、やはりテイエムオペラオーを差し切ったあの「天皇賞・秋」です。2001年の秋天。
☆天皇賞・秋(東京・芝2000;重馬場)
残り200mを通過してもまだ3、4馬身ほど後ろ。これは届かないだろうな~と思ったら、差し切ってしまった。残り1ハロンの加速がすごい。
ぼくの大好きな馬の1頭です。父はまったく違いますが、同じ冠名のアグネスタキオン(父サンデーサイレンス 母父ロイヤルスキー;Bold Ruler系)も好き。しかし、アグネスデジタルは後継がいない… ラストクロップは2020年生まれの産駒。ダイメイフジ(母父ダンスインザダーク)くらいかな。牝系は親戚にカジノドライヴがいる良血。ただ、種牡馬になる可能性は薄い…

稀代の変態、アグネスデジタルが24歳で死にました
大往生だとおもう。お疲れさまでした、産駒はあまり振るわなかったな
アグネスデジタルは芝・ダート問わない、どこでも走っちゃう馬でした。それどころか、地方ダート、中央ダート、中央の芝、そして香港の芝まで、どこでも走った。さらに馬場が良でも重馬場であっても走る馬でした…というのは皆さん耳タコだと思いますので別の視点から。
父はCrafty Prospector(ミスプロ系)、母父はChief's Crown(ノーザンダンサー系;ディープスカイも同じ)、牝系としてはFNo[22-d]から流れ、キングカメハメハが近親にいます(メス馬Aimee:アグネスデジタルは4代前母、キングカメハメハは5代前母)。何かがひとつ違っただけで、もしかしたら、キンカメよりも主流の種牡馬になっていたのかもしれません。
まあでも当時は、「日本血統」を育てようという感じ(※マル市という言葉がありました;セリで落とした馬のこと、2000年あたりは父内国産馬に優遇措置が取られていました)でしょうから、外国産馬のデジタルはそこまで取り上げられなかったのかな。
見返して思ったアグネスデジタルのベストレースは、やはりテイエムオペラオーを差し切ったあの「天皇賞・秋」です。2001年の秋天。
☆天皇賞・秋(東京・芝2000;重馬場)
残り200mを通過してもまだ3、4馬身ほど後ろ。これは届かないだろうな~と思ったら、差し切ってしまった。残り1ハロンの加速がすごい。
ぼくの大好きな馬の1頭です。父はまったく違いますが、同じ冠名のアグネスタキオン(父サンデーサイレンス 母父ロイヤルスキー;Bold Ruler系)も好き。しかし、アグネスデジタルは後継がいない… ラストクロップは2020年生まれの産駒。ダイメイフジ(母父ダンスインザダーク)くらいかな。牝系は親戚にカジノドライヴがいる良血。ただ、種牡馬になる可能性は薄い…
[UMA]チャンピオンズC/予想ほか
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